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3・5~6全国少年少女選抜選手権/各階級成績


タレント発掘・育成コンソーシアム(13)女子 カデット世代海外育成プログラム

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(公財)日本レスリング協会 
タレント発掘・育成コンソーシアム


 2015年11月30日(月)~12月7日(火)の期間、アメリカ合衆国・コロラドスプリングスにて、タレント発掘・育成コンソーシアムの一環として女子カデット世代海外育成プログラムを実施した。

 ※タレント発掘・育成コンソーシアムの受託概要については、下記をご参照ください。

 http://www.japan-wrestling.jp/2015/05/26/69916/

 レスリング強豪国は、オリンピック競技大会や世界選手権のみならず、ジュニア世代やカデット世代の世界選手権に、次世代の有望アスリートを帯同させ、国際大会の雰囲気や国外でのコンディショニング方法のについて学ぶ機会を戦略的に創出している。加えて、強豪国の育成拠点とネットワークを提携し、インターナショナルキャンプ等を定期的に実施することで、外国人選手とのトレーニング経験を蓄積させている。

 そこで、本事業においては、早期から海外における経験を積ませることを狙いとして、海外育成システム構築を推進している。海外育成プログラム派遣対象は、国内育成プログラムにて得たスキルの実践の場とするため、国内育成プログラムキャンプ参加者の中から特に優秀なタレントを選抜した。

 今回の海外育成プログラムには、女子カデット世代育成キャンプに参加したタレントの中から、43kg級田南部夢叶選手(帝京高等学校)、46kg級中村未優選手(埼玉栄高等学校)、52kg級屶網さら選手(エンジョイレスリングクラブ/寝屋川市立第五中学校)、63㎏級の田中志歩選手(YWFエリートアカデミーファイブスター/聖光高等学校)の4名を選抜して同プログラムに派遣した。

 本プログラムは、アメリカ合衆国・コロラドスプリングスに所在するアメリカナショナルチームの強化拠点U.S.オリンピックトレーニングセンター(USOTC)にて展開されているナショナルチームのトレーニングへの参加を通して、海外選手とのトレーニング機会を創出することに加え、海外でのコンディショニング、栄養摂取などについての実践の場とし、その取り組みについて評価、検証を行うことを目的としている。検証にあたっては、海外育成プログラム評価シートを新たに作成(選手は、毎日のコンディションや目標設定等について記入)し、記入内容をもとにコーチとの個別ミーティングを実施した。

 今回、海外育成プログラムを展開したUSOTCは、海抜1800mに位置することから、高地トレーニングの拠点としても知られている。特殊な環境下にて、オリンピックや世界選手権メダリストやUSのトップ選手との実戦トレーニングを通して、世界のトップと戦う上での課題を抽出できたことは大きな成果であった。

 また、本プログラムにおいては、新たな試みとして女性のメンター(スポーツ心理学者)に帯同してもらうことで、タレントの心理的な負担を軽減できたと思われる。女性のタレントを対象としたプログラムにおいては、女性のスタッフを配置することを標準とすることで、より質の高い環境を提供できると考えられる。今後も継続して積極的に女性スタッフを配置することが求められよう。今後は、本プログラムにて得た課題を今後の教育プログラムやトレーニングに反映させることが肝要となる。

 なお、今回、作成した海外育成プログラム評価シートの記入内容をもとに、コーチとの個別ミーティングを計3回実施した。このプログラムは、タレントとコーチの方向性や意識を合わせて、今後の課題を解決するためのツールとして非常に有効であった。

 今回、明らかになった課題の解決を目指し、国内育成プログラム、海外育成プログラムの質を高め、さらに質の高い発掘・育成システムの構築の推進に努める必要がある。

マットトレーニングの様子

マットトレーニングの様子

マットトレーニングの様子

トレーニング前のミーティング(目標設定の確認)

フィットネストレーニングの様子

GROWモデルを用いた個別ミーティング

 


 

【全自衛隊大会・特集】父は日体大OB、防大から学生王者を目指す森崎克也が両部門で3位入賞

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(文・撮影=樋口郁夫)

 全自衛隊大会には、自衛隊所属の選手だけでなく、防衛省施設等機関である防衛大学校(以下、防大)の選手も参加できる。そのうちの一人、57kg級の森崎克也は一般の部と段別の部の双方にエントリーし、両方とも3位に入賞する健闘を見せた。

 防大は東日本学生連盟に加盟しているので、選手活動のメーンは学生の大会。2年目を迎える学生レスリング界での活躍の弾みをつけた形だ。

 大会を通じての反省点は「体力不足」。体力が足りないから、「バックを取っても極め切れずにポイントを取れない。一度バックを取ったら、必ずテクニカルフォールまで持っていける体力をつけたい」と言う。

 両部門に出たのは、勝目力也監督から「厳しい条件の中で勝ち抜くことが、新人選手権やインカレ(全日本学生選手権)で勝ち抜くために必要」と言われ、体力と気力を養成するためだった。この日は監督不在。「監督がいないところでも、しっかりやりたかった」と残念そうな表情を浮かべた。

■勝目力也監督を頼って防大に進学

 森崎の父・智宏さんは日体大レスリング部のOBで、現在の日本協会・栄和人強化本部長の1年上。父の影響で4歳の頃からレスリングを始め、宮崎・日向学院高時代に県のインターハイ予選で3連覇を達成。最後の年(2014年)は国体グレコローマン50kg級で3位入賞を果たした。

 卒業後もレスリングを続けたい気持ちがあったが、人生のモットーは「文武両道」。レスリングさえできれば、という気持ちで進学するつもりはなかった。防大に学びたい学部があったことと、勝目監督が世界ベテランズ選手権で優勝したニュースを聞き、「この監督の下でレスリングをやりたい」と、防大を選んだという。

 1年目の2015年は、東日本学生リーグ戦で2勝1敗。全日本学生選手権では、フリースタイルで山梨学院大の選手を破るなどしてベスト16まで進出した。その時に負けた相手は優勝した大城一晟(国士舘大)。組み合わせによっては、もうひとつ上まで行けたかもしれない。

 2年目はこの成績を上回ることが目標。高校時代はグレコローマンで全国3位になっているだけに、グレコローマンへの気持ちも十分にある。「勝目監督は、フリースタイルの選手でありながらグレコローマンでもインカレ3連覇しています。大会前は監督からグレコローマンも鍛えてもらっています。グレコローマンでも頑張りたい」と言う。

■目標は同郷の先輩、“シンデレラ”川野陽介

 卒業までの目標は「インカレ優勝」ときっぱり。しかし、防大の場合は、まず勉強が普通の大学以上に厳しい。さらに、監督は元一流選手だが(現在もベテランズの世界王者)、大学入学後にレスリングを始めた選手が多いので、学生のトップを目指すには環境的に厳しいのが現実だ。

 それをどう克服するか。「ふつうの練習以外の時に、いかに練習するかだと思います。そのためにも、まず体力ですね」と、この日の反省もあって、あらためて体力づくりに励む腹積もり。授業や大学の場所(神奈川県横須賀市)からして、他大学と練習できる機会はそうないが、自衛隊の体育学校の練習に参加させてもらう機会もあり、逆に選手やコーチが大学に来てくれたりもするという。

 「自衛隊のトップ選手と練習したり、指導を受けることができるので、環境は決して悪くありません。これを生かしたいです」。自衛隊での目標とする選手は、昨年12月の全日本選手権フリースタイル57kg級で“シンデレラ・ストーリー”を演じた同郷の川野陽介。

 グレコローマンでは、目標というよりライバルとして、昨年のこの大会を制し11月の全国社会人オープン選手で3位になった新垣忠勝(沖縄・浦添工高卒)の名を挙げ、「(4月末の)JOC杯で闘いたい。勝ちたい」ときっぱり。

 昨年は女子で国立大学(群馬大)の選手が飛躍した。男子も、決して不可能なことではない。自衛隊のパワーをバックに、森崎が学生のトップを目指す!



