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【東日本学生春季新人選手権・特集】グレコローマン決勝・表彰式

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(6月26~27日、東京・駒沢体育館 / 撮影=矢吹建夫)


《グレコローマン》

【59kg級決勝】文田健一郎(赤=日体大)○[Tフォール、2:12=9-0]●小柳和也(山梨学院大)  
【表彰式】(左から)2位=小柳和也(山梨学院大)、優勝=文田健一郎(日体大)、3位=竹下雄貴(日体大)、河名真寿斗(専大)

【66kg級決勝】髙橋昭五(赤=日体大)○[Tフォール、0:59=2-0]●澤田翔人(青山学院大)
【表彰式】(左から)2位=澤田翔人(青山学院大)、優勝=髙橋昭五(日体大)、3位=山本貴裕(日体大)、坂本凌(日体大)

【71kg級決勝】屋比久翔平(赤=日体大)○[6-0]●宇野寿倫(日体大)
【表彰式】(左から)2位=宇野寿倫(日体大)、優勝=屋比久翔平(日体大)、3位=小林隆介(拓大)、田強喜(東洋大)

【75kg級決勝】武田光司(赤=専大)○[7-2]●末本隼哉(神奈川大)
【表彰式】(左から)2位=末本隼哉(神奈川大)、優勝=武田光司(専大)、3位=曾根川樹(明大)、増田拓真(中大)

【80kg級決勝】東桂佑(青=神奈川大)○[8-2]●宮近由(神奈川大)
【表彰式】(左から)2位=宮近由(神奈川大)、優勝=東桂佑(神奈川大)、3位=守部克秀(青山学院大)、留誠(慶大)

【85kg級決勝】服部弘慶(青=拓大)○[11-5]●古城涼真(拓大)
【表彰式】(左から)2位=古城涼真(拓大)、優勝=服部弘慶(拓大)、3位=高砂涼(国士舘大)、塩川寛太(日体大)

【98kg級決勝】宮國雄太(赤=国士舘大)○[警告、5:25=2-1]●黒木柾統(東洋大)
【表彰式】(左から)2位=黒木柾統(東洋大)、優勝=宮國雄太(国士舘大)、3位=近藤千加良(国士舘大)、奈良勇太(日体大)

【130kg級決勝】アレッグ・ボルチン(青=山梨学院大)○[Tフォール、1:45=9-0]●日坂侃生(中大)
【表彰式】(左から)2位=日坂侃生(中大)、優勝=アレッグ・ボルチン(山梨学院大)、3位=宮内健太(山梨学院大)、山田 幸仁(神奈川大)


【東日本学生春季新人選手権・写真集】個人賞受賞選手

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(6月27日、東京・駒沢体育館 / 撮影=矢吹建夫)


《フリースタイル》

【最優秀選手賞】中田陽(日体大) 【敢闘賞】アレッグ・ボルチン(山梨学院大)

《グレコローマン》

【最優秀選手賞】宮國雄太(国士舘大) 【敢闘賞】屋比久翔平(日体大)

【ゴールデンホイッスル賞】大山健太郎(明大)

 

【東日本学生春季新人選手権・特集】世界ジュニア選手権へ勢いをつける優勝…男子フリースタイル86kg級・松坂誠應(日体大)

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 高校時代に全国王者に輝くことはなくとも、「優勝」の栄冠を手にする選手が次々と現れる日体大。東日本学生春季新人選手権では、高校時代は無冠だった松坂誠應(まさお)がフリースタイル86kg級で勝ち、4月のJOC杯84kg級に続いて今季2勝目をマーク。8月の世界ジュニア選手権(クロアチア)へ向けて勢いをつけた。

 2大会の間に行われた東日本学生リーグ戦でも74kg級で5試合に起用され、2年生にしてレギュラーを獲得(2勝3敗)。同級はこれが最後の大会となり、世界ジュニア選手権の84kg級を経て、その後は86kg級に専念する。フリースタイル重量級でのナンバーワン成長株と言える活躍だ。

■左肩痛で臨んだ決勝は0-4からの逆転勝利

 長崎・島原高校時代は、全国高校生グレコローマン選手権と国体グレコローマンで2位になったのが最高。専門のフリースタイルでは、全国高校選抜大会でベスト8、インターハイでベスト16。「全国2位」という成績があるので、まったくの無名選手というわけではないが、フリースタイルで芽が出なかった選手が、2年生にして日体大のリーグ戦レギュラーを取り、世界ジュニア選手権へ出場すると思った人は少なかったはずだ。

 もっとも、大山博貴族(明大)との決勝は開始早々に投げ技で0-4とリードされる予想外の展開。地力を発揮して最後は20-10でテクニカルフォール勝ちしたが、「内容がよくなかったので、素直に喜べない。最初は焦りました」と言う。

 ふつうの状態なら、出合い頭に4点を取られても持ち直し、簡単に逆転できたかもしれない。しかし、試合前から左肩を痛めており、準決勝までに悪化させたこともあってか、なかなかエンジンがかからない。3-7などと差が縮まらず、第1ピリオド終了直前にやっと8-8へ。厳しい闘いだった。

 そんなコンディションの中ででも優勝できたことは自信につなげてもよさそうだが、「そんなに高いレベルの大会ではありませんから、自信とかにはならないです」。新人選手権の優勝では満足しないという気持ちがありありで、「86kg級としては体が小さい。もっと頑張らなければならない」ときっぱり。この向上心こそが、飛躍の原動力なのだろう。

■頂点を目指し、早くから日体大への進学を希望

 島原高校といえば長崎県有数の進学校で、生徒の半数以上は国公立大へ進学。レスリング部も練習のために勉強をおろそかにすることは許されない。強豪高校は朝と放課後の1日二度練習が普通だが、同校の場合、朝は補講があるので練習はやっていない。(クリック=2009年8月掲載「【特集】島原の乱2009! 進学校・島原高校の強さの秘密!」)

 松坂も「赤点を取って追試を受けるようになったら、試合に出られないこともありますので、勉強もしっかりやりました」という高校生活をおくった。そのことが原因で全国王者になれなかったわけではないだろうが、「やるからには頂点を目指したい。そのためには日体大しかない」と、早くから日体大への進学を希望。

 奥井眞生(和歌山・和歌山工=現国士舘大1年)に2度、白井勝太(東京・帝京=現日大1年)、武田光司(埼玉・埼玉栄=現専大1年)という1学年下の強豪に敗れて全国王者に手が届かなかったことで、頂点を目指す闘いは日体大へ持ち越した。

