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山口太一(東京・自由ヶ丘学園)とブフチョローン(千葉・日体大柏)が2年連続優勝…2020年関東高校選抜大会・最終日

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 正田杯関東高校選抜大会・最終日は2月2日、茨城県水戸市のリリーアリーナMITOで個人戦の決勝までが行われ、55kg級の山口太一(東京・自由ヶ丘学園)が昨年の51kg級に続いて優勝。92kg級のトワードルジ・ブフチョローン(千葉・日体大柏)も2連覇を達成した。

 各階級の成績は下記の通り。各階級とも5位までの8選手が3月末の全国高校選抜大会(新潟・新潟市)に出場できる。


《個人戦一覧表・トーナメント表》

一覧表 51kg 55kg 60kg 65kg 71kg 80kg 92kg 125kg

個人戦

 【51kg級】
[1]向田旭登(埼玉・花咲徳栄)
[2]加藤敦史(群馬・館林)
[3]杉本陸斗(埼玉・埼玉栄)
 〃  山際航平(山梨・韮崎工)、
[5]高木晟至(千葉・日体大柏)
 〃  宮崎想大(茨城・鹿島学園)
 〃  日比野晴斗(群馬・館林)
 〃  志村優充(栃木・足利大附)

 【55kg級】
[1]山口太一(東京・自由ヶ丘学園)
[2]塚田 京(埼玉・埼玉栄)
[3]田南部魁星(千葉・日体大柏)
 〃  冨山悠真(茨城・霞ヶ浦)
[5]髙橋一輝(群馬・館林)
 〃  森田 魁(埼玉・花咲徳栄)
 〃  五味虹登(山梨・甲府城西)
 〃  島谷真和(栃木・足利大附)

 【60kg級】
[1]髙橋海大(東京・帝京/JOCエリートアカデミー)
[2]荻野海志(埼玉・埼玉栄)
[3]小澤勇太(神奈川・横浜清陵)
 〃  鶴屋 怜(千葉・日体大柏)
[5]入山二稔(群馬・富岡実)
 〃  佐藤大夢(千葉・日体大柏)
 〃  深澤颯太(山梨・農林)
 〃  山本健成(栃木・足利大附)

 【65kg級】
[1]丸山千恵蔵(千葉・日体大柏)
[2]宮川航輔(神奈川・磯子工)
[3]加賀田柊生(東京・文化学園大杉並)
 〃  烏田将伍(自由ヶ丘学園)
[5]石原三四郎(埼玉・埼玉栄)
 〃  福田翔大(茨城・霞ヶ浦)
 〃  計良涼介(埼玉・花咲徳栄)
 〃  永石亮太(東京・文化学園大杉並)

 【71kg級】
[1]硎屋亮太郎(茨城・鹿島学園)
[2]河村 歩(東京・文化学園大杉並)
[3]大関寛穂(栃木・足利大学附属)
 〃  佐々木徳丸(千葉・日体大柏)
[5]内山椋太(茨城・霞ヶ浦)
 〃  坂上拓瑠(群馬・館林)
 〃  林 拳進(埼玉・埼玉栄)
 〃  青柳裕樹(神奈川・磯子工)

 【80kg級】
[1]五十嵐文彌(埼玉・埼玉栄)
[2]清水大輔(茨城・鹿島学園)
[3]西田衛人(山梨・韮崎工)
 〃  藤田 豪(埼玉・花咲徳栄)
[5]城所拓馬(群馬・太田)
 〃  吉田アラシ(埼玉・花咲徳栄)
 〃  中島雅登(群馬・館林)
 〃  合田悠悟(千葉・日体大柏)

 【92kg級】
[1]トワードルジ・ブフチョローン(千葉・日体大柏)
[2]濱田豊喜(東京・日本工大駒場)
[3]北脇 香(山梨・韮崎工)
 〃  大泉宗太郎(埼玉・埼玉栄)
[5]藤田龍星(埼玉・花咲徳栄)
 〃  岩井知史(群馬・前橋西)
 〃  池田 倫(茨城・土浦日大)
 〃  山口天地(栃木・足利大附)

 【125kg級】
[1]中里優斗(群馬・太田)
[2]新井裕太(茨城・霞ヶ浦)
[3]品田陽平(東京・日本工大駒場)
 〃  佐藤 宗(山梨・甲府城西)
[5]山口航平(茨城・土浦日大)
 〃  柳井譲太(千葉・佐倉西)
 〃  佐藤 明(埼玉・埼玉栄)
 〃  對比地旭陽(群馬・大泉)


【写真集】2020年関東高校選抜女子大会・個人戦/決勝

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(2020年2月2日、茨城県水戸市・リリーアリーナMITO/提供=高体連専門部)


【47kg級】
太田真蓉(青=埼玉・埼玉栄)○[フォール、1:01=4-0]●山田侑茉(群馬・館林商工)


【50kg級】
坂本由宇(赤=東京・帝京/JWA)○[フォール、1:35=4-0]●五味音々(山梨・農林)


【53kg級】
根本星来(赤=神奈川・日大藤沢)○[4-4]●西田紗織(東京・安部学院)


【57kg級】
岡部ももか(赤=茨城・霞ヶ浦)○[8-2]●藤山いろは(東京・安部学院)


【62kg級】
尾崎野乃香(赤=東京・帝京/JWA)○[Tフォール、0:48=10-0]●鈴木未結(東京・日体大荏原)


【68kg級】
新倉すみれ(青=東京・安部学院)○[Tフォール、1:37=10-0]●小林久美(群馬・西邑楽)

 

【写真集】2020年関東高校選抜大会・個人戦/決勝

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(2020年2月2日、茨城県水戸市・リリーアリーナMITO/提供=高体連専門部)


【51kg級】
向田旭登(赤=埼玉・花咲徳栄)○[Tフォール、3:36=10-0]●加藤敦史(群馬・館林)


【55kg級】
山口太一(青=東京・自由ヶ丘学園)○[Tフォール、2:34=10-0]●塚田京(埼玉・埼玉栄)