 

【オリンピック・アジア予選/日本代表選手(8)】男子グレコローマン59kg級・太田忍(日体大)

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リオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


【男子グレコローマン59kg級・日本代表選手】

太田忍(おおた・しのぶ=日体大)

 1993年12月28日生まれ、22歳。青森県出身。山口・柳井学園高卒。165cm。

 【過去の主な成績(国内)】2015年全日本学生選手権66kg級2位、2015年国民体育大会66kg級3位、2015年全日本大学グレコローマン選手権優勝
、2015年全日本選手権優勝

 【過去の主な成績(国際)】2014年アジア選手権2位、2015年ハンガリーGP優勝、2015年アジア選手権3位
、2016年ハンガリーGP2位

 《関連記事》
■2015年12月24日: 【全日本選手権最終日・特集】優勝選手の声


 ◎太田忍の国際大会成績(シニア)

 《2016年》

 【2月:ハンガリーGP(59kg級)】=2位
決  勝 ●[2-2]長谷川恒平(日本)
準決勝 ○[フォール、1:25=2-2]Ildar Hafizov(米国)
3回戦  ○[Tフォール、3:55=8-0]Dawid Ersetic(ポーランド)
2回戦  ○[11-7]Ryan Mango(米国)
1回戦   BYE

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 《2015年》

 【5月:アジア選手権=カタール(59kg級)】=3位
3決戦  ○[Tフォール、1:20=8-0]Tian Qiye(中国)
準決勝 ●[Tフォール、2:30=0-9]Elmurat Tasmuradov(ウズベキスタン)
2回戦  ○[Tフォール、2:11=8-0]Azizbeki Sharifzoda(タジギスタン)
1回戦  BYE

 【3月:ハンガリーGP(59kg級)】=優勝
決  勝 ○[Tフォール、8-0]Spencer Mango(米国)
準決勝 ○[フォール、9-3]Zhanserik Sarsenbaev(カザフスタン)
4回戦  ○[Tフォール、12-4]Ivan Lizatovic(クロアチア)
3回戦  ○[5-0]Stig Andre Berge(ノルウェー)
2回戦  ○[フォール、7-4]Mirambek Ainagulov(カザフスタン)
1回戦   BYE

 【1月:デーブ・シュルツ国際大会=米国(59kg級)】
敗復3 ●[Tフォール、0-8]Mirambek Ainagulov(カザフスタン)
敗復2 ○[Tフォール、10-2]Jermaine Hodge(米国)
敗復1 ○[Tフォール、8-0]Sammy Jones(米国)
3回戦 ●[3-5]Ivo Angelov(ブルガリア)
2回戦 ○[Tフォール、9-0]William Simpson(米国)
1回戦  BYE

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 《2014年》

 【11月:ブラジル・カップ(59kg級)】=優勝
決  勝 ○[フォール]Diego Romanelli(ブラジル)
準決勝 ○[Tフォール、10-0]Christopher Alexander(ペルー)
1回戦  ○[Tフォール、12-3]Andres Montano(エクアドル)

 【7月:ゴールデンGP決勝大会=アゼルバイジャン(59kg級)】=7位
敗復2 ●[4-6]Aleksandar Stoyanov Kostadinov(ブルガリア)
敗復1 ○[フォール、6-2]Orxan Ahmedov(アゼルバイジャン)
2回戦 ●[2-3]Abdouli Saman(イラン)
1回戦 ○[フォール、8-4]Davoudi Iman(イラン)


 【4月:アジア選手権=カザフスタン(59kg級)】=2位
決  勝 ●[Tフォール、2-10]Elmurat Tasmuradov(ウズベキスタン)
準決勝 ○[10-6]Yun Won Chol(北朝鮮)
2回戦  ○[Tフォール、8-0]Yang Teng kuei(台湾)
1回戦  ○[Tフォール、8-0]Alsade Mohmmed(イラク)

 【3月:ハンガリーGP(59kg級)】=3位
3決戦  ○[フォール、2:55(3-1)]Hatham Mahmoud Fahmy(エジプト)
準決勝 ●[Tフォール、0:45(0-8)]Hamid Soryan(イラン)
3回戦  ○[Tフォール、5:10(18-9)]Donior Islamov(モルドバ)
2回戦  ○[Tフォール、4:15(8-0)]Michal Tracz(ポーランド)
1回戦  ○[フォール、4:18(10-2)]Tobias Fonnesbek(デンマーク)

 【1月:ヤデガー・イマム・カップ=イラン(59kg級)】=5位
3決戦  ●[Tフォール、0-8]Mukhtarov Elman(アゼルバイジャン)
準決勝 ●[Tフォール、0-8]Hajipour Mohsen(イラン)
3回戦  ○[Tフォール、14-6]Papi Abdolmohmmad(イラン)
2回戦  ○[Tフォール、8-0]Isvandmahmoubi Farshsd(イラン)
1回戦  BYE


 

【オリンピック・アジア予選/展望(8)】実績ではイランとウズベキスタンが突出…男子グレコローマン59kg級

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 《大会日程》
3月18日(金)  男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
    19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
    20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級

《日本選手団》 / 《日本代表選考方法》


 《男子グレコローマン59kg級展望

 【出場枠獲得済みの国】北朝鮮、カザフスタン、キルギス

 【状況】
 昨年の世界選手権では北朝鮮、カザフスタン、キルギスの3ヶ国が出場枠を取ったが、世界王者経験のイラン、アジア王者経験のウズベキスタンという強豪が残る意外な結果へ。韓国も強く、3ヶ国獲得済みとはいえ強豪が残っている。

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 【イラン】
 2014年世界選手権ほか、ロンドン・オリンピックを含めて世界一をのハミド・スーリヤン(30歳)が出場枠を逃している。世界選手権のあと国際大会出場がないが、果たして今回の予選に出てくるか。スーリヤンでなければ、1月のタクティカップで優勝し、2月のアジア選手権2位のサマン・アブドウルバリ(24歳)が有力。

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 【ウズベキスタン】
 2014年世界選手権3位で、2014・15年アジア選手権優勝のエルムラト・タスムラドフ(24歳)の出場は間違いあるまい。世界選手権11位のあと、11月のゴールデンGP決勝大会で2位、今年1月のイワン・ポドブニー国際大会(ロシア)2位と実力を見せている。

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 【韓国】
 昨年のアジア選手権5位で、世界選手権は7位とあと一歩だったキム・セオウングハク(23歳)が有力候補だが、世界軍隊選手権3位のチョイ・ヒェオンムク、2014年世界選手権9位のリー・ユンバエク(29歳)の可能性もある。

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 【中国】
 2014年アジア大会3位のキイェ・チアンが、昨年の世界選手権で8位入賞のルミン・ワンのどちらかが出てくるだろう。チアンは今年1月のパリGPで優勝している。続くハンガリーGPは不調。ワンはパリGP決勝でチアンに敗れたが、ハンガリーGPでは3位に入賞した。

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 【その他】
 2月のアジア選手権3位のガウドラフ・シャーマ(インド=24歳)は2014年世界軍隊選手権で2位に入っている選手なので要注意選手。タジキスタンやトルクメニスタンには特に強豪は見当たらない。
 
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 《出場可能国》
イラン、インド、タイ、韓国、イラク、日本、タジキスタン、トルクメニスタン、台湾、ウズベキスタン

※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。



 

 

【報道】アジア予選(カザフスタン)取材の社は協会への申請をお願いします

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 3月18日(金)~20日(日)にカザフスタン・アスタナで行われるリオデジャネイロ・オリンピックのアジア予選を取材する社は、下記申請書にて、日本協会への申請をお願いします。

《アジア予選・取材申請諸》

 取材社を把握し、スムーズな取材となるようにするためのものです。14日(月)正午までに、FAX、またはメール(申請書に番号、アドレスを記載)で申請ください。


 

【全自衛隊大会・特集】保坂健選手と鴨居正和選手が審判デビュー

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 審判をやることで、審判の大変さを経験として理解してもらい、ルールの勉強をしてもらおうと、昨年から自衛隊の全日本トップ選手が審判として参加するようになったこの大会。昨年の高塚紀行選手、赤熊猶弥選手に続き、今年は保坂健選手と鴨居正和選手が審判デビューを果たした。ともに審判は初体験だという。

 保坂選手は「想像以上に難しかった。もつれた展開や場外際でに攻防になると、どちらのポイントが瞬時に判断できないことが多かった。ブレークのタイミング、アテンションやパッシブのタイミング…。外から見るのとでは大違いですね」との感想。

 「今後、納得いかない判定をされても、クレームをつけないようにしようと思いました」と続けた。

 鴨居選手は「試合前は『普通にできるだろう』と思っていましたが、やってみると難しかった。選手の動きに対して瞬時にポイントを挙げることが、こんなに大変だったとは…審判をやっている人の大変さ、判断力などの頭の切れのよさを痛感しました」と言う。

 やるべきことが多く、それが次々とやってくることに難しさがあったという。保坂選手と同じく、「(自分の試合の)判定への不満に対する気持ちが変わると思います」と言う。

 鴨居選手は香川・香川中央高校時代に、学生王者であり全日本トップ選手だった沖山功監督に鍛えられ、目標にして実力をつけた。その沖山監督は現在、審判員としてオリンピック出場を目指している。鴨居選手もいつかは現役を退くわけだが、その後は、やはり恩師を追いかけるのか?

