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NTS中央研修会がスタート、全日本・大学・ジュニア・高校の強豪が合同練習

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 男子恒例の全日本チーム、全日本学生連盟・東日本学生連盟の選抜選手、ジュニア選抜選手、高校選抜選手によるNTS(ナショナル・トレーニング・システム)中央研修会が2月16日、東京・味の素トレーニングセンターでスタート。約100選手が6面マットをいっぱいに使い、汗を流した。

 年に1度の全日本~高校生までの合同練習。男子フリースタイルの和田貴広・強化委員長(国士舘大教)は「全国から優秀な選手が集まっている。全日本コーチからしっかりした技術を学び、各所属に持ち帰って身につけてほしい。全日本トップ選手の試合を映像で見るだけでは、何がどう強いのかは分からない。実際に闘ってみてこそ分かる。若手選手にとって最高の機会だ」と、4世代による合宿のメリットを説明。

 全日本トップ選手にとっては、実力差のある発展途上の選手と練習する機会が多くなるわけだが、「優秀な伸び盛りの選手と闘うことのメリットもある」と、力を抜くことなく“技の点検”をリクエスト。「練習のみならず、合宿中の行動すべてで若手選手の見本となることが必要」と、上に立つ選手の自覚を求めた。

 男子グレコローマンの西口茂樹・強化委員長(拓大教)は「各世代の強豪選手が集まって練習することで、団結感が生まれる。意味ある合宿だと思う」と、日本レスリング界全体の底上げに不可欠な合宿と位置づける。

 全日本トップ選手は、全日本合宿では肌を合わせることのない高校生や大学生との練習となり、コーチが教える技も全日本合宿とは違う基礎の技となる。しかし、「自分の歩んできた道を思い出してほしいし、基本の技を見直すことも必要」と、初心に帰っての基本の再確認を求めた。

 全日本学生連盟の吉本収強化委員長(神奈川大職)は「大学選手にとっては、全日本選手と練習でき、追い上げるとともに、優秀な高校生からの突き上げを肌で感じることになる。一番厳しい立場だと思う」と、“中間管理職”の大変さを理解しつつ、「その厳しさの中で実力がついていく。国内の中での自分の立ち位置をしっかり把握し、今後の練習に生かしてほしい」と話した。

 高校の指導者は全国7地区の代表が参加。チーフコーチの原喜彦・新潟県央工高監督は「今回参加した選手が、いずれ全日本のメンバーとなり、世界のメダルを取ることを期待している。そのために、しっかりした技術を学んでほしい」と話す。

 同時に「われわれ指導陣も学んでいる。参加したくても(人数の関係で)来られない指導者も多い。技術を持ち帰って各県、各地方に広げ、レベルアップをはかりたい。こうした機会を与えてもらっている恩返しをしたい」と、日本協会に感謝した。

 合宿は19日まで続けられる。19日からは全日本女子チームの合宿がスタートし、午前中は男女合同練習が行われる。

松永共広コーチ(日本協会専任コーチ)のローリングの指導

元木康年コーチ(自衛隊)のテークダウンの指導

けがで全日本選手権を欠場したロンドン・オリンピック代表の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)が戦線へ復帰

同階級のライバル、嶋田大育(国士舘大)と練習する世界2位の高谷惣亮(ALSOK)


 


2020TAコンソーシアム 海外育成プログラム(2)…男子グレコローマン カデット世代・女子カデット世代/ジュニア世代 海外育成プログラム

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2020TAコンソーシアム 海外育成プログラム(2)
男子グレコローマン カデット世代・女子カデット世代/ジュニア世代 海外育成プログラム

2020TAコンソーシアム
プロジェクトマネジャ― 清水聖志人


 2011年に制定した「スポーツ基本法」は、我が国におけるスポーツの施策策定および実施を国が責任を持って行うことを明確に示した。それを受けて2013年に策定された「スポーツ基本計画」に則り、文部科学省は新たな事業を実施している。

 その中の一つが、独立行政法人日本スポーツ振興センターが委託を受け、本協会が受託している2020ターゲットエイジ育成強化プロジェクト「タレント発掘・育成コンソーシアム」(以下、2020TAコンソーシアム)である。本事業は、各世代のタレント選考基準の作成や国内・海外育成プログラムの高品質化に注力し、JWF独自の発掘・育成・強化システムの構築に向け、アスリート選抜システム構築事業を推進する。

 2014年11月1日(土)~11月8日(土)の期間、2020TAコンソーシアムの一環にて展開する「海外育成プログラム」に男子グレコローマンスタイルカデット世代の選抜メンバー3名、女子カデット世代・ジュニア世代の選抜メンバー8名とスタッフをアゼルバイジャン共和国・バクーに派遣した。

 派遣メンバーは、「第1回男子U-15/カデット世代グレコローマンスタイルスペシャリスト育成キャンプ」、「第1回女子U-15/カデット世代育成キャンプ」の参加者より選抜された。

 レスリングの2020TAコンソーシアムは、「インテリジェントレスラーの育成」をコンセプトとしており、全国のU-12世代、U-15世代、カデット世代、ジュニア世代から優秀なタレントを発掘し、国内育成プログラムによって育成を行う。国内育成プログラムに参加した中で、特に優秀なタレントには海外における実践機会を提供する(海外育成プログラム)。

 グレコローマンスタイルに関しては、2014年世界カデット選手権及び世界ジュニア選手権の国別対抗戦優勝という結果より、グレコローマンの育成が最も進んでいると考えられることから同国を海外育成プログラムの候補地として選定した。

 女子に関しては、2014年世界ジュニア選手権の国別対抗戦3位という結果や、シニアにおいて48kg級のマリア・スタドニク選手や58kg級のユリア・ラケトビッチ選手など世界選手権優勝経験者を擁しており、日本に次いで女子レスリングの育成・強化が進んでいると考えられることから同国を海外育成プログラムの候補地として選定した。
 

【対象タレント】

■グレコローマンスタイル
鈴木絢大 静岡県:飛龍高等学校
梅林太朗 東京都:帝京高等学校
吉田隆起 和歌山県:和歌山北高等学校
 

■女子
田南部夢叶 東京都:稲付中学校
須崎優衣  東京都:稲付中学校
中村未優  埼玉県:埼玉栄高等学校
五十嵐未帆 愛知県:至学館高等学校
谷口由夏  大阪府:堺リベラル中学校
奥野春菜  重県県:久居高等学校
川井友香子 愛知県:至学館高等学校
入江くみ  福岡県:小倉商業高等学校
 

【アゼルバイジャン代表との合同キャンプ及びトレーニングマッチ】

 首都バクーに所在するナショナルトレーニングセンターは、14面のマットが敷かれており、ウェイトトレーニング場、サウナ等が常設されており、非常に恵まれた環境であった。

 グレコローマンに関しては、カデット代表、ジュニア代表、シニア代表がそれぞれ独立してトレーニングを行っており、今回の参加メンバーは、カデット世代の練習のみではなく、ジュニア世代、シニア世代のトレーニングにも参加した。世代によってトレーニングメニューが異なり、年代やレベルに応じたトレーニングが展開されていた。なお、アゼルバイジャンチームは、キャンプ中にメンバーを競わせ、競争から漏れたメンバーに関しては、キャンプ途中での退出が命じられており、国内競争の激しさを垣間見ることが出来た。

