11月16日(金)に埼玉・富士見市立市民総合体育館で行われる2018年U-15アジア女子選手権(案内記事)の取材を希望される社は、下記アドレスまで、取材者氏名を明記のうえ、お申し込みください。
《申請アドレス》jwf-alljapan@memoad.jp
(公財)日本レスリング協会 広報委員会
11月16日(金)に埼玉・富士見市立市民総合体育館で行われる2018年U-15アジア女子選手権(案内記事)の取材を希望される社は、下記アドレスまで、取材者氏名を明記のうえ、お申し込みください。
《申請アドレス》jwf-alljapan@memoad.jp
(公財)日本レスリング協会 広報委員会
2018年11月12日
報 道 各 位
(公財)日本レスリング協会
女子強化委員会
広 報 委 員 会
平素より本協会へのご支援に感謝申し上げます。
世界選手権を終えました女子の全日本チームが、11月19日(月)~22日(木)に東京・味の素トレーニングセンターで合宿を行います。下記の通り練習を公開しますので、別紙の申請書に必要事項を記入のうえ、16日(金)正午必着でメール送信をお願いいたします。
同センターは入場が厳しくなっております。事前申請のない社の取材はお受けできかねますので、必ず申請をお願いいたします。
尚、TVカメラはスポーツ局のみで、系列を含め1局2台まで、TVクルーはカメラ1台につき4名まで、ペンは記者&スチールで1社2名までとさせていただきますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
《取材申請書》 《フリーランス用・取材申請書=要提出》 《素材使用申請書》
《送信先》 jwf-alljapan@memoad.jp
記
■期日:11月19日(月) 午後4時~6時(予定)
(受付:午後3時20分~50分)
■場所:東京・味の素ナショナルトレーニングセンター B1レスリング場
■参加選手:世界選手権代表ほか
《問い合わせ》日本レスリング協会事務局 担当:武田
電話03-3481-2354
以 上
全日本学生連盟は11月10日、全日本大学選手権の会場で理事会を開催し、2019・20年度の会長に現在の藤沢信雄会長の留任を決めた。
他に、日本版NCAAとして来年度に創設される一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)に加盟することを決めた。同協会は大学の各競技が団結することで、競技環境の向上、ブランド向上、外部資金獲得などでの大学スポーツ全体の振興を目指す組織。大学には全国高校体育連盟のような組織がないため、大学スポーツの統一機構を目指して設立が進められている。
2018年全日本大学選手権の61kg級で山口海輝(日体大)が1年生王者に輝いた。過去、1年生で優勝したのは24人。山口は大会史上25人目の1年生王者となる。
※は翌年以降も勝って4連覇を達成した選手。太字は全日本学生選手権でも優勝。
No. | 選 手 名 | 年 | 階 級 | 大 学 |
25 | 山口 海輝 | 2018年 | 61kg級 | 日体大 |
24 | バグダウレット・アルメンタイ | 2017年 | 97kg級 | 山梨学院大 |
23 | ※藤波勇飛 | 2015年 | 65kg級 | 山梨学院大 |
22 | 白井勝太 | 2014年 | 86kg級 | 日 大 |
21 | オレッグ・ボルチン | 2013年 | 120kg級 | 山梨学院大 |
20 | ※山本康稀 | 2012年 | 96kg級 | 日 大 |
19 | 高橋侑希 | 2012年 | 55kg級 | 山梨学院大 |
18 | 池田 智 | 2011年 | 60kg級 | 日 大 |
17 | 金沢勝利 | 2009年 | 96kg級 | 山梨学院大 |
16 | ※高谷惣亮 | 2008年 | 74kg級 | 拓 大 |
15 | 荒木田進謙 | 2006年 | 120kg級 | 専 大 |
14 | 大沢茂樹 | 2005年 | 60kg級 | 山梨学院大 |
13 | 高塚紀行 | 2004年 | 60kg級 | 日 大 |
12 | 松本真也 | 2003年 | 84kg級 | 日 大 |
11 | ※佐藤 吏 | 2003年 | 66kg級 | 早 大 |
10 | ※小幡邦彦 | 1999年 | 74kg級 | 山梨学院大 |
9 | 忌部公介 | 1996年 | 48kg級 | 東洋大 |
8 | 吉田清太郎 | 1995年 | 130kg級 | 国士大 |
7 | 荻田剛志 | 1990年 | 74kg級 | 早 大 |
6 | 小泉 円 | 1987年 | 48kg級 | 同志社大 |
5 | 山下 浩 | 1984年 | 52kg級 | 日体大 |
4 | ※赤石光生 | 1983年 | 62kg級 | 日 大 |
3 | ※本田多聞 | 1982年 | 90kg以上級 | 日 大 |
2 | 小林孝至 | 1982年 | 48kg級 | 日 大 |
1 | 佐藤 満 | 1980年 | 52kg級 | 日体大 |
2018年U-23世界選手権は11月12日、ルーマニア・ブカレストで開幕。男子グレコローマン5階級が行われ、63kg級の遠藤功章(日体大)が3試合に勝って決勝進出を決めた。55kg級の小川翔太(日体大)と130kg級の貝塚賢史(茨城県競技力向上対策本部)は敗者復活戦に回り、メダル獲得を目指す。
遠藤は欧州ジュニア選手権優勝のアレクサンダー・フルシン(ウクライナ)ら3選手に、いずれも判定で勝った。決勝はU-23欧州選手権2位のアレクサンドル・ビシウ(モルドバ)と対戦する。