■肩のけがを治し、パワーアップして世界ジュニア選手権へ

 目指すものをしっかり持っている選手は、成長が違う。昨年のこの大会はグレコローマン74kg級で優勝し、進学後の初タイトルを取ったが、本職はフリースタイル。1年間をかけて十分に実力をつけ、今年、世界ジュニア選手権に出場できるまでに実力をつけた。

 今年3月に下級生が入ってきて「頑張らねばならず、自覚ができたことで変わったような気がします。勝てるようになって練習が楽しくなってきました」と、後輩の突き上げとJOC杯での優勝が大きな転機となった。リーグ戦に起用されたことも、「反省は多いけど、自信にはなっています」と話す。今が、レスリングが一番楽しい時期なのだろう。

 世界ジュニア選手権は初めての国際大会で、期待と不安の比率は「半々くらい」とのこと。「一戦一戦を大事にしたい。最低でも入賞したい」と、一段ずつ階段を上がっていく腹積もり。7月は肩のけがをしっかり治すとともに、世界の84kg級で通じる体づくりに主眼をおき、真夏の決戦に向かう。

 文武両道を貫いてきた選手の世界での活躍が注目される。


 

【訂正】 6・21~22東海高校総体/女子52・56kg級

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 6月30日に掲載した「6・21~22東海高校総体/成績」の中で、女子52kg級と女子56kg級の成績に誤りがありました。

 正しい記録をアップしました。


 

【VTR】東日本学生女子選手権/決勝=3階級

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(2014年6月26日、東京。・駒沢体育館)


《公式動画サイト》

【48g級】木村早耶架(青=日体大)○[8-2]●青野ひかる(日大)




【58kg級】香山芳美(青=早大)○[フォール、0:19=2-0]●廣瀬瑠実(青山学院大)




【69g級】橋本千紘(赤=日大)○[8-4]●上原榛奈(法大)



 

【VTR】東日本学生春季新人選手権/フリースタイルA決勝

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(2014年6月26日、東京。・駒沢体育館)


《公式動画サイト》

◎フリースタイルA

【57kg級】樋口黎(青=日体大)○[10-3]●小柳和也(山梨学院大)

 

【61kg級】中田陽(赤=日体大)○[Tフォール、2:49=10-0]●山田来哉(日大)

【65kg級】紺野孝太(赤=日大)○[4-2]●坂本凌(日体大)

 

【70kg級】多胡島伸佳(青=早大)○[13-5]●寺田靖也(明大)

【74kg級】武田光司(青=専大)○[4-3]●木村匠(山梨学院大)

 

【86kg級】松阪誠應(赤=日体大)○[Tフォール、5:04=20-10]●大山博貴(明大)

 

【97kg級】宮國雄太(赤=国士舘大)○[2-0]●奈良勇太(日体大)

 

【125kg級】アレッグ・ボルチン(赤=山梨学院大)○[Tフォール、1:08=10-0]●宮原将裕(大東大)


 

【VTR】東日本学生春季新人選手権/グレコローマン決勝

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(2014年6月27日、東京。・駒沢体育館)


《公式動画サイト》

◎グレコローマン

【59kg級】文田健一郎(赤=日体大)○[Tフォール、2:12=9-0]●小柳和也(山梨学院大)    

 


【66kg級】髙橋昭五(赤=日体大)○[Tフォール、0:59=2-0]●澤田翔人(青山学院大)

 


【71kg級】屋比久翔平(赤=日体大)○[6-0]●宇野寿倫(日体大)

 


【75kg級】武田光司(赤=専大)○[7-2]●末本隼哉(神奈川大)




   【80kg級】東桂佑(青=神奈川大)○[8-2]●宮近由(神奈川大)

 


【85kg級】服部弘慶(青=拓大)○[11-5]●古城涼真(拓大)

 


【98kg級】宮國雄太(赤=国士舘大)○[警告、5:25=2-1]●黒木柾統(東洋大)

 


【130kg級】アレッグ・ボルチン(青=山梨学院大)○[Tフォール、1:45=9-0]●日坂侃生(中大)


 

6・28~29東北高校選手権/成績

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(6月28~29日、青森・八戸市体育館)


学校対抗戦
トーナメント表
個人戦(男子)
一覧表
男子50~66kg級
トーナメント表
男子74~120kg級
トーナメント表
 女 子 
トーナメント表

 ◎学校対抗戦

[1]秋田・秋田商、[2]岩手・種市、[3]岩手・盛岡工、山形・米沢工

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 ◎個人戦

 【男子】

▼50kg級 [1]菅原幹太(秋田・秋田商)、[2]後藤大河(秋田・秋田商)、[3]佐々木利嘉(青森・八戸学院光星)、大川原侑弥(福島・喜多方桐桜)
        
▼55kg級 [1]齊藤一真(秋田・五城目)、[2]永田丈治(八戸工業大学第一)、[3]加賀沢啓太(青森・八戸学院光星)、岩澤侃(秋田・秋田商)
        
▼60kg級 [1]米澤圭(秋田・秋田商)、[2]葛西飛駿(青森・八戸学院光星)、[3]清水徹(福島・田島)、菊池蓮(岩手・種市)
        
▼66kg級 [1]上野千紘(青森・八戸学院光星)、[2]赤荻蘭丸(山形・米沢工)、[3]阿部侑太(秋田・秋田商)、田代大和(宮城・仙台城南)
        
▼74kg級 [1]櫻庭功大(秋田・秋田商)、[2]古山恭輔(岩手・種市)、[3]浅沼圭介(岩手・盛岡工)、田村一紘(山形・米沢工)
        
▼84kg級 [1]本間賢志(秋田・秋田商)、[2]一郷雄徳(岩手・種市)、[3]小林直登(山形・米沢工)、渡部陽平(福島・田島)
        
▼96kg級 [1]滝澤一貴(岩手・種市)、[2]佐藤啓太(秋田・明桜)、[3]渡辺大貴(山形・山形商)、佐々木勇輔(宮城・仙台城南)
        
▼120kg級 [1]姉石慶一(岩手・宮古商)、[2]一ノ関平(秋田・五城目)、[3]大﨑滉祐(岩手・種市)、佐藤竜介(秋田・明桜)

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 【女子】

▼46kg級 [1]八木沢真紀(岩手・種市)、[2]髙田さのえ(青森・八戸学院野辺地西)

▼49kg級 [1]後藤美加(山形・米沢工)、[2]清水目咲生(青森・八戸学院野辺地西)、[3]吉田柚夏(岩手・宮古商)
        
▼52kg級 [1]岩澤希羽(青森・八戸工)、[2]伊藤映未(岩手・宮古商)、[3]佐々木ゆき乃(秋田・明桜)

