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《訂正・お詫び》世界レスリング連盟(UWW)ランキング・システム

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 11月7日掲載の「下山田培(警視庁)と向田真優(至学館大)が2位…2018年UWWランキング」の記事中、「この得点に2019年と2020年前半の得点が加わって2020年東京オリンピックのシード(第4シードまで)が決まる。」との記述がありますが、ランキングに関するレギュレーション(規則)に、下記の条文があったことが分かりました。《条文=英語

ポイントの計算は、各階級の上位3選手を除いて、毎年0から再開する
(The calculation of points will restart from 0 every year, except for the third first of each weight category.)

各年度始めに、各階級の上位3選手にアドバンテージを与える。1位は10点、2位は6点、3位は3点を付与する
(To be able to promote the rankings at the beginning of each year but also to give an advantage to the three first ranked, the 1st of January of each year, the athlete who finished first the previous year will start the new year with 10 points. The athlete who finished second will get 6 points for the following year and the athlete who finished third will get 3 points for the following year.)

各年末にその年のランキングを確定し、各階級1位の選手を表彰する
(A final ranking will be established at the end of the year and the best athletes in each weight category will be awarded.)

 したがって、来年9月の世界選手権(カザフスタン)におけるシードは、来年の大陸選手権とランキング決定大会の得点、およびアドバンテージの得点合計によって決まり、今年の世界選手権の成績は、それのみでは関与しないことになります。総合ランキング1位の“ご褒美”は、表彰と翌年のアドバンテージのみで、翌年の世界選手権のシードには、さほど関与しません。

 2016年リオデジャネイロ・オリンピックでは、前年の世界選手権の1位と2位は別のブロックに割り振られるシード制が採用されました。今回のランキング・システムでは、前年の世界選手権の1位と2位が必ずしもシード選手とはならず、初戦で激突する可能性もあるシステムになります。

 このルールに基づきますと、来年のランキング争いは、日本選手では男子グレコローマン67kg級の下山田培(6点)、女子50kg級の須崎優衣(3点)、同55kg級の向田真優(6点)の3選手がアドバンテージをもらってスタートとなります。階級を変えたらアドバンテージはないものと思われます。

 以上、訂正するとともに、誤った情報を掲載しましたことを深くお詫びいたします。

(公財)日本レスリング協会 広報委員会


11.16 U15アジア女子選手権/組み合わせ

全日本選手権は12月19~22日…2019年度・国内大会日程

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 日本協会、および傘下連盟が主催・主管する2019年度の大会日程は下記の通り。

 2020年東京オリンピックの国内予選ともなる全日本選手権は、12月19日(木)~22日(日)に東京・駒沢体育館で行われる。これまで天皇誕生日に会わせて23日が最終日になるような日程だったが、来年度以降は同日が天皇誕生日でなくなることから、23日にこだわらず、日曜日が最終日となる方向。

 毎年8月に茨城・大洗で実施されてる全日本ビーチ選手権は、同県が国体を開催する関係で、来年度は実施しない予定。


4月  2日(火)~3日(水):ジュニアクイーンズカップ(東京・駒沢体育館)
   27日(土)~28日(日): JOCジュニアオリンピックカップ(神奈川・横浜文化体育館)

5月13日(月)~15日(水):東日本学生リーグ戦(東京・駒沢体育館)
   25日(土)~26日(日):西日本学生春季リーグ戦(大阪・堺市金岡公園体育館)=18・19日になる可能性あり

6月 8日(土)~9日(日):全国中学生選手権(茨城・水戸市東町運動公園新体育館)
   13日(木)~16日(日):全日本選抜選手権(東京・駒沢体育館)
   26日(水)~28日(金):東日本学生春季選手権=新人戦・選手権・女子(東京・駒沢体育館)
   29日(土)~30日(日):西日本学生新人戦(大阪・堺市金岡公園体育館)

7月上旬:全日本社会人選手権(埼玉・和光市体育館)
   26日(金)~28日(日):全国少年少女選手権(和歌山・和歌山ビッグホエール)
   29日(月)~8月1日(木):インターハイ(熊本・玉名市総合体育館)

8月17日(土)~19日(月):全国高校生グレコローマン選手権(大阪・堺市金岡公園体育館)
   20日(火)~23日(金):全日本学生選手権(東京・駒沢体育館)

9月28日(土)~10月1日(火):国民体育大会(茨城・水戸市東町運動公園新体育館)

10月未定:全日本女子オープン選手権(静岡・焼津市民体育館)
  17日(木)~18日(金):全日本大学グレコローマン選手権(東京・駒沢体育館)
  25日(金)~27日(日):西日本学生選手権(大阪・堺市金岡公園体育館)

11月 9日(土)~10日(日):全日本大学選手権(鹿児島・日置市吹上浜公園体育館)
  未定:全国社会人オープン選手権(埼玉・富士見市総合体育館)
  未定:全国中学選抜大会(東京・駒沢)
  25日(月)~27日(水):東日本学生数機新人選手権=新人戦・選手権(東京・駒沢屋内球技場)

12月  7日(土)~8日(日):西日本学生秋季リーグ戦(大阪・堺市金岡公園体育館)
  19日(木)~22日(日):全日本選手権(東京・駒沢体育館)

《2020年》

2月22日(土)~23日(日):全国少年少女選手権(東京・板橋区小豆沢体育館)

3月27日(金)~29日(日):全国高校選抜大会(新潟・新潟市体育館)

角谷萌々果、花井瑛絵、川井友香子、源平彩南が決勝進出…U-23世界選手権・第4日(1)

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 U-23世界選手権第4日は11月15日、女子の新たな5階級がスタート。53kg級の角谷萌々果(アイシン・エイ・ダブリュ)、57kg級の花井瑛絵(至学館大)、62kg級の川井友香子(至学館大)、65kg級の源平彩南(至学館大)の4選手が決勝進出を果たした。 

 角谷は1回戦でU-23欧州選手権2位のカテリナ・ピチコブスカヤ(ベラルーシ)にテクニカルフォール勝ちし、続く2試合にも快勝。決勝で2016年リオデジャネイロ・オリンピック48kg級代表のミラナ・ダダシェワ(ロシア)と対戦する。

 花井は1回戦で昨年のシニア選手権55kg級3位のベッカ・レーザーズ(米国)を10-2で破り、2回戦でU-23欧州チャンピオンのアレクサンドラ・アンドリーワ(ロシア)も5-4で撃破。準決勝で今年のシニア選手権55kg級5位のザン・キ(中国)も破った。決勝で世界大学選手権2位のアレクサンドラ・タウン(カナダ)と闘う。

 川井は1回戦でシニアの世界選手権代表でもあるモンゴル選手をテクニカルフォールで破り、ベラルーシとルーマニアの選手も連破、決勝は昨年60kg級2位で今年のU-23欧州選手権優勝のイロナ・プロコペブニウク(ウクライナ)が相手。

 源平はU-23欧州選手権2位のソフィア・フリストバ・ゲオルギエバ(ブルガリア)ら3選手を撃破。シニアの欧州選手権2位のエリス・マノロワ(アゼルバイジャン)を相手に2年連続優勝を目指す。

 72kg級の松雪成葉(至学館大)は1回戦でアジア大会68kg級代表のザミラ・バクベルゲノワ(カザフスタン)に5-6で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


女子

 【53kg級】角谷萌々果(アイシン・エイ・ダブリュ)   17選手出場
決 勝 Dadasheva, Milana(ロシア)
準決勝 ○[フォール、4:22=6-3]Ana, Andreea Beatrice(ルーマニア)
3回戦 ○[Tフォール、0:19=10-0]Bat-Ochir, Bolortuya(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、0:32=10-0]Pichkovskaya, Katerina(ベラルーシ)
1回戦  BYE

------------------------------

 【57kg級】花井瑛絵(至学館大)   15選手出場
決 勝 Town, Alexandra(カナダ)
準決勝 ○[フォール、5:24=6-2]Zhang, Qi(中国)
2回戦 ○[5-4]Andreeva, Aleksandra(ロシア)
1回戦 ○[10-2]Leathers, Becka(米国)

------------------------------

 【62kg級】川井友香子(至学館大)   19選手出場
決 勝 Prokopevniuk, Ilona(ウクライナ)
準決勝 ○[Tフォール、11-0]Incze, Kriszta Tunde(ルーマニア)
3回戦 ○[Tフォール、1:34=10-0]Sazykina, Kristina(ベラルーシ)
2回戦 ○[Tフォール、2:44=12-2]Enkhbat, Gantuya(モンゴル)
1回戦  BYE

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 【65kg級】源平彩南(至学館大)   18選手出場
決 勝 Manolova, Elis(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[Tフォール、4:26=13-0]Koliadenko, Irina(ウクライナ)
3回戦 ○[5-0]Georgieva, Sofia Hristova(ブルガリア)
2回戦 ○[Tフォール、10-0]Rusu, Maria Gabriela(ルーマニア)
1回戦  BYE

------------------------------

 【72kg級】松雪成葉(至学館大)   16選手出場
1回戦 ●[5-6]Bakbergenova, Zhamila(カザフスタン)