小川は1回戦でシニアのロシア王者でもあるビタリ・カバロエフに敗れ、貝塚は世界大学選手権優勝のオスマン・イルドリム(トルコ)に黒星。ともに相手が決勝に進み、敗者復活戦へ進む。
87kg級の塩川貫太(クリナップ)は1回戦でU-23欧州王者のアゼルバイジャン選手に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。77kg級に出場予定だった葛谷拳龍(神奈川大)は負傷のため棄権。遠征には参加しなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【55kg級】小川翔太(日体大) 16選手出場
敗復戦 Sebastian KOLOMPAR(セルビア)
1回戦 ●[Tフォール、1-9]Vitalii KABALOEV(ロシア)
------------------------------
【63kg級】遠藤功章(日体大) 16選手出場
決 勝 Alexandru BICIU(モルドバ)
準決勝 ○[6-3]Meysam Karamali DALKHANI(イラン)
2回戦 ○[8-4]Oleksandr HRUSHYN(ウクライナ)
1回戦 ○[3-1]Onur ATALAY(トルコ)
------------------------------
【87kg級】塩川貫太(クリナップ) 26選手出場
2回戦 ●[Tフォール、0-9] Islam ABBASOV(アゼルバイジャン)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
------------------------------
【130kg級】貝塚賢史(茨城県競技力向上対策本部) 23選手出場
敗復戦 Oskar MARVIK(ノルウェー)
1回戦 ●[Tフォール、0-8] Osman YILDIRIM(トルコ)
全日本学生選手権(インカレ)では1、2年生が決勝進出を果たした86kg級。今大会は同3位だった3年生の松雪泰成(専大)が優勝。インカレ準決勝で敗れた八木海里(中大)は別のブロックで姿を消してリベンジはならなかったが、決勝は1年生学生王者の山田修太郎(山梨学院大)を撃破。上級生の意地を見せ、「インカレで負けたので、今回は勝ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。
インカレでは「勝てるだろう、という慢心の部分が多かったことと、点を取りに行く気持ちが弱く、少ないポイントでも守り切れるという変な自信があって、駄目だった」と振り返る。それだけに、「今回は最後まで攻めることを心がけました」と言う。
決勝の山田戦は先制して追い上げられる展開で、「差しが強烈で嫌だった。体も心もディフェンスに回りそうになった」とのことだが、「多くの人が声をかけてくれ、その声も聞こえていた。その点も勝ち切れた要因だと思います」と、冷静さと最後まで粘る気持ちをもっての優勝だった。
山田とは全日本選抜選手権で闘っていて、5-3で勝っていた相手。しかし「インカレで優勝していて、自分は優勝できなかった。優位とかいった気持ちはありませんでした」とのこと。この大会に臨むにあたって「何が何でも優勝と思っていた」という気持ちが上回った。
高校時代にインターハイ2位などの実績をもって専大へ進学。1年生で新人選手権、2年生でJOC杯を制して世界ジュニア選手権へ出場するなど、順調に実力を伸ばした。3年生の今年は学生王者が目標だったが、年下の八木海里に敗れて予定が狂った。
続く福井国体でも年下の石黒隼士に負け、「精神的に参ったところがあった」という。その思いを払しょくできた“2ヶ月半遅れ”の学生タイトル。13日からはU-23の世界選手権出場でルーマニアへ向かうが、「この勢いを持ち込みたい」と気を引き締めた。
同選手権には、昨年の世界ジュニア選手権(フィンランド)に続いて成葉(女子72kg級)、泰葉(同76kg級、ともに至学館大)の妹2人とともに出場する。前回は自身が11位で、成葉が5位、泰葉が2位。「今度は負けないように頑張りたい」と話し、世界への飛躍を誓った。
(2018年10月22~23日、ハンガリー・ブダペスト / 撮影=保高幸子)
【男子フリースタイル70kg級・優勝】
Gazimagomedov, Magomedrasul(マゴメドラスル・ガジマゴメドフ=ロシア)
1991年4月8日生まれ、27歳。11歳からレスリングを始める。2014年からシニアの国際大会で台頭し、2015年に欧州大会と世界選手権の70kg級で連続優勝。74kg級で2016年リオデジャネイロ・オリンピックを目指したが出場はかなわず、再び70kg級へ。今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)2位を経てロシア選手権優勝。3年ぶりの世界一に輝いた。
《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[7-6]Batirov, Adam(バーレーン)
準決勝 ○[3-1]Iakobishvili, Zurabi(ジョージア)
3回戦 ○[5-0]Bat-Erdene, Byambadorj(モンゴル)
2回戦 ○[2-0]Garcia Veranes, Haislan(カナダ)
1回戦 ○[6-4]Kaya, Mustafa(トルコ)
[2]Batirov, Adam(アダム・バティロフ=バーレーン、元ロシア)
[3]Maren Castillo, Franklin(フランクリン・マレン・カスティーヨ=キューバ)
[3]Iakobishvili, Zurabi(ズラビ・イアコビシビリ=ジョージア)