 「まだ、引退後のことまでは考えていませんが…」と笑いながら、「興味が出てくれば」と否定はせず。周囲からは「恩師と同じ道を歩まなければね」との声が挙がっていた。

保坂健選手

鴨居正和選手



 

イザベル・サンボウ選手(セネガル)がUWW女性スポーツ賞を受賞

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 世界レスリング連盟(UWW)は女子の普及と発展のため、女性委員会によって女性スポーツ賞を創設。第1回の受賞者に、アフリカの大会を9度制しているイザベル・サンボウ選手(セネガル)を選び、国際女性デーの3月8日に発表した。副賞は賞金1万ドル(約113万円)。

 同選手は2012年ロンドン・オリンピック48kg級5位で、現在は53kg級に上げてリオデジャネイロ・オリンピック出場を目指している。アフリカを代表する女子選手で、昨年1月のUWWの女子普及キャンペーン「スーパー8」のメンバーとして、世界の女子レスリングの普及にも努めている。

 受賞の候補には、イラン協会のファルナス・パナヒザデフ氏、アメリカンサモア協会のアイレン・カネ氏も挙がっていたが、国内だけではなく国際舞台におけるサンボウ選手の活躍がより評価されての受賞となった。

 同選手は「とても光栄です。私はレスリングを愛しています。この賞は私にさらなる活躍の場を与えてくれます。私の活動はスタートしたばかりです」とコメントした。

 UWWのネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は「私達はサンボウ選手がマットの内外でやってきたことを誇りに思う。彼女の行動は世界の女子レスリング界を勇気づけるものだ。女子のさらなるリーダーシップの立場を期待するとともに、女子のコーチや審判の舞台での改革も期待したい」と話した。

 同会長は女性デーの8日、国際オリンピック委員会(IOC)のフォーラムに参加し、IOCのトーマス・バッハ会長(ドイツ)から2018年ユース・オリンピックにおけるレスリングの競技の男女同数の実現に対する感謝の言葉をあらためて受けた。


 


【オリンピック・アジア予選/日本代表(9)】男子グレコローマン66kg級・井上智裕(三恵海運)

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リオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


【男子グレコローマン66kg級・日本代表選手】

井上智裕(いのうえ・ともひろ=三恵海運)

 1987年7月17日生まれ、28歳。兵庫県出身。兵庫・育英高~日体大卒。170cm。

 【過去の主な成績(国内)】2012年全日本選手権74kg級優勝、2015年全日本選抜選手権優勝、2014・15年全日本選手権優勝

 【過去の主な成績(国際)】2013年アジア選手権74kg級3位、2014年ビル・ファーレル国際大会(米国)3位、2015年アジア選手権出場

 《関連記事》
■2015年12月26日: 【全日本選手権・特集】師弟対決を制し、オリンピックのスタートラインへ…男子グレコローマン66kg級・井上智裕(三恵海運)


 ◎井上智裕の国際大会成績(シニア)

 《2016年》

 【2月:ハンガリーGP(66kg級)】=11位
敗復戦 ●[4-4]Georgian Carpen(ルーマニア)
2回戦  ●[0-4]Tamás Lorincz(ハンガリー)
1回戦  ○[Tフォール、8-0]Jesse Thielke(米国)

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 《2015年》

 【11月:ビル・ファーレル国際大会=米国(75kg級)】
敗復1  ●[不戦敗]Cheney Haight(米国)
準決勝 ●[Tフォール、2-11]Justin Lester(米国)
3回戦  ○[7-2]Nekruz Mirkhajaev(タジギスタン)
2回戦  ○[3-2]Cheney Haight(米国)
1回戦  ○[Tフォール、13-4]Curt Calovecchi(米国)

 【5月:アジア選手権=カタール(71kg級)】=8位
2回戦 ●[0-5]Lee Jung Geun(韓国)
1回戦  BYE

 【3月:ハンガリーGP(66kg級)】=19位
3回戦 ●[2-4]Aibek Yensekhanov(カザフスタン)
2回戦 ○[1-1]Marius Thommesen(ノルウェー)
1回戦  BYE

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 《2014年》

 【11月:ビル・ファーレル国際大会=米国(71kg級)】=3位
3決戦  ○[Tフォール、14-5]Dillon Cowan(米国)
敗復戦 ○[5-0]Christopher Gonzalez(米国)
準決勝 ●[Tフォール、0-9]Kendrick Sanders(米国)
2回戦  ○[Tフォール、8-0]Anthonie Linares(米国)
1回戦  ○[Tフォール、8-0]Vincent Torres(米国)

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 《2013年》

 【11月:NYACホリデーオープン国際大会=米国(74kg級)】
敗復戦 ●[0-7]Oh Kangseok(韓国)
準決勝 ●[5-6]Jeon Neulpuleunsan(韓国)
3回戦  ○[2-1]Geordan Speiller(米国)
2回戦  ○[Tフォール、13-5]Dillon Cowan(米国)
1回戦   BYE

 【4月:アジア選手権=インド(74kg級)】=3位
3決戦  ○[2-1(1-0,1-4,3-0)]Ruslan Tsarev(キルギス)
準決勝 ●[0-2(0-1,1-2)]Kim Hyeon Woo(韓国)
2回戦  ○[2-0(1-0,2-0)]Rajbir Chhikara(インド)
1回戦  ○[2-0(2-0,5-0)]Badr Bakhti(カタール)

 【2月:ハンガリーGP(74kg級)】=9位
敗復2 ●[1-2(2-0,0-3,0-2)]Ruslan Tsihlev(キルギス)
敗復1 ○[2-1(2-0,0-2,2-0)]Shmagi Guliashivili(グルジア)
1回戦 ●[0-2(0-1,0-2)]Neven Zugaj(クロアチア)



 

【オリンピック・アジア予選/展望(9)】出てくるか、イランのオリンピック王者…男子グレコローマン66kg級

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 《大会日程》
3月18日(金)  男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
    19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
    20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級

《日本選手団》 / 《日本代表選考方法》


 《男子グレコローマン66kg級展望

 【出場枠獲得済みの国】韓国

 【状況】
2012年ロンドン・オリンピック60kg級王者が出てくれば大本命。だれが続くか、という勢力図と言えよう。

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 【イラン】
 昨年の世界選手権は2012年ロンドン・オリンピック60kg級優勝で2014年世界選手権2位のオミド・ノルージ(30歳)が国内での事情によって不出場。復帰して世界軍隊選手権3位の成績。出てきたら出場枠獲得の最右翼だろう。

 昨年の世界選手権代表で1月のタクティカップ(イラン)を制し、2月のアジア選手権3位のメフディ・ゼイドバント(23歳)の可能性も捨て切れない。

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 【北朝鮮】
 2014年アジア大会3位のリ・ハクウォン(29歳)が、昨年のアジア選手権5位のあと国際大会に出ていない。昨年の世界選手権代表のチョル・パンイン(23歳)もずば抜けた選手ではない。アジア3位の実績のある国だが、現在は一段落ちているようだ。

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 【キルギス】
 2014年アジア選手権優勝の選手(ルスラン・チャレフ=20歳)は、昨年の世界選手権は66kg級に出場したが(29位)、2月のアジア選手権は75kg級に出場して3位。75kg級で挑む公算が強い。そうなると、66kg級には特筆すべき選手がいない。

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 【中国】
 2012年アジア選手権優勝で、2015年同3位のパン・チェン(30歳)が出てくるか。昨年の世界選手権は2連敗だったが、今年1月のパリGP2位、2月のハンガリーGP5位と結果を出している。

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 【カザフスタン】
 昨年のアジア選手権3位のデメウ・ザドラエフ(26歳)は世界選手権13位。その後のゴールデンGP決勝大会でも結果を出せなかった。今年2月のアジア選手権2位のアシュカト・ザンビロフ(24歳)も候補と言えよう。どちらが出てくるか。

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 【その他】
 特筆すべき選手のいなかったウズベキスタンは、昨年のアジア・ジュニア選手権2位のアラム・バルダニャンが、2月のアジア選手権で3位の好成績。2014年アジア選手権2位のクスラフ・オブロベルディエフ(タジキスタン=22歳)も、出てくれば要注意選手。

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 《出場可能国》
カザフスタン、イラン、ウズベキスタン、中国、北朝鮮、トルクメニスタン、日本、タイ、タジキスタン、キルギス、インド

※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。


 

オリンピック・アジア予選/エントリー選手(女子75kg級)

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 世界レスリング連盟(UWW)は、3月18日(金)~20日(日)にカザフスタン・アスタナで行われるリオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選のエントリーを発表した。日本が参加する女子75kg級のエントリーと見どころは下記の通り。