▼56kg級 [1]佐藤聖華(秋田・秋田商)、[2]関下由希(八戸工業大学第一)、[3]永浦沙友里(宮城・宮城工)、蛯澤由里絵(青森・青森商)

▼60kg級 [1]榎本美鈴(青森・八戸工大一)、[2]小倉千穂(青森・八戸学院野辺地西)

▼70kg級 [1]遠間瑞希(秋田・秋田商)、[2]石倉杏里(岩手・種市)、[3]菊地悠里(宮城・仙台城南)


 


ロンドン銅メダリスト、湯元進一(自衛隊)が7・5全日本社会人選手権(埼玉・和光市)で復帰

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湯元進一

 7月5日(土)~6日(日)に埼玉・和光市総合体育館メーンアリーナで行われる全日本社会人選手権の個人戦・男子フリースタイル57kg級に、2012年ロンドン・オリンピックの男子フリースタイル55kg級銅メダリストの湯元進一(29=自衛隊)がエントリー。オリンピック以来、約1年11ヶ月ぶりに実戦のマットに戻ることになった(同級は5日に実施)。

 湯元は「全日本選手権の出場資格(慣例では3位以内)を取るための出場だが、優勝を目指す。きっちりと仕上がっている。不安より、楽しみの気持ちの方が強い」と気合十分。この大会での優勝をステップに、全日本トップレベルへの復帰を目指す。

 同選手はオリンピックのあと選手活動を休養。昨年3月からは自衛隊員としての将来のため幹部候補生学校に入校し、マットを離れていたが、今年1月には体育学校レスリング班に戻り、復帰へ向けて調整を続けてきた。

先月14~15日の明治杯全日本選抜選手権に強化委員会の推薦をもらって出場することも予想されたが、「中途半端な状態で出たくなかった。若手選手に負けたら、自信をつけられてしまう。技術、体力とも戻って、万全の状態になってから出場したい」として見送り、今回の全日本社会人選手権を経て、12月の天皇杯全日本選手権を目指すこととなった。

  約20年の選手生活で2年近くも試合をやらなかったことは初めて。ブランクの影響が懸念されるが、大舞台を何度も経験した選手だけに、「緊張や怖さはない」ときっぱり。たまっていたエネルギーを爆発させたい意向で、「いい試合をして、高橋君(全日本選抜選手権王者=山梨学院大)に存在を見せたい」と言う。

 一方、ロンドン・オリンピックを目指して勝ったり負けたりを繰り返してきた稲葉泰弘(警視庁)が、全日本選手権で森下史崇(現ぼてぢゅう&Bum's)に、全日本選抜選手権で高橋に負けたことは、穏やかではいられないことも事実。若手の成長を感じることだが、「自分が頑張れば稲葉選手も頑張れると思う。全日本選手権は稲葉選手と決勝を争うつもりでやる」と、昭和生まれ世代の意地を見せるつもりだ。

《全日本社会人選手権・大会要項》


 

【記録】東日本学生新人選手権/歴代優勝選手

8・10全日本ビーチ選手権(茨城・大洗)/大会要項・出場申込書

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 日本協会は、8月10日(日)に茨城・大洗サンビーチ海水浴場で行われる「ドン・キホーテ杯全日本ビーチ選手権」の大会要項を発表。出場選手を募集する。

 実施されるのは、「中学生の部」「高校生の部」「シニアの部18歳以上」の男女で、階級はそれぞれ「軽量級」「中量級」「重量級」の3階級。試合開始は10日午前10時(受付開始8時、開会式9時30分)。

 申し込み締め切りは7月22日(火)必着。詳細は、下記要項参照。

《大会要項》《出場申込書》


※昨年の風景(スマホ等では右側が切れる場合があります)

 

【特集】2年間のコーチ留学を終えた笹本睦氏がアシスタント・コーチとして始動

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(文=増渕由気子)

 2000年シドニー・オリンピックから3大会連続出場を果たした強豪が、全日本コーチに! 2007年世界選手権で2位の実績も持つ笹本睦さんが、7月1日付けで日本協会のアシスタント・コーチに就任。栄和人強化委員長(ナショナルチーム・コーチ)を助けて全日本チームの強化に携わることになった。

 先月末の全日本合宿(東京・味の素トレーニングセンター)から実質的に指導を開始。若い選手に対して的確な指導を行った。笹本コーチは「グレコローマンが世界で勝てるように、アドバイスしていきたい」と就任の抱負を話した。

■ドイツに2年間滞在し、欧州のレスリングを学ぶ

 現役引退後の2012年6月からドイツに渡り、先月までの約2年間、コーチングを学んだ。「現地では軽量級の技術指導を中心に、日本でよく行っているマットの補助運動を教えていました」と、日本式の練習方法を取り入れた指導を行っていたようだ。

 現地にいて最大のメリットだったのは、国内旅行の感覚で他国に行ける利便性だった。「ドイツだけではなく、いろいろな国に行かせていただいた。ヨーロッパ全体のレスリングを知ることができ、大変勉強になりました」と、ドイツだけにとどまらない収穫があった。

 2年間の滞在で、「ヨーロッパの選手がどのように闘うかが分かりました」と胸を張る。「日本のレスリングは、ずっと一定の動きなんです。ポイントを取られてしまい、最後の方で力を出すパターンです。ヨーロッパの選手は最初から100パーセントの力を出してきます。体が崩れていても、でたらめな技でも、何がなんでもポイントを取ろうとします。きれいな技をかけている選手は、あまりいませんでした」。

 綺麗な技にこだわるレスリングをする日本選手に対し、ヨーロッパのレスリングは“泥臭い”レスリングに映ったようだ。

 選手層も、日本とヨーロッパではだいぶ事情が違った。「日本では1位と2位の差が開いている階級が多いですが、ヨーロッパでは、1番手と2番手の差が拮抗(きっこう=接近)していて、その中で練習しているから、お互いに強くなれる。その選手層で他国と合宿をしますから、さらに力をつけていきますね」と、ヨーロッパの恵まれた環境を話した。

■欧州に勝つチャンスは「あります!」

 グレコローマンの強豪国が名を連ねるヨーロッパで目を肥やした笹本コーチ。久々に見る日本の練習を見ての感想は、「練習内容では、日本は全然負けていないですよ。西口先生(茂樹=男子グレコローマン強化委員長)をはじめ、豊田(雅俊)コーチや馬渕(賢司)コーチの練習メニューは、すごくいいと思います。短い練習を1日3回に分けて行うのも、集中力が切れなくていいと思います。この練習を信じてやり抜けば、強くなれると思います」と力強いコメントを寄せた。