 カデット世代との合同練習最終日に、鈴木絢大、梅林太朗がそれぞれ1試合ずつのトレーニングマッチを行った。両者とも、幼少期からグレコローマンを専門とする相手にも関わらず、今後の可能性を感じさせる積極的な試合を展開した。

 女子に関しては、グレコローマンとは異なり、カデット代表、ジュニア代表、シニア代表が一緒にトレーニングを行っており、各世代の代表と合同にてトレーニングを行った。

 今回派遣した女子のタレントは、すでに同世代の世界トップレベルであるため、一つ上の世代の相手とトレーニングを行った。日本のトレーニングメニューとは異なり、ドリル練習やポジション別スパーリング、70%の力で行うスパーリングを中心に構成されていた。

 最終日に、田南部夢叶、須崎優衣、中村未優、五十嵐未帆、谷口由夏、奥野春菜、川井友香子の7名が1つ上の世代とそれぞれ2試合のトレーニングマッチを行った。全体的に相手が上の世代であっても、勝ち切れるだけの実力を持っているが、展開が固まるシーンやタックルの処理が遅れた際に失点する場面があり、今後の世界で勝ち続けていくためには、改善が必要だと考えられる。

【生理的指標を用いたコンディション教育】

 体重階級制競技であるレスリング競技において日常の激しいトレーニングに加え,多くの競技者が大会出場時に減量を行っている。特に海外において減量を行いながらコンディショニングを行い高いパフォーマンスを発揮することは,非常に難しいバランスが求められる。

 この観点より、客観的指標によるコンディションの数値化は,競技者に自身の体調への関心を持たせ,適切な減量方法やコンディショニングに関する知識を持たせる為、生理的指標を用いたコンディションの測定と日々のフィードバック及びカウンセリングを行った。

 参加タレントもコンディションに関する興味を持ち,食事内容や水分摂取、アクティブレストといった対応に気を配っていた。また、帰国時には、ほとんどのタレントが長時間の移動に伴うコンディション低下を避けるための行動をとっており、生理的指標を用いたコンディション教育に一定の成果があったと考えられる。
 

【個別ミーティング】

 本プログラム中、2回の個別ミーティングを実施した。内容は、海外育成プログラム評価シート(日々のコンディション、目標設定、目標達成度を日々評価するシート)を活用し、日々の目標達成度の確認に加え、技術的課題、体力的課題、精神的課題に関する議論を展開し、今後の目標設定と計画について共有を図った。

 カデット世代を対象とした海外育成プログラムは今回が初めての試みであった。今回派遣対象として選抜した11名以外にもカデット世代の優秀なタレントは多く存在する。今後はより多くのタレントに海外育成の機会を提供していくことが肝要となろう。

 本事業は、オリンピック競技大会において永続的にメダルを獲得できる強化・育成システムの構築を目指すものであり、文部科学省及び独立行政法人日本スポーツ振興センターより事業の成果報告が求められる。このことから、本協会に関わる全ての関係者が方向性を共有し、事業の推進に努める必要がある。

グレコシニア代表とのウェイトサーキットトレーニング

グレコカデット世代との合同トレーニング

トレーニングマッチにて世界カデット3位の選手に勝利する鈴木絢大

トレーニングマッチで戦う五十嵐未帆

トレーニングマッチ後のミーティング

個別ミーティング


 

スウェーデン遠征の中学・高校女子選抜チームが現地での合宿に参加

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 スウェーデン・クリッパンで行われた「クリッパン女子国際大会」に出場した中学・高校選抜チームは、大会後の16~17日、現地で行われた参加チームによる合同練習に参加。世界の選手を相手に練習に励んだ。

 参加したのは、地元のスウェーデンのほか、米国、ポーランド、ハンガリー、フランス、コロンビアなど。カデットが約50選手、シニア・ジュニアが約80選手。

 2012年ロンドン・オリンピック3位のクラリッサ・チャン(米国)、昨年の世界選手権48kg級2位のイワナ・マトコウスカ(ポーランド)、大会には出場しなかったが、昨年の世界選手権53kg級2位のソフィア・マットソン(スウェーデン)、ロンドン・オリンピック55kg級3位のジャクリン・レンテリア(コロンビア)など世界のトップ選手も参加した。

 練習はカデットとシニア・ジュニアに分かれて1日2回行われ、日本はカデット選手であっても、体力のある選手はシニア・ジュニアの練習にも参加した。

 合宿は19日まで行われるが、日本は18日に現地を発って19日に帰国する。(撮影=吉村祥子監督)

練習風景

シニアのポーランド選手と練習した須崎優衣

練習風景

練習風景


 

【特集】完全復活をかけてハンガリー遠征へ参加…男子グレコローマン98kg級・大坂昂(三菱電機)

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 力道山時代、あるいはBIコンビ(ジャイアント馬場&アントニオ猪木)時代のプロレスを見ていた50代中盤より上の世代なら、かつてプロレスと三菱電機が“強力タッグチーム”を組み、全国に名をとどろかせていた歴史を知っているだろう。

 日本人が外国人をなぎ倒すプロレス中継は、日本人の心の面で戦後の復興に一役をかった。そのスポンサーが三菱電機。試合の合間に電気掃除機「風神」によってマット上のゴミやほこり掃除が行われ、実況アナウンサーが「風神による掃除が行われています。この番組は三菱電機の提供でお届けしています」と“番組内宣伝”。最高視聴率64%(力道山-ザ・デストロイヤー戦)、常時30~40%を誇っていた人気番組の力で、三菱電機の製品が全国に知れ渡り、電化面での近代化を促進した。

 それから約50年がたった現在、三菱電機はアチュアスポーツ選手を支援。日本オリンピック委員会(JOC)が行っているトップアスリート就職支援ナビゲ-ション「アスナビ」を通じて選手をスカウトし、オリンピックの舞台で「MITSUBISHI」の名が躍る日を心待ちにしている。

 レスリングでその期待を背負っている選手が、昨年の世界選手権(ウズベキスタン)の男子グレコローマン98kg級代表の大坂昂。昨年4月の入社直後に行われたアジア選手権(カザフスタン)ではイラン選手を破る殊勲を挙げて銀メダルを獲得。国際舞台で実績を残す好スタートを切り、会社の支援にこたえた。

■初の世界選手権は腰痛に悩まされ、結果を残せず!