昨年2位のジェームズ・グリーン(米国)は2回戦でブヤムバドルジ・バトエルデネ(モンゴル)に2-4で黒星。バトエルデネが3回戦でマゴメドラスル・ガジマゴメドフ(ロシア)に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
アジア選手権優勝のイクティヨール・ナブルゾフ(ウズベキスタン)は3回戦でズラビ・イアコビシビリ(ジョージア)に1-5で敗れ、同2位のリー・セウンボン(韓国)は1回戦でベラネス・ハイサン(カナダ)に敗れ、ともに敗者復活戦へ回れなかった。
【男子フリースタイル70kg級・決勝】
Gazimagomedov, Magomedrasul(ロシア)○[7-6]●Batirov, Adam(バーレーン)
全日本大学選手権の74kg級で藤波勇飛(山梨学院大)が優勝。2015年の65kg級、2016年の70kg級、昨年の74kg級に続き、4年連続優勝を達成した。過去の4連覇達成選手は7人で、藤波は大会史上8人目の4連覇達成選手となった。
No. | 選手名 | 大 学 | 年 | 階 級 |
8 | 藤波勇飛 | 山梨学院大 | 2015~2018年 | 65・70・74kg級 |
7 | オレッグ・ボルチン | 山梨学院大 | 2013~2016年 | 120・125kg級 |
6 | 山本康稀 | 日 大 | 2012~2015年 | 96・97kg級 |
5 | 高谷惣亮 | 拓 大 | 2008~2011年 | 74kg級 |
4 | 佐藤 吏 | 早 大 | 2003~2006年 | 66kg級 |
3 | 小幡邦彦 | 山梨学院大 | 1999~2002年 | 76・84kg級 |
2 | 赤石光生 | 日 大 | 1983~1986年 | 62・68kg級 |
1 | 本田多聞 | 日 大 | 1982~1985年 | 90kg以上・100kg級 |
ルーマニア・ブカレストで開幕したU-23世界選手権に出場する男子フリースタイル・チームが11月13日、成田空港から出発した。同スタイルは16日(金)~18日(日)に行われる。70kg級の基山仁太郎(日体大)ら5選手は10~11日に大阪で行われた全日本大学選手権に続く出場となった。
鈴木豊監督(自衛隊)は「シニアの世界選手権で乙黒拓斗が優勝し、銅メダル2個を含めて3個のメダルを取った。今回の代表選手は乙黒と同世代。いい刺激になっているはず」と、選手のモチベーションの高揚に期待する。
「去年は金1個だったので(銀・銅はなし)、今年はそれ以上の複数のメダルを取りたい」と話すとともに、今年は世界大学選手権(9月・ブラジル)と世界ジュニア選手権(9月・スロバキア)で優勝選手を輩出していることを指摘されると、「U-23で金メダルがないのは寂しい。金メダルは最低ひとつ取りたい」と気を引き締めた。
10月末からの直前合宿では、世界選手権を通じての課題となった“攻撃してからポイントを取るまでの速さ”に重点を置いて取り組んできた。「見合っているようでは世界では勝てない。自分から取りに行く攻撃レスリングで闘わせたい」と言う。
チームの主将に指名された65kg級の樋口黎(日体大助手)は、「グレコローマンで(日体大後輩の)遠藤が決勝に残ったニュースが入ってきた。女子も勝ってくれると思うし、いい流れでフリースタイルにつなげてくれると思う。大会の締めくくりとして、いい成績を残したい」と、チームリーダーとしての抱負。
個人としては、「乙黒選手が世界選手権で優勝した。U-23で結果を出せないようでは、とうてい太刀打ちできない。自分のスタイルを貫き、いい結果を出したい」ときっぱり。65kg級での国際大会は9月のドミトリ・コーキン国際大会(ロシア)に続いて2度目。前回は“試行錯誤”の面もあっただろうが、今回は結果を求める。
全日本大学選手権では、7月のアジア・ジュニア選手権(インド)を制した2年生(谷山拓磨=拓大)が勝ち、全日本の闘いに参入してもおかしくない勢いを見せた。「激戦階級ですよね。全日本選手権では弱い選手がいない階級。レベルアップしていかないと、国内でも勝てない。課題をたくさん見つけて帰ってきたい」と話した。
57kg級に挑むのは、8月の全日本学生選手権を制した長谷川敏裕(日体大)。全日本大学選手権には出場せず、こちらの大会に集中する形だが、「国体で負けてしまったので、選ばれなかったんです。実力不足で出られなかっただけです」と厳しく言う。その分、「こちらで頑張りたい。優勝して全日本選手権につなげたい」と続けた。
昨年9月のドミトリ・コーキン国際大会と今年3月のアジア選手権(キルギス)で銅メダルを取っており、3大会連続の国際大会メダル獲得へ挑む。
男子フリースタイルの代表選手は下記の通り。全日本大学選手権97kg級で2連覇を達成し、カザフスタン代表として出場するバグダウレット・アルメンタイ(山梨学院大)も日本チームに同行した。
▼57kg級 長谷川敏裕(日体大)
▼61kg級 藤田雄大(青山学院大)
▼65kg級 樋口 黎(日体大助手)
▼70kg級 基山仁太郎(日体大)
▼74kg級 三輪優翔(日体大)
▼79kg級 山崎弥十朗(早大)
▼86kg級 松雪泰成(専大)
▼92kg級 石黒峻士(日大)
▼97kg級 園田 平(自衛隊)
▼125kg級 山本泰丈(日大)
1年生学生王者や元チャンピオンらが同じブロックに固まった61kg級。厳しい闘いを勝ち抜き、決勝でも手が上がったのは57kg級で全日本学生選手権2位だった山口海輝(日体大1年)だった。
チーム事情によって1階級上の出場だったが、それでも優勝する実力。先月の全日本大学グレコローマン選手権では、正選手が負傷したため、専門がフリースタイルながら代役として出場し、それでも優勝したのだから、底知れない能力を持っていると言える。