 日本人に追い風が吹いている点として、笹本コーチは「ルール変更」と話す。「ヨーロッパ選手は、やはりスタミナがないと思いました。新しいルールはスタミナが必要なので、日本人向けのルールです。点数で負けていても、3コーションはすぐつく」と言う。ドイツ選手権では、5-3で勝っていた選手が終盤に3コーションで警告失格というのがあったそうで、欧州選手の平均的な弱点のようだ。

 ただ、「ヨーロッパの全選手がスタミナがないわけではない。その見分け方にコツがあります。スタミナがない選手は、最初から(技を)受けることが多いので、その部分を攻めていけばチャンスが出てくると思います」

■海外でのサポートに力を入れたい

 全日本チームが笹本コーチに期待するひとつに、2年間で培った人脈がある。「2年間のドイツ滞在で、(各国のコーチと)コミュニケーションが取れている」とのこと。選手と現地との架け橋としても大きな力を発揮しそう。手始めとなるのが、グレコローマンの3選手で予定されている夏の欧州遠征。いくつものパイプを使って、効果的な練習参加が期待される。

 「秋には世界選手権にも帯同する予定です。今回の世界選手権は若手が多く選ばれました。チャンスだと思って頑張ってもらいたい。メダルを獲らせるように全力でサポートします」。

 昨年のハンガリーで行われた世界選手権でも、ドイツのコーチとして会場にいた。「まだ現役を続けている選手もいましたが、自分たちの世代の多くがコーチになっていて、すでに選手を育てていた。思ったより知り合いがいっぱいいたんですよね」と、同世代に刺激を受けた様子。同世代のコーチに負けじと、自身も世界選手権のメダリストを育てることを決意。日々指導にまい進する気持ちを固めていた。


 

アルメニアが男子グレコローマン6階級で優勝、アゼルバイジャンは男子フリースタイルで4階級制覇…6・28~29ドイツ・グランプリ

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 6月28~29日にドイツ・ドルトムントで男子両スタイルの「ドイツ・グランプリ」が行われ、男子グレコローマンは、59kg級で昨年の世界選手権55kgg級3位のロマン・アモヤン、75kg級で2012年ロンドン・オリンピック74kg級2位のアルセン・ズルファラキヤン、98kg級で同オリンピック96kg級3位のアルチュール・アレクサニヤンら、アルメニアが6階級で優勝。

 男子フリースタイルは、アゼルバイジャンが65kg級で今年の61kg級欧州王者のハジ・アリエフ、70k級で今年の同級欧州王者のルスラン・ディビルガジエフが勝つなど4階級で優勝。57kg級は2012年世界ジュニア選手権55kg級優勝のベクバヤール・エルデネバト(モンゴル)が勝った。

 各階級の成績は下記の通り。大会には、両スタイルで29ヶ国から約250選手が参加した。


※スマホ等では右側が切れる場合があります。

 ◎男子グレコローマン

 【59kg級】
[1]Roman Amoyan(アルメニア)
[2]Edward Barsegjan(ポーランド)
[3]Evgen Miagki(ウクライナ)
[3]Karen Aslanyan(アルメニア)

 【66kg級】
[1]Aram Julfalakyan(アルメニア)
[2]Azamat Akhmedov(ロシア)
[3]Denys Demyankov(ウクライナ)
[3]Yaroslav Kardash(ベラルーシ)

 【71kg級】
[1]Varsham Boranyan(アルメニア)
[2]Yunus Emre Basar(トルコ)
[3]Ilyas Ozdemir(ドイツ)
[3]Pavel Liakh(ベラルーシ)

 【75kg級】
[1]Arsen Julfalkyan(アルメニア)
[2]Seref Tufenk(トルコ)
[3]Jan Rotter(ドイツ)
[3]Valery Palenski(ベラルーシ)

 【80kg級】
[1]Aleksandr Kazakevic(リトアニア)
[2]Mark Madsen(デンマーク)
[3]Aslan Atem(トルコ)
[3]Tadeusz Michalik(ポーランド)

 【85kg級】
[1]Artur Shahinyan(アルメニア)
[2]Kansu ILDEM(トルコ)
[3]Javid Hamzatov(ベラルーシ)
[3]Zhan Belenyuk(ウクライナ)

 【98kg級】
[1]Artur Aleksanyan(アルメニア)
[2]Cenk Ildem(トルコ)
[3]Rami Hietaniemi(フィンランド)
[3]Aleksander Hrabovik(ベラルーシ)

 【130kg級】
[1]Nurmakhan Tinaliev(カザフスタン)
[2]Kiril Gryshchanko(ベラルーシ)
[3]John Christian(ドイツ)
[3]Aleksander Chernetski(ウクライナ)
 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】
[1]Erdenebat Bekhbayar(モンゴル)
[2]Batbold Nomin(モンゴル)
[3]Zoheir El Ouarraqe(フランス)
[3]Damdinbazar Tsogtbaatar(モンゴル)

 【61kg級】
[1]Krzysztof Bienkowski(ポーランド)
[2]Nikolai Bolotnyuk(スロバキア)
[3]Bela Nemeth(ハンガリー)
 =3選手出場

 【65kg級】
[1]Haji Aliev(アゼルバイジャン)
[2]David Safaryan(アルメニア)
[3]Azamat Nurikov(ベラルーシ)
[3]George Bucur(ルーマニア)

 【70kg級】
[1]Ruslan Dibirgadzhiyev(アゼルバイジャン)
[2]Adrian Ionut Moise(ルーマニア)
[3]Lennard Wickel(ドイツ)
[3]Samet Dulger(ドイツ)

 【74kg級】
[1]Yabrail Hasanov(アゼルバイジャン)
[2]Georg Harth(ドイツ)
[3]Luca Lampis(フランス)
[3]Jakub Sciranka(スロバキア)

 【86kg級】
[1]Gamzat Osmanov(アゼルバイジャン)
[2]Zbigniew Baranowski(ポーランド)
[3]Gabriel Seregelyi(ドイツ)
[3]Armands Zvirbulis(ラトビア)

 【97kg級】
[1]Radoslaw Baran(ポーランド)
[2]Imants Lagodskis(ラトビア)
[3]Stefan Kehrer(ドイツ)
[3]William Harth(ドイツ)

 【125kg級】
[1]Aleksey Shemarov(ベラルーシ)
[2]Soslan Gagloev(スロバキア)
[3]Johannes Kessel(ドイツ)
[3]Nick Matuhin(ドイツ)

 

7月にフランスと韓国が来日し、全日本チームと合同合宿

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 7月にフランス(男子フリースタイル・女子)と韓国(女子)のナショナルチームが来日し、全日本チームほかと合同合宿をすることになった。