【60kg級】
髙橋海大(青=東京・帝京/JOCエリートアカデミー)○[6-2]●荻野海志(埼玉・埼玉栄)


【65kg級】
丸山千恵蔵(青=千葉・日体大柏)○[3-1]●宮川航輔(神奈川・磯子工)


【71kg級】
硎屋亮太郎(赤=茨城・鹿島学園)○[6-2]●河村歩(東京・文化学園大杉並)


【80kg級】
五十嵐文彌(青=埼玉・埼玉栄)○[Tフォール、5:59=10-0]●清水大輔(茨城・鹿島学園)


【92kg級】
トワードルジ・ブフチョローン(赤=千葉・日体大柏)○[Tフォール、0:52=10-0]●濱田豊喜(東京・日本工大駒場)


【125kg級】
中里優斗(群馬・太田)○[2-2]●新井裕太(茨城・霞ヶ浦)

【写真集】2020年関東高校選抜大会/学校対抗戦・表彰式

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(2020年2月2日、茨城県水戸市・リリーアリーナMITO / 提供=高体連専門部)


優勝=日体大柏(千葉)、2位=埼玉栄(埼玉)、3位=足利大附(栃木)、韮崎工(山梨)


【優勝】日体大柏(千葉)

【写真集】2020年関東高校選抜大会/個人戦・表彰式

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(2020年2月2日、茨城県水戸市・リリーアリーナMITO / 提供=高体連専門部)


【51kg級】
優勝=向田旭登(埼玉・花咲徳栄)、2位=加藤敦史(群馬・館林)、
3位=杉本陸斗(埼玉・埼玉栄)、山際航平(山梨・韮崎工)


【55kg級】
優勝=山口太一(東京・自由ヶ丘学園)、2位=塚田京(埼玉・埼玉栄)、
3位=田南部魁星(千葉・日体大柏)、冨山悠真(茨城・霞ヶ浦)


【60kg級】
優勝=髙橋海大(東京・帝京/JOCエリートアカデミー)、2位=荻野海志(埼玉・埼玉栄)、
3位=小澤勇太(神奈川・横浜清陵)、鶴屋怜(千葉・日体大柏)


【65kg級】
優勝=丸山千恵蔵(千葉・日体大柏)、2位=宮川航輔(神奈川・磯子工)、
3位=加賀田柊生(東京・文化学園大杉並)、烏田将伍(自由ヶ丘学園)


【71kg級】
優勝=硎屋亮太郎(茨城・鹿島学園)、2位=河村歩(東京・文化学園大杉並)、
3位=大関寛穂(栃木・足利大附)、佐々木徳丸(千葉・日体大柏)


【80kg級】
優勝=五十嵐文彌(埼玉・埼玉栄)、2位=清水大輔(茨城・鹿島学園)、
3位=西田衛人(山梨・韮崎工)、藤田豪(埼玉・花咲徳栄)


【92kg級】
優勝=トワードルジ・ブフチョローン(千葉・日体大柏)、2位=濱田豊喜(東京・日本工大駒場)、
3位=北脇香(山梨・韮崎工)、大泉宗太郎(埼玉・埼玉栄)


【125kg級】
優勝=中里優斗(群馬・太田)、2位=新井裕太(茨城・霞ヶ浦)、
3位=品田陽平(東京・日本工大駒場)、佐藤宗(山梨・甲府城西)

【写真集】2020年関東高校選抜女子大会/個人戦・表彰式

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(2020年2月2日、茨城県水戸市・リリーアリーナMITO / 提供=高体連専門部)


【47kg級】
優勝=太田真蓉(埼玉・埼玉栄)、2位=山田侑茉(群馬・館林商工)、3位=荒井光月(神奈川・日大藤沢)


【50kg級】
優勝=坂本由宇(東京・帝京/JOCエリートアカデミー)、2位=五味音々(山梨・農林)、
3位=服部里桜(茨城・鹿島学園)、木村彩夏(千葉・日体大柏)


【53kg級】
優勝=根本星来(神奈川・日大藤沢)、2位=西田紗織(東京・安部学院)、
3位=深澤桃花(茨城・鹿島学園)、小平蒼波(神奈川・釜利谷)


【57kg級】
優勝=岡部ももか(茨城・霞ヶ浦)、2位=藤山いろは(東京・安部学院)、
3位=田代麻日(群馬・太田)、浅井紅吏(東京・安部学院)


【62kg級】
優勝=尾崎野乃香(東京・帝京/JOCエリートアカデミー)、2位=鈴木未結(東京・日体大荏原)


【68kg級】
優勝=新倉すみれ(東京・安部学院)、2位=小林久美(群馬・西邑楽)、
3位=後藤日向(神奈川・釜利谷)、藤倉優花(東京・安部学院)


【74kg級】
優勝=菅野藍衣(埼玉・埼玉栄)

秋田商(秋田)が優勝、個人戦でも4階級制覇…2.1~2高松宮杯東北高校選抜大会

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(2020年2月1~2日、秋田・五城目町広域体育館)


一覧表(学校対抗戦・個人戦) 学校対抗戦トーナメント表

《個人戦トーナメント表》

51kg 55kg 60kg 65kg 71kg 80kg 92kg 125kg

学校対抗戦

 ▼決勝
秋田商(秋田)○[6-1]●盛岡工(岩手)

 ▼5位決定戦2回戦
八工大一(青森)○[4-3]●ふたば未来学園(福島)
種  市(岩手)○[6-1]●喜多方桐桜(福島)

 ▼5位決定戦1回戦
喜多方桐桜(福島)○[4-2]●仙台城南(宮城)

 ▼準決勝
盛岡工(岩手)○[4-3]●山形商(山形)
秋田商(秋田)○[7-0]●八戸学院野辺地西(青森)

 ▼2回戦
山形商(山形)○[5-1]●ふたば未来学園(福島)
盛岡工(岩手)○[4-3]●八工大一(青森)
秋田商(秋田)○[5-2]●種  市(岩手)
八戸学院野辺地西(青森)○[3-3]●仙台城南(宮城)