(注)国際慣習として、エントリーしていない選手であっても出場が認められる場合もあります。ただし、各国とも2月のアジア選手権に参加した選手数を超えてエントリーすることはできません。


 ◎女子

 【75kg級】

 2014年アジア大会2位のグゼル・マニュロバ(カザフスタン)が3度目のオリンピック出場を目指す。モンゴルからは3人がエントリーしているが、昨年のアジア選手権2位のドンチメグ・バドラクが1月の国内選手権を制しており、出場が予想される。

 マークすべき選手は、この2選手だけと言っていいだろう。

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 《エントリー選手》
MANYUROVA Guzel(カザフスタン)=2014年アジア大会2位
BADRAKH Odonchimeg(モンゴル)=2015年アジア選手権2位
 (控え)OCHIRBAT Burmaa(モンゴル)
 (控え)GELEGJAMTS Naranchimeg(モンゴル)
ORINBAEVA Lalakhan(ウズベキスタン)=2016年アジア選手権5位
CHANG Hui-Tsz(台湾)=2016年アジア選手権出場
JEONG Eun Sun(韓国)=2015年世界選手権出場
NIKKI Nikki(インド)=2015年世界選手権出場
渡利璃穏(日本)



 

オリンピック・アジア予選/各階級エントリー(男子グレコローマン)

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 世界レスリング連盟(UWW)は、3月18日(金)~20日(日)にカザフスタン・アスタナで行われるリオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選のエントリーを発表した。男子グレコローマン各階級のエントリーと見どころは下記の通り。

(注)国際慣習として、エントリーしていない選手であっても出場が認められる場合もあります。ただし、各国とも2月のアジア選手権に参加した選手数を超えてエントリーすることはできません。


 ◎男子グレコローマン

 【59kg級】

 オリンピック連覇を目指すハミド・スーリヤン(イラン)、2014年世界選手権3位で2年連続アジア王者のエルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)がエントリー。出場枠獲得の至近距離にいると言えよう。イランは2月のアジア選手権2位のサマン・アブドウルバリが控えでエントリーしており、こちらでも出場枠獲得の候補だ。

 他に、世界選手権7位の実績を持つキム・セウンハク(韓国)、8位の実績を持つワン・ルミン(中国)がどこまで粘るか。。

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 《エントリー選手》
SORYAN Hamid Mohammad(イラン)=2014年世界選手権優勝
 (控え)ABDOULI Saman Morad(イラン)=2016年アジア選手権2位
TASMURADOV Elmurat(ウズベキスタン)=2014・15年アジア選手権優勝
KIM Seunghak(韓国)=2015年世界選手権7位
WANG Lumin(中国)=2014年世界選手権8位
PRAVAN Ritisak(タイ)=2016年アジア選手権5位
SHARIFZODA Azizbeki(タジキスタン)=2016年アジア選手権66kg級出場
AL BETHANI Karar Abbas Mkasar(イラク)=2016年アジア選手権出場
RAVINDER Ravinder(インド)
TAZAYEV Seydylla(トルクメニスタン)=2016年アジア選手権出場
太田忍(日本)


 【66kg級】

 イランは2012年ロンドン・オリンピック60kg級王者にして2014年世界選手権2位のオミド・ノルージと、2月のアジア選手権3位のメフディ・ゼイドバンドの2人がエントリー。前者が出てくるのではないか。

 キルギスは2月のアジア選手権75kg級3位のルスラン・チャレフが階級を下げて挑む。カザフスタンは元ロシア選手が参戦する。2012年世界ジュニア選手権66kg級2位のマゴメド・チュハロフで、2013年以降、国際大会には出ていないようだが、24歳の若い選手だ。

 ウズベキスタンからは2月のアジア選手権3位のアラム・バルダニャンがエントリー。2015年アジア選手権3位のパン・ゼン(中国)とともに上位に食い込めるか。

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 《エントリー選手》
NOROOZI Omid Haji(イラン)=2014年世界選手権2位
 (控え)ZEIDVAND Mehdi Chooli(イラン)=2016年アジア選手権3位
TSAREV Ruslan(キルギス)=2016年アジア選手権75kg級3位
CHUHALOV Magomed(カザフスタン=元ロシア)=2012年世界ジュニア選手権66kg級2位
VARDANYAN Aram(ウズベキスタン)=2016年アジア選手権3位
ZHENG Pan(中国)=2015年アジア選手権3位
AMANNAZAROV Didar(トルクメニスタン)=2016年アジア選手権71kg級5位
PANG Jin Chol(北朝鮮)=2015年世界選手権出場
DEEPAK Deepak(インド)=2016年アジア選手権出場
AL SAEEDI Ahmed Jumaah Jasim(イラク)=2014年アジア大会出場
DZHUGANIEV Ruzador(タジキスタン)
井上智裕(日本)


 【75kg級】

 2012年ロンドン・オリンピック66kg級王者で、2013年世界選手権74kg級優勝のキム・ヒョンウ(韓国)が出場枠獲得候補の筆頭。昨年の世界選手権の不調を巻き返すことができるか。アタベク・アジスベコフ(キルギス)は2015年アジア選手権決勝でキムにフォール負けした雪辱を期す。

 2014年アジア選手権3位のヤン・ビン(中国)は2月のハンガリーGPで優勝した選手。2016年アジア選手権2位のディルショド・ツルディエフ(ウズベキスタン)は2014年アジア大会71kg級2位のあと、75kg級で2015年アジア選手権3位、2016年2位と安定した実力を見せている。

 同アジア大会71kg級3位のシェルメト・ペルマノフ(トルクメニスタン)は75kg級に上げて2月のアジア選手権で5位に入っている選手。

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 《エントリー選手》
KIM Hyeonwoo(韓国)=2014年アジア大会優勝
AZISBEKOV Atabek(キルギス)=2015年アジア選手権2位
TURDIEV Dilshod(ウズベキスタン)=2016年アジア選手権2位
YANG Bin(中国)=2014年アジア選手権3位
PERMANOV Shermet(トルクメニスタン)=2014年アジア大会71kg級3位、2016年アジア選手権5位
BADR Bakhit Sharif K(カタール)=2016年アジア選手権5位
GURPREET Singh(インド)=2016年アジア選手権出場
KHALIL Rabie K. A.(パレスチナ)=2015年アジア選手権5位
屋比久翔平(日本)


 【85kg級】

 2014年アジア選手権を制したカザフスタンからは、そのチャンピオンではなく、85kg級ではこれといった成績のないアザマト・クスツバエフが正エントリー。控えに2月のアジア選手権は8位のクセイン・ムトソルゴフがエントリーしている。

 キルギスは2014年アジア選手権80kg級優勝を経て、2月のアジア選手権で勝ったヤナルベク・ケンイーフがエントリー。韓国からは2012年ロンドン・オリンピック代表のリー・セウェオルが2014年アジア大会(2位)以来の大舞台に出場する。

 中国のペン・フェイは2014年アジア大会3位の選手。

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 《エントリー選手》
KUSTUBAYEV Azamat(カザフスタン)=2014年世界選手権80kg級出場
 (控え)MUTSOLGOV Khussein(カザフスタン)
KENYEEV Yanarbek(キルギス)=2016年アジア選手権優勝
LEE Seyeol(韓国)=2014年アジア大会2位
PENG Fei(中国)=2014年アジア大会3位
HARPREET Singh(インド)=2016年アジア選手権80kg級3位
AL AAYEDI Adil Ghazi Faris(イラク)=2016年アジア選手権出場
 (控え)ALAKRAA Aymen Hameed Mohsin(イラク)
BUNPHET Thirayut(タイ)=2016年アジア選手権出場
岡太一(日本)


 【98kg級】

 中国からは2014年アジア大会2位のシアオ・ディがエントリー。昨年の世界選手権は7位で、11月のゴールデンGP決勝大会3位、今年1月のパリGPと2月のハンガリーGPで連続優勝と乗っている。

 カザフスタンからは、2015年アジア選手権3位のマルグラン・アッセンベコフと、1月のベービ・エムレ国際大会(トルコ)3位のアリムカン・シズディコフがエントリー。どちらが出てくるか。

 韓国からは昨年の世界選手権代表(15位)のアン・チャングンで、2013年アジア選手権96kg級優勝の実績を持つ。インドのハーディープ・ハーディープも2月のアジア選手権2位の実力を持ち、ともに要注意選手だろう。