※敗者復活戦に回れず

五十嵐未帆・彩季が姉妹優勝…U-23世界選手権・第4日(2)

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姉妹で優勝の五十嵐未帆(右)と彩季

 U-23世界選手権第4日は11月15日、女子5階級のファイナルなどが行われ、決勝に進んだ50kg級の五十嵐未帆(至学館大)と55kg級の五十嵐彩季(至学館大)の姉妹がそろって優勝した。五十嵐未は2年連続優勝。同じく決勝進出を果たした68kg級の森川美和(日体大)は敗れて銀メダル。3位決定戦へ進んだ59kg級の熊野ゆづる(日大)は銅メダルを手にした。

 五十嵐未はシニアのロシア選手権3位のナデシダ・ソコロワ(ロシア)相手に第2ピリオド、10-0のテクニカルフォール勝ち。初戦からの4試合を無失点で勝ち抜いた。9月の世界大学選手権でも勝っており、国際大会は3大会連続優勝。

 五十嵐彩はシニアのワールドカップのメンバーでもあるオウヤン・ジュンリン(中国)に11-1のテクニカルフォール勝ち。今年はシニアのアジア選手権(キルギス)、世界ジュニア選手権(スロバキア)に続き、国際大会で3度の優勝を飾った。

 森川は、昨年69kg級3位で今年のシニアの世界選手権代表のユダリス・サンチェス(キューバ)と闘い、2-6で敗れて2位。2015年以来の国際大会の優勝は持ち越しとなった。熊野はポーランド選手をフォールで下し、昨年の金メダルに続いてのメダルを手にした。

 各選手の成績は下記の通り。(写真=チーム提供)

50kg級優勝の五十嵐未帆(至学館大)

55kg級優勝の五十嵐彩季(至学館大)

68kg級2位の森川美和(日体大)

59kg級3位の熊野ゆづる(日大)


女子

 【50kg級】五十嵐未帆(至学館大)   優勝=17選手出場
決 勝 ○[Tフォール、3:34=10-0]Sokolova, Nadeshda(ロシア)

------------------------------

 【55kg級】五十嵐彩季(至学館大)   優勝=15選手出場
決 勝 ○[Tフォール、4:45=11-1]Ouyang, Junling(中国)

------------------------------

 【59kg級】熊野ゆづる(日大)   3位=15選手出場
3決戦 ○[フォール、0:52=4-0]Madrowska, Katarzyna(ポーランド)

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 【68kg級】森川美和(日体大)   2位=15選手出場
決 勝 ●[2-6]Sanchez Rodriguez, Yudaris(キューバ)


U-23世界選手権(ルーマニア)出場の男子グレコローマン・チームが帰国

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金メダルを持って帰国した文田健一郎(右)と遠藤功章

 ルーマニア・ブカレストで行われたU-23世界選手権に出場した男子グレコローマン・チームが11月16日、成田空港に帰国した。2選手が優勝し、5位が3人。国別対抗得点で4位となり、シニアやジュニアなどを通じてグレコローマンの団体成績としては最高の成績を残しての帰国となった。

 笹本睦監督(日本オリンピック委員会)は「文田(健一郎)と遠藤(功章)の2人が金メダルを取ってくれたことはよかったけれど、3位決定戦に3選手が進みながら、すべて負けてしまったことは残念。欲を言えば、1人か2人は勝ってほしかった」と、喜びの中にも無念そうな表情。

 それでも「中橋涼(67kg級)が世界3位の選手に勝つなど力をつけてきている。いい感じで終わったと思う。団体4位には、びっくりした。あとちょっとの頑張りで、3位になっていてトロフィーを持ち帰ることもできたはず」と、チーム全体の健闘をねぎらった。

 ただ、これまでの課題でもあったグラウンドでやられることが多かったので、「そのあたりが今後のさらなる強化ポイントになると思います」と話した。

「やってきたことが間違いではなかった」…文田健一郎

 期待通りの優勝を勝ち取った60kg級の文田健一郎(ミキハウス)は「久しぶりの試合だったけれど、きっちりと体重を落とすことができ、想像以上にいい動きができた。結果も残せて、ひと安心です。準決勝、決勝は前に出ることができ、落ち着いて試合をすることができました。納得いく試合でした」と満足そう。

成田空港での最後のミーティング

 決勝は、相手が前半とばしてきたというが(第1ピリオドは0-1)、「ばてるのを待って、得意技(そり投げ)で仕留めることができた。いい流れでの試合ができました」と言う。3回戦でのアルメニア戦での6失点は、「攻めたところを逆に4点を取られてしまった」という不覚の結果だが、「ポイントは取り返せる、と落ち着くことができた。こんな試合やってしまって恥ずかしい、という気持ちにもなれるほど落ち着いていた」と、焦ることはなかったという。

 シニアの世界選手権ほどレベルが高くないことは承知していたが、試合間隔が空き、どの程度できるか分からなかった中で、この結果は大きいという。「やってきたことが間違いではなかったことが分かった。あとは12月へ向けて、今までやってきたことを続けたい」と、約5週間後に迫った決戦を見据えた。

 シニアの世界選手権に続いての参加となり、63kg級で優勝した遠藤は「シニアの世界選手権が終わって、すぐ全日本合宿があって、遠征へ出発。きつい面があったけれど、短期間で外国の選手と多くの試合をこなすことができ、試合勘がつかめて結果を出せたのはよかった」と振り返る。

 シニアの世界選手権では、「優勝したロシアの選手とは差があったけれど、3位になったトルコ選手とはまずまずできた。自分の立ち位置というか、(世界3位でも)こんなもんか、ということが分かった」そうで、その感触というか前向きな気持ちは大きかったとのこと。「今度はこの優勝を次につなげたい」と話した。

 12月の全日本選手権は、非オリンピック階級だが引き続き63kg級に出て、国内での地位を固める予定。「しっかり勝って、次からオリンピック予選にからめるように頑張りたい」と表情を引き締めた。

藤波朱理(三重・いなべクラブ)ら6選手が優勝…U-15アジア女子選手権

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6階級を制覇し、団体優勝を遂げた日本チーム

 第1回U-15アジア女子選手権は11月16日、埼玉・富士見市立市民総合体育館で行われ、日本は10階級中9階級に出場、6階級で優勝する強さを見せた。他に銀メダル2個を獲得し、国別対抗得点は202点をマーク。2階級優勝のインドを21点引き離して優勝した。3位はカザフスタン。

 優勝したのは39kg級の小幡未羽(兵庫・芦屋学園中)、46kg級の坂本由宇(JOCエリートアカデミー)、50kg級の清岡もえ(高知・高知クラブ)、54kg級の藤波朱理(三重・いなべクラブ)、58kg級の山内奏美(大阪・堺リベラル)、62kg級の茂呂綾乃(愛知・至学館クラブ)の6選手。

 藤波は今年、2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)カデット、5月のアジア・カデット選手権(ウズベキスタン)、7月の世界カデット選手権(クロアチア、いずれも49kg級)に続いて4大会目の国際大会の優勝を飾った。小幡と茂呂は中学2年生での栄冠。

 各選手の成績は下記の通り。エントリーしていたバングラデシュが参加せず、8ヶ国・地域で行われた。(撮影=保高幸子)

今季4大会目の国際大会優勝の藤波朱理

5試合を無失点で圧勝の中学2年生、茂呂綾乃


各階級順位 国別対抗得点

《内訳成績》

33kg 36kg 39kg 42kg 46kg 50kg 54kg 58kg 62kg 66kg

 【33kg級】=出場なし

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 【36kg級】近藤楓香(愛知・刈谷クラブ)   2位=5選手出場
リーグ5回戦  BYE
リーグ4回戦 ●[6-6]Komal(インド)
リーグ3回戦 ○[フォール、0:59=4-0]Aidana KALYKBAY(カザフスタン)
リーグ2回戦 ○[Tフォール、1:23=10-0]Ge-Sin CHEN(台湾)
リーグ1回戦 ○[Tフォール、2:59=10-0]Kumushai ZHOODANBEKOVA(キルギス)

------------------------------

 【39kg級】小幡未羽(兵庫・芦屋学園中)   優勝=5選手出場 
リーグ5回戦 ○[12-5]Pinki(インド)
リーグ4回戦  BYE
リーグ3回戦 ○[11-2]Nigina SABIROVA(ウズベキスタン)
リーグ2回戦 ○[Tフォール、3:51=11-1]Meruyert JANABAYEVA(カザフスタン)
リーグ1回戦 ○[3-0]Aitsaree NOOTHONG(タイ)

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 【42kg級】眞柄美和(三重・四日市ジュニア)   2位=6選手出場
決   勝 ●[4-4]Sweety(インド)
準 決 勝 ○[フォール、2:32=4-4]Mushtariy TOLIPBEKOVA(ウズベキスタン)
予選リーグ3回戦 ○[フォール、0:20=4-0]Khandarmaa GANTOGOO(モンゴル)
予選リーグ2回戦  BYE
予選リーグ1回戦 ○[Tフォール、2:43=10-0]Shugyla OMIRBEK(カザフスタン)