 期待された世界選手権では、大会の約1ヶ月半前からの腰の痛みに悩まされ、「スパーリング1、2本くらいで腰に限界がきてしまう」という状況へ。試合中は鎮痛剤などのおかげもあって痛むことはなかったというが、この状況で勝てるほど世界は甘くなかった。「練習しなければ世界では勝てないことを、身に染みて感じました」。約1ヶ月後にあった長崎国体を棄権するなどして治療に専念し、再起にかけた。

 現在、腰痛はほとんどなくなったというが、ブランクの影響は少なくなかった。「アジア選手権で好調だった自分を見失ってしまった。体がしっくりしない。技を出す感覚とかが分からなくなっている」と、積み上げてきたものが崩れてしまった。絶好調の自分を取り戻す闘いの最中だという。

 昨年12月の全日本選手権は、準決勝で大学時代からのライバル、米平安寛(宮崎県協会)に0-4に敗れ、半年前に負けた斎川哲克(栃木・足利工高教)へのリベンジの機会を失った。しかし、「体調が悪い中でも、できうる調整はうまくいったと思う」と、かすかな希望がともった大会だった。

 3位決定戦では、前年の96kg級2位の山本雄資(警視庁)にテクニカルフォール勝ちし、6月に続いて山本戦2連勝をマーク。準決勝で負けて気持ちの切り替えが難しかった中、「社員30人くらいが応援に来てくれていた。他のスポーツと違って(自分の)試合開始時間がはっきり分からない中でも応援してくれているのに、2度も負けるところを見せられません」と、意地を見せての勝利だった。負けたあとの気持ちの切り替え方を経験し、会社や同僚の支援をしっかり感じることができたことは、今後の糧となることだろう。

■海外遠征で実力を伸ばした過去

 何よりも、3位になったことで全日本合宿に召集され、今月23日からのハンガリー遠征にも選抜されるプラスがあった。この抜てきは完全復活へ向けての大きなチャンスだと思っている。「海外遠征に行ったあとは調子がよくなるんですよ」と、遠征にはいい思い出があるからだ。

 2012年6月の全日本選抜選手権で優勝した時は、3ヶ月前にグルジアへ遠征しており、そこでの収穫をもって臨んだ大会だった。昨年のアジア選手権でも、大会前にウォーミングアップ場でインド選手と練習したところ、思いのほか闘えて気持ちが上向いたことが、銀メダル獲得の一因だという。「3位なのに選んでくれた期待にこたえたい。まだ体調は万全ではないですが、気持ちは上向いています」と燃えている。

 ただ、斎川の壁は高い。全日本選手権では、4試合すべてを無失点のテクニカルフォール勝ち。高校教員になったことで「実力は下がるだろう」という予想もあったが、そんなことは全くなかった。この壁を乗り越えてリオデジャネイロのマットに上がるには、よほどの成長が必要だ。

 やるべきことに近道はない。「目の前の練習に全力を尽くすことしかありません。斎川さんの練習を見て思ったことですが、細かな練習でも手を抜かず、必死にやっている。その積み重ねが強さにつながっているのだと思います」。斎川は2009~12年に4年連続でハンガリー遠征に参加し、合宿と大会出場で実力をつけてオリンピック出場を果たした。「その意味でも楽しみなハンガリー遠征です」と言う。

■グレコローマンの新ルールへも、真っ向から挑戦!

 今春にはグレコローマンのルールが変わる見込みで、グラウンドで勝ってきた大坂にとっては、スタンド戦が重要になる新ルールとの闘いもある。しかし、「自分が何を言っても(ルール変更は)変わらない。スタンドで勝てるように練習するだけ。それで勝てないのなら、それだけの選手ということ」と話し、テークダウンの技術を磨き、そこから得意のローリングへつなげる闘いへ挑む。

 三菱電機は大坂のほか、テコンドー(山田勇磨選手)、シンクロ(丸茂圭衣選手)、パラリンピックのアーチェリー(上山友裕選手)で選手をかかえており、オリンピック選手およびパラリンピック選手の輩出を目指している。いずれも昨春入社で、大坂はアジア選手権で2位へ、山田選手と丸茂選手は仁川アジア大会でメダルを獲得しており、切磋琢磨する間柄だ。

 今後も「各選手の競技活動を積極的に支援するとともに、トップアスリートならではの価値観や経験を生かし、当社の一員として事業の中でも活躍いただくことで、当社グループの連帯感を一層高めてくれることを期待しています」(同社ホームページより)と、トップアスリートの採用を継続する予定だという。

 人工衛星などにも参画し、宇宙規模で飛躍する三菱電機。「MITSUBISHI」が、オリンピックの舞台でも活躍する日は遠くない-。


 

1・23~25全国高校選抜大会近畿予選 成績

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(1月23~25日、和歌山県・和歌山市立松下体育館)


学校対抗戦 個   人   戦
50kg 55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg

 ◎学校対抗戦

 ▼決勝
京都八幡(京都)○[6-1]●大和広陵(奈良)

 ▼3位決定戦
和歌山北(和歌山)○[5-2]●伊丹(兵庫)

 ▼5・6位決定戦
和歌山東(和歌山)○[4-3]●天理教校学園(奈良)

 ▼敗者復活戦
天理教校学園(奈良)○[5-2]●高石(大阪)
和歌山東(和歌山)○[5-2]●栗東(滋賀)

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 【A組】

 ▼3回戦
京都八幡(京都)○[4-3]●和歌山北(和歌山)

 ▼2回戦
和歌山北(和歌山)○[6-1]●高石(大阪)
京都八幡(京都)○[5-2]●天理教校学園(奈良)

 ▼1回戦
高石(大阪)○[4-3]●日野(滋賀)
天理教校学園(奈良)○[4-3]●育英(兵庫)

-------------------------

 【B組】

 ▼3回戦
大和広陵(奈良)○[4-3]●伊丹(兵庫)

 ▼2回戦
伊丹(兵庫)○[4-3]●栗東(滋賀)
大和広陵(奈良)○[4-3]●和歌山東(和歌山)

 ▼1回戦
栗東(滋賀)○[4-3]●興国(大阪)
和歌山東(和歌山)○[5-2]●網野(京都)



 ◎個人戦

 ▼50kg級 [1]谷山拓磨(京都・京都八幡1)、[2]由良英二(京都・網野2)、[3]岡本隼人(和歌山・和歌山北1)、[4]方杭祥汰(和歌山・和歌山北2)、[5]小寺雄大(奈良・大和広陵2)、[6]諸岡顕(兵庫・須磨翔風1)

 ▼55kg級 [1]早山竜太郎(京都・京都八幡2)、[2]堀江耐志(和歌山・和歌山東2)、[3]弓削仁(兵庫・伊丹市立伊丹2)、[4]中川尚幸(奈良・大和広陵2)、[5]長澤勇人(和歌山・和歌山北1)、[6]福田慧(兵庫・猪名川2)

 ▼60kg級 [1]志賀晃次郎(京都・京都八幡1)、[2]宇井大和(和歌山・新宮2)、[3]礒川利音(京都・網野2)、[4]辻開成(和歌山・和歌山北1)、[5]上垣勇二(奈良・大和広陵2)、[6]鶴田和平(兵庫・猪名川2)

 ▼66kg級 [1]三輪優翔(和歌山・和歌山北1)、[2]辻大成(和歌山・和歌山北1)、[3]小山征一郎(兵庫・伊丹市立伊丹2)、[4]武元優樹(京都・京都八幡1)、[5]藤田力也(大阪・興國1)、[6]田口将伍(滋賀・八幡工業2)

 ▼74kg級 [1]吉田隆起(和歌山・和歌山北2)、[2]亀田直哉(兵庫・県立西宮2)、[3]小野徳士(大阪・大阪市立2)、[4]増谷真吾(奈良・法隆寺国際2)、[5]中林来樹(京都・京都八幡2)、[6]平野夏希(京都・京都両洋2)

 ▼84kg級 [1]藤井達哉(滋賀・栗東2)、[2]中川隆真(奈良・大和広陵2)、[3]為房虎太郎(大阪・同志社香里1)、[4]助田亙(和歌山・和歌山工業2)、[5]脇田俊之(京都・京都八幡2)、[6]吉田凌矢(京都・海洋2)