 バーレーンからは2006年世界選手権84kg級にエジプトの選手として優勝したアブデルファタ・モハメドがエントリー。2016年アジア選手権は3位だった。
 

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 《エントリー選手》
ASSEMBEKOV Margulan(カザフスタン)=2015年アジア選手権3位
(控え)SYZDYKOV Alimkhan(カザフスタン)
XIAO Di(中国)=2014年アジア大会2位
DZHUZUPBEKOV Uzur(キルギス)=2016年アジア選手権3位
AN Changgun(韓国)=2013年アジア選手権96kg級優勝
HARDEEP Hardeep(インド)=2016年アジア選手権2位
MOHAMED Mohamed Ibrahim Abdelfattah(バーレーン)=2016年アジア選手権3位
AL KAABI Ali Majeed Hameed(イラク)=2016年アジア選手権5位
FATTOEV Sukhrob(ウズベキスタン)=2016年アジア選手権出場
SAPARMAMMEDOV Arslan(トルクメニスタン)=2015年アジア選手権5位
SALEH Naouzat Mohamad(シリア)=2014年アジア大会5位
斎川哲克(日本)


 【130kg級】

 2014年アジア大会と2015年アジア選手権を制したヌルマカン・ティナリエフ(カザフスタン)が実力を発揮するか。イランからは2014年アジア大会3位で2月のハンガリーGP2位のアスガリ・ババジャンザデフが正エントリーで、控えに2014年アジア選手権優勝のベフナム・メフディザデフ

 2014年アジア大会2位のキム・ヨンミン(韓国)は、昨年の世界選手権は10位の選手。2015年世界選手権7位のムラト・ラモノフ(キルギス)とともに、アジアを勝ち抜く実力はある。

 2015年アジア選手権2位のメン・キアン(中国)は今年1月のパリGPと2月のハンガリーGPで連続優勝。後者では決勝でイラン代表が予想されるアスガリ・ババジャンザデフを破っている。

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 《エントリー選手》
TINALIYEV Nurmakhan(カザフスタン)=2015年アジア選手権
 (控え)KUZEMBAYEV Damir(カザフスタン)=2016年アジア選手権3位
BABAJANZADEH DARZI Bashir Asgari(イラン)=2014年アジア大会3位
 (控え)MEHDIZADEH ARYATAPEH Behnam Aliakbar(イラン)
MENG Qiang(中国)=2015年アジア選手権2位
RAMONOV Murat(キルギス)=2015年世界選手権7位
KIM Yongmin(韓国)=2014年アジア大会2位
ABDULLAEV Muminjon(ウズベキスタン)=2016年アジア選手権5位
NAVEEN Naveen(インド)=2016年アジア選手権3位
TUYCHIEV Murodjon(タジキスタン)=2015年アジア選手権3位
園田新(日本)






 

オリンピック・アジア予選/各階級エントリー(男子フリースタイル)

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 世界レスリング連盟(UWW)は、3月18日(金)~20日(日)にカザフスタン・アスタナで行われるリオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選のエントリーを発表した。男子フリースタイル各階級のエントリーと見どころは下記の通り。

(注)国際慣習として、エントリーしていない選手であっても出場が認められる場合もあります。ただし、各国とも2月のアジア選手権に参加した選手数を超えてエントリーすることはできません。


 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】

 2月のアジア選手権優勝のトマール・サンディープ(インド)、2015年アジア選手権2位のサマト・ナディルベク(キルギス)が予想通りエントリー。

 2014年アジア大会3位のユン・ユンシク(韓国)もあなどれない。実績を残しているのはこの3選手くらいだ。

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 《エントリー選手》
TOMAR Sandeep(インド)=2016年アジア選手権優勝
NADYRBEK UULU Samat(キルギス)=2015年アジア選手権2位
YUN Junsik(韓国)=2014年アジア大会3位
SAFAROV Nodirjon(ウズベキスタン)=2015年アジア選手権5位
AL OQABI Methaq Ahmed Dahan(イエメン)=2013年アジア・ジュニア選手権50kg級5位
ATABAYEV Berdi(トルクメニスタン)=2016年アジア選手権61kg級出場
BILAL Muhammad(パキスタン)=2016年アジア選手権出場
LI Liang(中国)=2015年世界選手権出場
SIVASUBRAMANIYAM Dulith Asanga(スリランカ)
VOHIDOV Hikmatullo(タジキスタン)
樋口黎(日本)


 【65kg級】

 2月のアジア選手権70kg級で優勝した元ロシア世界選手権代表のアダム・バティロフ(バーレーン)が、予想通りこの階級にエントリーしてきた。インドは2012年ロンドン・オリンピック60kg級3位の選手でではなく、昨年の世界選手権61kg級5位のバジラン・バジラン。2月のアジア選手権は65kg級に出場して10位の選手だ。

 タジキスタンは2014年アジア大会2位の選手ではなく、さして実績のない選手。カザフスタンは2月のアジア選手権2位のヌルラン・ベクザノフが正エントリー。キルギスは2015年アジア選手権70kg級2位のエラマン・ドグルベクが階級を下げてエントリー。2月のアジア選手権70kg級では10位に終わっている。

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 《エントリー選手》
BATIROV Adam(バーレーン)=2016年アジア選手権70kg級優勝
BAJRANG Bajrang(インド)=2015年世界選手権61kg級5位、2016年アジア選手権10位
YEERLANBIEKE Katai(中国)=2014年アジア大会3位
BEKZHANOV Nurlan(カザフスタン)=2016年アジア選手権2位
 (控え)ASHIROV Meirzhan(カザフスタン)
LEE Seungchul(韓国)=2014年アジア大会61kg級3位
DOGDURBEK UULU Elaman(キルギス)=2015年アジア選手権70kg級2位
KIM Ju Song(北朝鮮)=2014・15年世界選手権代表
AL DHAHABI Mohammed Waheed Shihab(イラク)=2016年アジア選手権5位
 (控え)ELAIBI Nawar Abduljaleel Elaibi(イラク)
BORJAKOV Batyr(トルクメニスタン)=2016年アジア選手権70kg級出場
IBRAHIM Abdullrahman Ibrahim A.(カタール)=2016年アジア選手権出場
ISMOILOV Sodiqkhoja(タジキスタン)=2015年世界選手権出場
NADIR Nadir(パキスタン)=2016年アジア選手権出場
NGUYEN Xuan Dinh(ベトナム)=2016年アジア選手権61kg級出場
WEERASINGHEGE Chamara Milinda Perera(スリランカ)=2016年アジア選手権出場
JANHOM Saksit(タイ)
前田翔吾(日本)


 【74kg級】

 2014年アジア大会優勝のラシド・クルバノフ(ウズベキスタン)が予想通りエントリー。2013年世界選手権3位、2014年同7位の実力者だ。

 カザフスタンは昨年の世界選手権代表ではなく、2014年世界軍隊選手権優勝のガリムザン・ウセルバエフキルギスは最近の国際大会では実績のないイルギス・ザキペコフがエントリーしてきた。

 韓国は2010年アジア大会3位の実績を持つ2014年世界選手権代表のリ・ユンセオク

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 《エントリー選手》
KURBANOV Rashid(ウズベキスタン)=2014年アジア大会優勝
USSERBAYEV Galymzhan(カザフスタン)=2014年世界軍隊選手権優勝
 (控え)ZAKIROV Zhiger(カザフスタン)=2015年世界選手権代表
DZHAKYPBEKOV Ilgiz(キルギス)=2014年世界学生選手権5位
SUFIEV Azamat(タジキスタン)=2016年アジア選手権3位
LEE Yunseok(韓国)=2014年世界選手権代表
BUTT Muhammad Asad(パキスタン)=2014年アジア大会5位
WU Wei(中国)=2015年アジア・ジュニア選手権5位
ORAZGYLYJOV Dovletmyrat(トルクメニスタン)=2016年アジア選手権出場
AL GBURI Ahmed Mohsin Kadhim(イラク)=2016年アジア選手権出場
ALQUBAISI Mohamed Naser Mohamed Saif(UAE)=2016年アジア選手権出場
CAN Tat Du(ベトナム)=2016年アジア選手権70kg級出場
NALIGAMAGE Ishan Dammika Abeyrathna(スリランカ)=2016年アジア選手権出場
AUNJAI Chanwit(タイ)
高谷惣亮(日本)


 【86kg級】

 モンゴルは昨年の世界選手権8位のウイツメン・オルゴドルで、2月のアジア選手権(2位)に続く出場。カザフスタンは昨年のアジア選手権5位のアザマト・ダウレトベコフ。シニアでは実績に欠けるが、2013年アジア・ジュニア選手権2位で潜在能力はありそう。

 キルギスは2014年までロシアだったアリガドジ・ガミドガドシエフがエントリー。国籍を変えてから初の国際大会となる。2013年アリ・アリエフ国際大会(ロシア)84kg級優勝の実績を持つので、あなどれない存在と言えよう。