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 【46kg級】坂本由宇(JOCエリートアカデミー)   優勝=7選手出場
決   勝 ○[10-2]Antim(インド)
準 決 勝 ○[Tフォール、2:00=10-0]Dilshoda MATNAZAROVA(ウズベキスタン)
予選リーグ3回戦  BYE
予選リーグ2回戦 ○[フォール、0:23=2-0]Pei-Ying LIAO(台湾)
予選リーグ1回戦 ○[Tフォール、0:55=10-0]Mekkhala SINGPRAKHON(タイ)

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 【50kg級】清岡もえ(高知・高知クラブ)   優勝=7選手出場
決   勝 ○[3-0]Khulan BYAMBASUREN(モンゴル)
準 決 勝 ○[Tフォール、3:27=10-0]Altyn SHAGAYEVA(カザフスタン)
予選リーグ3回戦 ○[6-0]Priyanshi(インド)
予選リーグ2回戦 ○[2-1]Khulan BYAMBASUREN(モンゴル)
予選リーグ1回戦 ○[Tフォール、1:32=10-0]Hsiu-Ching LIN(台湾)

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 【54kg級】藤波朱理(三重・いなべクラブ)   優勝=4選手出場
リーグ3回戦 ○[Tフォール、0:22=10-0]Tynys DUBEK(カザフスタン)
リーグ2回戦 ○[フォール、1:01=6-0]Altjin TOGTOKH(モンゴル)
リーグ1回戦 ○[Tフォール、1;09=10-0]Pratibha JANGHU(インド)

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 【58kg級】山内奏美(大阪・堺リベラル)   優勝=7選手出場
決   勝 ○[5-0]Bhagyashree FAND(インド)
準 決 勝 ○[4-1]Maral BATTSOOJ(モンゴル)
予選リーグ3回戦 ○[Tフォール、3:01=10-0]Hsing-Yao WENG(台湾)
予選リーグ2回戦 ○[Tフォール、1:20=10-0]Gulumkan ZHYLDYZBEK KYZY(キルギス)
予選リーグ1回戦 ○[フォール、0:41=4-0]Zhangul BOLD(カザフスタン)

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 【62kg級】茂呂綾乃(愛知・至学館クラブ)   優勝=7選手出場
決   勝 ○[Tフォール、4:00=10-0]Odzaya ERDENEBAT(モンゴル)
準 決 勝 ○[Tフォール、1:18=10-0]Laylokhon SOBIROVA(ウズベキスタン)
予選リーグ3回戦 ○[フォール、0:33=2-0]Janjira WANNAWONG(タイ)
予選リーグ2回戦 ○[Tフォール、0:27=10-0]Pei-Shan CHIEH(台湾)
予選リーグ1回戦 ○[Tフォール、1:52=10-0]Sittu(インド)

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 【66kg級】藤倉優花(群馬・邑楽ジュニア)  4=5選手出場

リーグ5回戦  BYE
リーグ4回戦 ○[5-3]Sunita(インド)
リーグ3回戦 ●[フォール、1:33=0-4]Ayazhan TOKTASH(カザフスタン)
リーグ2回戦 ●[フォール、1:38=0-4]Davaajargal ALTANSUKH(モンゴル)
リーグ1回戦 ●[フォール、1:05=0-6]Rushana ABDIRASULOVA(ウズベキスタン)

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 《国別対抗得点》

[1]日本 202点、[2]インド 181点、[3]カザフスタン 125点、[4]モンゴル 114点、[5]ウズベキスタン 105点、[6]台湾 54点、[7]タイ 37点、[8]キルギス 32点

長谷川敏裕と樋口黎が決勝進出…U-23世界選手権・第5日(1)

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 U-23世界選手権第5日は11月16日、ルーマニア・ブカレストで男子フリースタイルがスタート。5階級が行われ、57kg級と長谷川敏裕(日体大)と65kg級と樋口黎(日体大助手)が決勝進出を決めた。79kg級の山崎弥十朗(早大)が3位決定戦へ進み、70kg級の基山仁太郎(日体大)は敗者復活戦へ回る。

 長谷川は昨年5位の中国選手らに3連勝。決勝は2015年に世界ジュニア選手権で2位になっているラビ・クマール(インド)と闘う。

 樋口はモンゴルとインドの選手を破ったあと、昨年61kg級3位のイスラム・デュダエフ(ロシア)を7-4で撃破。準決勝でイラン選手を破った。決勝の相手は7月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)で2位に入っているアリ・ラヒムザデフ(アゼルバイジャン)。

 山崎はイランとウクライナ選手を破ったあと、準決勝でU-23欧州選手権3位のニカ・ケンチャーゼ(ジョージア)に敗れ、3位決定戦にかけることになった。基山は3回戦でスロバキア選手に敗れ、相手が決勝に進んだことで敗者復活戦の道がつながった。

 97kg級の園田平(自衛隊)は1回戦でトルコ選手に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


男子フリースタイル

 【57kg級】長谷川敏裕(日体大)   19選手出場
決 勝 Kumar RAVI(インド)
準決勝 ○[5-2]Wanhao ZOU(中国)
3回戦 ○[9-4]Jack Michael MUELLER(米国)
2回戦 ○[2-1]Alireza Nosratolah SARLAK(イラン)
1回戦  BYE

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 【65kg級】樋口黎(日体大助手)   25選手出場
決 勝 Ali RAHIMZADE(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[4-4]Morteza Hassanali GHIASI CHEKA(イラン)
3回戦 ○[7-4]Islam DUDAEV(ロシア) 
2回戦 ○[Tフォール、1:12=10-0]Singh SURJEET(インド)
1回戦 ○[フォール、4:45=6-1]Tulga TUMUR OCHIR(モンゴル)

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 【70kg級】基山仁太郎(日体大)   25選手出場
敗復戦 Naveen NAVEEN(インド)
3回戦 ●[Tフォール、3:43=0-10]Taimuraz SALKAZANOV(スロバキア)
2回戦 ○[Tフォール、5:06=17-7]Amr Reda Ramadan HUSSEN(エジプト)
1回戦  BYE

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 【79kg級】山崎弥十朗(早大)   22選手出場
3決戦 (未定)
準決勝 ●[0-4]Nika KENTCHADZE(ジョージア)
3回戦 ○[3-2]Alfes DOLIDZE(ウクライナ)
2回戦 ○[3-3]Mojtaba Yousefali ASGHARI OSMAVANDANI(イラン)
1回戦  BYE

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 【97kg級】園田平(自衛隊)   19選手出場
1回戦 ●[Tフォール、4:20=0-10]Yunus Emre DEDE(トルコ)

※敗者復活戦へ回れず


角谷萌々果、川井友香子、源平彩南が優勝、2年連続で団体優勝…U-23世界選手権・第5日(2)

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シニア世界2位の実力を見せた川井友香子

 U-23世界選手権第5日は11月16日、ルーマニア・ブカレストで女子5階級のファイナルなどが行われ、53kg級の角谷萌々果(アイシン・エイ・ダブリュ)、62kg級の川井友香子(至学館大)、65kg級の源平彩南(至学館大)の3選手が優勝、57kg級の花井瑛絵(至学館大)が2位となった。

 角谷は2016年リオデジャネイロ・オリンピック48kg級代表のミラナ・ダダシェワ(ロシア)と対戦し、4-3で勝った。2016年11月のゴールデンGP決勝大会(アゼルバイジャン)以来、2度目の国際大会優勝。

 川井は昨年60kg級2位で今年のU-23欧州選手権優勝のイロナ・プロコペブニウク(ウクライナ)相手にテクニカルフォール勝ちし、シニアの世界選手権2位の実力を見せた。カデットとジュニアの世界選手権で優勝のなかった川井だが、U-23で初の“世界一”へ。

2年連続優勝の源平彩南

 源平はシニアの欧州選手権2位のエリス・マノロワ(アゼルバイジャン)を7-2で破り、シニアの世界選手権3位の実力を発揮するとともに、昨年に続く優勝を達成した。

 花井は世界大学選手権2位のアレクサンドラ・タウン(カナダ)に4-7で敗れ、優勝を逃した。

 女子は全日程を終了し、「金5・銀2・銅1」を獲得。国別対抗得点は188点をマークし、ロシアを大きく上回って2年連続優勝を達成した。3位は中国。

 各選手の成績は下記の通り。

53kg級優勝の角谷萌々果

57kg級2位の花井瑛絵

団体表彰を受けた笹山秀雄監督

2年連続団体優勝の日本チーム


女子

 【53kg級】角谷萌々果(アイシン・エイ・ダブリュ)   優勝=17選手出場
決 勝 ○[4-3]Dadasheva, Milana(ロシア)

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 【57kg級】花井瑛絵(至学館大)   2位=15選手出場
決 勝 ●[4-7]Town, Alexandra(カナダ)

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 【62kg級】川井友香子(至学館大)   優勝=19選手出場
決 勝 ○[Tフォール、5:49=14-3]Prokopevniuk, Ilona(ウクライナ)