 ▼96kg級 [1]中嶋史康(京都・海洋1)、[2]山本拓実(奈良・天理教校2)、[3]豊村裕豊(和歌山・和歌山東2)、[4]杉江徹(京都・東山2)、[5]田中颯人(兵庫・伊丹市立伊丹1)、[6]新田一穂(兵庫・育英2)

 ▼120kg級 [1]加藤慎一(和歌山・紀北工業2)、[2]西村大輝(京都・東山1)、[3]奥田侑眞(滋賀・日野1)、[4]本間優(大阪・興國2)、[5]山本清志(大阪・長尾谷2)、[6]野村正樹(京都・京都廣学館2)


 

スウェーデン遠征の中学・高校女子選抜チームが帰国

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(文・撮影=増渕由気子)

 スウェーデンに遠征していた中学・高校女子選抜チームが2月19日、成田空港着の日本航空で帰国した。

 「クリッパン女子国際大会」のシニア部門(ジュニア含む)では、53kg級の向田真優(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)が世界選手権代表レベルの選手たちを破って優勝。48kg級の加賀田葵夏(東京・文化学園大学杉並高)は、2012年ロンドン・オリンピック2位で昨年の世界選手権3位のマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)に敗れ、惜しくも準優勝だったが、準決勝でアジア大会2位の中国選手を破るなど手ごたえをつかんだ。初の国際大会で3位に入賞した55kg級の今佑海(東京・安部学院高)を含めて、「金1、銀1、銅1」を3つのメダルを獲得。昨年銅メダル3つから躍進した。

 向田は1月の「ヤリギン国際大会」(ロシア)でも2位入り、シニア2大会連続で表彰台にあがった。吉村祥子監督(エステティックTBC)は、「向田はもう一度やっても優勝できるほど、いい試合をしました」と成長に目を細めた。

 シニアの全体について、吉村監督は「この大会は、オリンピック・イヤーとその前年は世界のトップ選手がたくさん出てくる大会です。日本は若手を派遣しましたが、中には今年の世界選手権の選考会を兼ねている国もありました。正直、今回の大会のリストを見て、ジュニアの高校生がシニアのトップ選手とどれくらい闘えるのか不安のほうが大きかった」と振り返ったが、昨年以上の成績に、「軽量級は本当に頑張った。思っていた以上に、シニアのトップ選手と闘うメンタル、体力があった。2020年に向けて、素晴らしいものが見えた」と選手たちを称えた。

 楽観視はしていない。「(世界で)金を取るためには、もっとやらなければいけない」と2020年に向けて気を引き締めていた。

 一方、カデットは昨年の「金8個」から「金6個」と、金メダル自体は昨年より2個減ったが、吉村監督は「昨年の方が出場人数が多かった。今回も非常にいい成績だと思う。全国の所属の先生たちの指導のおかげです。シニア、ジュニアともに今大会も充実した遠征となりました」と振り返った。


 ■53kg級優勝・向田真優(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)「ヤリギン国際大会は決勝で負けてしまって、すごく悔しい思いをしたので、今回優勝できてよかった。決勝はちょっと怖くて守ってしまうところがあったが、得意の外無双とタックルができて、最後まで心が折れずにできました。後半、手を持たれたままタックルに行ったところを抑え込まれた。フォールされそうになってひやっとした。

 合同合宿では、世界選手権に出場しているソフィア・マットソン(スウェーデン)と練習できた。外国人選手は、合宿の時も常に100パーセントで当たってきました。自分も、もっと力をつけないとやられてしまうので、パワーでも負けないようにしたい」

 ■48kg級2位・加賀田葵夏(東京・文化学園大学杉並高)「マリア・スタドニク(アゼルバイジャン)と初めて対戦した。テクニカルフォールされて圧倒的な差を感じたが、自分の足りないことが分かった。スパーリングとかではなく、試合で闘えたことは、いい経験になった。準決勝ではアジア大会2位の強い選手と対戦しましたが、今持っている力がどれくらい通用するのかという気持ちで闘い、自分の技がかかってよかった。シニアに出たのは初めてで、いろいろな経験ができて、少し自信になりました」

 ■55kg級3位・今佑海(東京・安部学院高)「国際大会自体が初めてで3位。今回は勝つことを目標にするとともに、自分のレスリングがどれくらい通用するのか試したかった。その中で表彰台にのぼれてうれしかったけど、負けた試合は2点差だったので悔しかった。初の海外遠征で、準備からして分からないことがあったが、同級生の仲間もたくさんいたので助けてもらえました。4月のジュニアクイーンズカップでしっかりと成績を残して、また海外遠征で世界で闘えるようにしたいです」


 

全日本~若手の約180選手が参加して男女合同練習を開催

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(文・撮影=保高幸子)

 全日本女子チームは2月19日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで今年2度目の合宿をスタート。午前中は16日から行われている男子全日本チーム、NTS(ナショナル・トレーニング・システム)中央研修会、全日本学連選抜による合宿参加の男子選手と合同でマット練習が行われ、マスコミにも公開した。

 全日本チームの男女合同練習は昨年の5月11日以来だが、若手も含めた男女合同練習は初めて。総勢180選手(男子150名、女子30名)の選手数は、協会の合宿としては史上最多と思われる。報道陣も約50人が集まり、熱気のこもった練習が行われた。

 日本オリンピック委員会(JOC)強化部役員である本協会の高田裕司専務理事と強化部スタッフの視察も行われた。高田専務理事は「レスリングは2年前に中核競技から外れるという騒動を経験し、100万人から署名をいただいた。オリンピックで途切れることなくメダルを獲っているレスリングの存在は大きいはず。来年のオリンピックでも活躍が期待されている。2020年東京オリンピックにつながるよう頑張ってほしい」と激励した。

 先週、日本協会の幹部が参加して行われた強化委員会で、男女を含めたチームの統括を継続していくことになった栄和人強化委員長は「来年のリオデジャネイロ・オリンピックで女子は金4、メダル計6、男子は両スタイルで金2、メダル3つずつ。東京ではその3倍」ときっぱり宣言。

 「今回の合宿の目的は、高校生など若い選手に全日本クラスを肌で感じてもらうため。男子は海外遠征をする前に、日本での練習量が足りないように思う。練習メニューを変えていきたいと思っている。トーナメント5試合勝つには、2時間半の練習を全力でできる力が必要。3スタイルとも、コーチには、ターゲットなど若手選手には全体練習のあとにさらなる練習をするよう指示した」と話し、今後の代表合宿はさらに過酷になっていく方針を示した。

 男子キャプテンの高谷惣亮(ALSOK)は「女子は世界レベルなので、いい刺激を受けられた。女子はみんなで声を出して盛り上げていこうというのがあるけれど、男子の若い選手は恥ずかしいという雰囲気がある。彼らが『俺たちも』という気持ちになれば、盛り上がっていく」と話し、男女合同合宿のメリットを話した。

 世界選手権とオリンピック合わせて15連覇している吉田沙保里(ALSOK)は「男子の動きやスピードはやっぱりすごいので、目で見て盗みたい。ふだんと違う雰囲気の中で、男子の選手に見られているから、いつも以上にしっかりやろう、と思える」と、男子と同じ場所で練習することで刺激を得た様子だ。