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 《エントリー選手》
ORGODOL Uitumen(モンゴル)=2015年世界選手権8位
 (控え)PURVEE Usukhbaatar(モンゴル)=2014年アジア大会8位
 (控え)LUVSANDORJ Turtogtokh(モンゴル)=2016年モンゴル・オープン優勝
ISMANOV Umidjon(ウズベキスタン)=2014年アジア大会3位
DAULETBEKOV Azamat(カザフスタン)=2015年アジア選手権5位
 (控え)KAKHIDZE Aslan(カザフスタン)
KIM Gwanuk(韓国)=2014年アジア大会3位
GAMIDGADZHIEV Aligadzhi(キルギス=元ロシア)=2013年アリ・アリエフ国際大会(ロシア)84kg級優勝
SOMVEER Somveer(インド)=2016年アジア選手権5位
BI Shengfeng(中国)=2015年世界選手権代表
INAM Muhammad(パキスタン)=2015年アジア選手権5位
BALAPITIYAGE Nalinda Kumara(スリランカ)=2016年アジア選手権出場
KODIROV Bakhodur(タジキスタン)=2016年アジア選手権出場
MELEJAYEV Yusup(トルクメニスタン)=2016年アジア選手権出場
松本真也(日本)


 【97kg級】

 キルギスから2012年ロンドン・オリンピック代表のマゴメド・ムサエフ(元ロシア)がエントリー。モンゴルも2014年アジア選手権王者のクデルブルガ・ドルジカンドが正エントリーされた。韓国も昨年の世界選手権10位のキム・ヤエガンで、いずれも順当な顔ぶれ。

 カザフスタンは2014年世界ジュニア選手権120kg級代表で、シニアでは実績のないアクバ―・イェルバイウリが正エントリーし、2014年アジア大会3位のマメト・イブラギモフが控えエントリーという意外な形。

 ウズベキスタンは2014年までロシア選手として闘っていたマゴメド・イブラギモフがエントリー。84kg級でヤリギン国際大会(ロシア)2位や3位があり、2012年ワールドカップ代表の選手。2年ぶりの国際大会だが、あなどれない選手が参戦してきたといえよう。

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 《エントリー選手》
MUSAEV Magomed(キルギス)=2016年アジア選手権2位
DORJKHAND Khuderbulga(モンゴル)=2014年アジア選手権優勝
 (控え)MUNKHJARGAL Belgutei(モンゴル)
YELUBAIULY Akbar(カザフスタン)=2014年世界ジュニア選手権120kg級代表
 (控え)IBRAGIMOV Mamed(カザフスタン)=2014年アジア大会3位。
KIM Jaegang(韓国)=2013年アジア選手権96kg級優勝
IBRAGIMOV Magomed Idrisovitch(ウズベキスタン=元ロシア)=2014年アリ・アリエフ国際大会5位
ZHANG Xueyi(中国)=2015年世界選手権13位
KHATRI Mausam(インド)=2010年アジア大会96kg級3位
AL JAMIE Ahmed Salah Majeed(イラク)=2016年アジア選手権出場
ISKANDARI Rustam(タジキスタン)=2016年アジア選手権出場
山口剛(ブシロード)


 【125kg級】

 イランは2012年ロンドン・オリンピック120kg級3位のコメイル・ガセムが正エントリーで、2014年アジア大会優勝で今年2月のアジア選手権も制したパルビス・ハディ・バスマンジが控えエントリー。どちらが出てきても出場枠獲得の最右翼。

 カザフスタンは2014年アジア大会2位で今年のアジア選手権も2位のダウレット・シャバンベイキルギスは今年のアジア選手権3位のアイアール・ラザレフウズベキスタンはオリンピック2度出場の選手ではなく、昨年の世界カデット選手権100kg級2位のカサンボイ・ラヒモフ(18歳)がエントリーしてきた。

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 《エントリー選手》
GHASEMI Komeil Nemat(イラン)=2012年ロンドン・オリンピック120kg級3位
 (控え)HADI BASMANJ Parviz Khodavirdi(イラン)=2014年アジア大会優勝
SHABANBAY Daulet(カザフスタン)=2014年アジア大会2位
 (控え)POPOV Dmitriy(カザフスタン)
LAZAREV Aiaal(キルギス)=2015年アジア選手権優勝
DENG Zhiwei(中国)=2015年アジア選手権3位
ANAKULOV Farkhod(タジキスタン)=アジア選手権3位
AL KRAD Raja Mansour(シリア)=2013年世界軍隊選手権5位
NAM Koungjin(韓国)=2013年世界選手権120kg級出場
RAKHIMOV Khasanboy(ウズベキスタン)=2015年世界カデット選手権100kg級2位
ACHYLOV Elnur(トルクメニスタン)=2016年アジア選手権出場
ANWAR Zaman(パキスタン)=2016年アジア選手権出場
SUMIT Sumit(インド)=2016年アジア選手権出場
山本泰輝(日本)



 

ロシアから新たに3選手がアジアに流入

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 オリンピックの度に、ロシアで代表になれなかった選手が中央アジアなどの国に国籍を移してオリンピック出場を目指すケースが出てくる。今回のアジア予選では、すでに判明していたバーレーンに移籍したアダム・バティロフ(男子フリースタイル65kg級)のほか、3人のロシア人が国籍を変え、アジアからオリンピック出場を目指すことが分かった。

 男子フリースタイル86kg級にキルギスから出場するアリガドジ・ガミドガドシエフ(27歳)は、2008年欧州ジュニア選手権74kg級優勝を皮切りに、レベルの高い国際大会として知られるタクティ・カップ(イラン)、メドベジ国際大会(ベラルーシ)、アリ・アリエフ国際大会(ロシア)での優勝経験を持つ。

 しかし、世界選手権や欧州選手権のロシア代表の経験はなかった。今回、キルギスからオリンピック出場を目指す。2014年2月のタクティ・カップが最後の国際大会で、アジア予選は約2年1ヶ月ぶりの国際大会となる。

 同97kg級には、同じく2014年までロシア選手として闘っていたマゴメド・イブラギモフ(30歳)がウズベキスタンの選手としてエントリーした。84kg級でヤリギン国際大会(ロシア)2位や3位があり、2012年ワールドカップ代表の選手。ゴールデンGP決勝大会での優勝もある。2年ぶりの国際大会だが、あなどれない選手が参戦してきた。

 男子グレコローマンでは、66kg級に参戦する。2012年世界ジュニア選手権66kg級2位のマゴメド・チュハレフ(24歳)がカザフスタン選手としてエントリーしてきた。2011年欧州ジュニア選手権、2012年世界ジュニア選手権2位などの成績を持つ。2013年以降、国際大会には出ていないようだが、一筋縄ではいかない選手であろう。



 

マリア・スタドニク(アゼルバイジャン)ソフィア・マットソン(スウェーデン)らが優勝…欧州選手権(女子)

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 欧州選手権の女子が3月8~11日、ラトビア・リガで行われ、昨年の世界選手権で2位だった4選手が優勝した。48kg級のマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)、53kg級のソフィア・マットソン(スウェーデン)、55kg級のイリナ・オロゴノワ(ロシア)、60kg級のペトラ・オッリ(フィンランド=世界選手権は58kg級)。

 スタドニクは欧州大会を含め、3年連続6度目の欧州チャンピオンに輝いた。

 63kg級は世界選手権5位のアナスタシヤ・グリゴリエワ(ラトビア)が決勝で2014年世界チャンピオンを破って優勝。今年に入り、デーブ・シュルツ国際大会(米国)、クリッパン女子国際大会(スウェーデン)に続き国際大会を3大会連続で制した。

 75kg級はヤセミン・アダール(トルコ)が優勝。トルコに大会史上初の優勝もたらした。58kg級はナタリア・シニシン(アゼルバイジャン)が2月のウクライナ国際大会に続いて優勝。

 各階級の成績は下記の通り。


 ◎女子

 【48kg級】
[1]Stadnyk, Maria(アゼルバイジャン)
[2]Vuc, Alina Emilia(ルーマニア)
[3]Yankova, Elitsa(ブルガリア)
[3]Markevich, Maryna(ベラルーシ)

 【53kg級】
[1]Mattsson, Sofia(スウェーデン)
[2]Kurachkina, Irina(ベラルーシ)
[3]Khavaldzhy Blahinya, Yuliia(ウクライナ)
[3]Hemmer, Nina(ドイツ)

 【55kg級】
[1]Ologonova, Irina(ロシア)
[2]Kit, Tatyana(ウクライナ)
[3]Zasina, Roksana(ポーランド)
[3]Galambos, Ramona(ハンガリー)

 【58kg級】
[1]Sinishin, Natalya(アゼルバイジャン)
[2]Bullen, Grace Jacob(ノルウェー)
[3]Hristova, Mimi(ブルガリア)
[3]Vasilenko, Anna(ウクライナ)