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 【65kg級】源平彩南(至学館大)   優勝=18選手出場
決 勝 ○[7-3]Manolova, Elis(アゼルバイジャン)

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 《国別対抗得点》

[1]日本 188点、[2]ロシア 113点、[3]中国 106点、[4]ウクライナ 81点、[5]米国 76点、[6]モンゴル 75点、[7]ルーマニア 70点、[8]カザフスタン 65点


【2018年世界選手権・レビュー(7)】男子フリースタイル86kg級/決勝・表彰式・闘いのあと

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(2018年10月20~21日、ハンガリー・ブダペスト / 撮影=保高幸子)


【男子フリースタイル86kg級・優勝】
Taylor, David Morris(デービッド・モーリス・テーラー=米国)

 1990年12月5日生まれ、27歳。5歳からレスリングを始め、高校時代の2007年世界ジュニア選手権に出場して8位。日本と馴染みの深いペンシルベニア州立大時代の2012・14年に全米学生選手権で優勝するとともに、2013年ユニバーシアード74kg級で3位。2016年リオデジャネイロ・オリンピックはジョーダン・バローズの壁に阻まれ出場できなかった。

 2017年から86kg級へ。2018年にヤリギン国際大会(ロシア)、パンアメリカン選手権、ヤシャ・ドク国際大会と優勝を重ね、世界選手権に初出場初優勝を達成した。

《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[Tフォール、3:53=12-2]Erdin, Fatih(トルコ)
準決勝 ○[7-5]Kurugliev, Dauren(ロシア)
3回戦 ○[8-0]Torreblanca Queralta, Yurieski(キューバ)
2回戦 ○[Tフォール、5:56=10-0]Rajabau, Hajy(ベラルーシ)
1回戦 ○[11-6]Yazdani Charati, Hassan(イラン)


2~3位選手

[2]Erdin, Fatih(ファティ・アーディン=トルコ)
[3]Yazdani Charati, Hassan(ハッサン・ヤズダニ・チャラティ=イラン)
[3]Friev Naskideava, Taimuraz(タイムラズ・フリエフ・ナスキデアヴァ=スペイン、元ロシア)

【左から】2位=ファティ・アーディン(トルコ)、優勝=デービッド・モーリス・テーラー(米国)、3位=タイムラズ・フリエフ・ナスキデアヴァ(スペイン)、ハッサン・ヤズダニ・チャラティ(イラン)


その他の注目選手の闘い

 昨年の欧州チャンピオンのダウレン・クルギリエフ(ロシア)は優勝したデービッド・モーリス・テーラー(米国)に準決勝で5-7で敗れ、3位決定戦でハッサン・ヤズダニ・チャラティ(イラン)に5-11で敗れてメダルを逃した。

 欧州選手権3位のサンドロ・アミナシビリ(ジョージア)は2回戦で欧州7位のズビグニュー・バラノススキ(ポーランド)に不覚。バラノススキは3回戦でダウレン・クルギリエフ(ロシア)に黒星。昨年2位のボリス・マコエフ(スロバキア=元ロシア)は2位になったファティ・アーディン(トルコ)に2回戦で敗れた。

 アジア大会で2位となったドメニク・マイケル・アボウナダー(レバノン=元米国)は1回戦でヘイノ・ビレ・タパニ(フィンランド)に敗れて上位進出ならず。アジア選手権2位・アジア大会3位のウイツメン・オルゴドル(モンゴル)は初戦でパンアメリカン選手権2位のユリエスキ・トーレブランカ(キューバ)に2-4で敗れた。


【男子フリースタイル86kg級・決勝】
Taylor, David Morris(米国)○[Tフォール、3:53=12-2]●Erdin, Fatih(トルコ)

【U-15アジア女子選手権・特集】出場選手・監督の声

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(2018年11月16日、埼玉・富士見市立市民総合体育館 / 取材・撮影=布施鋼治、樋口郁夫)


セコンドとして選手を指導する吉田栄利監督

 ■吉田栄利監督(一志ジュニア教室代表)「U-15アジア選手権の第1回大会ということで、海外の選手と初めて触れ合う選手も多い中、(出場した9階級中)金6、銀2とよく頑張ったなと思います。U-15の世代を育てる意味でも、大変意味のある大会でした。

 MVPをあげるとすれば、54㎏級の藤波朱理(いなべクラブ)。すでにカデットの世界選手権でも優勝していますが、今大会でも安定した強さを見せてくれました。一方、階級によっては『もうちょっとできたのに』という残念さもあります。最大の収穫は、国際大会で日本チームが堂々と闘えたこと。大会前は全階級制覇を目標としていた。メダルを獲れない選手もいたのは、監督、コーチ、スタッフの責任です。

 この世代では、インドのレベルの高さが分かったことも収穫でした。インドは巻き投げとか、ねちっこい攻めをしてくるところに特徴があります。カデットやジュニアも、うかうかすることはできないでしょう。今後、この大会が続くかどうかはUWW(世界レスリング連盟)の判断になると思うけど、我々としてはぜひとも続けてもらいたい」


 ■36kg級2位・近藤楓香(愛知・刈谷クラブ=リーグ戦の最後にインド選手に敗れる)「負けたインド選手に対しては、1点を取られた時に弱い気持ちが出てしまいました。気持ちで負けたことが敗因だと思います。技術的には通じたと思うのですが…。モンゴルで合宿した時にモンゴル選手と試合をやったことがありますが、国際大会は初めてです。外国選手は力が日本選手と全然違って、緊張しました。レスリング・スタイルも違っています。来年、この大会があったら、まず出られるように頑張り、出られることになったら、今回の悪かったところを全部直して、優勝したいです」


小幡未羽(兵庫・芦屋学園中)

 ■39㎏級優勝・小幡未羽(兵庫・芦屋学園中=リーグ最終戦でインドの選手を12-5で破って優勝)「今日のヤマはタイ選手との1回戦。緊張しすぎて、足があまり動かなくて点数があまり取れなかった。インド選手との決勝では、何回か回されたけど、第2ピリオドで突き放すことができました。勝因はスタミナの差だと思います。後半は相手の息づかいが荒くなっているのが分かりました。国際大会に出るのは今回が初めてでしたけど、海外の選手とは、吉田沙保里杯で一度アメリカの選手と当たったことがあります。海外の選手は総じて引きつける力が強かった。勉強になりました」


 ■42㎏級2位・眞柄美和(四日市ジュニア=決勝でインドの選手に逆転負け)「どんな試合でも最後まで攻め続けないといけないと思いました。もっと体力をつけて、今日みたいに最後の最後で取られることがないようにしたい。私は友達がやっていたことをきっかけに、幼稚園の年長からレスリングをやっています。練習して今まで勝てなかった相手に勝ったりすることが楽しかった。(いま中学2年生で)3年生になったら、全国中学生選手権でしっかり優勝して、アジアの大会でも1位をとりたい。憧れの選手は向田真優選手や須﨑優衣選手です。同じクラブ出身の向田選手は、(向田が)帰省した時によく技を教えていただいてます」


坂本由宇(JOCエリートアカデミー)

 ■46㎏級優勝・坂本由宇(JOCエリートアカデミー=決勝でインドの選手を10-2で破って優勝)「国際大会は今年2月にクリッパン国際大会(スウェーデン)に出場して以来、2回目です。日本選手と闘うのとは全然違う。外国人選手は力が強いし、投げてくる人が多い。今日はタックルに入ったあと、相手の投げに気をつけながら闘っていました。決勝は第1ピリオド終了間際に2-2に追いつかれたので、一番大変でした。第2ピリオドになってから取り返せるか不安だった。最後は勝てたので良かったです。最後は相手に攻められて守ってしまったのが反省点です。コーチに教えてもらったことが出せたことは良かったです」


清岡もえ(高知・高知クラブ)

 ■50kg級優勝・清岡もえ(高知・高知クラブ=決勝のモンゴル戦は接戦の末に勝利)「うれしいです。決勝の相手は、10月の全日本女子オープン選手権で闘った相手で、その時はぎりぎり勝つことができました。この大会の予選でも闘うことになり、お互いに手の内を知っていて、とてもやりにくい相手でした。絶対に勝つ、という気持ちを忘れなかったのがよかったと思います。国際大会は初めてです。(自分の)気持ちが違います。外国選手はパワーがあってレスリング・スタイルが日本選手とは違いますけど、これからも国際大会にたくさん出ていきたいです」


 ■54kg級優勝・藤波朱理(三重・いなべクラブ=全3試合に圧勝続きで優勝)「ホッとしています。勝つこととともに、内容重視で臨みました。勝ちましたけど、課題はいっぱい見つかりました。(いっぱい?)ええ、たくさんです。バックを取ってから、すぐにグラウンド技に行くことを目標にしていましたが、2回戦でうまくいかなかった。もっと練習したい。地元(日本)での国際大会は、応援も多くて燃えるものもありました。来週、全国中学生選抜大会があり、それに勝って中学での有終の美を飾りたい。高校でも、目の前の大会をひとつひとつ勝っていって、自分のレベルを少しずつ上げて行きたいです。インターハイ3連覇とか世界ジュニア選手権での優勝などを目指します」