 フランスの韓国の女子チームは7日(月)に来日。東京での練習のあと、11日(金)~16日(水)に新潟・十日町市で行われる全日本合宿に参加。その後も東京で練習し、20日に帰国する。

 フランスの男子フリースタイル・チームは9日(水)に来日。同日から17日(木)まで東京・味の素トレーニングセンターで行われる男子フリースタイルの合宿に参加。その後も東京で練習し、25日に帰国する。

 女子の両チームは、ロンドン・オリンピック代表選手を含めたメンバー。男子のフランス・チームはジュニア2選手を含めた若い選手。

 今年は5月にブラジル女子チームが来日して全日本チームほかと練習している。

 参加選手は下記の通り。


 ◎男子フリースタイル・フランス・チーム

【コーチ】Pais Didier

【選手】
▼57kg級:Zoheir El Ouarraqe=2013年地中海大会55kg級優勝
▼60kg級:Iiman Mukhtarov=2014年欧州ジュニア選手権出場
▼65kg級:Maxime Fiquet=2013年ヘンリ・デグレン大会66kg級優勝
▼74kg級:Luca Lampis=2013年世界選手権出場
   〃  :Zelimkhan Khadjiev=2013年欧州ジュニア選手権3位
▼86kg級:Akhmed Aibuev=2014年ドイツ・グランプリ5位

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 ◎女子フランス・チーム

【コーチ】David Legrand=1996年アトランタ・オリンピック52kg級代表

【選手】
▼48kg級:Julie Sabatie =2014年パリ・グランプリ5位
   〃  :Melanie Lesaffre =2013年世界選手権48kg級5位
▼53kg級:Tatiana Debien=2014年ドイツ・グランプリ優勝
   〃  :Aurelie Basset=2014年クリッパン国際大会3位
▼69kg級:Cynthia Vescan=2012年ロンドン・オリンピック72kg級出場

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 ◎韓国女子チーム

【コーチ】Jeo Hae Seb、Kim Eun You
【ドクター】Kim Deok-Won

【選手】
▼48kg級:Lee Yu-Mi=2014年アジア選手権3位
▼53kg級:Oh Hyun-Young=2013年アジア選手権出場
   〃  :Kim Hyung Joo=2012年ロンドン・オリンピック48kg級出場
▼55kg級:Um Ji Eun=2012年ロンドン・オリンピック55kg級出場
   〃  :Lee Shin Hye=2012年アジア・ジュニア選手権3位
   〃  :Kim Kyeong Eun=2014年アジア選手権63kg級出場
▼69kg級:Hwang Eun Ju=2014年アジア選手権75kg級出場
   〃  :Jeong Eun Sun=2013年世界選手権63kg級出場
 


 

7月発表FILAランキング…男子フリースタイル/女子

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 国際レスリング連盟(FILA)は7月3日までに、男子フリースタイルと女子の6月末時点でのランキングを発表。ドイツ・グランプリなどの成績が反映されている。

 上位選手に大きな変動はなかったが、女子48kg級で、ドイツ・グランプリで優勝し、国際大会を4大会連続(パリ・グランプリ、クリッパン女子国際大会、欧州選手権、ドイツ・グランプリ)で制しているロンドン・オリンピック2位のマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)が、昨年の世界選手権のあと個人戦の出場がない世界チャンピオンの登坂絵莉(至学館大)と入れ替わって1位となった。

 同55kg級の吉田沙保里(ALSOK)も世界選手権のあと個人戦の出場はないが、53kg級の1位をキープ。別格の存在となっている。

 各階級の上位選手、および日本選手は下記の通り。


※カッコ内数字は6月発表時の順位

 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】
[1]Vladimir Khinchegashvili(グルジア)=欧州選手権優勝(1)
[2]Rasul Kaliev(カザフスタン)=アジア選手権優勝(2)
[3]Viktor Lebedev(ロシア)=アリ・アイエフ国際大会5位(3)
[5]森下史崇(日本)=アジア選手権3位(4)

 【61kg級】
[1]Haji Aliev(アゼルバイジャン)=欧州選手権優勝(1)
[2]Masoud Esmailpour(イラン)=アジア選手権優勝(4)
[3]Bekhan Goygereev(ロシア)=欧州選手権2位(3)
[19]高塚紀行(日本)=タクティ・カップ3位(19)

 【65kg級】
[1]Magomed Kurbanaliev(ロシア)=欧州選手権優勝(1)
[2]Franklin Gomez Matos(プエルトリコ)=中央アメリカ大会優勝(2)
[3]Servet Coskun(トルコ)=欧州選手権2位(3)
[13]高谷大地(日本)=タクティ・カップ5位(11)

 【70kg級】
[1]Moustafa Hosseinkhani(イラン)=アジア選手権優勝(1)
[2]Ruslan Dibirgadzhiyev(アゼルバイジャン)=欧州選手権優勝(2)
[3]Grigor Grigoryan(アルメニア)=欧州選手権2位(5)
[14]保坂健(日本)=アジア選手権3位(12)

 【74kg級】
[1]Jordan Burroughs(米国)=世界選手権優勝(1)
[2]Reza Afzali Paemami(イラン)=アジア選手権優勝(3)
[3]Yabrail Hasanov(アゼルバイジャン)=欧州選手権2位(4)
[16]山中良一(日本)=アジア選手権3位(15)

 【86kg級】
[1]Abdul Rashid Sadulaev(ロシア)=欧州選手権優勝(1)
[2]Murad Gaidarov」(ベラルーシ)=欧州選手権2位(2)
[3]Meisam Mostafa Joukar(イラン)=アジア選手権優勝(3)

 【97kg級】
[1]Reza Yazdani(イラン)=世界選手権優勝(1)
[2]Abdusalam Gadisov(ロシア)=欧州選手権優勝(2)
[3]Khetag Gazumov(アゼルバイジャン)=欧州選手権2位(3)

 【125kg級】
[1]Taha Akgul(トルコ)=欧州選手権優勝(1)
[2]Komeil Ghasemi(イラン)=アジア選手権優勝(2)
[3]Aleksander Khotsianivski(ウクライナ)=欧州選手権3位(5)


 ◎女子

 【48kg級】
[1]Mariya STADNYK(アゼルバイジャン)=欧州選手権優勝(2)
[2]登坂絵莉(日本)=世界選手権優勝(1)
[3]SUN Yanan(中国)=2013年世界選手権51kg級優勝(3)
[9]入江ゆき(日本)=ヤリギン国際大会優勝(6)
[11]岩群安奈(日本)=アジア選手権3位(11)