 ▼1回戦
ふたば未来学園(福島)○[3-2]●明 桜(秋田)
種  市(岩手)○[7-0]●山  形  南(山形)
八戸学院野辺地西(青森)○[5-2]●喜多方桐桜(福島)

《順位》[1]秋田商(秋田)、[2]盛岡工(岩手)、[3]山形商(山形)、八戸学院野辺地西(青森)、[5]八戸工大一(青森)、種市(岩手)


個人戦

 【51㎏級】
[1]山下修誠(秋田・秋田商)
[2]門間哲大(岩手・盛岡工)
[3]佐々木愛斗(岩手・宮古商)
[3]阿久津流(福島・ 田島)
[5]久保流綺(青森・ 野辺地西)
[5]神保そら(宮城・仙台城南)

 【55㎏級】
[1]宮原健史郎(秋田・秋田商)
[2]竹花賢斗(岩手・盛岡工)
[3]櫛引創太(青森・青森東)
[3]片岡東哉(秋田・秋田商)
[5]佐藤元哉(青森・八工大一)
[5]木村伍汰(山形・山形商)

 【60㎏級】
[1]保坂典樹(秋田・秋田商)
[2]及川太一(岩手・種市)
[3]吉田珠理(青森・八工大一)
[3]叶 尚基(山形・山形商)
[5]中井晴斗(青森・ 野辺地西)
[5]安部悠也(青森・光星)

 【65㎏級】
[1]山口玲央(秋田・秋田商)
[2]村上史拓(岩手・盛岡工)
[3]川村朔也(青森・八工大一)
[3]佐藤煕一(山形・山形商)
[5]伊藤麗聖(岩手・宮古商)
[5]久田独歩(青森・ 八工大一)

 【71㎏級】
[1]鹿糠鉄斗(岩手・種市)
[2]猪狩雄成(福島・ふたば未来)
[3]渡邊大夢(秋田・秋田商)
[3]佐々木海斗(青森・八工大一)
[5]内海智大(宮城・仙台城南)
[5]小玉大斗(秋田・秋田商)

 【80㎏級】
[1]石山大凱(山形・山形商)
[2]齋藤龍真(山形・山形商)
[3]東 大陽(青森・ 野辺地西)
[3]今野駿輔(秋田・秋田商)
[5]大和田龍(岩手・盛岡工)
[5]千田淳貴(岩手・盛岡工)

 【92㎏級】
[1]佐々木優太(秋田・明桜)
[2]細田大空(岩手・盛岡工)
[3]勝田虎雅(青森・ 野辺地西)
[3]小山悠樹(岩手・種市)
[5]大浦 響(山形・山形商)
[5]内海千尋(福島・喜多方桐桜)

 【125㎏級】
[1]永野颯大(青森・八工大一)
[2]大房快聖(福島・大沼)
[3]大塚波斗(福島・ふたば未来)
[3]栗城和弥(福島・ 田島)
[5]山本 隼(青森・光星)
[5]江橋元気(秋田・秋田商)

中国チームには入国前に検査を義務付け…インド・レスリング協会

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アジア選手権が予定されているニューデリーの体育館=2017年アジア選手権

 インドのメディアが報じたところによると、インド・レスリング協会は、今月18日(火)からインド・ニューデリーで行われるアジア選手権に際し、中国で猛威を振るっている新型コロナウイルスによる感染を懸念。保健省に対し、中国チームはインド到着前に必要な検査を受けさせるよう要求した。同協会では、検査を受け、保健省の許可がない場合は入国することはできない、としている。

 ビノド・トマール事務局長は「現在の状況を非常に懸念しており、保健省、インド大使館、中国レスリング協会に対し、インドに入国する前に血液検査や、その他必要な検査をしっかり受けるよう伝えた。私たちは、それらの検査を完全に受けて許可がおりない場合は、中国チームの入国は認めない決定をした」とコメント。中国にあるインド大使館に対して、ビザを発給する前に予防措置を講ずるよう伝えたという。

 同事務局長は、台湾の選手にも同様の検査を要求するとともに、参加するすべての国の選手の健康が損なわれないよう、すべての予防措置をとる、としている。

 現地からの報道では、インドでは2月2日現在、2人の感染者がおり、そのうちの1人は武漢大学に通っていた学生。1月23日夜に武漢から東部ウエスト・ベンガル州コルカタへ到着し、翌日、南部のケララ州トリシュール県に帰省していた。27日に発症し、現在は隔離入院中。容態は安定しており、当局の観察下にあるという。

 インド政府は水際対策を強化しており、1月30日までに国内21ヶ所の空港で、中国発のフライトを中心に4万人以上を検査したとしている。


アブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)ら男女11人の世界チャンピオンがエントリー…2.10~16欧州選手権(イタリア)

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オリンピック2階級制覇を目指すアブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)=2019年世界選手権

 世界レスリング連盟(UWW)は、2月10日(月)~16日(日)にイタリア・ローマで行われる欧州選手権のエントリーを発表。昨年の世界選手権(カザフスタン)のチャンピオン11人が出場し、ランキング・ポイントの上積みを目指す。

 男子フリースタイルでは、97kg級でオリンピック2階級制覇を目指すアブデュラシド・サデュラエフら、ロシアの世界王者4人の全員が出場する。125kg級では世界選手権3連覇のゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)が出場する。男子グレコローマンのオリンピック階級では、130kg級のリザ・カヤルプ(トルコ)のみが出場。

 女子では50kg級に世界チャンピオンのマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)が出場。65kg級世界一のインナ・トラズコワ(ロシア)は62kg級に階級を変えてエントリーしたが、72kg級世界女王のナタリア・ボロビエワ(ロシア)は同級にエントリーした。

 世界チャンピオンのランキング・ポイントは60点。大陸選手権は、優勝選手には12点のほか、20選手以上の出場の階級には10点が加算され、最高で22点が上積みされる。

 欧州選手権に出場する現役世界チャンピオンは下記の通り。(注=最終エントリーは試合開始の24時間前であり、変更される場合もあります)


