【写真集】2019年世界選手権・第1日/井上智裕(FUJIOH)・岡嶋勇也(警視庁)
【写真集】2019年世界選手権・第1日/小川翔太(日体大)
【写真集】2019年世界選手権・第1日/太田忍(ALSOK)
2022年世界選手権はロシア・クラスノヤルスクで開催
世界レスリング連盟(UWW)は9月14日、2022年の世界選手権の開催地をロシア・クラスノヤルスクと発表した。1997年に男子フリースタイルの世界選手権を実施して以来、25年ぶりの開催。毎年1月にはロシア最高レベルの国際大会として有名な「ヤリギン国際大会」を開催している。
2021年の世界選手権は10月2~10日にノルウェー・オスロで行われることが決まっていたが、世界カデット選手権は7月にハンガリー・ブダペスト、世界ジュニア選手権は8月にロシア・ウファ、U23世界選手権は11月にセルビア・ベオグラードで行われることが発表された。
《お知らせ》写真集はトップページの「動画/写真集」タブからご覧ください。
写真集はトップページの「動画/写真集」タブをアクセスし、ご覧ください。
ホームページ編集部
【動画】2019年世界選手権・第1日/小川翔太(日体大)1回戦~準決勝
(2019年9月14日、カザフスタン・ヌルスルタン)
《55kg級》小川翔太(日体大)
【準決勝】●[Tフォール、2:57=0-8]○Tsurtsumia, Nugzari(ジョージア)
準備中
【3回戦】○[4-2]●Bakhromov, Ilkhom(ウズベキスタン)
【2回戦】○[Tフォール、4:37=8-0]●Jeon, Hyeok-Jin(韓国)
【1回戦】○[7-3]●Hakhoyan, Norair(アルメニア)
【動画】2019年世界選手権・第1日/太田忍(ALSOK)2回戦~準決勝
(2019年9月14日、カザフスタン・ヌルスルタン)
《63kg級》太田忍(ALSOK)
【準決勝】○[Tフォール、5:06=10-1]●Kebispayev, Almat(カザフスタン)
【3回戦】○[Tフォール、3:53=12-4]●Sharshenbekov, Tynar(キルギス)
【2回戦】○[Tフォール、4:16=10-2]●Nehoda, Maksim(ベラルーシ)
《速報》高橋昭五(警視庁)奈良勇太(警視庁)に敗者復活戦の望み…2019年世界選手権・第2日
(2019年9月15日、カザフスタン・ヌルスルタン)
男子グレコローマン
【67kg級】高橋昭五(警視庁) 41選手出場
3回戦 ●[Tフォール、4:50=5-13]Fredrik Holmquist BJERREHUUS(デンマーク)
2回戦 ○[5-0]Manuel Alejandro LOPEZ SALCERO(メキシコ)
1回戦 BYE
------------------------------
【87kg級】角雅人(自衛隊) 39選手出場
2回戦 ●[フォール、3:58=1-4]Dimitrios TSEKERIDIS(ギリシャ)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
------------------------------
【97kg級】奈良勇太(警視庁) 37選手出場
3回戦 ●[フォール、1:55=0-5]Musa EVLOEV(ロシア)
2回戦 ○[フォール、5:38=7-5]Adem BOUDJEMLINE(アルジェリア)
1回戦 BYE
奈良勇太(警視庁)が敗者復活戦へ…2019年世界選手権・第2日(2)
【ヌルスルタン(カザフスタン)、世界選手権取材チーム】2019年世界選手権第2日は9月15日、カザフスタン・ヌルスルタンで新たに男子グレコローマン3階級がスタート。97kg級の奈良勇太(警視庁)が敗者復活戦に回り、3位決定戦進出を目指す。67kg級の高橋昭五(警視庁)と87kg級の角雅人(自衛隊)は上位進出を逃し、オリンピック出場枠獲得はならなかった。
奈良は初戦の2回戦で、今年のアフリカ選手権とアフリカ大会を制しているアデム・ブジェムライン(アルジェリア)に逆転のフォール勝ちしたあと、3回戦で昨年の世界王者、ムサ・エブロエフ(ロシア)にフォール負け。エブロエフが決勝に進み、敗者復活戦の道がつながった。
高橋は初戦の2回戦でパンアメリカン大会3位のメキシコ選手を破ったものの、3回戦で昨年7位のフレドリク・ホルムウイスト・ビュレヒュース(デンマーク)にテクニカルフォール負け。角は初戦でギリシャ選手に敗れ、ともに敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
男子グレコローマン
【67kg級】高橋昭五(警視庁) 41選手出場
3回戦 ●[Tフォール、4:50=5-13]Bjerrehuus, Fredrik Holmquist(デンマーク)
2回戦 ○[5-0]Lopez Salcedo, Manuel Alejandro(メキシコ)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
------------------------------
【87kg級】角雅人(自衛隊) 39選手出場
2回戦 ●[フォール、3:58=1-4]Tsekeridis, Dimitrios(ギリシャ)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