 今後は、100日合宿も予定されており、来年のリオデジャネイロ・オリンピックと2020年東京オリンピックの金メダル量産に向けて熱がこもってきた。

高田裕司専務理事の激励

協会最大規模の合宿に多くのマスコミが詰めかけた

世界2位の高谷惣亮(ALSOK=右)のスパーリング

松本慎吾コーチ(日体大監督)の指導


 

浜田千穂(日体大)らを3・7~8女子ワールドカップ(ロシア)に派遣

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 2月19日に行われた男女合同練習に先立ち、3月7~8にロシア・サンクトペテルブルグで行われる国別対抗戦、女子ワールドカップの代表選手が下記の通り発表された。

 栄和人強化委員長は「日本は過去14回の大会すべてで3位以内に入っており、うち7大会で優勝している。今回も優勝を目指して欲しい。優勝できる力はある」と激励。選手代表として決意表明をした55kg級世界チャンピオンの浜田千穂(日体大=今大会は53kg級に出場)は「個人ではもちろん全勝を目指す。全員が持っている力を出せば優勝できると思う」と抱負を述べた。

 今年は1月14日にスイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)博物館で組み合せ抽選が行われ、下記の組み合せとなった。各組で総当たりリーグ戦を行い、1位同士が決勝、2位同士が3位決定戦…を行い8位までの順位を決める。

A組=日本、ポーランド、米国、アゼルバイジャン
B組=ロシア、ウクライナ、モンゴル、スウェーデン

 チームは3月4日(水)に出発する。


【監 督】木名瀬重夫(日本協会専任コーチ)

【コーチ】成富利弘(東京・安部学院高)、笹山秀雄(自衛隊)

【ドクター】長尾卯乃(駒込病院)、【トレーナー】髙橋あすか(ファクトリージャパン)

【帯同審判】篠原正樹(静岡・吉原工高教)

【選手】
▼48kg級 宮原 優(東洋大)=2014年全日本選手権2位
▼53kg級 浜田千穂(日体大)=2014年全日本選手権2位、同年世界選手権55kg級優勝
▼55kg級 菅原ひかり(至学館大)=2014年全日本選手権優勝
▼58kg級 川井梨紗子(至学館大)=2014年全日本選手権2位
▼60kg級 村田夏南子(日大)=2014年全日本選手権63kg級3位
▼63kg級 伊藤友莉香(自衛隊)=2014年全日本選手権優勝
▼69kg級 工藤佳代子(自衛隊)=2014年全日本選手権2位
▼75kg級 鈴木博恵(クリナップ)=2014年全日本選手権優勝
 


 国別対抗戦「ワールドカップ」は、団体戦で競う世界一決定戦。前年の世界選手権の国別対抗得点の上位8ヶ国に出場資格が与えられる(開催国が入っていない場合は、上位7ヶ国と開催国)。

 女子は2001年にスタートし、日本は2001・02・04・05・06年に優勝。その後、中国に優勝を阻まれ続け、2012年の東京開催で6年ぶりに世界一を奪還。2013年は3位に終わったあと、昨年の東京開催で7度目の優勝を遂げている。海外での開催では、2005年大会以来、優勝がない。


 


協賛企業を前に、あらためて「2020年の金10個」を宣言…協賛企業への感謝の集い

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 日本協会が協賛企業への感謝の気持ちを伝えるための「感謝の集い」が2月20日、都内のホテル日航東京で行われ、出席した協賛企業の代表へ日頃の支援への感謝を伝えた。協賛企業が一同に集まるパーティーは初めて。

 福田富昭会長は「レスリング協会を今日まで支えていただき、本当に感謝します。私たちはサッカーや野球のような入場料収入がなく、企業の皆さまの支えが頼りです。2020年東京オリンピックへ向け、今の支援をやめられたら、ガタガタになってしまう。勝って恩返しをしたい。今後ともよろしくお願いします」とあいさつ。

 来賓として出席した日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長は「スポーツ界の一人として、企業の皆さんに感謝したい。2020年オリンピックの招致に際してのキャッチフレーズは『いま、ニッポンにはこの夢の力が必要だ』でした。今、日本に必要なのはレスリングの力です。頑張ってください」と激励した。

 協賛企業を代表して、株式会社明治の川村和夫社長、西川産業株式会社の西川八一行社長、株式会社アサツー・ディ・ケイの久松茂治常務取締役に感謝の楯などが贈られたあと、川村社長から「世界的にも、また日本の中でも歴史のある競技を協賛させていただいていることは誇らしいこと東京オリンピックへ向け、多くの子供に夢と希望を与え、『日本にレスリングがあってよかった』と言っていただけるよう協賛させていただきたい」との謝辞をいただいた。

 ロンドン・オリンピックで金メダルを取った米満達弘さん(自衛隊)らとともにステージに上がった栄和人強化委員長は「これからは女子だけではなく、男子も同じように指揮していくことになり、これまで以上に必死にやらないとならない。リオデジャネイロ・オリンピックでは金5個を取ります。東京オリンピックでは金10個を取ります。取れなければ頭を剃ります」ときっぱり宣言し、変わらぬ支援を求めた。

 吉田沙保里選手(ALSOK)の「リオデジャネイロ・オリンピックで金メダルを取れるよう頑張ります」という決意表明のあと、東京芸術大学のメナジュリー・ブラスインテットによる「金管五重奏」が演奏され、出席者を楽しませた。

 最後に高田裕司専務理事が「記念品は協会からの心ばかりの気持ちですが、これで皆さんをだますつもりはありません。皆さまの期待にこたえるよう、協会が一丸となって勝利を目指し、2020年東京オリンピックへ向けて全力を尽くします」と締め、今後の健闘を誓った。

日本協会幹部とともにあいさつする福田富昭会長

株式会社明治・川村和夫社長への感謝状の贈呈

西川産業株式会社・西川八一行社長への感謝状の贈呈

株式会社アサツー・ディ・ケイ・久松茂治常務取締役への感謝状の贈呈

栄和人強化委員長のあいさつ

吉田沙保里選手のあいさつ

乾杯の音頭は馳浩副会長

閉会の辞であいさつする高田裕司専務理事


 

アゼルバイジャンがロシアを破って初優勝…男子グレコローマン・ワールドカップ

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 男子グレコローマンのワールドカップが2月19~20日、イラン・テヘランで行われ、アゼルバイジャンが決勝でロシアを4-4の内容差で勝ち、グレコローマンで初優勝を達成した。男子フリースタイルでは、2009年に優勝している。

 アゼルバイジャンは予選リーグA組の初戦で地元のイランを撃破。3戦全勝で同組1位となった。決勝では、オリンピック王者や世界王者のいるロシアを相手に4勝4敗。勝ち点合計でアゼルバイジャンが18-17で上回り、ロシアを退けた。

 2年ぶりの優勝を目指したロシアは71kg級に世界王者チンギス・ラバゾフ、75kg級にロンドン・オリンピック王者のロマン・ブラソフらを擁する布陣をしいたが、及ばなかった。

 昨年に続く優勝を目指したイランは、予選A組の1回戦でアゼルバイジャンに2-6で敗れ、同組2位。3位決定戦でトルコを6-2で下し、3位に終わった。ロンドン・オリンピック王者のハミド・スーリヤンやオミド・ノルージらは出ていない。