 【男子フリースタイル】
▼57kg級 Uguev, Zaur(ロシア)
▼61kg級 Lomtadze, Beka(ジョージア)
▼65kg級 Rashidov, Gadshimurad(ロシア)
▼74kg級 Sidakov, Zaurbek(ロシア)
▼97kg級 Sadulaev, Abdulrashid(ロシア)
▼125kg級 Petriashvili, Geno(ジョージア)

 【女子】
▼50kg級 Stadnik, Mariya(アゼルバイジャン)
▼62kg級 Trazhukova, Inna(ロシア)=65kg級世界チャンピオン
▼72kg級 Vorobieva, Natalya(ロシア)

 【男子グレコローマン】
▼55kg級 Tsurtsumia, Nugzari(ジョージア)
▼130kg級 Kayaalp, Riza(トルコ)

富山英明・副会長が東京オリンピック選手村の副村長へ

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 2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の選手村(東京都中央区)の副村長に本協会の富山英明副会長(日大教)が選ばれ、2月3日、都内で川淵三郎村長(日本サッカー協会相談役)らとともに記者会見に臨んだ。

 選手村に入村する各国チームに立ち会って歓迎や激励し、国際オリンピック委員会(IOC)や国際競技連盟(IF)の要人に対応したりする。レスリングの期間中は、レスリングの会場で世界レスリング連盟(UWW)役員としての活動や日本チームの支援に携わる。

 1998年の長野冬季オリンピックでは、当時の笹原正三会長が選手村の村長を務めた。


前列左から、遠藤利明氏(組織委員会副会長)、上村春樹氏(村長代行=柔道)、森喜朗氏(組織委員会会長)、川淵三郎氏(村長=サッカー)、大日方邦子氏(日本パラリンピアンズ会長=スキー)、田口亜希氏(同副会長=射撃)、根木慎志氏(同副会長=バスケットボール)、後列左から布村幸彦氏(組織委員会常務理事)、小谷実可子氏(副村長=水泳)、斎木尚子氏(副村長=ラグビー)、滝沢正光氏(副村長=競輪)、富山英明・本協会副会長=富山副会長提供

副村長としてあいさつする富山副会長

4.25~26 JOCジュニアオリンピックカップ/エントリー開始

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 4月25日(土)~26日(日)に神奈川・横浜文化体育館で行われるJOCジュニアオリンピックカップのエントリーが、下記サイトにてスタートした。申し込み締め切りは3月10日(火)厳守。(大会要項も下記サイトからアクセスできます)

https://kazu98.wixsite.com/jocwrestling2020

天皇杯(全日本選手権大会)における判定について…日本協会・審判委員会

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審判委員会    
委員長  斎藤修


 12月19日から22日まで、駒沢体育館で行われた天皇杯(全日本選手権大会)において、所属コーチから事実内容確認依頼の文書が協会宛に提出されました。大会VTRの確認をしたところ2試合に重大な判定ミスが判明しました。

 この結果を日本協会に報告し、1月17日に役員会が開催され、臨時理事会の招集が決定し、1月28日の臨時理事会において、この件について下記のように決定しましたのでVTRを添えて報告します。

1)22日(日)
男子フリースタイル57kg級 決勝 高橋選手(ALSOK)対 樋口選手(日体大助手)

第2ピリオドにおいて、樋口選手が高橋選手の足を踏みながらタックルに入った行為を見逃しポイントを与えた件。

 審判員  マットチャーマン 千葉 裕司審判
      レフリー     小池 邦徳審判
      ジャッジ     本田原 明審判

(検証)VTRで確認しましたが、故意でなく行われたとしても、禁止事項にあたり技は有効とならず、得点は取り消さなければならない。

2)19日(木)
男子フリースタイル97kg級 準決勝 石黒選手(日大)対 山口選手(ブシロード)
第2ピリオドにおいて、山口選手が石黒選手の足を踏みながらタックルに入った行為を見逃しポイントを与えた件。

 審判員  マットチャーマン 出口 泰三審判
      レフリー     沖山  功審判
      ジャッジ     篠原 正樹審判

(検証)VTRで確認しましたが、故意でなく行われたとしても、禁止事項にあたり技は有効とならず、得点は取り消さなければならない。

 その中で、第48条の一般的な禁止事項に、【相手の足を踏む行為を禁ずる】記載されており、今回の行為はこの禁止事項に該当しており、審判団が見逃したことは、重大な判定ミスを認めざるを得ないと考える。この判定により、該当選手に重大な不利益を与えたことは取り返しのつかないものと考える。

 しかし、ルール第10章によりマットで勝利が決定した後、変更することはできないと記載されています。

 審判委員会はこの2件について日本協会に報告するとともに、該当審判員に対して審判委員会規程第10章第28条(3)競技会において重大な誤審、トラブルがあった者の規定の基づき、資格停止処分とする。

処分内容 担当した6名の審判は国内大会について3ヶ月間の資格停止とする。

期間  2月1日から4月30日とする。


(参考)

・ルールブックには以下のように記載されている。
 
第9章 禁止事項と反則ホールド技
 第48条 一般的な禁止事項
 第49条 技術回避
 第50条 場外逃避
 第51条 反則行為
 第52条 特別禁止事項

第48条 一般的な禁止事項
選手は下記の事項は禁止する
 ・髪の毛/耳/生殖器を引っ張る。皮膚をつねる、手の指や足の指をひねる等相手の選手を痛めつけるように故意にそのような動作をする。或いは痛みで相手を引きさがらせる行動。
 ・キック、頭突き、首締め、相手を押す行為、相手選手の生命の危険になるようなホールド技を施す事。四肢の骨折や脱臼を生じさせるようなホールド技を施す事。相手選手の足を踏む或いは相手の眉毛から口のラインを触る行為。
 ・肘や膝を相手選手の腹部や胃に押し込む事、痛みを伴うように相手をひねる技、相手選手のシングレットを持つこと。
 ・マットにしがみつく、マットを掴む行為。
 ・試合中に話しかける事。
 ・相手選手の足裏を掴む(足の甲や踵を掴むことは許されている)
 ・試合結果について、選手間で打合せをすること。
 ・相手選手の指を掴んだり、絡めたりして相手をブロックしたり、アクティブレスリングの妨げになる事。