1年生で両スタイルの大学王者に輝いたのは、1999年の小幡邦彦(山梨学院大)以来2人目の快挙だ。
「先にグレコローマンのタイトルを取ってしまったので、専門のフリースタイルでも取るぞ、という気持ちでした」と、階級が上であっても目標は優勝だった。きつい組み合わせを知った時は、「気楽に頑張ろう」と、リラックスを心がけたという。
試合が始まると、「勝っていく度に自分のレスリングができていった。悪かった部分もありますが、自分の形にもっていくことが早め、早めにできました」とのこと。決勝の第1ピリオドは慎重で、「試合になると相手を見てしまうくせがあって、それが出てしまった」という反省があったが、第2ピリオドは本来の動きへ。「これを第1ピリオドから出せれば、もっと楽に勝てると思っています」と、さらなる強さを求めた。
12月の全日本選手権は本来の57kg級に出場予定で、この階級の頂点にいるのは、昨年の世界王者で今年は世界3位の高橋侑希(ALSOK)。それでも「勝つつもりで臨みます」ときっぱり。リオデジャネイロ・オリンピックの国内最終予選では、新進気鋭の樋口黎(現65kg級)が格上選手を撃破して日本代表を奪い取り、その勢いでオリンピックの銀メダルを手にした。
2020年東京オリンピックへ向け、あの“ドラマ”の再現なるか。65kg級に続き、57kg級でも10代の選手の活躍が期待される今後だ。
U-23世界選手権第2日は11月13日、ルーマニア・ブカレストで男子グレコローマンの新たな4階級が始まり、60kg級の文田健一郎(ミキハウス)が3試合を勝ち抜いて決勝進出を決め、82kg級の鶴田峻大(自衛隊)が3位決定戦へ進む。67kg級の中橋涼(日体大)は敗者復活戦へ。
文田は初戦の2回戦からドイツ、アルメニア、イランの選手を撃破。決勝では、シニアの欧州選手権2位で10月の世界選手権にも出場したムラド・ママドフ(アゼルバイジャン)と対戦する。
鶴田は2回戦から2連勝のあと、準決勝で昨年75kg級2位のゲラ・ボルクバーゼ(ジョージア)に黒星。3位決定戦で銅メダル獲得に挑む。中橋はドイツ選手を破ったあとの2回戦でカリム・ジャファrフ(アゼルバイジャン)に敗れ、敗者復活戦に回ることになった。
72kg級の澤田夢有人(日体大)は1回戦で、97kg級の奈良勇太(警視庁)は2回戦で、それぞれ敗れ、ともに敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【60kg級】文田健一郎(ミキハウス) 25選手出場
決 勝 Mammadov, Murad(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[7-0]Mohsen Nejad, Mehdi Seifollah(イラン)
3回戦 ○[9-6]Melikyan, Armen(アルメニア)
2回戦 ○[Tフォール、9-0]Kraemer, Christoph(ドイツ)
1回戦 BYE
------------------------------
【67kg級】中橋涼(日体大) 27選手出場
敗復戦 Nolan Robert BAKER(米国)
2回戦 ●[Tフォール、0-8]Jafarov, Karim(アゼルバイジャン)
1回戦 ○[3-1]Lazovski, Witalis(ドイツ)
------------------------------
【72kg級】澤田夢有人(日体大) 21選手出場
1回戦 ●[Tフォール、0-11]Oganian, Narek(ロシア)
※敗者復活戦へ回れず
------------------------------
【82kg級】鶴田峻大(自衛隊) 25選手出場
3決戦 (未定)
準決勝 ●[1-5]Bolkvadze, Gela(ジョージア)
3回戦 ○[4-3]Berdimuratov, Jalgasbay(ウズベキスタン)
2回戦 ○[不戦勝]Sanjeet, Sanjeet(インド)
1回戦 BYE
------------------------------
【97kg級】奈良勇太(警視庁) 27選手出場
3回戦 ●[4-5]Haydari, Aliakbar(イラン)
2回戦 ○[10-9]Baumann, Kevin(エストニア)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず
U-23世界選手権第2日は11月13日、ルーマニア・ブカレストで前日始まった男子グレコローマン4階級のファイナルなどが行われ、決勝へ進んだ63kg級の遠藤功章(日体大)がテクニカルフォール勝ち。国際大会で初の金メダルを手にした。敗者復活戦を勝って3位決定戦へ進んだ55kg級の小川翔太(日体大)は、敗れて5位。130kg級の貝塚賢史(茨城県競技力向上対策本部)は敗者復活戦で敗れた。
遠藤はU-23欧州選手権2位のアレクサンドル・ビシウ(モルドバ)と対戦。第1ピリオド、リフト技で4点を取るなどし、8-0のテクニカルフォールで快勝した。ジュニア時代を含めて4度目の国際大会で初の優勝、初のメダル獲得。
日本の男子グレコローマンは、昨年の河名真寿斗(59kg級)に続き、今年も金メダを取った。
各選手の成績は下記の通り。
【55kg級】小川翔太(日体大) 5位=16選手出場
3決戦 ●[Tフォール、3:16=0-8]Bekbolatov, Amangali(カザフスタン)
敗復戦 ○[フォール、3:30=4-5]Kolompar, Sebastian(セルビア)
------------------------------
【63kg級】遠藤功章(日体大) 優勝=16選手出場
決 勝 ○[Tフォール、2:49=8-0]Biciu, Alexandru(モルドバ)