山内奏美(大阪・堺リベラル)

 ■58㎏級優勝・山内奏美(大阪・堺リベラル=決勝でインドの選手を5-0で破って優勝)「初めての国際大会でした。台湾選手のように日本選手と似たスタイルで闘う選手もいたので、そこはやりやすかった。でも最後に闘ったインドの選手は、すごく手を出してきたのでやりにくかった。それでも、腕とりを結構出すことができました。リーチも身長の差も、そんなに気にすることはなかった。練習はきついけど、その分勝った時に返ってくるものが大きい。周囲の人に恩返しができるのがうれしい。私は双子なんですけど、この間の全日本女子オープン57㎏級決勝では姉妹の花音と当たりました。一番いい練習相手です。来週の全中選抜では今年の4冠目を狙います」


 ■62kg級優勝・茂呂綾乃(愛知・至学館クラブ=全5試合を無失点のフォールかテクニカルフォールで圧勝)「予選は、けっこう落ち着いてできたのですが、決勝は違いました。最初から攻めることができず、自分のやりたい技がしっかりできなかった。優勝できたのはよかったのですが、内容は今ひとつでした。(大会の)一番最後の試合だったということもあるかもしれませんが、緊張なのかプレッシャーなのか、予選とは違うものを感じました。国際大会であっても決勝であっても、自分のレスリングを貫けるようにしたい。(至学館大でオリンピックを目指す大学生とも練習していて)目標はオリンピックです」


 ■66kg級4位・藤倉優花(群馬・邑楽ジュニア=66kg級は初の試合)「悔しいです。投げに簡単にかかってしまいました。ずっと62kg級に出ていて、66kgに2kgも足りない状況でしたけど、力も足りなかった。タックルは取れましたけど、返されたりもしました。もっと強くなって、次の国際大会では優勝したい」

山本泰丈が敗者復活戦へ…U-23世界選手権・第6日(1)

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 U-23世界選手権第6日は11月17日、ルーマニア・ブカレストで男子フリースタイルの新たな5階級が行われ、125kg級の山本泰丈(日大)が敗者復活戦に回るにとどまり、他の4選手は上位進出できなかった。山本は初戦の2回戦で米国選手に1-6で敗れたものの、相手が決勝へ進んだことで敗者復活戦の道がつながった。

 92kg級の石黒峻士(日大)は初戦の2回戦でU-23欧州選手権3位のセミ・ヤジシ(トルコ)を下したものの、3回戦で2016年世界ジュニア選手権96kg級優勝のホセイン・シャフバジガズバー(イラン)に1-2で黒星。61kg級の藤田雄大(青山学院大)、74kg級の三輪優翔(日体大)、86kg級の松雪泰成(専大)は、いずれも初戦で敗れ、4選手とも敗者復活戦への道はなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


男子フリースタイル

 【61kg級】藤田雄大(青山学院大)   21選手出場
1回戦 ●[Tフォール、3:46=0-10]Kahveci, Ertugrul(トルコ)

※敗者復活戦へ回れず

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 【74kg級】三輪優翔(日体大)   25選手出場
1回戦 ●[2-3]Gulaev, Akhsarbek(スロバキア)

※敗者復活戦へ回れず

------------------------------

 【86kg級】松雪泰成(専大)   21選手出場
2回戦 ●[0-6]Ozen, Arif (トルコ)
1回戦  BYE

※敗者復活戦へ回れず

------------------------------

 【92kg級】石黒峻士(日大)   18選手出場
3回戦 ●[1-2]Shahbazigazvar, Hossein(イラン)
2回戦 ○[Tフォール、2:59=14-2]Yazici, Semih(トルコ)
1回戦  BYE

※敗者復活戦へ回れず

------------------------------

 【125kg級】山本泰丈(日大)   21選手出場
敗復戦 Jabrailov Samhan(モルドバ)
2回戦 ●[1-6]Hemiida, Youssif Ibrahim(米国)
1回戦  BYE

長谷川敏裕と樋口黎が優勝、基山仁太郎は3位…U-23世界選手権・第6日(2)

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65kg級として初の優勝を飾った樋口黎

 U-23世界選手権第6日は11月17日、ルーマニア・ブカレストで男子フリースタイル5階級のファイナルなどが行われ、57kg級の長谷川敏裕(日体大)と65kg級の樋口黎(日体大助手)が優勝、70kg級の基山仁太郎(日体大)が3位に入った。3位決定戦進出を決めていた79kg級の山崎弥十朗(早大)は敗れて5位。

 長谷川は2015年世界ジュニア選手権2位のラビ・クマール(インド)と対戦し、第1ピリオドでフォール勝ち。国際大会で初の優勝を飾った。今年は3月のアジア選手権(キルギス)銅メダルに続くメダル獲得。

 樋口は、7月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)で2位に入っているアリ・ラヒムザデフ(アゼルバイジャン)に5-4で勝ち、57kg級時代の2016年6月のジオルコウスキ国際大会(ポーランド)以来の国際大会優勝を勝ち取った。65kg級としては、2大会目の国際大会で金メダルを手にした。

 基山は敗者復活戦でインド選手を破り、3位決定戦でU-23欧州選手権優勝のアレクセイ・ボルタ(ウクライナ)を9-2で破った。2016年世界カデット選手権銅メダル以来の国際大会のメダル獲得で、シニアでは初。

 山崎は先月の世界選手権にも出場しているオマラシカブ・ナズムディノフ(ルーマニア)に敗れ、メダル逃した。

 各選手の成績は下記の通り。(写真=チーム提供)

57kg級優勝の長谷川敏裕

70kg級銅メダルの基山仁太郎


 【57kg級】長谷川敏裕(日体大)   優勝=19選手出場
決 勝 ○[フォール、2:07=6-0]Kumar, Ravi(インド)

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 【65kg級】樋口黎(日体大助手)   優勝=25選手出場
決 勝 ○[5-4]Rahimzadeh, Ali(アゼルバイジャン)

------------------------------

 【70kg級】基山仁太郎(日体大)   3位=25選手出場
3決戦 ○[9-2]Boruta, Aleksey(ウクライナ)
敗復戦 ○[6-0]Naveen, Naveen(インド)

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 【79kg級】山崎弥十朗(早大)   5位=22選手出場
3決戦 ●[8-9]Nazhmudinov, Omarashkab(ルーマニア)

【写真集】2018年U-15アジア女子選手権/ファイナル・表彰式

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(2018年11月16日、埼玉・富士見市立市民総合体育館 / 撮影=保高幸子)


【36kg級・2位】近藤楓香(愛知・刈谷クラブ)

リーグ2回戦 ○[Tフォール、1:23=10-0]Ge-Sin CHEN(台湾)


【39kg級・優勝】小幡未羽(兵庫・芦屋学園中)

リーグ5回戦 ○[12-5]Pinki(インド)


【42kg級・2位】眞柄美和(三重・四日市ジュニア)

決勝 ●[4-4]Sweety(インド)


【46kg級・優勝】坂本由宇(JOCエリートアカデミー)

決勝 ○[10-2]Antim(インド)


【50kg級・優勝】清岡もえ(高知・高知クラブ)

決勝 ○[3-0]Khulan BYAMBASUREN(モンゴル)


【54kg級・優勝】藤波朱理(三重・いなべクラブ)

リーグ3回戦 ○[Tフォール、0:22=10-0]Tynys DUBEK(カザフスタン)


【58kg級・優勝】山内奏美(大阪・堺リベラル)

決勝 ○[5-0]Bhagyashree FAND(インド)


【62kg級・優勝】茂呂綾乃(愛知・至学館クラブ)

決勝 ○[Tフォール、4:00=10-0]Odzaya ERDENEBAT(モンゴル)


【66kg級・4位】藤倉優花(群馬・邑楽ジュニア)

リーグ4回戦 ○[5-3]Sunita(インド)

社会人段別選手権/各階級成績

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(2018年11月18日、埼玉・富士見市立市民総合体育館)


フリースタイル グレコローマン
一 覧 表 初段以下・2段トーナメント表 一 覧 表 初段以下・2段トーナメント表

初段以下フリースタイル

▼61kg級 [1]安藤和貴(大分クラブ)、[2]橋本俊祐(SKアカデミー)、[3]中川祐貴(大和商会)、安田成希(静岡クラブ)

▼70kg級 [1]菅野誠(SKアカデミー)、[2]郡山征一郎(静岡クラブ)、[3]池澤宏侑(SKアカデミー)、立川了太(米原機工)

▼79kg級 [1]三好登志彦(倉吉クラブ)

▼125kg級 [1]岡本上二郎(SKアカデミー)

※97kg級はエントリーなし


2段フリースタイル

▼61kg級 [1]小野寺基泰(SKアカデミー)

▼70kg級 [1]有賀洋志(SKアカデミー)

▼125kg級 [1]石川善浩(山形クラブ)

※79・97kg級はエントリーなし


初段以下グレコローマン

▼60kg級 [1]安藤和貴(大分クラブ)

▼67kg級 [1]安田成希(静岡クラブ)