第10章 抗議
第54条 抗議について
 試合終了後は、如何なる抗議も認められない。マットで勝利が宣された後は、どんな状況であっても、試合の結果が変更になることはない。
 もし仮に、レフリー陣がその権力を乱用して、試合結果を覆した場合の事案をUWW会長、或いは審判担当者に発覚した場合、ビデオ映像を確認し、UWW役員から同意を得た上で、国際審判委員会の規約の諸条項に基づいて、関係者の制裁処罰措置を執り行う。

今後の対策
    現行のルールでは、3人審判員によって判定は行われる事になっており、他の審判委員は判定に介入することはできない。しかし重大な過誤があった場合についての対応について検討していきたい。

全日本女子チームが東京で合宿スタート

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今年2回目の合宿をスタートした全日本女子チーム

 東京オリンピック代表内定選手や、今月18日から始まるアジア選手権(インド)の代表選手を中心とした女子の全日本チームが2月5日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタートした。

 笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊)は「アジア選手権まで、まだ2週間ある。(出場選手も)しっかり追い込む合宿にしてほしい」と注文。中には「2週間をかけて減量に取り組みたい」と言う選手もいて、希望を受け入れるようにするが、その過程の中でも「しっかり強化してほしい」と話した。

 女子の選抜チームが先月、クリッパン女子国際大会(スウェーデン)とヤリギン国際大会(ロシア)に出場した。前者に同行した吉村祥子コーチ(エステティックTBC)と、後者に同行の齊籐将士コーチ(警視庁)から、日本選手がよく決まった技や、逆に失点が多かった技の解説があり、その課題にも取り組む。同委員長は「考えないでも技が出るように繰り返してほしい。基本をしっかりやっていけば、そういう状態になる。基本をしっかりやらせたい」とのこと。

 これまでのアジア選手権は、世界一を目指す選手にとっては力試しの場、という面もあった。今回はランキング大会であり、東京オリンピックのシード権に直結する大会。「オリンピック前の最後の国際大会という選手もいて、重要な大会。思い切りやらせ、反省点があれば、それに対応させたい」と言う。

縁起のいいインドでアジア女王を目指す皆川博恵(クリナップ)

 世界選手権2位の実績でアジア選手権に挑む76kg級の皆川博恵(クリナップ)は、2013年に同所で行われたアジア選手権で優勝しており、縁起のいい場所での挑戦となる。「世界選手権前のような気持ちで練習に取り組めています」と、モチベーションの高さを口にする。

笹山秀雄・女子強化委員長による技術指導

 11月のワールドカップ(千葉・成田市)は「いろいろ試す」という大会だった。今回のアジア選手権でも試したいことはあるが、「勝っていかないとオリンピックにつながらないので、勝ちたいです」と、勝負にこだわるつもりだ。世界で「銅、銅、銀」と取ってきた実績は「自信になっています。オリンピック前年の銀メダルは特に」と言う。

 アジアでの敵と言えば中国選手。世界選手権では、その中での一番の宿敵(ゾウ・キアン=周倩)に勝ったが、ワールドカップでは敗れてしまい、中国選手に対する苦手意識の克服もひとつの目標だろう。「ワールドカップではポイント差が開いてしまったけれど、大きな差があるわけではない。勝ちにいきます」ときっぱり。

 オリンピック代表の内定を勝ち取って以来、夫や両親、兄らの気持ちも高まったようで、いっそう熱い支援を感じるそうだ。「その分、体はしんどいんですけど、家族が同じ目標に向かって頑張れる、というのは幸せなことと思うようにしています」と話す。熱い思いを受けてインドへ向い、その後は東京オリンピックを目指す。


▲縁起のいいインドでのアジア選手権へ臨む皆川博恵(クリナップ)

▲4年前は「アジア選手権優勝→オリンピック優勝」の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)。再現を目指す!

▲決戦は3月末の須﨑優衣(早大)

▲3月8日にオリンピック代表をかける土性沙羅(東新住建)

▲土性沙羅の壁に挑む森川美和(日体大)

【報道】2020年アジア選手権(インド)の取材申請のお願い

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報 道 各 位

(公財)日本レスリング協会
 強 化 委 員 会
 広 報 委 員 会

 日頃の当協会へのご支援に感謝いたします。

 2月18日(火)~23日(日)にインド・ニューデリーで2020年アジア選手権が開催されます。取材IDは、下記サイトから各自で世界レスリング連盟(UWW)に申請をすることになっております。初めて申請される場合は、パスポート・記者証明カードのコピー・顔写真が必要になります。

https://athena.unitedworldwrestling.org/press

 上記とは別に、現地での日本選手団への取材対応のため、取材社(記者、カメラマン、TVクルー)を把握させていただきたく、別紙の取材申請書に必要事項を記入のうえ、出発までに指定の宛先へ送信くださるよう、ご協力をお願いします。

 現地での取材は、国内外で報道業務に携わっている記者・カメラマン・TVクルーとさせていただきます。選手の所属先の監督・コーチ等が、プレス申請をして報道エリアへ入ることは、UWWから認められておりませんので、ご留意ください。

 以上、ご確認とご協力をよろしくお願いします。

以 上

《問い合わせ先》日本レスリング協会事務局 担当:武田
         メール:wrestling@japan-sports.or.jp

ミハイン・ロペス(キューバ)がレスリング男子初のオリンピック4連覇への挑戦を宣言

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2016年リオデジャネイロ・オリンピックで優勝したミハイン・ロペス(キューバ)。オリンピック4連覇を目指すことが確実となった

 ロイター通信が報じたところによると、男子グレコローマン130kg級でオリンピック3連覇を達成しているミハイン・ロペス(キューバ)が、東京オリンピックで4連覇を目指し、そこで引退することを明らかにした。