------------------------------
【130kg級】貝塚賢史(茨城県競技力向上対策本部) 23位=23選手出場
敗復戦 ●[Tフォール、1:40=0-8]Marvik, Oscar(ノルウェー)
(2018年10月20~21日、ハンガリー・ブダペスト / 撮影=保高幸子)
【男子フリースタイル74kg級・優勝】
Sidakov, Zaurbek(ザウルベク・シダコフ=ロシア)
1996年3月14日生まれ、22歳。10歳からレスリングを始める。2014年からシニアの国際舞台で台頭し、2015年世界ジュニア選手権66kg級3位を経て、2016年にロシア選手権70kg級で優勝。2017年U-23欧州選手権70kg級2位などを経て、2018年から74kg級へ。世界軍隊選手権優勝のあと、ロシア選手権で前年世界2位の選手を破って優勝。世界も制した。
《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[2-2]Kentchadze, Avtandil(ジョージア)
準決勝 ○[3-2]Chamizo Marquez, Frank(イタリア)
3回戦 ○[6-5]Burroughs, Jordan(米国)
2回戦 ○[6-0]Gomez Matos, Franklin(プエルトリコ)
1回戦 ○[Tフォール、5:24=10-0]Kirov, Miroslav(ブルガリア)
[2]Kentchadze, Avtandil(アブタンディル・ケンチャーゼ=ジョージア)
[3]Burroughs, Jordan(ジョーダン・バローズ=米国)
[3]Abdurakhmanov, Bekzod(ベクゾド・アブデュラクマノフ=ウズベキスタン)
昨年の70kg級の覇者で65kg級でも世界一に輝いてるフランク・チャミゾ(イタリア)は優勝したザウルベク・シダコフ(ロシア)に準決勝で敗れ、3位決定戦でジョーダン・バローズ(米国)と昨年の世界王者同士の対決へ。4-4ながらラストポイントで敗れて5位。
昨年3位で今年の欧州選手権優勝のソエナー・デミルタス(トルコ)は準決勝でアブタンディル・ケンチャーゼ(ジョージア)に敗れて決勝進出を逃し、3位決定戦ではベクゾド・アブデュラクマノフ(ウズベキスタン)に2-3で敗れた。
アゼルバイジャンからは、2016年リオデジャネイロ・オリンピック3位で昨年5位のヤブライル・ハサノフ(アゼルバイジャン)が79kg級に出場(2位)。代わって出場した今年の世界ジュニア選手権2位のアブベーカー・アバカロフ(アゼルバイジャン)は3回戦でアブタンディル・ケンチャーゼ(ジョージア)に、敗者復活戦でベクゾド・アブデュラクマノフ(ウズベキスタン)に敗れて8位。
2016年にアジア選手権で優勝しているムスタファ・ホセインカニ(イラン)は2回戦でジョーダン・バローズ(米国)に敗れた。
【男子フリースタイル74kg級・決勝】
Sidakov, Zaurbek(ロシア)○[2-2]●Kentchadze, Avtandil(ジョージア)
11月12日(月)~18日(日)にルーマニア・ブカレストで行われるU-23世界選手権の大会サイトは下記の通り。
※試合開始は、日本時間で第1セッションが午後5時30分、第2セッションが翌午前0時15分
11月12日(月) 男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級
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13日(火) 前日実施階級の敗者復活戦・ファイナル
男子グレコローマン60・67・72・82・97kg級
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14日(水) 前日実施階級の敗者復活戦・ファイナル
女子50・55・59・68・76kg級
--------------------------
15日(木) 前日実施階級の敗者復活戦・ファイナル
女子53・57・62・65・72kg級
--------------------------
16日(金) 前日実施階級の敗者復活戦・ファイナル
男子フリースタイル57・65・70・79・97kg級
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17日(土) 前日実施階級の敗者復活戦・ファイナル
男子フリースタイル61・74・86・92・125kg級
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18日(日) 前日実施階級の敗者復活戦・ファイナル
【男子グレコローマン】
▼55kg級 小川翔太(日体大)
▼60kg級 文田健一郎(ミキハウス)
▼63kg級 遠藤功章(日体大)
▼67kg級 中橋 涼(日体大)
▼72kg級 澤田夢有人(日体大)
▼77kg級 葛谷拳龍(神奈川大)
▼82kg級 鶴田峻大(自衛隊)
▼87kg級 塩川貫太(クリナップ)
▼97kg級 奈良勇太(警視庁)
▼130kg級 貝塚賢史(茨城県競技力向上対策本部)
【女子】
▼50kg級 五十嵐未帆(至学館大)
▼53kg級 角谷萌々果(アイシン・エイ・ダブリュ)
▼55kg級 五十嵐彩季(至学館大)
▼57kg級 花井瑛絵(至学館大)
▼59kg級 熊野ゆづる(日大)
▼62kg級 川井友香子(至学館大)
▼65kg級 源平彩南(至学館大)
▼68kg級 森川美和(日体大)
▼72kg級 松雪成葉(至学館大)
▼76kg級 松雪泰葉(至学館大)
【男子フリースタイル】
▼57kg級 長谷川敏裕(日体大)
▼61kg級 藤田雄大(青山学院大)