------------------------------
【97kg級】奈良勇太(警視庁) 37選手出場
敗復戦 Turdiev, Jahongir (ウズベキスタン)
3回戦 ●[フォール、1:55=0-5]Evloev, Musa(ロシア)
2回戦 ○[フォール、5:38=7-5]Boudjemline, Adem(アルジェリア)
1回戦 BYE
2019年世界選手権・第3日/出場選手・組み合わせ
【記録】小川翔太(日体大)は日本男子グレコローマン最年少の世界メダリスト
2019年世界選手権の男子グレコローマン55kg級で、小川翔太(日体大)が「20歳9ヶ月」で銅メダルを獲得した。グレコローマンでは、2017年の文田健一郎(59kg級・金)を上回り、日本男子最年少のメダリストとなる。
オリンピック・世界選手権の男子グレコローマン年少メダリスト
年 齢 | 選 手 | 階級・成績 | 年・大会・場所 |
---|---|---|---|
20歳9ヶ月 | 小川翔太 | 55kg級・銅 | 2019年世界選手権(カザフスタン) |
21歳8ヶ月 | 文田健一郎 | 59kg級・金 | 2017年世界選手権(フランス) |
22歳1ヶ月 | 西口茂樹 | 62kg級・銅 | 1987年世界選手権(フランス) |
22歳7ヶ月 | 太田 忍 | 59kg級・銀 | 2016年リオデジャネイロ・オリンピック |
22歳8ヶ月 | 宮原厚次 | 52kg級・ 銀 | 1981年世界選手権(ノルウェー) |
22歳9ヶ月 | 佐々木文和 | 48kg級・銅 | 1981年世界選手権(ノルウェー) |
【2019年世界選手権・特集】出場選手の声(第2日)
(2019年9月15日、カザフスタン・ヌルスルタン / 取材=布施鋼治・松本一葉、撮影=保高幸子)
■男子グレコローマン67kg級・高橋昭五(警視庁=準々決勝でデンマークの選手に逆転負け)「6月に全日本選抜選手権で勝ってから世界選手権まですごく練習して、自分の中では誰よりも練習していた。結局、あんな形で負けてしまって情けない。勝負は一瞬で終わることを実感しました。敗因は第1ピリオドで自分がポイントを取って大丈夫だろうと思い、ちょっとした隙に逆転されてしまったこと。最後も無理やりいったら点を取られ、終わってしまった。自分は何をやってきたんだろうなという感じです。
世界選手権に向けて、すごい思いを込めてやってきたので、これからのことは考えられない。負けてこんなに悔しいのは初めて。今まで試合で負けても泣いたりせず、『ああ、負けてしまったんだな』という気持ちでいた。でも、今回は『何が何でも東京オリンピックの切符をとるんだ』という気持ちでやってきた。どんな顔をして日本に帰ればいいのか。誰か僕のパスポートを捨ててくれませんか」
■男子グレコローマン87kg級・角雅人(自衛隊=初戦でギリシャ選手に逆転フォール負け)「相手の組みに合わせてしまったところがいけなかった。僕自身が攻めている展開ではあったけど、もっと激しく、速く攻めないと。相手(のスタミナ)を削って削って、焦ってもらわないとダメだった。
(勝負の分岐点となった第2ピリオド開始早々、相手に深く差されたことについて)そう差されたらどう対応するかもしっかり準備して、組まれた時のための組み技もひとつ用意していた。やばくなったら、絶対やってやると思っていた。でも、そのチャンスもなく、完全に相手の形になっていたので、反撃する隙もなかった。こんな試合内容では正直オリンピック出場は厳しい」
■男子グレコローマン97kg級・奈良勇太(警視庁=2試合目で昨年の世界王者に完敗も、敗者復活戦で上位入賞をかける)「自分の実力では、世界選手権でオリンピック出場枠を取るのは厳しいと思っていたけど、世界チャンピオンが負けたりする闘いの中で、1%の可能性があることを信じてマットに上がった。1試合目はアフリカの選手で、情報もあまりなく、点を取って取られての試合。勝てたのはよかったけど、点をやりすぎた。
2試合目は世界一の選手との差を確かめる試合だった。差が大きかったことを実感した。(相手が)決勝に行ってくれることを望み、敗者復活戦でオリンピック枠を目指して頑張りたい(注=インタビューのあと、敗者復活戦へ回ることが決定)。しいて収穫と言えば、いつもは動きが悪い1回戦で動けたことと、世界トップ選手と闘えてその実力を知ったこと。あのようなリフト技をする選手は国内ではいないので、いい勉強というか、課題になった」
【2019年世界選手権・特集】メダル獲得選手の声(第2日)
(2019年9月15日、カザフスタン・ヌルスルタン / 取材=布施鋼治、松本一葉)
■男子グレコローマン63㎏級優勝・太田忍(ALSOK=昨年の世界王者を破って世界選手権初優勝)「気持ちいいですね。世界の一番を知らなかった人間ですが、やっと取れました。世界選手権に出るより先にオリンピックやアジア大会に出て、去年は『世界選手権で優勝』と期待される中で負けてしまった。少し遠回りはしたけど、ひとまずよかったかなと思います。
(決勝の相手の)マリャニャンにはテクニカルフォールで勝ちたかったというのが本音。今年3月に負けているけど、その時もスタンドは自分の方が強いと思った。グラウンドのローリングのディフンスが課題と思ったけど、今回はそういう展開にしないというのが目標だった。その通りにできました。作戦通りかなと思います。取られた4点は余計だったけど、相手の攻撃ではないので(注=自らが攻めての失点)、そこはよかったところでもある。自分の形に入ったら、リスクを少なくして点数を取るレスリングを目指していきたい」