 【53kg級】
[1]吉田沙保里(日本)=世界選手権優勝(1)
[2]Maria Gurova(ロシア)=欧州選手権優勝(2)
[3]Sofia Mattsson(スウェーデン) =欧州選手権優勝(3)
[11]菅原ひかり(日本)=アジア選手権3位(9)

 【55kg級】
[1]村田夏南子(日本)=ヤリギン国際大会優勝(1)
[2]Marwa Amri(チュニジア)=アフリカ選手権優勝(2)
[3]Jill Gallays(カナダ)=ドイツ・グランプリ優勝(12)
[14]浜田千穂(日本)=アジア選手権7位(11)
[17]広瀬瑠実(日本)=アジア・ジュニア選手権2位(ランク外)


 【58kg級】
[1]伊調馨(日本)=ヤリギン国際大会優勝(1)
[2]川井梨紗子(日本)=アジア選手権優勝(2)
[3]Valeria Koblova-Zholobova」(ロシア)=欧州選手権優勝(3)

 【60kg級】
[1]Yulia Ratkevich(アゼルバイジャン)=クリッパン女子国際大会優勝(1)
[2]Michelle Fazzari(カナダ)=クリッパン女子国際大会2位(2)
[3]坂上嘉津季(日本)=2013年ゴールデンGP決勝大会3位(3)
[19]佐藤喜歌(日本)=アジア選手権3位(17)


 【63kg級】
[1]Anastasija Grigorjeva(ラトビア)=欧州選手権優勝(1)
[2]Jackeline Rentaria Castillo(コロンビア)=中央アメリカ大会2位(2)
[3]Xiluo Zhuoma(中国)=デーブ・シュルツ国際大会2位(3)
[5]伊藤友莉香(日本)=アジア選手権優勝(5)

 【69kg級】
[1]Natalia Vorobieva(ロシア)=欧州選手権優勝(1)
[2]Alina Makhinya(ウクライナ)=欧州選手権3位(2)
[3]土性沙羅(日本)=アジア選手権優勝(3)

 【75kg級】
[1]Erica Wiebe(カナダ)=グランマ・グランプリ優勝(2)
[2]Adeline Gray(米国)=クリッパン女子国際大会3位(1)
[3]Vasilisa Marzaliuk(ベラルーシ)=欧州選手権2位(3)
[8]鈴木博恵(日本)=アジア選手権3位(8)


 


8日(火)から世界学生選手権(ハンガリー)

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 2年に1度開催される世界学生選手権が、7月8日(日)~12日(土)にハンガリー・ペーチで行われる。ハンガリー協会のホームページによると、25ヶ国から275選手がエントリーしている。

 日本選手団は下記の通り。男子は昨年の全日本学生選手権の優勝選手を中心に、一部の階級ではプレーオフを実施して決定。女子は強化委員会によって選考された。当初参加予定だった女子55kg級の村田夏南子(日大)が負傷で辞退し、樋口美賀子(環太平洋大)が出場する。規定により、この春に卒業した選手も出場っできる。

 前回(2012年)の大会(フィンランド)は、男子フリースタイルで「銀1」、男子グレコローマンでメダルなし、女子で「金2・銅2」だった。

 チームは男子フリースタイルと女子が5日(土)、男子グレコローマンが8日(火)に、それぞれ出発する。


 《大会日程》

7月8日(火)  男子フリースタイル57・65・74・97kg級
   9日(水)  男子フリースタイル61・70・86・125kg級 / 女子48・55kg級
  10日(木)  女子53・58・60・63・69・75kg級
  11日(金)  男子グレコローマン59・71・80・98kg級
  12日(土)  男子グレコローマン66・75・85・130kg級
 


 《日本選手団》

 ◎役員

【団 長】藤沢信雄  (大東大職)
【副団長】多賀恒夫(明大教)

【男子フリースタイル監督】吉本 収(神奈川大職)、【同コーチ】小幡邦彦(山梨学院大職)

【男子グレコローマン監督】太田浩史(青山学院大職)、【同コーチ】松本慎吾(日体大教)

【女子監督】嘉戸洋(環太平洋大教)、【同コーチ】志土地翔大(至学館大職)

-------------------

 ◎代表選手(数字は学年)

 【男子フリースタイル】
▼57kg級 森下史祟(ぼてじゅう=日体大OB)
▼61kg級 鴨居正和(山梨学院大4)
▼65kg級 新川武弥(日大4)
▼70kg級 砂川航祐(千葉・柏日体高教=日体大OB)
▼74kg級 北村公平(阪神酒販=早大OB)
▼86kg級 赤熊猶弥(自衛隊=拓大OB)
▼97kg級 山本康稀(日大3)
▼125kg級=派遣なし

 【男子グレコローマン】
▼59kg級 松澤力也(日体大4)
▼66kg級 中井堅太(早大4)
▼71kg級 中村尚弥(日体大4)
▼75kg級 阪部 創(神奈川大3)
▼80kg級 前田祐也(拓大3)
▼85kg級 星 翔也(日体大4)
▼98kg級 米平安寛(宮崎県協会=日体大OB)
▼130kg級 園田 新(拓大2)

 【女子】
▼48kg級 伊藤史織(至学館大3)
▼53kg級 田中亜里沙(早大4)
▼55kg級 浜田千穂(日体大4)
▼58kg級 樋口美賀子(環太平洋大1)
▼60kg級 早見なつみ(九州共立大4)
▼63kg級 上原榛奈(法大4)
▼69kg級 橋本千紘(日大4)
▼75kg級 吉井瑞江(至学館大4)


 

7月発表FILAランキング…男子グレコローマン

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 国際レスリング連盟(FILA)は7月4日、男子グレコローマンの7月のランキングを発表した。ドイツ・グランプリなどの成績が反映されている。

 すでに発表されている男子フリースタイルと女子と同じく、上位選手に大きな変動はなかく、1位をはずれたのはドーピング違反で出場停止となった85kg級のタレブ・ネマトプール(イラン)だけ。同級は2位のザン・ベレニュク(ウクライナ)が1位へ繰り上がった。

 日本選手は59kg級9位に太田忍(日体大)、75kg級10位に金久保武大(ALSOK)が入っている。6月に国際大会がなかったこともあり、ともに順位を落としている。

 各階級の上位選手と日本選手は下記の通り。


※カッコ内の数字は6月発表時の順位

 【59kg級】
[1]Aleksandar Kostadinov(ブルガリア)=欧州選手権優勝(1)
[2]Hamid Soryan(イラン)=ハンガリー・グランプリ優勝(2)
[3]Mingiyan Semenov(ロシア)=ベービ・エムレ国際大会優勝(4)
[9]太田忍(日本)=アジア選手権2位(7)