 5位以下は、ハンガリー、スウェーデン、ドイツ、アルメニアの順。各試合結果は下記の通り。

 世界レスリング連盟(UWW)のホームページでは、4勝4敗に終わった決勝の勝敗は、「勝ち点合計の差」となっています。

 昨年3月の女子ワー ルドカップ(東京)では、4勝4敗に終わった時は、(1)フォール勝ち、不戦勝の数が多いチーム、(2)テクニカルフォール勝ちの数が多いチーム、(3)テ クニカルポイント(試合でのポイント)の合計が多いチーム、(4)失ったテクカルポイント(失点)の合計が少ないチーム(5)最後の試合で勝ったチーム、 の順で勝敗が決まると各国に通達され、5・6位決定戦の米国-モンゴルと7・8位決定戦のハンガリー-ウクライナは、ともに4勝4敗で終わり、この基準に したがって勝敗が決まっています。(クリック)

 3月の女子ワールドカップ(ロシア)に際し、4勝4敗で終わった時の勝敗の基準を確認する必要があると思われます。

 なお、昨年の女子ワールドカップの基準を当てはめても、アゼルバイジャンの優勝に変わりはありません。

 ◎男子グレコローマン

 ▼決勝
アゼルバイジャン○[4-4]●ロシア


▼59kg級 Zaur Kabaloev(ロシア)○[3-2]●Elman Mukhtarov(アゼルバイジャン)
▼66kg級 Hasan Aliyev(アゼルバイジャン)○[5-1]●Artem Surkov(ロシア)
▼71kg級 Rasul Chunayev(アゼルバイジャン)○[警告、2-0]●Chingiz Labazanov(ロシア)
▼75kg級 Roman Vlasov(ロシア)○[Tフォール、8-0]●Elvin Mursaliyev(アゼルバイジャン)
▼80kg級 Rafig Huseynov(アゼルバイジャン)○[2-1]●Evgeny Saleev(ロシア)
▼85kg級 Islam Abbasov(アゼルバイジャン)○[フォール、4-4]●Davit Chakvetadze(ロシア)
▼98kg級 Nikita Melnikov(ロシア)○[警告、5-0]●Orkhan Nuriyev(アゼルバイジャン)
▼130kg級 Sergey Semenov(ロシア)○[2-1]●Sabah Shariati(アゼルバイジャン)

 ▼3位決定戦
イラン○[6-2]●トルコ

 ▼5・6位決定戦
ハンガリー○[6-2]●スウェーデン

 ▼7・8位決定戦
ドイツ○[6-2]●アルメニア

-----------------------------

 【予選A組】

 ▼1回戦
アゼルバイジャン○[6-2]●イラン、スウェーデン○[6-2]●ドイツ

 ▼2回戦
イラン○[6-2]●スウェーデン、アゼルバイジャン○[7-1]●ドイツ

 ▼3回戦
イラン○[7-1]●ドイツ、アゼルバイジャン○[7-1]●スウェーデン

《順位》[1]アゼルバイジャン 3勝、[2]イラン 2勝1敗、[3]スウェーデン 1勝2敗、[4]ドイツ 3敗
 

-----------------------------

 【予選B組】

▼1回戦
ロシア○[4-3]●ハンガリー、トルコ○[6-2]●アルメニア

 ▼2回戦
ロシア○[7-1]●アルメニア、トルコ○[4-4=内容]●ハンガリー

 ▼3回戦
ロシア○[6-2]●トルコ、ハンガリー○[5-3]●アルメニア

《順位》[1]ロシア3勝、[2]トルコ2勝1敗、[3]ハンガリー1勝2敗、[4]ハンガリー3敗


 

会長・理事長は再任、東日本学生リーグ戦は従来通り7階級で実施…東日本学生連盟理事会

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 東日本学生連盟は2月21日、都内で常任理事会理事会を開催し、現在の多賀恒雄会長と朝倉利夫理事長の再任を承認した。飛田義治副会長から辞意があり、多賀会長が後任を指名することになった。常任理事は中大・曽根田昌弘監督、神奈川大・吉本収監督、東洋大・市橋敏之コーチ(総務委員長)、法大・粟田敦監督(審判委員長)、東農大・宮下久雄コーチ(財務委員長)、東海大・平野博一監督の6氏が務める。

 多賀会長は「強化と普及を柱に、これからも頑張っていきたい」と、さらなる飛躍を宣言。昨年の東日本学生リーグ戦では全マットでインターネット生中継を実施し、「大きな反響があった。今年も続け、レスリングを応援してくれる人を増やしたい。(会場の都合で)難しいが、リーグ戦の土日開催実現にも引き続き取り組みたい」と、人気獲得の姿勢も示した。

■二部リーグの階級は3月末までに決定

 理事会では、主に東日本学生リーグ戦の実施階級と外国選手の出場枠が話し合われた。同リーグ戦の実施階級は、世界レスリング連合(UWW)の階級区分変更によって、昨年の東日本学生リーグ戦は97kg級を除く7階級で行われ、これに対し、「97kg級というオリンピック階級がないのはおかしい。強化につながらない」という声があったため。審議の結果、一部リーグは昨年と同じ階級で実施することを決めた。

 常任理事会は「変更して、1年ですぐ変えるのはどうか。個人戦では97kg級を実施している。しばらくはこの階級で実施したい」と提案。これに対し「重量級の強化のために97kg級は必要」「箱根駅伝の隆盛で、長距離の選手が多くなっている現状がある。(注目の集まる)リーグ戦の97kg級は必要」「昔は10階級でやっていた。8階級をやってもおかしくない」との反対意見が出た。

 ここで、二部リーグに属する慶大代表から、「一部リーグと二部リーグが同じ階級である必要はない。二部リーグの大学は部員が少ないチームもある。二部リーグは別に考えてほしい」との意見が出された。

 「部員数が3~4選手であってもリーグ戦に出場できるとなれば、新たに創部するチームも出てくる」などの意見も出され、二部リーグは一部リーグと実施階級数が違ってもいいとの案が承認された。慶大代表が二部所属大学の意見をまとめ、3月末ごろまでに二部の実施階級を決めることになった。

 このあと一部リーグの実施階級の論議に戻り、一部リーグの理事による挙手で採決した結果、8対3で昨年と同じ階級を推す意見が上回った。

■オリンピック・メダリストが監督の日本ウェルネススポーツ大学が新規加盟

 そのあと、2000年シドニー・オリンピック銀メダリストの永田克彦氏を監督とする日本ウェルネススポーツ大学から加盟申請があり、これを承認したが、同チームはモンゴルからの留学生6人を抱えるため、リーグ戦などにおける外国籍選手枠を論議した。

 「国際化社会を迎え、全員が外国籍選手のチームが出てきてもおかしくない」「外国選手と試合できる機会が増え、日本選手にとってもいいこと」「大学入学後にレスリングに取り組む外国選手もいるわけで、そうした選手も制限されなければならないのか」など、制限する必要はないとの意見が出された一方、全国高校体育連盟では全競技で外国選手枠が20%までと決められていることを引き合いに出し、「制限は必要ではないか」といった意見も出た。