 37歳で東京オリンピックを迎えるロペスは「東京オリンピックを最後に、選手生活を引退する。もちろん4個目の金メダルを取って『さようなら』を言う。その年齢だ。私は休みたいし、新たな世代にチャンスを与える必要がある」とコメントした。

 同選手は2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロで金メダルを獲得。他に、5度の世界選手権と5度のパンアメリカン選手権・大会を制している。リオデジャネイロ・オリンピックのあとは休養し、2018年に復帰して中央アメリカ・カリブ海大会で優勝。2019年はパンアメリカン大会を制したが、いずれの年も世界選手権には出場しなかった。

 一部では、ロペスが東京オリンピックで優勝すれば、1996年アトランタ・オリンピックのバレンチン・ヨルダノフ(ブルガリア=フリースタイル52kg級)の「36歳」を超えて“レスリング史上最年長のオリンピック王者となる”との報道もあるが、レスリングの最年長王者は1972年ミュンヘン・オリンピックのグレコローマン100kg以上級優勝のアナトリー・ロシン(ソ連)の「40歳」で、これには及ばない。


個人種目のオリンピック4連覇達成選手

パウル・エルブストローム デンマーク セーリング フィン級ほか 1948・52・56・60年
アル・オーター 米 国 陸 上 円盤投げ 1956・60・64・68年
カール・ルイス 米 国 陸 上 走幅跳ほか 1984・88・92・96年
ベン・エインズリー 英 国 セーリング フィン級ほか 2000・04・08・12年
マイケル・フェルプス 米 国 水 泳 バタフライほか 2004・08・12・16年
伊調 馨 日 本 レスリング 63・58kg級 2004・08・12・16年

※伊調馨のみ女子

 


中国、パキスタンともアジア選手権(インド)参加へ、インドもアジア予選に名乗り?

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 インドのメディアが報じたところによると、インド・レスリング協会は、新型コロナウィルスの問題でインドへの入国が懸念され、アジア選手権(2月18~23日、ニューデリー)への参加が疑問視された中国に対し、「間もなくビザが降りるだろう」との見解を発表した。また、政治上の理由によってビザの発給を拒否していると伝えられているパキスタンに対しても同様。パキスタン・レスリング協会のマネジャーは「2月10日までにビザが発給される保証を得られた」と話している。

 インドのキレン・リジジュ・スポーツ大臣は「コロナウィルスはデリケートな問題ですが、国際オリンピック委員会(IOC)とも話し合い、オリンピック憲章を遵守することを伝えました」とコメント。入国が予定されている中国チームの約40人は、すでに検査を受けていて全員が陰性であると伝えられているという。

 世界レスリング連盟(UWW)は、中国とパキスタンの入国問題が浮上した直後、インド協会に対し「ビザ発行を拒否した場合は、活動停止となる。オリンピックのアジア予選には出場できない」旨の警告を送っていた。

 また、「The INDIAN EXPRESS」は、中国・西安での開催が宙に浮いている3月27~29日のオリンピック・アジア予選に関し、インド協会会長の「インド協会は喜んで引き受ける」とのコメントを掲載。インドも開催に名乗りを挙げたもよう。

 同会長は「アジア選手権の運営を見れば、UWWは私たちに任せてくれるでしょう」ともコメントしている。ただ、UWWのネナド・ラロビッチ会長は、1月27日に「15日以内に決める」とコメントしており、アジア選手権の前に決定されるものと思われる。

【特集】苦節12年! 長い下積みを経てのアジア選手権出場にかける…女子59kg級・今佑海(鹿児島県体協)

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今佑海(鹿児島県体協)

 昨年12月の全日本選手権で、2年生の石井亜海が62kg級で優勝。JOCエリートアカデミー所属の選手を別にすれば、初めて高校生での優勝選手を輩出した東京・安部学院高。今年4月には齋藤ほのかコーチが監督に昇格し、さらなる飛躍を目指すが、卒業生の今佑海(こん・ゆうみ=日大~鹿児島県体協)が今月のアジア選手権の代表に選ばれ、昇り調子を後押しすることになった。

 中学、高校、そして大学と、脚光を浴びる舞台とは縁がなく、椎間板ヘルニアに悩まされてはい上がれないこともあった。今回は、全日本選手権の1・2位選手が負傷で出場を辞退したことによる“繰り上げ代表”だが、長い下積みを経ての日本代表に「せっかくのチャンス。絶対にものにしたい」と気合を入れている。

1月のヤリギン国際大会(ロシア)で外国選手対策を研究

 アジア選手権出場の打診があったのは年が明けてから。チャンピオンの屶網さら(至学館大)が選ばれるとばかり思っており、意外な打診だった。全日本2位の稲垣柚香(愛知・至学館高)が大会のあと手術することは聞いていたが、伝わってきた屶網の負傷が出場できなくなるほどとは思っていなかったからだ。「出ます」と即答した。

全日本合宿で練習する今佑海(左)

 国際大会の出場は、2015年のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)とアジア・ジュニア選手権に出場してから遠ざかっていた。タイミングよく先月のヤリギン国際大会(ロシア)に選抜され、メダルは逃したが3試合を経験することができ、格好の実戦練習をこなせた。

 「外国選手は、日本選手はタックルに来ることを知っていて、(攻めても)切られ、返されてばかり。自分からはあまり攻めず、うまく合わせて来られました」。さらに、同じ階級の選手とは思えないほど体が大きく感じ、パワーもあったと言う。闘ってみなければ分からない感覚を経験できたことは、アジア選手権へ向けて大きな収穫となっただろう。

 その中で勝機を見出すとしたら、何か。「動いたり、関節など極めるところをしっかり極めて攻めたり、とかですね」。アジアの最大のライバルとなる中国選手に対するイメージは、「力があって、レスリングもうまい」。それに合わせてしまっては絶対に勝てないので、足を使って動き、組み手で優勢を取ることと考えている。