▼82kg級 [1]三好登志彦(倉吉クラブ)

※97・130kg級はエントリーなし


2段グレコローマン

▼67kg級 [1]大石健二(三多摩サンボスクール)

※60・97・130kg級はエントリーなし


復帰の米平安寛(日本ウエルネス大職)がJOC杯受賞…11.17~18全国社会人オープン選手権

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復帰参戦して優勝、JOC杯を獲得した米平安寛

 全国社会人オープン選手権は11月17~18日、埼玉・富士見市立市民総合体育館で行われ、男子グレコローマン97kg級に2015年世界選手権代表の米平安寛(日本ウェルネススポーツ大職)が復帰参戦。決勝で昨年の国体王者を破って優勝し、最優秀選手に贈られるJOC杯を受賞した。

 同60kg級の小坂健太(国士舘クラブ)、67kg級の上垣勇二(自衛隊)、77kg級の花山和寛(自衛隊)、130kg級の河野隆太(あづまフーズ)は7月の全日本社会人選手権に続く優勝。上垣が同スタイルの最優秀選手賞を受賞した。

 男子フリースタイルは、57kg級を2015年学生王者の大城一晟(大宮32普連)が制し、男子フリースタイルの最優秀選手賞を受賞。大学生も出場できる女子は、8階級中7階級で大学生選手が優勝。社会人で唯一50kg級を制した山田海南江(自衛隊)が最優秀選手賞を獲得した。

 各階級の成績は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)

 ■JOC杯受賞・米平安寛の話「2016年2月のアジア選手権(タイ)以来のグレコローマンの試合に復帰戦として臨みました。何が何でも勝ちたかったので、結果を出せてよかったです。復帰するにあたり、色々な方に迷惑をおかけしました。これから東京オリンピックに向けて自分なりに突き詰めて、練習して強くなっていきたいです」

16日にはU-15アジア女子選手権が行われた会場。富士見市の支援のもと、来年大会の開催も決まっている

試合の合間にはキッズ選手相手のレスリング教室が実施され、小学生選手の育成にも貢献


個人戦一覧表 男子フリースタイル  女 子  男子グレコローマン 個人賞

《トーナメント表》

男子フリースタイル 57・61kg 65kg 70kg 74・79kg 86・92kg 125kg
 女  子 50・53・55・57kg 59・62・65・68kg
男子グレコローマン 55・60・63kg 67kg 72kg 77・82kg 87・97kg 130kg

団体戦

[1]平野クラブ、[2]秋田市役所レスリング部、[3]自衛隊体育学校OB、山形・市・クラブ

個人戦・男子フリースタイル

▼57㎏級 [1]大城一晟(大宮32普連)、[2]高畑真一(岡山クラブ)、[3]竹田展大(WRESTLE-WIN)

▼61㎏級 [1]但野航(ニトリ)、[2]=反則による失格で不在、[3]菊地憲(ALSOK秋田)

▼65㎏級 [1]川野陽介(自衛隊)、[2]カディルクロフ・カニべック(SKアカデミー)、[3]今井嘉惟(SKアカデミー)

▼70㎏級 [1]砂川航祐(高安組クラブ)、[2]加賀谷廉(自衛隊体育学校OB)、[3]磯次郎(陸上自衛隊東部方面輸送隊)

▼74㎏級 [1]水野真斗(AACC)、[2]岩井康輔(舞鶴クラブ)、[3]成田竜也(秋田県体協)

▼79㎏級 [1]赤地俊樹(アカチコーポレーション)、[2]本村匠(沖縄県協会)、[3]本木臣代士(湯布院第302観測中隊)

▼86㎏級 [1]与那覇竜太(慶應義塾大レスリング部)、[2]小山内大輝(警視庁クラブ)、[3]江上剛(ESK格闘技アカデミー)

▼92㎏級 [1]竹内亮亘(ALSOK)、[2]加藤耀汰(国士舘クラブ)、[3]澁江悠介(アライアンス)

▼97㎏級=出場なし

▼125㎏級 [1]田中哲矢(自衛隊)、[2]須惠勝貴(大阪府警察)、[3]岩田直弥(秋田県警察)


個人戦・女子

▼50㎏級 [1]山田海南江(自衛隊)、[2]田口あい(日体大)、[3]持田真希(国士舘大)

▼53㎏級 [1]吉田柚夏(日体大)

▼55㎏級 [1]水口瑠子(日体大)、[2]輿水ゆめみ(神奈川大)、[3]大竹留未奈(富岡市教室)

▼57㎏級 [1]樋口耀(日体大)、[2]佐藤聖華(秋田市役所)、[3]齋藤遥花(神奈川大)

▼59㎏級 [1]今佑海(日大)、[2]小林奏音(早大)、[3]葛谷美瑠(日体大)

▼62㎏級 [1]小玉彩天奈(早大)、[2]屋比久すず(国士舘大)、[3]河内沙樹(日体大)

▼65㎏級 [1]曽根川陽菜(九州共立大)、[2]関下由希(福岡大)

▼68㎏級 [1]丸山栞和(日体大)

▼72㎏級=出場なし

▼76㎏級=出場なし


個人戦・男子レコローマン

▼55㎏級 [1]大谷康太(マルワジム横浜)、[2]藤田侑志(広島県協会)、[3]清水優真(マイスポーツハウス)

▼60㎏級 [1]小坂健太(国士舘クラブ)、[2]林拓海(日本ペットアンドアニマル専門学校)、[3]山田基(川崎市社会福祉事業団)

▼63㎏級 [1]吉川航平(秋田商高教)、[2]河本圭智(自衛隊体育学校OB)、[3]圡田尚人(KRAZY BEE)

▼67㎏級 [1]上垣勇二(自衛隊)、[2]影山大洋(滋賀レイクスターズ)、[3]井ノ口崇之(自衛隊)

▼72㎏級 [1]藤原稜(今治特別支援学校)、[2]山口優(警視庁クラブ)、[3]宮部城二(米陸軍消防隊)

▼77㎏級 [1]花山和寛(自衛隊)、[2]小室裕大(自衛隊)、[3]塩﨑剛(尾鷲総合病院)

▼82㎏級 [1]向井識起(大宮32普連)、[2]北川幸一(松阪クラブ)、[3]福井将真(マイスポーツハウス)

▼87㎏級 [1]坂野修平(TSSプロダクション)、[2]川村洋史(自衛隊)、[3]岡本鉄平(警視庁クラブ)

▼97㎏級 [1]米平安寛(日本ウェルネススポーツ大職)、[2]木下駿(自衛隊)、[3]宮國雄太(南風原高教)

▼130㎏級 [1]河野隆太(あづまフーズ)、[2]櫻井紀宏(警視庁クラブ)、[3]須惠勝貴(大阪府警察)


 《個人賞》

 【JOC杯】米平安寛(日本ウエルネススポーツ大職=男子グレコローマン97㎏級)

 【最優秀選手賞】大城一晟(大宮32普連=男子フリースタイル57㎏級)、上垣勇二(自衛隊=男子グレコローマン67㎏級)、山田海南江(自衛隊=女子50㎏級)

 【優秀選手賞】水野真斗(AACC=男子フリースタイル74㎏級)、向井識起(大宮32普連=男子グレコローマン82㎏級)

 【敢闘賞】砂川航祐(高安組クラブ=男子フリースタイル70㎏級)、小玉彩天奈(早大=女子62㎏級)

U-23世界選手権(ルーマニア)出場の女子チームが帰国

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 ルーマニア・ブカレストで行われたU-23世界選手権に出場した女子チームが11月18日、2連覇の2選手を含めて5個の金メダル、銀メダル2個、銅メダル1個を持って成田空港に帰国した。

メダル獲得の選手たち

 9月の世界ジュニア選手権(スロバキア)で「金6・銀1・銅3」の全階級でメダル獲得、10月の世界選手権(ハンガリー)で「金4・銀1・銅2」に続く好成績。8月のアジア大会(インドネシア)で金メダルがなく、先が不安視された女子だが、笹山秀雄監督(自衛隊)は、「その不安を完全に払しょくしましたね」との問いかけに、「そうですね」とにっこり。

 ジュニアとシニアの世界選手権に続き、「攻めることを意識して闘わせた」そうで、チーム全体に攻める気持ちがあふれていたという。「最後まで攻め抜いた選手が多かったことがいい成績につながった。森川(美和=68kg級)は負傷しながらも銀メダル。けががなければ優勝できた。金5個では満足できない内容。もう少しいけたと思う」と振り返った。

 メダルに手が届かなかった重量級の2選手は「力負けです」とのこと。しっかり肉体改造をしてパワーをアップしていかないと、「今後は厳しくなっていくと思う」と警鐘を鳴らし、重量級のばん回を今後の課題に掲げた。


 ■50kg級優勝・五十嵐未帆(至学館大=無失点で2年連続優勝)「50kg級では初めての海外の大会でしたが、体重調整もうまくいって、試合で思うように動けました。2連覇を目標としていたので、それができてよかった。(課題としていた)グラウンドでもポイントを取ることができて、よかった。妹とは初の海外遠征になり、心強かったです。安心して試合ができました。全日本選手権がすぐやってくるので、しっかり練習をやりたい。壁は高いですけど、勝たないとなりません」