 【60kg級】
[1]Olli, Petra(フィンランド)
[2]Herhel, Oksana(ウクライナ)
[3]Ratkevich, Yulia(アゼルバイジャン)
[3]Prontsevich, Yulia(ロシア)

 【63kg級】
[1]Grigorjeva, Anastasija(ラトビア)
[2]Tkach, Yulia(ウクライナ)
[3]Trazhukova, Inna(ロシア)
[3]Sastin, Marianna(ハンガリー)

 【69kg級】
[1]Mamashuk, Maria(ベラルーシ)
[2]Kratysh, Ilana(イスラエル)
[3]Stadnik Makhinia, Alina(ウクライナ)
[3]Tosun, Buse(トルコ)

 【75kg級】
[1]Adar, Yasemin(トルコ)
[2]Starodubtseva, Alena(ロシア)
[3]Cherkasova, Alla(ウクライナ)
[3]Marzaliuk, Vasilisa(ベラルーシ)

 《国別対抗得点》
[1]ウクライナ 59点(金0・銀3・銅4)
[2]ベラルーシ 49点(1-1-2)
[3]ロシア 43点(1-1-2)
[4]アゼルバイジャン 28点(2-0-8)
[5]ドイツ 28点(0-0-1)
[6]トルコ 27点(1-0-1)


 


世界王者のウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)フランク・チャミゾ(イタリア)が優勝…欧州選手権(男子フリースタイル)

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 欧州選手権の男子フリースタイルが3月8~11日、ラトビア・リガで行われ、57kg級世界王者のウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)が61kg級で、65kg級世界王者のフランク・チャミゾ(イタリア)が同級で、それぞれ優勝した。

 キンチェガシビリは2月のメドベジ国際大会(ベラルーシ)でも61kg級に出場し、その時は3位だった。チャミゾはメドベジ国際大会で世界3位のソスラン・ラモノフ(ロシア)に敗れており、再スタートを切った。

 ロシアが57・86・97kg級の3階級で優勝。ジョージアは125kg級でも勝ち、計2階級の優勝。残る2階級をポーランドとトルコが分けた。

 各階級の成績は下記の通り。


 ◎男子フリースタイル

 【57kg級】
[1]Rashidov, Gadshimurad(ロシア)
[2]Yatsenko, Andrey(ウクライナ)
[3]Vangelov, Georgi(ブルガリア)
[3]Dukov, Andrei(ルーマニア)

 【61kg級】
[1]Khinchegashvili, Vladimir(ジョージア)
[2]Kaliev, Georgi(ベラルーシ)
[3]Aliev, Haji(アゼルバイジャン)
[3]Guidea, Ivan(ルーマニア)

 【65kg級】
[1]Chamizo Marquez, Frank(イタリア)
[2]Kaya, Mustafa(トルコ)
[3]Kasumov, Israil(ロシア)
[3]Radulov, Semyon(ウクライナ)

 【70kg級】
[1]Gadzhiev, Magomedmurad(ポーランド)
[2]Tlashadze, David(ジョージア)
[3]Kurtev, Nikolay(ブルガリア)
[3]Nurikov, Azamat(ベラルーシ)

 【74kg級】
[1]Demirtas, Soener(トルコ)
[2]Hasanov, Yabrail(アゼルバイジャン)
[3]Makiev, Zaur(ロシア)
[3]Makarashvili, Yakob(ジョージア)

 【86kg級】
[1]Kudiyamagomedov, Shamil(ロシア)
[2]Gostiev, Aleksander(アゼルバイジャン)
[3]Aldatov, Ibragim(ウクライナ)
[3]Marsagishvili, Dato(ジョージア)

 【97kg級】
[1]Boltukaev, Anzor(ロシア)
[2]Yankouski, Ivan(ベラルーシ)
[3]Odikadze, Elizbar(ジョージア)
[3]Thiele, Erik(ドイツ)

 【125kg級】
[1]Petriashvili, Geno(ジョージア)
[2]Baran, Robert(ポーランド)
[3]Nikolaev, Aleksey(ベラルーシ)
[3]Zaseev, Alen(ウクライナ)

 《国別対抗得点》
[1]ジョージア 59点(金2・銀1・銅3)
[2]ロシア 54点(3-0-2)
[3]ウクライナ 51点(0-1-3)
[4]ベラルーシ 46点(0-2-2)
[5]アゼルバイジャン 40点(0-2-1)
[6]ブルガリア 34点(0-0-2)


 

【オリンピック・アジア予選/日本代表選手(10)】男子グレコローマン75kg級・屋比久翔平(日体大)

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リオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


【男子グレコローマン75kg級・日本代表選手】

屋比久翔平(日体大)

 1995年1月4日生まれ、21歳。沖縄県出身。沖縄・浦添工高卒。173cm。

 【過去の主な成績(国内)】2015年全日本学生選手権80kg級優勝、2015年国民体育大会優勝、2015年全日本大学グレコローマン選手権80kg級優勝
、2015年全日本選手権優勝

 【過去の主な成績(国際)】2013年世界ジュニア選手権66kg級3位、2014・15年世界ジュニア選手権74kg級出場

 《関連記事》
■2015年12月30日: 【全日本選手権・特集】鮮やかな新旧交代! 脱ジュニアを果たした全日本制覇!…男子グレコローマン75kg級・屋比久翔平(日体大)


 ◎屋比久翔平の国際大会成績(シニア)

 《2016年》

 【2月:ハンガリー・グランプリ(75kg級)】=23位
1回戦 ●[Tフォール、0-8]Edgar Babayan(ポーランド)

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 《2015年》

 【3月:ハンガリー・グランプリ(75kg級)】=20位
2回戦 ●[9-10]V. Venckaitis(リトアニア)
1回戦  BYE

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 《2014年》

 【11月:ブラジル・カップ(71kg級)】=優勝
リーグ5回戦 ○[フォール]Iuri Estevao(ブラジル)
リーグ4回戦  BYE
リーグ3回戦 ○[Tフォール、8-0]Sharur Vardanyan(スウェーデン)
リーグ2回戦 ○[11-4]Wagner Wanderley(ブラジル)
リーグ1回戦 ○[Tフォール、8-0]Daniel Ferreira(ブラジル)



 

【オリンピック・アジア予選/展望(10)】突出しているキム・ヒョンウ(韓国)、続く選手は?…男子グレコローマン75kg級

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 《大会日程》
3月18日(金)  男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
    19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
    20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級

《日本選手団》 / 《日本代表選考方法》


 《男子グレコローマン75kg級展望

 【出場枠獲得済みの国】カザフスタン、イラン

 【状況】
 オリンピックで優勝も狙える実力者のキム・ヒョンウ(韓国)が出場枠獲得を逃している。キムが飛びぬけている状況下で、だれが続くか。

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 【韓国】
 2012年ロンドン・オリンピック66kg級王者のキム・ヒョンウ(韓国=27歳)が、2013年世界選手権74kg級優勝、2014年アジア大会優勝、2015年アジア選手権優勝などずば抜けた実績を持つ。カザフスタン選手に敗れた昨年の世界選手権のあとは、11月のゴールデンGP決勝大会でも勝った。どんな組み合わせでも決勝進出の可能性が高い。

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 【キルギス】
 2015年アジア選手権2位のアタベク・アジスベコフ(キルギス=20歳)が出てくる。同選手権決勝でキムにフォール負けした雪辱を期す。昨年の世界選手権は11位だった。

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 【中国】
 2014年アジア選手権3位のヤン・ビン(中国=26歳)がエントリー。1月のパリGPで2位、、2月のハンガリーGPで優勝する実力を持っている。

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 【ウズベキスタン】
 ディルショド・ツルディエフ(ウズベキスタン=24歳)が2月のアジア選手権(2位)に続いて出てくる。2014年アジア大会71kg級2位のあと、75kg級で2015年アジア選手権3位など安定した実力を見せている。

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 【トルクメニスタン】
 2014年アジア大会71kg級3位のシェルメト・ペルマノフ(トルクメニスタン=24歳)が階級を上げて出てくる。75kg級でも、2月のアジア選手権で5位に入り実力を見せ始めた。

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 【その他】
 アジア選手権5位という実績の選手はいるが、組み合わせの関係での順位であり、実力で上位に進出できそうな選手はいない。

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 《エントリー国》
韓国、キルギス、ウズベキスタン、中国、トルクメニスタン、カタール、インド、パレスチナ、日本



 

タレント発掘・育成コンソーシアム事業報告(14) グレコローマンスタイル カデット世代海外育成プログラム

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(公財)日本レスリング協会 
タレント発掘・育成コンソーシアム