 【66kg級】
[1]Adam Kurak(ロシア)=欧州選手権優勝(1)
[2]Hasan Aliyev(アゼルバイジャン)=欧州選手権2位(2)
[3]Frank Staebler(ドイツ)=欧州選手権3位(3)

 【71kg級】
[1]Tamas Lorincz(ハンガリー)=欧州選手権優勝(1)
[2]Rasul Chunayev(アゼルバイジャン)=欧州選手権2位(2)
[3]Saeid Mourad Abdvali(イラン)=アジア選手権3位(3)

 【75kg級】
[1]Kim Hyeon-Woo(韓国)=アジア選手権(1)
[2]Aleksander Chekhirkin(ロシア)=欧州選手権優勝(2)
[3]Arsen Julfalakyan(アルメニア)=欧州選手権2位(3)
[10]金久保武大(日本)=アジア選手権2位(9)

 【80kg級】
[1]Peter Bacsi(ハンガリー)=欧州選手権優勝(1)
[2]Selcuk Cebi(トルコ)=欧州選手権2位(2)
[3]Habibollah Akhlaghi(イラン)=ハンガリー・グランプリ優勝(3)

 【85kg級】
[1]Zhan Belenyuk(ウクライナ)=欧州選手権優勝(2)
[2]Rami Hietaniemi(フィンランド)=欧州選手権2位(3)
[3]Viktor Lorincz(ハンガリー)=ハンガリー・グランプリ3位(7)

 【98kg級】
[1]Artur Aleksanyan(アルメニア)=欧州選手権優勝(1)
[2]Cenk Ildem(トルコ)=欧州選手権2位(2)
[3]Balasz Kiss(ハンガリー)=ヤデガー・イマム国際大会優勝(3)

 【130kg級】
[1]Riza Kayaalp(トルコ)=欧州選手権優勝(1)
[2]Mijain Lopez Nunez(キューバ)=中央アメリカ大会(2)
[3]Johan Magnus Euren(スウェーデン)=欧州選手権3位(3)


 

ロンドン王者のガセム・レザエイらが敗れる…イランの世界選手権・アジア大会代表選考会

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 イランの世界選手権とアジア大会の代表選考会が6月21日に行われ、ロンドン・オリンピック男子グレコローマン96kg級優勝のガセム・レザエイ、同男子フリースタイル84kg級3位のエフサン・ラシュガリ、同男子フリースタイル120kg級銅メダリストのコメイル・ガセミらが優勝できず、かなりの“番狂わせ”があった。

 一方、昨年の世界選手権の男子フリースタイル55kg級を制したハッサン・ラヒミが57kg級を制し、同じく世界チャンピオンのレザ・ヤズダニが97kg級で勝った。

 ロンドン・オリンピックのっ男子グレコローマン55kg王者のハミド・スーリヤンや、同60kg級王者のオミド・ノルージは出場していないもよう。同じオリンピック王者でも、前述のレザエイと違い、復帰してワールドカップなどの国際大会で結果を出しているので、免除されているのかもしれない。

 各階級の1~3位選手は下記の通り。各大会の代表はまだ発表されていない。


 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】
[1]Hassan Rahimi =2013年世界選手権55kg級優勝
[2]Younes Sarmasti =2013年世界ジュニア選手権55kg級優勝
[3]Omid Jalali Bahar

 【61kg級】
[1]Masoud Esmaeilpor
[2]Hassan Moradgholi
[3]Abbas Dabaghi =2008年北京オリンピック55kg級代表

 【65kg級】
[1]Meysam Nasiri =2014年タクティ・カップ優勝
[2]Mohammad Yousefi
[3]Hamed Rashidi

 【70kg級】
[1]Mostafa Hosseinkhani =2014年アジア選手権優勝
[2]Peyman Yarahmadi =2014年タクティ・カップ2位
[3]Saeid Dadashpour =2014年タクティ・カップ3位

 【74kg級】
[1]Reza Afzali =2014年アジア選手権優勝
[2]Ezatollah Akbari =2014年タクティ・カップ3位
[3]Morteza Rezaei =2014年ヤシャドク国際大会2位

 【86kg級】
[1]Mohammadhossein Mohammadian =2013年ユニバーシアード84kg級3位
[2]Meysam Mostafa Joukar =2014年アジア選手権優勝
[3]Mohammad Javad Ebrahimi =2014年タクティ・カップ3位

 【97kg級】
[1]Reza Yazdani =2013年世界選手権96k級優勝
[2]Hamed Tallebi Zarrinkamar =2014年ワールドカップ代表
[3]Amir Mohammadi

 【125kg級】
[1]Parviz Hadi =2014年タクティ・カップ優勝
[2]Komeil Ghasemi =2012年ロンドン・オリンピック120kg級3位
[3]Seyed Reza Mousavi


  ◎男子グレコローマン

 【59kg級】
[1]Shirzad Beheshti Tala =2014年ヤデガー・イマム国際大会5位
[2]Iman Davoudi
[3]Mosayeb Akbari

 【66kg級】
[1]Amin Souri
[2]Saman Abdevali
[3]Abazar Nourzadeh

 【71kg級】
[1]Afshin Biabangard =2014年ヤデガー・イマム国際大会優勝
[2]Mohammad Jafar Tavasoli
[3]Boroumand Aslan

 【75kg級】
[1]Saeid Abdevali
[2]Hadi Alizadeh Pournia
[3]Payam Boyeri

 【80kg級】
[1]Habibollah Akhlaghi =2014年ハンガリー・グランプリ優勝
[2]Milad Khosravi
[3]Farshad Alizadeh =2014年ワールドカップ代表

 【85kg級】
[1]Mojtaba Karimfar =2014年アジア選手権3位
[2]Hossein Nouri
[3]Saman Azizi =2014年ヤデガー・イマム国際大会2位

 【98kg級】
[1]Mehdi Aliyari =2013年世界選手権96kg級5位
[2]Ghasem Rezaei =2012年ロンドン・オリンピック96kg級優勝
[3]Davoud Abedinzadeh =2014年ヤデガー・イマム国際大会3位

 【130kg級】
[1]Behnam Mehdizadeh =2014年アジア選手権優勝
[2]Mehdi Nouri
[3]Amir Ghasemi Monjazi =2014年ヤデガー・イマム国際大会3位


 

西日本学生新人戦(男子フリースタイル)成績

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(7月5日、大阪・堺市金岡公園体育館)


男子フリースタイル 一覧表 57kg 61kg 65kg 70kg 74kg 86kg 97kg 125kg

 【男子フリースタイル】

▼57kg級 [1]平川耶磨人(中京学院大)、[2]徳岡拓(立命館大)、[3]吉田浩大(中京学院大)、藤井向陽(日本文理大)