 ヤリギン国際大会で優勝したのは昨年の世界選手権3位のショーブドール・バータルジャフ(モンゴル)。中国とモンゴルが要注意と見ている。

「このままでは終わりたくない」と、大学卒業後も継続

右中指の骨折にもめげず3位入賞を果たした昨年12月の全日本選手権(右)=撮影・矢吹建夫

 浅草生まれの浅草育ち。レスリングは小学校5年生の時、代々木ジュニアクラブで始めた。保育園と小学校の先輩だった浜口京子に憧れてレスリングを始めたのは、姉・理江子さんであって、自身は水泳に打ち込み、レスリングには関心がなかったそうだ。そのうちに、「やってみたら」と誘われ、「楽しそうだから」と始めた。

 小学校5年生からの競技スタートでは、幼少の頃から取り組んだ選手とは差があり、勝利にこだわって練習量をこなすクラブではなかったこともあって、優勝には縁がなかった。他に「試合になると焦り、弱気になるところがありましたので」と言う。それでもインターハイで2位の実績を持っている。中学の時に出会った松川知華子(日大~ジャパンビバレッジ)に憧れたので、日大へ進んでレスリングを続けるのは“既定路線”だった。

 ヘルニアを患ったのは3年生の時。やめようとは思わなかったが、「どうしていいか分からなかった」という暗闇へ。試合には勝てず、4年生の時は全日本選抜選手権も全日本選手権も出場資格を得ることができず、出場していない。「このままでは終わりたくない」という後悔を持っていた時、鹿児島国体を控える鹿児島県体協から声がかかり、もう少し続けようという気持ちになった。

齊籐将士コーチ相手に技の研究

 昨年4月から同所属の選手へ。「協会に支援してもらってレスリングが続けられることに感謝して練習と試合をこなさなければならない」という気持ちを持ちながら、最初の大会となった全日本選抜選手権では成績を残せず、この時は本当に「自分には無理だ」と思った。

 励ましてくれたのは、金浜良や吉村祥子の全日本コーチであり、高校~大学の同期生で自衛隊に進んだ古市雅子。半年後の全日本選手権では、初戦で右中指を骨折し、第2関節を脱臼しながらも3位に入賞できたのは、多くの人の支えと励ましがあればこそだろう。

 そこまでして勝ち取った全日本3位であり、アジア選手権の代表。「無駄にはできないね」との声に、「できません」ときっぱり。ヤリギン国際大会に同行した齊藤将士コーチ(警視庁)は「ロシアでの課題をしっかり認識し、対応しようとしています。よく攻める選手で体力もあるので、攻めたあとの処理を確実にやっていけば、いいところまで行くと思います」と見ている。

 「チャンスは何度も巡ってくるものではない。こういうチャンスで勝てる選手になってほしい」と期待した。

男子フリースタイルの全日本チームが東京で合宿スタート

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アジア選手権へ向けて合宿を開始した男子フリースタイル・全日本チーム

 今月18日(火)~23日(日)にインド・ニューデリーで行われるアジア選手権と、3月末のアジア予選(中国・西安予定だが流動的)の代表選手を中心とした男子フリースタイルの全日本チームが2月8日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタート。10日(月)~13日(木)はスポーツ振興くじの助成を受けてNTS中央研修会も合同で行われ、若手選手とともに汗を流す予定。

 井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)は、目前のアジア選手権に向けて万全の準備をすること、アジア予選へ向けての徹底した強化と戦略研究のほか、若手選手を含めた合宿で日本全体の底上げを目指すことを今回の合宿のテーマに掲げた。

 アジア選手権には、全日本選手権の優勝選手、その選手が予選出場の絡みで辞退した場合は2位の選手が出場する。「各自の調整の希望を聞き、チーム全体とうまくかみ合わせてやっていきたい」と言う。

6面マットを広く使っての練習。10~13日は有望選手でぎっしりとなる

 アジア予選に挑む選手の中で、唯一、アジア選手権に出場する125kg級の田中哲矢(自衛隊)については、「最高の実戦の場。そこでしっかり経験を積み、アジア予選に向かわせたい」と希望。「国際大会の出場は少ない選手だが、ここぞという試合に勝って代表の座を射止めた」と話し、勝負強さに期待した。

 アジア予選の開催場所が、新型コロナウィルスの流行のため宙に浮いてしまっているが、「場所はどこであっても、3月末にあることを見据え、しっかりやるだけです」と、ぶれない気持ちで臨む。

 NTS中央研修会との合同練習に際しては、「若い選手の姿勢を見て、初心を思い出してほしい」と、気持ちのリフレッシュを期待する。実力差はあっても、それゆえに技の精度をしっかり確認することもでき、双方にとって「いい機会になると思います」と、その意義を説明した。

2018年世界選手権決勝の再戦実現か、乙黒拓斗(山梨学院大)

 東京オリンピックの代表内定を勝ち取ってアジア選手権へ挑む65kg級の乙黒拓斗(山梨学院大)は「気持ちも体も上がっていて、仕上がりはいい」と、現在の状態を説明。昨年12月の全日本選手権は、特に決勝が快勝という内容で優勝でき、「いい流れに乗って、勢いが出てきたことを感じます。出る以上は優勝が目標。東京オリンピックへ向けて、ひとつひとつの大会にベストを尽くしてやっていきたい」と話した。

アジア選手権へ向けて順調な仕上がりの乙黒拓斗(山梨学院大)

 インドと言えば、2018年世界選手権(ハンガリー)の決勝で闘ったプニア・バジラン(昨年の世界選手権は反対ブロックで3位)が出場予定。地元大会での優勝を狙ってくる。当然、最大のライバルとなろう。一昨年の試合は激しいポイントの取り合いで、負傷もあって大激戦の末の勝利だったが、周囲から「見ていて、一番面白かった」と言われているとのこと。“いい試合”と言われて、悪い気持ちはしないようで、「今度は、もっと大差をつけて勝ちます」ときっぱり。

 また、ロシアのトップ選手だったイリャス・ベクブラトフがウズベキスタン国籍に変えており、アジア選手権への出場が予想される(関連記事)。このことについては、「去年の世界選手権も3人がロシア選手で(注=ロシア選手のほか、2人が旧ロシアの選手だった)…。世界はロシアからの亡命(注=国籍変更)ばかりですよね」と苦笑いしながらも、「それであっても負けないようにしたい」と話した。