■男子グレコローマン55kg級銅メダル・小川翔太(日体大=昨年、田野倉翔太が負けた中国選手を破って初出場でメダル獲得)「今日は(計量~試合まで)体をしっかり休めながら、ビデオを見て相手を研究した。きのうの準決勝で負けて落ち込んだが、気持ちを切り替えて臨めたのがよかった。世界大会でのメダル獲得は初めてなのでうれしい。でも、課題もたくさんある試合だった。
準決勝で世界のトップレベルの選手(優勝したジョージア選手)と肌を合わせられたのが一番の収穫。頑張って練習すれば追いつける距離にいると思うので、結果を残して次の大会に臨んでいきたいです。東京オリンピックへの出場は(時間的に間に合わないので)考えていないが、その次(のオリンピック)は、オリンピック階級が変わるかもしれないし、目指していきたいと思っています。今後は、今回の大田忍選手のように、こういった舞台で優勝できるように頑張りたい」
奈良勇太(警視庁)は上位進出ならず…2019年世界選手権・第3日
【ヌルスルタン(カザフスタン)、世界選手権取材チーム】2019年世界選手権第3日は9月16日、カザフスタン・ヌルスルタンで男子グレコローマン3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、敗者復活戦に回った97kg級の奈良勇太(警視庁)は、アジア選手権2位のジャホンギル・ツルディエフ(ウズベキスタン)に4-6で敗れ、上位進出はなからなかった。
これで15日にスタートした3階級(67・87・97kg級)のオリンピック出場枠獲得はなくなった。
奈良選手の成績は下記の通り。
男子グレコローマン
【97kg級】奈良勇太(警視庁) 37選手出場
敗復戦 ●[4-6]Turdiev, Jahongir (ウズベキスタン)
(以下、前日に実施)
3回戦 ●[フォール、1:55=0-5]Evloev, Musa(ロシア)
2回戦 ○[フォール、5:38=7-5]Boudjemline, Adem(アルジェリア)
1回戦 BYE
《速報》文田健一郎(ミキハウス)が準決勝へ、オリンピック出場枠獲得…2019年世界選手権・第3日
(2019年9月16日、カザフスタン・ヌルスルタン)
男子グレコローマン
【60kg級】文田健一郎(ミキハウス) 39選手出場
準決勝 Ali Reza Ayat Ollah NEJATI(イラン)
4回戦 ○[12-5]Victor CIOBANU(モルドバ)
3回戦 ○[Tフォール、4:48=9-1]Elmurat TASMURADOV(ウズベキスタン)
2回戦 ○[3-1]Andres Roberto MONTANO ARROYO(エクアドル)
1回戦 BYE
------------------------------
【77kg級】屋比久翔平(ALSOK) 38選手出場
1回戦 ●[2-4]Karapet CHALYAN(アルメニア)
------------------------------
【130kg級】園田新(ALSOK) 31選手出場
1回戦 ●[1-3]Abdellatif mohamed ahmed MOHAMED(エジプト)
※敗者復活戦へ回れず
【動画】2019年世界選手権・第1日/小川翔太(日体大)3位決定戦
(2019年9月15日、カザフスタン・ヌルスルタン)
《男子グレコローマン55kg級》小川翔太(日体大)
【3位決定戦】○[Tフォール、2:34=11-2]●Cao, Liguo(中国)
【動画】2019年世界選手権・第1日/太田忍(ALSOK)決勝
(2019年9月15日、カザフスタン・ヌルスルタン)
《男子グレコローマン63kg級》太田忍(ALSOK)
【決勝】○[10-4]●Maryanyan, Stepan(ロシア)
《速報》文田健一郎(ミキハウス)が決勝進出、オリンピック代表内定…2019年世界選手権・第3日
(2019年9月16日、カザフスタン・ヌルスルタン)
男子グレコローマン
【60kg級】文田健一郎(ミキハウス) 39選手出場
決 勝 Sergey EMELIN(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、4:27=10-1]Ali Reza Ayat Ollah NEJATI(イラン)
4回戦 ○[12-5]Victor CIOBANU(モルドバ)
3回戦 ○[Tフォール、4:48=9-1]Elmurat TASMURADOV(ウズベキスタン)
2回戦 ○[3-1]Andres Roberto MONTANO ARROYO(エクアドル)
1回戦 BYE
------------------------------
【77kg級】屋比久翔平(ALSOK) 38選手出場
1回戦 ●[2-4]Karapet CHALYAN(アルメニア)
※敗者復活戦へ回れず
------------------------------
【130kg級】園田新(ALSOK) 31選手出場
1回戦 ●[1-3]Abdellatif mohamed ahmed MOHAMED(エジプト)
※敗者復活戦へ回れず