 ■53kg級優勝・角谷萌々果(アイシン・エィ・ダブリュ=社会人になって初の優勝、約2年ぶりの国際大会V)「ホッとしています。久しぶりに海外で表彰台の一番上に登れて、うれしかったです。攻めて勝つ、がチームとしての目標で、それができたことが勝因だと思います。(決勝の相手はリオデジャネイロ・オリンピック代表のロシア選手)ビデオをしっかり見ていました。タックルを切るのがうまい選手で、決められるかどうか分からなかったのですが、攻めるという目標にしたがって思い切っていきました。1回取れて、そのおかげで勝てました。国内の53kg級は激戦階級ですけど、頑張りたい」

 ■55kg級・五十嵐彩季(至学館大=18歳で3月のシニア・アジア選手権に続く優勝)「優勝できてよかった。内容としては、自分から攻めることはできたのですが、入ってから止まってしまったり、取り切ることができなかった。他に、グラウンドがまだできないので、そのあたりを直したいです。シニアのアジア選手権の優勝もうれしいですけど、この世代の世界で勝てたこともうれしいし、自信につながります。姉と一緒の遠征は心強かったです。全日本選手権は55kg級の予定です。非オリンピック階級ですけど、まず国内で勝つことです」

 ■62kg級・川井友香子(至学館大=世界選手権2位に続く好成績)「国際大会の優勝経験がほとんどなくて、うれしいことはうれしいのですが、満足しているわけではありません。ここで勝って終わりではないからです。12月の全日本選手権と来年6月の全日本選抜選手権で勝たないと意味がありません。(シニア世界2位だが)どの成績でも、たまたま勝った、という気持ちしかないので、シニアの成績うんぬんの気持ちは何もなく、チャレンジャーの気持ちでした。でも、世界と名がつく大会の表彰台の一番上は、素直にうれしかったです」

 ■65kg級・源平彩南(至学館大=世界選手権3位に続き、2年連続優勝)「うれしいです。自分を支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。特に至学館大の谷岡(郁子)学長と栄(和人)前監督に感謝したい。他に、父親がしっかり支えてくれているので、ありがたかったです。世界選手権のすぐあとの大会になりましたけど、絶対に金メダルを取ろう、という気持ちでした。決勝だけが失点してしまいました。守って取られたわけではないのですが、取られたということは欠点なのだと思うので、しっかり改善したい。今後はオリンピック階級に移って闘います。階級は変わっても、これまで積み上げてきたスタイルを貫いて頑張りたい」

山本泰丈は5位、国別対抗得点は4位…U-23世界選手権・最終日

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団体4位に入った男子フリースタイル・チーム=チーム提供

 U-23世界選手権最終日は11月18日、ルーマニア・ブカレストで男子フリースタイル5階級のファイナルなどが行われ、125kg級の山本泰丈(日大)が5位に入賞した。

 山本は敗者復活戦で今年の世界ジュニア選手権3位のサムハン・ウアブライロフ(モルドバ)にテクニカルフォール勝ちし、3位決定戦に進んだ。しかし、U-23欧州選手権5位のロランディ・アンドリアゼ(ジョージア)に0-4で敗れ、メダルを逃した。

 日本は「金2・銅1」に終わり、国別対抗得点は93点をマーク。男子グレコローマンと同じく4位に入った。

 山本選手の成績は下記の通り。


男子フリースタイル

 【125kg級】山本泰丈(日大)   5位=21選手出場
3決戦 ●[0-4]Andriadze, Rolandi(ジョージア)
敗復戦 ○[Tフォール、3:3612-0]Jabrailov Samhan(モルドバ)

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 《国別対抗得点》

[1]ロシア 181点、[2]ジョージア 108点、[3]イラン 105点、[4]日本 93点、[5]米国 92点、[6]ウクライナ 70点、[7]アゼルバイジャン 62点、[8]トルコ 43点

2018年U-23世界選手権 日本選手成績

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(11月12~14日=男子グレコローマン、14~16日~女子、
16~18日=男子グレコローマン、ルーマニア・ブカレスト)

《result》


男子グレコローマン(42ヶ国234選手)

 【55kg級】小川翔太(日体大)   5位=16選手出場
3決戦 ●[Tフォール、3:16=0-8]Bekbolatov, Amangali(カザフスタン)
敗復戦 ○[フォール、3:30=4-5]Kolompar, Sebastian(セルビア)
1回戦 ●[Tフォール、3:58=1-9]Kabaloev, Vitali(ロシア)

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 【60kg級】文田健一郎(ミキハウス)   優勝=25選手出場
決 勝 ○[フォール、4:36=10-1]Mammadov, Murad(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[7-0]Mohsen Nejad, Mehdi Seifollah(イラン)
3回戦 ○[9-6]Melikyan, Armen(アルメニア)
2回戦 ○[Tフォール、5:18=9-0]Kraemer, Christoph(ドイツ)
1回戦  BYE

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 【63kg級】遠藤功章(日体大)   優勝=16選手出場
決 勝 ○[Tフォール、2:49=8-0]Biciu, Alexandru(モルドバ)
準決勝 ○[6-3]Dalkhani, Meysam(イラン)
2回戦 ○[8-4]Hrushyn, Aleksander(ウクライナ)
1回戦 ○[3-1]Atalay, Onur(トルコ)

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 【67kg級】中橋涼(日体大)   5位=27選手出場
3決戦 ●[3-5]Losonczi, Otto(ハンガリー)
敗復2 ○[5-2]Shermakhanbet, Meirzhan(カザフスタン)
敗復1 ○[Tフォール、5:45=16-8]Baker, Nolan Robert(米国)
2回戦 ●[Tフォール、3:47=0-8]Jafarov, Karim(アゼルバイジャン)
1回戦 ○[3-1]Lazovski, Witalis(ドイツ)

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 【72kg級】澤田夢有人(日体大)   21位=21選手出場
1回戦 ●[Tフォール、4:10=0-11]Oganian, Narek(ロシア)

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 【77kg級】葛谷拳龍(神奈川大)

※負傷のため、遠征不参加

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 【82kg級】鶴田峻大(自衛隊)   5位=25選手出場
3決戦 ●[Tフォール、3:58=0-10]Klimovich, Nikita(ベラルーシ)
準決勝 ●[1-5]Bolkvadze, Gela(ジョージア)
3回戦 ○[4-3]Berdimuratov, Jalgasbay(ウズベキスタン)
2回戦 ○[不戦勝]Sanjeet, Sanjeet(インド)
1回戦  BYE

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 【87kg級】塩川貫太(クリナップ)   26位=26選手出場
2回戦 ●[Tフォール、2:38=0-9]Abbasov, Islam(アゼルバイジャン)
1回戦  BYE

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 【97kg級】奈良勇太(警視庁)   14位=27選手出場
3回戦 ●[4-5]Haydari, Aliakbar(イラン)
2回戦 ○[10-9]Baumann, Kevin(エストニア)
1回戦  BYE

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 【130kg級】貝塚賢史(茨城県競技力向上対策本部)  23位=23選手出場
敗復戦 ●[Tフォール、1:40=0-8]Marvik, Oscar(ノルウェー)
1回戦 ●[Tフォール、1:05=0-8] Yildirim, Osman(トルコ)

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 《国別対抗得点》

[1]ジョージア 126点、[2]ロシア 101点、[3]トルコ 87点、[4]日本 80点、[5]アゼルバイジャン 71点、[6]イラン 70点、[7]エジプト 62点、[8]ハンガリー 62点(7・8位は上位選手の数による)


女子(29ヶ国162選手)

 【50kg級】五十嵐未帆(至学館大)   優勝=17選手出場
決 勝 ○[Tフォール、3:34=10-0]Sokolova, Nadeshda(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、2:04=10-0]Priceputu, Stefania(ルーマニア)
3回戦 ○[フォール、1:42=4-0]Ersel, Lisa(ドイツ)
2回戦 ○[不戦勝]Livach, Oksana(ウクライナ)
1回戦  BYE

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 【53kg級】角谷萌々果(アイシン・エイ・ダブリュ)   優勝=17選手出場
決 勝 ○[4-3]Dadasheva, Milana(ロシア)
準決勝 ○[フォール、4:22=6-3]Ana, Andreea Beatrice(ルーマニア)
3回戦 ○[Tフォール、0:19=10-0]Bat-Ochir, Bolortuya(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、0:32=10-0]Pichkovskaya, Katerina(ベラルーシ)
1回戦  BYE

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 【55kg級】五十嵐彩季(至学館大)   優勝=15選手出場
決 勝 ○[Tフォール、4:45=11-1]Ouyang, Junling(中国)
準決勝 ○[8-0]Brugger, Elena Heike(ドイツ)
2回戦 ○[フォール、4-0]Sicard, Chelsey(カナダ)
1回戦 ○[3-0]Parrish, Dominique(米国)