 125kg級の田中は「最近、国際大会に出ていなかった。予選の前に世界を経験したかった」との理由でアジア選手権への出場を決意。4年前には世界最終予選(トルコ)に出場し、世界の壁の厚さを経験しているが、「あの時より、力も技術も上がっているので、自信をもって闘いたい」と言う。

ライバルであり、憧れの先輩の荒木田進謙と練習する田中哲矢

 2018年9月にはアジア・インドア&マーシャルアーツ大会(トルクメニスタン)に出場している。この時は「気持ちが下がり気味で、その面で負けていた。そうしたことだけは、やめたい。やるべきことを、思い切ってやりたい」と言う。

 全日本選手権の決勝を争った荒木田進謙(athletic camp LION)が多くのアドバイスをしてくれるそうだ。「そのことをしっかり意識して闘えば、余裕を持って闘えると思います。(アジア選手権は)勝ちにこだわるより、思い切って闘いたい」と、親切なライバル&先輩の愛情に感謝しつつ、インドへ向かう。

 合宿は18日まで行われ、アジア選手権出場チームは19日にインドへ向かう。


練習の最後はロープ昇り

オデュナヨ・アデクオロイェ(ナイジェリア)がアフリカ選手権で優勝、女子57kg級のランキング・トップへ

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女子57kg級のランキング1位に立ったオデュナヨ・アデクオロイェ(ナイジェリア)=写真は2019年世界選手権

 2月8日からアルジェリア・アルジャーで始まったアフリカ選手権の女子57kg級で、昨年の世界選手権3位のオデュナヨ・アデクオロイェ(ナイジェリア)が4試合にフォール、またはテクニカルフォール勝ちして優勝。ランキング・ポイント18点(優勝=12点、6選手出場=6点)を加えて「61点」に伸ばした。この階級の世界チャンピオンの川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)の「60点」を抜き、現時点でトップに立った。

 同選手は1月のランキング大会「マテオ・ペリコネ国際大会」(イタリア)でも優勝していた。

 同68kg級は、世界選手権7位のブレッシング・オボルデュデュ(ナイジェリア)が勝ち、ランキング・ポイントは「48点」へ。世界選手権2位のジェニー・フランソン(スウェーデン)を抜いて2位に浮上した。

中国女子は、ほぼベストメンバーがエントリー…2.18~23アジア選手権(インド)

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アジア選手権で日本女子の最大のライバルとなりそうな中国

 今月18日(火)~23日(日)にインド・ニューデリーで行われる2020年アジア選手権の中国の代表が明らかとなり、昨年の世界選手権・女子57kg級で川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)と決勝を争ったロン・ニンニン(栄寧寧)、76kg級で皆川博恵(クリナップ)のライバルのゾウ・キアン(周倩)ら、女子はベストに近いメンバーが出場する。

 中国の女子は、昨年の世界選手権で50・53・57・76kg級でオリンピック出場枠を獲得しており、その4階級は出場枠を獲得した選手が出場。日本も53・57・76kg級でオリンピック代表内定選手が出場予定で、オリンピックの前哨戦が実現するか。50・68kg級は、3月のアジア予選で出場枠を取りに来ることが予想される選手がエントリーしている。

 男子ではフリースタイル125kg級のみ出場枠を獲得している。残る11階級では、予選出場が見込まれる選手と、そうでない選手とが混在している。

 各階級の代表は下記の通り(注=最終エントリーは試合の24時間前であり、変更される場合があります)。コロナウィルスをめぐる問題で、中国がインドに入国できるかどうかの問題は、まだ結論が報じられていない。


2020年アジア選手権・中国エントリー選手

 【男子グレコローマン】
▼60kg級 Tuo, Erbatu=2019年アジア選手権63kg級優勝
▼63kg級 Walihan, Sailike=2019年世界選手権60kg級代表
▼67kg級 Tian, Qiye=2018年世界選手権代表
▼72kg級 Huang, Xin=2019年世界選手権67kg級代表
▼77kg級 Zhang, Ridong=2019年アジア選手権8位
▼82kg級 QIAN Haitao=2019年世界選手権3位
▼87kg級 Junjie
▼97kg級 Chen, Yanan=2018年世界選手権代表
▼130kg級 Meng, Lingzhe=2019年世界選手権代表

 【女子】
▼50kg級 Sun, Yanan=2019年世界選手権5位
▼53kg級 Pang, Qianyu=2019年世界選手権3位
▼55kg級 Luo, Lannuan=2019年U23世界選手権優勝
▼57kg級 Rong, Ningning=2019年世界選手権2位
▼59kg級 Feng, Yongxin=2019年ワールドカップ代表
▼62kg級 Luo, Xiaojuan=2019年アジア選手権65kg級優勝
▼65kg級 Wu, Yaru=2019年世界ジュニア選手権62kg級2位
▼68kg級 Zhou, Feng=2018年世界選手権3位
▼72kg級 Ding, Ziyi=2020年ヤリギン国際大会5位
▼76kg級 Zhou, Qian=2019年世界選手権5位

 【男子フリースタイル】
▼57kg級 Liu, Minghu=2019年世界選手権61kg級代表
▼61kg級 Zhou, Pingping=2019年世界選手権代表
▼65kg級 Yuan, Shaohua=2019年世界選手権代表
▼70kg級 Cai, Zhngcheng=2019年世界選手権代表
▼74kg級 Luo, Yin=2019年世界選手権代表
▼79kg級 Menghejigan, Menghejigan=2018年アジア選手権70kg級代表
▼86kg級 Lin, Zushen=2019年世界選手権代表
▼92kg級 Habila, Awusayiman=2018年アジア・ジュニア選手権4位
▼97kg級 Yang, Chaoqiang=2019年U23世界選手権5位
▼125kg級 Deng, Zhiwei=2019年世界選手権5位

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