▼65kg級 樋口 黎(日体大助手)
▼70kg級 基山仁太郎(日体大)
▼74kg級 三輪優翔(日体大)
▼79kg級 山崎弥十朗(早大)
▼86kg級 松雪泰成(専修大)
▼92kg級 石黒峻士(日大)
▼97kg級 園田 平(自衛隊)
▼125kg級 山本泰丈(日大)
イランのメディアによると、イランの男子フリースタイル・チームの監督に、1993・95年世界選手権52kg級で銀メダルを取っているゴラムレザ・モハマディ氏が就任することになった。2010年アジア大会(中国)で指揮をとっており、この時は7階級中、3選手を優勝させ、2位と3位を1選手ずつ輩出する手腕を見せた。
これまではラスール・ハデム会長が直々に指揮していたが、先月の世界選手権(ハンガリー)で両スタイルとも決勝進出なしという成績の責任をとり、会長職とともに辞任した。
モハマディ氏は「多くの人が、イランのレスリング界の現状で監督を引き受けるのは得策ではないと考えているようですが、私は再興に力を注ぎたい。黄金時代の再現を目指します。レスリング・ファミリーが支えてくれることを期待したい」とコメントした。
日体大が全日本大学選手権の大学対抗得点で優勝し、両スタイルの大学選手権を制した。フリースタイルを制した時はグレコローマンを落とし、グレコローマンで勝った時はフリースタイルで勝てないことが続き、両大会の制覇は1994年以来、24年ぶり。現在の4年生が生まれる前、松本慎吾監督が同大学に入学する前にまでさかのぼる。
1994年の日体大は、のちに1996年アトランタ&2000年シドニー・オリンピックの代表になった川合達夫(フリースタイル82kg級=当時)や、シドニーで銀メダルを取った永田克彦(グレコローマン68kg級=当時)らを擁し、東日本学生リーグ戦、全日本学生王座決定戦も優勝。2年連続で大学四冠王者に輝いた全盛期。
団体戦のすべてを制する「グランドスラム」は、この年を最後に生まれていない(現在の団体戦3大会を制した大学としては、2009年の拓大があるが、全日本学生王座決定戦=2010年で終了=を落としているので「グランドスラム」とは呼べない)。
来年は、日体大黄金時代の再現なるか、それとも多くの大学が競う群雄割拠の時代に戻るか。
東リーグ戦=東日本学生リーグ戦、学生王座=全日本学生王座決定戦、大学G選手権=全日本大学グレコローマン選手権、大学選手権=全日本大学選手権、西リーグ戦=西日本学生リーグ戦
年 | 東リーグ戦 | 学生王座 | 大学G選手権 | 大学選手権 | 西リーグ戦 | |
春季 | 秋季 | |||||
2018年 | 山梨学院大 | 日体大 | 日体大 | 福岡大 | ||
2017年 | 山梨学院大 | 日体大 | 拓 大 | 同志社大 | 福岡大 | |
2016年 | 山梨学院大 | 日体大 | 山梨学院大 | 福岡大 | 福岡大 | |
2015年 | 山梨学院大 | 拓 大 | 山梨学院大 | 同志社大 | 同志社大 | |
2014年 | 山梨学院大 | 拓 大 | 日 大 | 徳山大 | 同志社大 | |
2013年 | 山梨学院大 | 日体大 | 早 大 | 中京学院大 | 中京学院大 | |
2012年 | 日体大 | 拓 大 | 山梨学院大 | 徳山大 | 中京学院大 | |
2011年 | 早 大 | (中 止) | 日体大 | 拓 大 | 日本文理大 | 徳山大 |
2010年 | 早 大 | 拓 大 | 拓 大 | 拓 大 | 立命館大 | 立命館大 |
2009年 | 拓 大 | 早 大 | 拓 大 | 拓 大 | 立命館大 | 日本文理大 |
2008年 | 山梨学院大 | 早 大 | 山梨学院大 | 日体大 | 立命館大 | 立命館大 |
2007年 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 拓 大 | 立命館大 | 立命館大 |
2006年 | 日体大 | 拓 大 | 拓 大 | 拓 大 | 徳山大 | 徳山大 |
2005年 | 拓 大 | 日 大 | 拓 大 | 日 大 | 立命館大 | 立命館大 |
2004年 | 日体大 | 日 大 | 日体大 | 日 大 | 立命館大 | 立命館大 |
2003年 | 日 大 | 日 大 | 拓 大 | 日体大 | 立命館大 | 立命館大 |
2002年 | 拓 大 | 日体大 | 拓 大 | 山梨学院大 | 立命館大 | 立命館大 |
2001年 | 山梨学院大 | 日体大 | 拓 大 | 日体大 | 福岡大 | 立命館大 |
2000年 | 山梨学院大 | 日体大 | 拓 大 | 国士舘大 | 立命館大 | 福岡大 |
1999年 | 日体大 | 山梨学院大 | 日体大 | 山梨学院大 | 立命館大 | 徳山大 |
1998年 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 日 大 | 福岡大 | 福岡大 |
1997年 | 日 大 | 日 大 | 日体大 | 日 大 | 近 大 | 徳山大 |
1996年 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 日 大 | 福岡大 | 徳山大 |
1995年 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 国士舘大 | 徳山大 | 徳山大 |
1994年 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 徳山大 | 福岡大 |
1993年 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 福岡大 | 徳山大 |