 2015年12月13日(日)~12月19日(土)の期間、韓国の釜山に所在する慶星大学にて、タレント発掘・育成コンソーシアムの一環としてグレコローマンスタイルカデット世代海外育成プログラムを実施した。

 ※タレント発掘・育成コンソーシアムの受託概要については、下記をご参照ください。

 http://www.japan-wrestling.jp/2015/05/26/69916/

 本事業においては、早期から海外における経験を積ませることを狙いとして、海外育成システム構築を推進している。これまでの海外派遣とは異なり、国内育成プログラムにて「インテリジェントレスラー」に求められる素養を身に着けるため教育プログラムを実施している。海外育成プログラム派遣対象者は、国内育成プログラムにて得たスキルの実践の場とするため、国内育成プログラムキャンプ参加者の中で特に優秀なタレントを選抜した。

 今回の海外育成プログラムには、男子カデット世代育成キャンプに参加したタレントの中から、55kg級鈴木絢大選手(飛龍高等学校)、69kg 級梅林太朗選手(帝京高等学校)、76㎏級林 雷選手(韮崎工業高等学校)の3名を選抜して同プログラムに派遣した。

 本プログラムは、韓国・釜山に所在する慶星大学のトレーニングへの参加を通して、海外選手とのトレーニング機会を創出することに加え、海外でのコンディショニング、栄養摂取などについての実践の場とし、その取り組みについて評価、検証を行うことを目的としている。検証にあたっては、海外育成プログラム評価シートを新たに作成(選手は、毎日のコンディションや目標設定等について記入)し、シートをもとにコーチとの個別ミーティング(検証)を実施した。

 今回、海外育成プログラムを実施した慶星大学は、今年度の学生選手権においてグレコローマンスタイル8階級中6階級において優勝者を輩出していることに加え、現在のナショナルチームの59kg級、66㎏級、75㎏級は慶星大学出身者であり、グレコローマンスタイルの強国である韓国をけん引する拠点である。慶星大学は、1日に3回のトレーニングを行っており、「動きづくり」や「組手の展開」に注力した独自のプログラムが展開されていた。韓国のグレコローマンスタイルをリードする拠点にて、世界選手権代表を含むトップ選手との実践を通して、世界のトップと戦う上での課題を抽出できたことは大きな成果と言えよう。

 なお、今回、作成した海外育成プログラム評価シートの記入内容をもとに、コーチとの個別ミーティングを計3回実施した。このプログラムは、タレントとコーチの方向性や意識を合わせて、今後の課題を解決するためのツールとして非常に有効であった。

 知見の蓄積という点や、プロジェクトメンバーと情報や課題を共有する意味でも継続して実施していきたい。

 今回明らかになった課題の解決を目指し、国内育成プログラム、海外育成プログラムの質を高め、発掘・育成システムの構築の推進に努める必要がある。

マットトレーニングの様子

トレーニング後のミーティング

早朝トレーニングの様子

屋外にて動きづくりのトレーニング

映像を用いた個別MTG」

GROWを用いて個別ミーティング(海外育成プログラムの振り返り)



 

【オリンピック・アジア予選/日本代表選手(11)】男子グレコローマン85kg級・岡太一(自衛隊)

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リオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


【男子グレコローマン85kg級・日本代表選手】

岡太一(おか・たいち=自衛隊)

 1988年4月5日生まれ、27歳。鳥取県出身。鳥取・鳥取中央育英高~拓大卒。182cm。

 【過去の主な成績(国内)】2009・10年全日本学生選手権優勝、2013~15年全日本選抜選手権優勝、2010・12・14・15年全日本選手権優勝

 【過去の主な成績(国際)】2011・13・15年世界選手権出場、2014年アジア大会出場、2015年アジア選手権3位

 《関連記事》
■2015年12月23日: 【全日本選手権第2日・特集】優勝選手の声
■2015年9月10日: 【世界選手権/第3日・出場選手の声】男子グレコローマン85kg級・岡太一(自衛隊)


 《2016年》

 【2月:ハンガリー・グランプリ(85kg級)】=20位
1回戦 ●[Tフォール、0-10]Tadeusz Michalik(ポーランド)

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 《2015年》

 【9月:世界選手権=米国(85kg級)】=41位
1回戦 ●[Tフォール、3:34=0-10]Dimitrios Tsekeridis(ギリシャ)

 【7月:ピトラシンスキ国際大会=ポーランド(85kg級)】=33位
2回戦 ●[0-2]Ramsin Azizsir(ドイツ)
1回戦  BYE

 【5月:アジア選手権=カタール(85kg級)】=3位
3決戦  ○[1-0] Yanarbek Kenyeev(キルギス)
準決勝 ●[フォール、1:59=0-4]Nursultan Tursynov(カザフスタン)
2回戦  ○[Tフォール、2:44=8-0]Qakhramon Tuychiev(タジギスタン)
1回戦   BYE

 【3月:ハンガリー・グランプリ(85kg級)】=26位
1回戦 ●[0-6]Vasyl Rachyba(ウクライナ)

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 《2014年》

 【9月:アジア大会=韓国(85kg級)】=10位
敗復戦 ●[0-2]Mojtaba Karimfar(イラン)
1回戦  ●[0-5]Lee Seyeol(李世烈=韓国)

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 《2013年》

 【9月:世界選手権(84kg級)】=16位
2回戦 ●[0-1]Fisnik Zahiti(スウェーデン)
1回戦 ○[3-0]Jure Kuhar(スロベニア)

 【4月:アジア選手権(84kg級)】=5位
3決戦  ●[0-2(0-1,1-3)]Taleb Nariman Nematpour(イラン)
敗復線 ○[2-0(1-0,4-0)]Lin Ming-hsuan(台湾)
2回戦  ●[0-2(0-4,0-3)]Rustam Assakalov(ウズベキスタン)
1回戦  ○[2-1(0-2,1-0,2-0)]Harpreet Singh(インド)

 【2月:ハンガリー・グランプリ(84kg級)】=17位
1回戦 ●[0-2(0-2,0-1)]Vladimer Gegeshidze(グルジア)

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 《2012年》

 【5月:オリンピック世界予選最終戦(84kg級)】=16位
1回戦 ●[0-2(1-2,0-1)]Ara Abrahamian(スウェーデン)

 【2月:アジア選手権=韓国(84kg級)】=5位
3決戦  ●[1-2(3-2,0-2,0-1)]Duan Ning(中国)
敗復戦 ○[2-0(1-0,1-0)]Salah Eddin Oudeh Nezar(シリア)
1回戦  ●[0-2(0-1,0-1)]Habibollah Jomeh Akhlaghi(イラン)

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 《2011年》

 【9月:世界選手権=トルコ(84kg級)】=25位
敗復1 ●[1-2(2-0,0-2,0-2)]Janarbek Kenjeev(キルギス)
1回戦 ●[0-2(0-1,0-1)]Alim Selimov(ベラルーシ)

 【7月:ゴールデンGP決勝大会=アゼルバイジャン(84kg級)】=10位
2回戦 ●[0-2(0-1,0-5)]Ahmet Yildirim(トルコ)
1回戦 ○[2-1(1-0,0-1,2-0)]Elmaddin Abdullayev(アゼルバイジャン)

 【5月:アジア選手権=ウズベキスタン(84kg級)】=8位
1回戦 ●[フォール、2P(1-0,F0-4)]Lin Ming-hsuan(台湾)

 【2月:デーブ・シュルツ記念国際大会=米国(84kg級)】=6位
5・6位決 ●[不戦敗]Cheney Haight(米国)
敗復戦  ●[不戦敗]Christoffer Ljungback(スウェーデン)
準決勝  ●[1-2(0-3,2-0,TF0-6)]Kristofer Alf Ragnar Johansson(スウェーデン)
3回戦   ○[2-1(2-0,0-1,1-0)]Chas Betts(米国)
2回戦   ○[2-0(3-0,1-0)]Mark Stenberg(米国)
1回戦   ○[2-0(5-0,1-0)]Ryan Hope(米国)

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 《2010年》

 【10月:世界学生選手権=イタリア(84kg級)】=5位
3決戦  ●[0-2(0-1,0-6)]Joskowski Michal(ポーランド)
敗者復 ○[2-0(3-0,1-0)]Endre Molnar(スロバキア)
2回戦  ●[1-2(1-0,0-1,0-1)]Yildirim Ahmet(トルコ)
1回戦  ○[2-1(0-1,2-0,1-0)]Hrabovik A.(ベラルーシ)

 【2月:ニコラ・ペトロフ国際大会=ブルガリア(84kg級)】=8位
2回戦 ●[0-2]Nikolay Bayriakov(ブルガリア)
1回戦  BYE


 

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