▼61kg級 [1]光永賢弘(同志社大)、[2]仁木陽介(中京学院大)、[3]樋口祐作(徳山大)、北條陸(関学大)

▼65kg級 [1]菅原翔太(福岡大)、[2]竹本壮志(関大)、[3]竹原魁晟(徳山大)、渡辺功之臣(近大)

▼70kg級 [1]古澤宏野(立命館大)、[2]高石晶(徳山大)、[3]新田拓馬(桃山学院大)、和智健悟(同志社大)

▼74kg級 [1]花山尚生(福岡大)、[2]清水瑛晶(立命館大)、[3]福井将真(中京学院大)、平野翼(同志社大)

▼86kg級 [1]榎本凌太(同志社大)、[2]廣瀨章吾(中京学院大)、[3]上原元気(徳山大)、末永渓太朗(関学大)

▼97kg級 [1]久保遼馬(近大)、[2]竹内亮亘(帝塚山大)、[3]河野公亮(九州共立大)、今井彰大(立命館大)

▼125kg級 [1]執行大海(日本文理大)、[2]東優志(福岡大)、[3]山口直人(徳山大)、高澤淳介(帝塚山大)


 

ロンドン銅メダリストの湯元進一(自衛隊)が復帰戦で優勝…全日本社会人選手権第1日

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 全日本社会人選手権は7月5日、埼玉・和光市総合体育館で開幕。初日は男女の団体戦と個人戦の男子フリースタイルと女子が行われた。

 男子57kg級には、2012年ロンドン・オリンピック55kg級銅メダルの湯元進一(自衛隊)が約1年11ヶ月ぶりに実戦のマットに参戦。ブランクを感じさせないパワーでトーナメント5試合を勝ち抜き、見事に復活優勝。2016年リオデジャネイロ・オリンピックに向けて幸先いいスタートを切った。

 自衛隊勢は湯元以外も好調で、70kg級の野田寛人、74kg級の葈澤謙、86kg級の佐々木健吾、97kg級の木下駿、125kg級の金澤勝利が優勝し、8階級中6階級を制した。

 60kg級は決勝が昨年と同カードの菊地憲(静岡ク)-高安直人(高安組)となり、菊地が接戦を制して連覇。65kg級は栗森幸次郎(三恵海運)が優勝した。

 女子では、2010年世界選手権51kg級2位の堀内優(自衛隊)が2年連続で55kg級にエントリー。昨年は2位だったが、今年は決勝で永石美智(九州共立大=注・女子は大学生も出場可)を破って大会初優勝を飾った。

 4月のアジア選手権(カザフスタン)で2度目の優勝を飾った63kg級の伊藤友莉香(自衛隊)は圧勝で2連覇。75kg級の飯島千晶(警視庁ク)も2連覇を飾った。

 男子の団体戦は、今年から実業団とクラブチームの混合戦となり、試合形式は4チームで予選リーグ行い、リーグ1位同士が決勝トーナメントで闘う形式が取られた。これにより、どのチームも最低3試合をこなせるようになった。新形式で初チャンピオンに輝いたのは、昨年王者の警視庁クラブ。決勝で自衛隊を4-1で破って優勝した。

 女子は代々木クラブが、自衛隊を3-2の接戦で破って優勝した。

 各試合結果は下記の通り。(文=増渕由気子)


団体戦一覧表 団体戦トーナメント表

男子フリースタイル 一覧表 57kg 61kg 65kg 70kg 74kg 86kg 97kg 125kg
 女   子 一覧表 48・53・55kg 58kg・60kg・63kg・69kg・75kg

 ◎団体戦

 ▼男子の部 [1]警視庁クラブ、[2]自衛隊、[3]ALSOK

 ▼女子の部 [1]代々木クラブ、[2]自衛隊


 ◎個人戦

 【男子フリースタイル】

▼57㎏級 [1]湯元進一(自衛隊)、[2]桑木黎(自衛隊)、[3]守田泰弘(和歌山クラブ)

▼61㎏級 [1]菊地憲(静岡クラブ)、[2]髙安直人(髙安組)、[3]鈴木康寛(自衛隊)

▼65㎏級 [1]栗森幸次郎(三恵海運)、[2]松本桂(長崎県協会)、[3]五位塚優(山梨県協会)

▼70㎏級 [1]野田寛人(自衛隊)、[2]杉本京介(福岡・東鷹高)、[3]梅野貴裕(愛媛県協会)

▼74㎏級 [1]葈澤謙(自衛隊)、[2]鎌田学(自衛隊)、[3]細越孝紀(警視庁クラブ)

▼86㎏級 [1]佐々木健吾(自衛隊)、[2]永田裕城(自衛隊)、[3]奈良部嘉明(筑西広域消防本部)

▼97㎏級 [1]木下駿(自衛隊)、[2]福井裕士(自衛隊)、[3]藤本健治(警視庁クラブ)

▼125㎏級 [1]金澤勝利(自衛隊)、[2]馬場貴大(長崎県協会)、[3]鈴木啓仁(ワセダクラブ)
    
--------------------------------------

  【女子】

▼48㎏級 [1]青野ひかる(日大クラブ)、[2]伊藤小雪(環太平洋大)、[3]櫻井宏美(ランクアップ平野屋)

▼53㎏級 [1]入江ななみ(九州共立大)、[2]池亀優希(自衛隊)、[3]鈴木綾乃(ジャパンビバレッジ)

▼55㎏級 [1]堀内優(自衛隊)、[2]永石美智(九州共立大)、[3]伊郷里咲(自衛隊)

▼58㎏級 [1]正田絢子(網野クラブ)、[2]山中美羽(環太平洋大)    

▼60㎏級 [1]香山芳美(早大)、[2]歌田圭純(埼玉西部消防局)、[3]西村晴香(関大)

▼63㎏級 [1]伊藤友莉香(自衛隊)、[2]佐藤喜歌(自衛隊)、[3]津田香耶(自衛隊)

▼69㎏級 [1]工藤佳代子(自衛隊)        

▼75㎏級 [1]飯島千晶(警視庁クラブ)、[2]馬場菜津美(自衛隊)   

--------------------------------------
       
 《個人賞》

 【最優秀選手賞】▼男子フリースタイル 湯元進一(57kg級=自衛隊)、▼女子 入江ななみ(53k級=九州共立大)

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 菊地憲(61kg級=静岡クラブ)、▼女子 堀内優(55kg級=自衛隊)

 【敢闘賞】野田寛人(男子フリースタイル70kg級=自衛隊)、青野ひかる(女子48kg級=日大クラブ)


 

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