連日2万人近い観客を集めたNCAA選手権=NCAAホームページより 全米学生レスリング選手権は3月19~21日、セントルイスで行われ、大学対抗得点は1921年創部のオハイオ州立大が2階級を制して102点をマーク。2位のアイオワ大に18点の差をつけ、94年目にして初優勝した。3位はエディンボロ大。前年まで4連覇していたペンシルベニア州立大は67.5点で6位に終わった。
141ポンド級のローガン・ステイバー(オハイオ大)は大会史上4人目の4回目の優勝を達成した。過去の4度優勝は下記の通り。
1、パット・スミス(オクラホマ州立大=1990~92・94年、158ポンド級)、
2、カエル・サンダーソン(アイオワ州立大=1999~2002年、184・197ポンド級)
3、カイル・デイク(2010~13年コーネル大=141~165ポンド級の4階級制覇)。 米国チームとの練習で渡米中の日体大の湯元健一コーチ(左端)と選手4人も熱戦を観戦=提供・八田忠朗氏(左から3人目)
最終セッションの1万9715人の観客が集まり、3日間6セッションの合計は11万3013人。ともに大会記録で、これまでの最高は、1セッションが1万8919人、総観客数は11万2393人。いずれも2012年に同所で行われた大会で記録された。
来年は、2003年に男子フリースタイルと女子の世界選手権が行われたニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われる。これまでニューヨーク州のアルバニーなどで行われたことはあるが、ニューヨークでNCAA選手権が行われるのは初めて。
フロアに何面のマットをしくかにもよるが、収容人員が2万人と言われるMSGだけに、観客動員の記録更新が期待される。