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 【57kg級】花井瑛絵(至学館大)   2位=15選手出場
決 勝 ●[4-7]Town, Alexandra(カナダ)
準決勝 ○[フォール、5:24=6-2]Zhang, Qi(中国)
2回戦 ○[5-4]Andreeva, Aleksandra(ロシア)
1回戦 ○[10-2]Leathers, Becka(米国)

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 【59kg級】熊野ゆづる(日大)   3位=15選手出場
3決戦 ○[フォール、0:52=4-0]Madrowska, Katarzyna(ポーランド)
準決勝 ●[2-8]Bullen, Grace Jacob(ノルウェー)
2回戦 ○[Tフォール、3:34=10-0]Sadraddinova, Zelfira(ロシア)
1回戦 ○[Tフォール、1:57=10-0]Narmandakh, Narantsatsral(モンゴル)

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 【62kg級】川井友香子(至学館大)   優勝=19選手出場
決 勝 ○[Tフォール、5:49=14-3]Prokopevniuk, Ilona(ウクライナ)
準決勝 ○[Tフォール、4:23=11-0]Incze, Kriszta Tunde(ルーマニア)
3回戦 ○[Tフォール、1:34=10-0]Sazykina, Kristina(ベラルーシ)
2回戦 ○[Tフォール、2:44=12-2]Enkhbat, Gantuya(モンゴル)
1回戦  BYE

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 【65kg級】源平彩南(至学館大)   優勝=18選手出場
決 勝 ○[7-3]Manolova, Elis(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[Tフォール、4:26=13-0]Koliadenko, Irina(ウクライナ)
3回戦 ○[5-0]Georgieva, Sofia Hristova(ブルガリア)
2回戦 ○[Tフォール、1:26=10-0]Rusu, Maria Gabriela(ルーマニア)
1回戦  BYE

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 【68kg級】森川美和(日体大)   2位=15選手出場
決 勝 ●[2-6]Sanchez Rodriguez, Yudaris(キューバ)
準決勝 ○[2-0]Munkhbat, Khushigmaa(モンゴル)
2回戦 ○[7-2]Glaude, Alexandria Junis(米国)
1回戦 ○[6-4]Strzalka, Natalia Iwona(ポーランド)

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 【72kg級】松雪成葉(至学館大)   10位=16選手出場
1回戦 ●[5-6]Bakbergenova, Zhamila(カザフスタン)

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 【76kg級】松雪泰葉(至学館大)   8位=15選手出場
2回戦 ●[フォール、2:37=4-2]Yerkebayeva, Gulmaral(カザフスタン)
1回戦 ○[4-2]Raedelt, Francy(ドイツ)

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《国別対抗得点》

[1]日本 188点、[2]ロシア 113点、[3]中国 106点、[4]ウクライナ 81点、[5]米国 76点、[6]モンゴル 75点、[7]ルーマニア 70点、[8]カザフスタン 65点


男子フリースタイル(39ヶ国214選手)

 【57kg級】長谷川敏裕(日体大)   優勝=19選手出場
決 勝 ○[フォール、2:07=6-0]Kumar, Ravi(インド)
準決勝 ○[5-2]Zou, Wanha(中国)
3回戦 ○[9-4]Mueller, Jack Michael(米国)
2回戦 ○[2-1]Sarlak, Alireza(イラン)
1回戦  BYE

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 【61kg級】藤田雄大(青山学院大)   21位=21選手出場
1回戦 ●[Tフォール、3:46=0-10]Kahveci, Ertugrul(トルコ)

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 【65kg級】樋口黎(日体大助手)   優勝=25選手出場
決 勝 ○[5-4]Rahimzadeh, Ali(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[4-4]Ghiasi Cheka, Morteza(イラン)
3回戦 ○[7-4]Dudaev, Islam(ロシア) 
2回戦 ○[Tフォール、1:12=10-0]Surjeet, Singh(インド)
1回戦 ○[フォール、4:45=6-1]Tumur-Ochir, Tulga(モンゴル)

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 【70kg級】基山仁太郎(日体大)   3位=25選手出場
3決戦 ○[9-2]Boruta, Aleksey(ウクライナ)
敗復戦 ○[6-0]Naveen, Naveen(インド)
3回戦 ●[Tフォール、3:43=0-10]Salkazanov, Taimuraz(スロバキア)
2回戦 ○[Tフォール、5:06=17-7]Hussein, Amr Reda Ramadan(エジプト)
1回戦  BYE

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 【74kg級】三輪優翔(日体大)   17位=25選手出場
1回戦 ●[2-3]Gulaev, Akhsarbek(スロバキア)

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 【79kg級】山崎弥十朗(早大)   5位=22選手出場
3決戦 ●[8-9]Nazhmudinov, Omarashkab(ルーマニア)
準決勝 ●[0-4]Kentchadze, Nika(ジョージア)
3回戦 ○[3-2]Dolidze, Alfez(ウクライナ)
2回戦 ○[3-3]Osmavandani, Mojtaba(イラン)
1回戦  BYE

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 【86kg級】松雪泰成(専大)   20位=21選手出場
2回戦 ●[0-6]Ozen, Arif (トルコ)
1回戦  BYE

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 【92kg級】石黒峻士(日大)   7位=18選手出場
3回戦 ●[1-2]Shahbazigazvar, Hossein(イラン)
2回戦 ○[Tフォール、2:59=14-2]Yazici, Semih(トルコ)
1回戦  BYE

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 【97kg級】園田平(自衛隊)   16位=19選手出場
1回戦 ●[Tフォール、4:20=0-10]Dede, Yunus Emre(トルコ)

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 【125kg級】山本泰丈(日大)   5位=21選手出場
3決戦 ●[0-4]Andriadze, Rolandi(ジョージア)
敗復戦 ○[Tフォール、3:3612-0]Jabrailov Samhan(モルドバ)
2回戦 ●[1-6]Hemiida, Youssif Ibrahim(米国)
1回戦  BYE

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 《国別対抗得点》

[1]ロシア 181点、[2]ジョージア 108点、[3]イラン 105点、[4]日本 93点、[5]米国 92点、[6]ウクライナ 70点、[7]アゼルバイジャン 62点、[8]トルコ 43点


日本在住選手

 【男子フリースタイル97kg級】バグダウレット・アルメンタイ(カザフスタン=山梨学院大)   11位=19選手出場
2回戦 ●[7-9]Dede, Yunus Emre(トルコ)
1回戦  BYE

11.17~18全国高校選抜大会・東海地区予選会/成績

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(2018年11月17~18日、三重・鳥羽高校)


団体戦トーナメント表 団体戦・内訳成績

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《個人戦一覧表・トーナメント表》

一覧表 51・55kg 60・65kg 71・80kg 92・125kg

学校対抗戦

 ▼決勝
いなべ総合学園(三重)○[5-2]●岐南工(岐阜)

 ▼準決勝
いなべ総合学園(三重)○[5-2]●焼津水産(静岡)
岐南工(岐阜)○[5-2]●朝明(三重)

 ▼1回戦
焼津水産(静岡)○[6-1]●星城(愛知)
いなべ総合学園(三重)○[4-2]●中京学院中京(岐阜)
岐南工(岐阜)○[7-0]●名古屋工(愛知)
朝 明(三重)○[4-3]●飛龍(静岡)


個人戦

 【51kg級】
[1]古瀬 稜(三重・いなべ総合1)
[2]丸山愛斗(岐阜・中京院中京1)
[3]小川潤大(静岡・飛龍1)
[3]武中希充(三重・伊勢工2)

 【55kg級】
[1]弓矢暖人(三重・いなべ総合2)
[2]岩智 基(岐阜・高山西2)
[3]髙塚晴成(三重・朝明1)
[3]佐々木蓮(静岡・沼津城北1)

 【60kg級】
[1]竹内玲音(岐阜・岐南工2)
[2]徳力哲太(三重・いなべ総合2)
[3]有馬鉄太(静岡・飛龍1)
[3]水島稜介(愛知・星城2)

 【65kg級】
[1]小川琉生(岐阜・中京院中京1)
[2]有賀丈竜(岐阜・岐阜工2)
[3]山本晃聖(三重・朝明2)
[3]太田匠海(三重・いなべ総合1)

 【71kg級】
[1]三木翔永(岐阜・高山西2)
[2]増谷 瞭(三重・いなべ総合1)
[3]伊藤 隼(三重・いなべ総合2)
[3]小池貴敬(岐阜・岐南工1)

 【80kg級】
[1]山口蓮汰(静岡・焼津水産1)
[2]谷崎大造(岐阜・岐南工2)
[3]山﨑然生(三重・いなべ総合2)
[3]平良琉真(愛知・名古屋工2)

 【92kg級】
[1]佐野瑠栄(三重・朝明2)
[2]高橋凛太郎(静岡・飛龍1)
[3]今井仁聖(岐阜・中津商2)
[3]吉田奨健(岐阜・岐南工1)

 【125kg級】
[1]宮内勇真(静岡・伊豆総合2)
[2]山田康瑛(岐阜・岐南工1)
[3]中山翔暉(岐阜・岐阜工1)
[3]佐野稜太(静岡・飛龍2)

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