 多賀会長が「制限なしとしたあと、思った以上に強いから、途中で制限をもうける、というのは好ましくない」との意見を出したものの、今年5月のリーグ戦はあくまでも暫定的に「制限なし」で実施し、その様子を見て、再度審議する案が通り、同大学の永田監督も了承した。

 個人戦では出場選手数に「制限なし」とし、全日本選手権への出場資格がかかる春秋の新人選手権(1位のみ)で外国籍の選手が優勝した場合は、2位の選手に出場資格を与えてくれるよう、日本協会と交渉することになった。

 新人選手権のBグループ(入学後に競技を始めた選手、または高校時代に全国大会出場の経験のない選手)の規定に合わせると、留学生にも参加する資格があることになるが、永田監督が「Aグループに出す予定」との意向を示したこともあり、とりあえず留学生のBグループ参加は認めないこととしたが、この問題も継続審議となった。

 最後に、日本協会専務理事で、山梨学院大の高田裕司監督が「2020年東京オリンピックへ向け、学生の合宿をもっとやってくれることを、協会からお願いしたい。全日本チームが合宿をやっている時も、東京の大学の選手は積極的に参加し、実力を養成してほしい」と要望した。


 理事会のあと、今年度、大会を支えた白雲央樹委員長(国士舘大)ら卒業する4年生の学生委員の送別会が行われた。多賀会長は「審判や大会運営で嫌なことも多かったと思うが、それによって成長している。社会ではもっと厳しいこともある。この経験を生かして頑張ってほしい」とエールを贈った。

 白雲委員長は「1年生の秋から3年以上やって、審判としても委員としても大変なことがあった。でも、それらを乗り越え、成長できたかな、と実感する。全日本選手権の大会運営にも携わり、貴重な経験ができた」と4年間を振り返った。

 審判として最も思い出深い試合は、2013年の東日本学生リーグ戦での某試合。優勝争いにかかわる重要な試合で、微妙な判定で強烈な抗議を受けながら、そばで本田原明審判員(自衛隊)がしっかりと支えてくれ、ビデオを見た日本協会の斎藤修審判委員長からも「すばらしい判断だった」との声が届き、「皆さんのご支援に感謝したい」と言う。

 これからは母校の広島国際学院高校の講師として教壇に立つ一方、選手の育成に乗り出す。「全国で勝てる選手を育成し、大学に送りたい」と、希望を話した。

 来年度は、寺尾浩之選手が委員長を務める。

粟田敦理事から記念品を受け取る白雲央樹・前委員長(国士舘大)

卒業する学生委員。左端は多賀恒雄会長、右端が朝倉利夫理事長


 

アカデミー賞発表近づく(日本時間23日午前9時)…5部門にノミネートされたレスリング映画「フォックスキャッチャー」は?

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 映画の健全な発展を目的にキャスト、スタッフを表彰し、「映画界最高の栄誉」とも言われるアカデミー賞の発表が近づいてきた(2月22日=日本時間23日午前9時からWOWWOWで生中継)。実際にあった事件を再現したレスリング映画「フォックスキャッチャー」は、監督、主演男優(スティーヴ・カレル)、助演男優(マーク・ラファロ)、脚本、メイクアップ&ヘアスタイリングの5部門で候補に挙がっている。

 今月14日の日本公開以来、ネット、一般新聞、週刊誌などで好評価を受けており、期待は高い。以下、公開後の声を拾った。

《公開劇場一覧》《映画サイト》


衝撃事件をもとにしたアカデミー賞有力作、事件の背景を知る日本人(太田章さん)が裏側を語った(2月20日:ムビコレNEWS)

壊れる心、「間」で映し出す(2月20日:朝日新聞)

「功士の心ぴく映画コラム」第五回「フォックスキャッチャー」(2月20日:Manga Style)

ウーマンラッシュアワーの映画たて・よこ・ななめ見!(2月20日:シネマトゥデイ)

「マーク・ラファロの振り幅がスゴすぎ! オスカーノミネートの実力派に注目」(2月20日:シネマカフェ)

ありのままの自分を愛せなかった男の愚かさが怖くも哀れ(2月20日:シネマトゥデイ)

財閥の御曹司のチームに誘われた五輪金メダリスト。2人の関係はやがて異常な方向に……(2月20日:週刊文春WEB)

「役者として、僕もこんな作品に出合いたい、と嫉妬するくらいの名作でした」(2月19日:WEB GOETHE)

フォックスキャッチャー アメリカの力への崇拝(2月18日:日経新聞WEB)

“正当に評価されない”、そんな不満が招いた悲劇...(2月18日:シネマトゥデイ)



 

“世界最強の女子レスリング軍団”開拓者の「お疲れ様会」に全国の至学館大OGが集結

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 “世界最強の女子レスリング軍団”至学館大学(前中京女子大学)にレスリング部を創設した杉山三郎教授(レスリング部顧問)が今年度で定年となることで、2月22日、都内の明治記念館で「杉山三郎先生お疲れ様でした会」が開かれ、一期生で元世界チャンピオンの坂本涼子・芦屋学園監督や、遠く鹿児島から2002年世界選手権代表の野口美香さん(司会)をはじめとした同大学のOGのほか、女子レスリング関係者の約60人が出席し、杉山顧問と勢津子夫人の功績をねぎらった。

 発起人の一人の栄和人・同大学監督は「女子レスリングの発展において、杉山先生の功績は語りつくせないほど大きい。(吉田沙保里、伊調馨、小原日登美が)オリンピックで金メダルを取れたのは杉山先生の力がなければありえなかった」と説明し、オリンピック・チャンピオン7人、世界チャンピオン38人、アジア大会チャンピオン8人、アジア・チャンピオン21人、ワールドカップ個人優勝25人(いずれも、のべ人数)を生んだ至学館大における杉山顧問のベースづくりに感謝のあいさつ。

 日本協会の福田富昭会長は急な仕事が入って欠席したが、代わって檀上に立った今泉雄策副会長は「ここで全日本選手権をやったこともあるんだよね」と、大会場ではできず、明治記念館の大広間で大会をやった時代を振り返った後、「オリンピック競技になる前の女子レスリングは寂しいものがあった。その中で必死に頑張ってくれた」と、杉山顧問の努力をたたえた。

 谷岡郁子学長は「女子がオリンピック種目になる、という言葉を信じ、学内の反対を押さえてレスリング部を存続させました。いつまでたっても実現せず、だまされました(笑)。8年のはずが16年かかりましたが、オリンピック入りが実現し、つぶれかけていた大学から世界一の選手が出てくれました」と思い出を語った。

■女子レスリングの国際化にも貢献

 杉山顧問は1988年に中京女子大学附属高校に赴任し、女子レスリングを手掛けた。翌年、中京女子大学にレスリング部を創設し、日本の女子レスリングの発展に寄与。1992年に一期生の坂本涼子を世界チャンピオンに育てたほか、語学力と独自の外交ルートを駆使して外国と積極的に交流。女子レスリングの国際化に尽力した。

 杉山顧問のつてで日本と交流を持った国は、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、米国、中国、台湾、韓国、ニュージーランド、ベネズエラ、ギリシャなど。日本選手の強化に役立ったほか、女子レスリングの世界での普及を推進し、オリンピック競技入りへ向けての活動に貢献した。英語による女子レスリングの歴史書「BORN IN ATHENS, BORN TO BE IN ATENS」も執筆している。