1992年 | 日体大 | 日 大 | 日体大 | 日体大 | 近 大 | 徳山大 |
1991年 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 国士舘大 | 福岡大 | 福岡大 |
1990年 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 日体大 | 同志社大 | 同志社大 |
1989年 | 日体大 | 国士舘大 | 日体大 | 日体大 | 同志社大 | 福岡大 |
U-23世界選手権第3日は11月14日、ルーマニア・ブカレストで女子がスタート。5階級が行われ、50kg級の五十嵐未帆(至学館大)、55kg級の五十嵐彩季(至学館大)、68kg級の森川美和(日体大)の3選手が決勝に進み、59kg級の熊野ゆづる(日大)が3位決定戦に回る。
五十嵐未は不戦勝を含めて欧州3選手を破って決勝へ。シニアのロシア選手権3位のナデシダ・ソコロワ(ロシア)を相手に2年連続優勝に挑む。妹の五十嵐彩は世界大学選手権優勝のエレナ・ブルガー(ドイツ)ら3選手を連破。金メダルをかけてシニアのワールドカップのメンバーでもあるオウヤン・ジュンリン(中国)と闘う。
森川はポーランド、米国、モンゴルの選手相手に判定勝ちで3連勝。決勝は昨年69kg級3位、今年のシニアの世界選手権代表のユダリス・サンチェス(キューバ)が相手。
昨年に続く優勝を目指した熊野は2試合をテクニカルフォールで勝ったものの、準決勝でシニアの世界選手権57kg級5位のグレース・ジェイコブ・ブレン(ノルウェー)に黒星。3位決定戦で銅メダルを目指すことになった。
76kg級の松雪泰葉(至学館大)は2回戦で昨年のアジア・インドア&マーシャルアーツ大会75kg級2位のカザフスタン選手に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【50kg級】五十嵐未帆(至学館大) 17選手出場
決 勝 Sokolova, Nadeshda(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、2:04=10-0]Priceputu, Stefania(ルーマニア)
3回戦 ○[フォール、1:42=4-0]Ersel, Lisa(ドイツ)
2回戦 ○[不戦勝]Livach, Oksana(ウクライナ)
1回戦 BYE
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【55kg級】五十嵐彩季(至学館大) 15選手出場
決 勝 Ouyang, Junling(中国)
準決勝 ○[8-0]Brugger, Elena Heike(ドイツ)
2回戦 ○[フォール、4-0]Sicard, Chelsey(カナダ)
1回戦 ○[3-0]Parrish, Dominique(米国)
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【59kg級】熊野ゆづる(日大) 15選手出場
3決戦 (未定)
準決勝 ●[2-8]Bullen, Grace Jacob(ノルウェー)
2回戦 ○[Tフォール、10-0]Sadraddinova, Zelfira(ロシア)
1回戦 ○[Tフォール、10-0]Narmandakh, Narantsatsral(モンゴル)
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【68kg級】森川美和(日体大) 15選手出場
決 勝 Sanchez Rodriguez, Yudaris(キューバ)
準決勝 ○[2-0]Munkhbat, Khushigmaa(モンゴル)
2回戦 ○[7-2]Glaude, Alexandria Junis(米国)
1回戦 ○[6-4]Strzalka, Natalia Iwona(ポーランド)
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【76kg級】松雪泰葉(至学館大) 15選手出場
2回戦 ●[フォール、4-2]Yerkebayeva, Gulmaral(カザフスタン)
1回戦 ○[4-2]Raedelt, Francy(ドイツ)
※敗者復活戦へ回れず
U-23世界選手権第3日は11月14日、ルーマニア・ブカレストで男子グレコローマン5階級のファイナルなどが行われ、決勝に進んだ60kg級の文田健一郎(ミキハウス)がフォール勝ちで金メダルを獲得した。3位決定戦へ進んだ67kg級の中橋涼(日体大)と82kg級の鶴田峻大(自衛隊)は、ともに敗れて5位。
文田は、シニアの欧州選手権2位で世界選手権にも出場しているムラド・ママドフ(アゼルバイジャン)と対戦。コーションで1点を先制されたものの、第2ピリオド、そり投げで4点を取って逆転。2度目のそり投げでフォール勝ちした。
今年3月のダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア)以来の金メダルで、昨年の世界選手権59kg級に続くメジャータイトル獲得。国際大会では10大会連続でメダルを手にした。
中橋は敗者復活戦2試合を勝って3位決定戦へ進んだものの、U-23欧州選手権2位のオット・ロソンチ(ハンガリー)に3-5で敗れ、鶴田はシニアの欧州選手権5位のニキタ・クリモビッチ(ベラルーシ)にテクニカルフォール負け。ともにメダルを逃した。
男子グレコローマンはこの日で終了。日本は金メダル2個を獲得し、優勝1選手の昨年を上回った。国別対抗得点は80点をマークし、昨年の9位を上回る4位に入った。優勝は3階級で勝ったジョージアで、2位はロシア、3位がトルコだった。
各選手の成績は下記の通り。(写真=チーム提供)
【60kg級】文田健一郎(ミキハウス) 優勝=25選手出場
決 勝 ○[フォール、4:36=10-1]Mammadov, Murad(アゼルバイジャン)
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【67kg級】中橋涼(日体大) 5位=27選手出場
3決戦 ●[3-5]Losonczi, Otto(ハンガリー)
敗復2 ○[5-2]Shermakhanbet, Meirzhan(カザフスタン)
敗復1 ○[Tフォール、5:45=16-8]Baker, Nolan Robert(米国)
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【82kg級】鶴田峻大(自衛隊) 5位=25選手出場
3決戦 ●[Tフォール、3:58=0-10]Klimovich, Nikita(ベラルーシ)
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《国別対抗得点》
[1]ジョージア 126点、[2]ロシア 101点、[3]トルコ 87点、[4]日本 80点、[5]アゼルバイジャン 71点、[6]イラン 70点、[7]エジプト 62点、[8]ハンガリー 62点(7・8位は上位選手の数による)
2018年11月12日
報 道 各 位
(公財)日本レスリング協会
女子強化委員会
広 報 委 員 会
平素より本協会へのご支援に感謝申し上げます。
世界選手権を終えました女子の全日本チームが、11月19日(月)~22日(木)に東京・味の素トレーニングセンターで合宿を行います。下記の通り練習を公開しますので、別紙の申請書に必要事項を記入のうえ、16日(金)正午必着でメール送信をお願いいたします。
同センターは入場が厳しくなっております。事前申請のない社の取材はお受けできかねますので、必ず申請をお願いいたします。
尚、TVカメラはスポーツ局のみで、系列を含め1局2台まで、TVクルーはカメラ1台につき4名まで、ペンは記者&スチールで1社2名までとさせていただきますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
《取材申請書》 《フリーランス用・取材申請書=要提出》 《素材使用申請書》
《送信先》 jwf-alljapan@memoad.jp
記
■期日:11月19日(月) 午後4時~6時(予定)
(受付:午後3時20分~50分)
■場所:東京・味の素ナショナルトレーニングセンター B1レスリング場
■参加選手:世界選手権代表ほか
《問い合わせ》日本レスリング協会事務局 担当:武田
電話03-3481-2354
以 上
(2018年10月21~22日、ハンガリー・ブダペスト / 撮影=保高幸子)
【男子フリースタイル79kg級・優勝】
Dake, Kyle Douglas(カイル・ダグラス・デイク=米国)
1991年2月25日生まれ、27歳。高校時代の2008年にグレコローマンで世界ジュニア選手権に出場したが、その後はカレッジスタイルに専念。コーネル大時代の2010~13年全米学生選手権で大会史上3人目の4連覇を達成した。卒業後はフリースタイルで国際舞台へも出場したが、74kg級ではジョーダン・バローズ、86kg級ではジェーデン・コックス(ともに2016年リオデジャネイロ・オリンピック代表)の壁を敗れず、世界選手権やオリンピックには出場できなかった。
79kg級という最適の階級ができた追い風に乗り、2018年1月のヤリギン国際大会(ロシア)2位と台頭。7月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)で優勝し、今回の世界選手権ではヤリギン国際大会決勝で敗れたアクメド・ガジマゴメドフ(ロシア)にテクニカルフォールでリベンジ。初出場初優勝を達成した。(注=「ダケ」と表記してきましたが、「デイク」と判明しましたので、今後は「デイク」と表記します)
《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[2-0]Hasanov, Yabrail(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[Tフォール、3:52=13-0]Gadzhimagomedov, Akhmed(ロシア)
3回戦 ○[Tフォール、2:50=11-0]Khutsishvili, David(ジョージア)
2回戦 ○[Tフォール、4:21=11-0]Obst, Martin(ドイツ)
1回戦 BYE
[2]Hasanov, Yabrail(ヤブライル・ハサノフ=アゼルバイジャン)
[3]Gadzhimagomedov, Akhmed(アフメド・ガジマゴメドフ=ロシア)
[3]Shabanov, Ali(アリ・シャバノフ=ベラルーシ)
アジア選手権優勝のエサドラ・アクバリザリンコラエイ(イラン)は3回戦まで勝ち抜いたものの、準決勝でヤブライル・ハサノフ(アゼルバイジャン)に敗れ、3位決定戦でアリ・シャバノフ(ベラルーシ)に8-8のスコアで惜敗して5イ位。
アジア選手権2位のラシド・クルバノフ(ウズベキスタン)は初戦でグリゴル・グリゴリャン(アルメニア)に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
【男子フリースタイル79kg級・決勝】
Dake, Kyle Douglas(米国)○[2-0]●Hasanov, Yabrail(アゼルバイジャン)