杉山顧問の功績を紹介したVTR(制作=ゴールドキッズ・成國晶子代表)

 1996年に栄和人・現監督が赴任すると、現場の指導を譲って部長としての活動に専念。全日本女子連盟の役員としていっそうの国際交流に尽力した。また、パソコンの普及もまだの1990年代後半からインターネットを使った活動にも取り組み、1999年4月から同連盟のホームページをスタートさせた。日本協会がホームページをスタートさせたのはその2年4ヶ月後であり、ここでも先見の明を持った活動をしていた。

 会では杉山氏の功績をたたえるビデオが流され、「この男が女子レスリングの歴史を変えた」という言葉が映し出された時には、目が潤むシーンも。

 教え子が次々にあいさつに来たほか、カナダ在住の浦野弥生さんや山本美憂さん、米国在住の山本聖子さんからのビデオレターでねぎらわれ、感無量の杉山顧問は「女子がオリンピック入りする前の選手や役員が必死にやってくれたおかげで、女子がオリンピック種目になった。そこまでが私の精いっぱいでした。栄和人監督が引き継ぎ、栄光へつなげてくれました。私にも『お疲れさま』と言っていただけるのは光栄です」とあいさつした。

【関連記事】2010年1月2~5日:中京女大から至学館大へ! 女子レスリング最強軍団の過去・現在・未来(1) / 同(2) / 同(3) / 同(4)

至学館大・栄和人監督からの感謝のあいさつ

杉山顧問の情熱でレスリング部を存続させた至学館大・谷岡郁子学長。右端は杉山勢津子さん

アテネ・オリンピック女子監督の鈴木光さんの乾杯

OGが次々に訪れ、労をねぎらった

マジシャンのTanBA氏(相手は指名された小原日登美さん)や、“ニセ松山千春”らが登場し、会を盛り上げた

至学館大OBによる部歌の斉唱。左端が杉山顧問


 

4・4~5ジュニアクイーンズカップ(京都・舞鶴市)/エントリー選手

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 4月4日(土)~5日(日)に京都府舞鶴市の舞鶴市文化公園体育館で行われる「ジュニア・クイーンズカップ」のジュニア、カデット、中学生のエントリー選手は下記の通り。

※修正依頼は wrestling@japan-sports.or.jp へ

《大会要項》 / 《診断書》


【ジュニアの部エントリー選手】 / 【カデットの部エントリー選手】 / 【中学生の部エントリー選手】

 

 


4・25~26JOC杯全日本ジュニアレスリング選手権/大会要項・申請サイト

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 4月25日(土)~26日(日)に神奈川・横浜文化体育館で行われるJOC杯全日本ジュニア選手権の大会要項が主管の神奈川県協会から発表され、2月23日(月)から申請を受け付ける。

 申請は神奈川県レスリング協会のホームページ上から申し込み、締め切りは3月13日(金)23時=厳守。

以下に該当する選手は、医事証明書・保護者承諾書の提出が義務付けられている。
 【男子ジュニアの部】1998年(平成10年)生まれの者(17歳)
 【男子カデットの部】2000年(平成12年)生まれの者(15歳)
 【女子ジュニアの部】1998年(平成10年)生まれの者(17歳)
 【女子カデットの部】2000年(平成12年)~2002年(平成14年)生まれの者(15歳~13歳)

 詳細は下記参照。


《神奈川県レスリング協会ホームページ》《大会要項》《申請サイト》
 

《大会日程》
4月24日(金) 審判クリニック 13:00~14:30
          計量       15:00~15:30(男子ジュニアの部) 
                    15:40~16:10(男子カデットの部・女子の部)   

4月25日(土) 体育館開館   08:00
          開 始 式    09:00 
          試合開始     09:00~  

4月26日(日) 体育館開館   08:00
          試合開始     09:00~
          表 彰 式    17:00 
          閉 会 式    17:00 


 


アカデミー賞ならず…レスリング映画「フォックスキャッチャー」

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 第87回アカデミー賞授賞式が2月22日(日本時間23日)、米ロサンゼルスで行われ、5部門にノミネートされていたレスリング映画「フォックスキャッチャー」は、いずれの部門でも受賞ならなかった。
 

《公開劇場一覧》《映画サイト》


 

【VTR】男子グレコローマン・ワールドカップ/決勝(アゼルバイジャン-ロシア)

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(2月20日、イラン・テヘラン)


《男子グレコローマンW杯・決勝》アゼルバイジャン○[4-4]●ロシア

【59kg級】Zaur Kabaloev(青=ロシア)○[3-2]●Elman Mukhtarov(アゼルバイジャン)


---------------------------------------

【66kg級】Hasan Aliyev(赤=アゼルバイジャン)○[5-1]●Artem Surkov(ロシア)


---------------------------------------

【71kg級】Rasul Chunayev(赤=アゼルバイジャン)○[警告、2-0]●Chingiz Labazanov(ロシア)


---------------------------------------

【75kg級】Roman Vlasov(青=ロシア)○[Tフォール、8-0]●Elvin Mursaliyev(アゼルバイジャン)


---------------------------------------

【80kg級】Rafig Huseynov(赤=アゼルバイジャン)○[2-1]●Evgeny Saleev(ロシア)


---------------------------------------

【85kg級】Islam Abbasov(赤=アゼルバイジャン)○[フォール、4-4]●Davit Chakvetadze(ロシア)


---------------------------------------

【98kg級】Nikita Melnikov(青=ロシア)○[警告、5-0]●Orkhan Nuriyev(アゼルバイジャン)


---------------------------------------

【130kg級】Sergey Semenov(青=ロシア)○[2-1]●Sabah Shariati(アゼルバイジャン)


 

3月上旬に6選手をブルガリアに派遣…2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクト「タレント発掘・育成コンソーシアム」

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2020TAコンソーシアム
プロジェクトマネジャ― 清水聖志人


2020ターゲットエイジ育成強化プロジェクト「タレント発掘・育成コンソーシアム」

 文部科学省委託事業/独立行政法人日本スポーツ振興センター再委託事業2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクト「タレント発掘・育成コンソーシアム」の一環として、3月4日(水)~10日(火)の期間、ブルガリア・ソフィアにて実施する海外育成プログラムにジュニア世代のタレントとスタッフを派遣する。

 対象メンバーは、2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクト「タレント発掘・育成コンソーシアム」の一環にて実施した国内育成プログラムの参加者より選抜された。

 本プロジェクトは、「インテリジェントレスラーの育成」をコンセプトとしており、海外育成プログラムは、国内育成プログラムにて実施した内容の実践機会として位置づけている。

 今回の海外育成プログラムは、経験豊かなナショナルチームコーチや専門スタッフとともにインターナショナルトーナメントへ参加することで、国際舞台にて勝ち抜く為の課題を明確にすることはもとより、飛行機による長距離移動や時差が伴うなかでのセルフコンディショニングを学ぶことや経験したことがない環境に適応する中でライフスキルを獲得することも狙いとしている。

 海外育成プログラムをアスリートの育成パスウェイに配置することでメダルポテンシャルアスリート数の輩出効率が高まることが期待される。

 同チームは、現地にて海外選手とトレーニング後、3月6日から開催されるPetko Sirakov&Ivan Iliev国際大会に出場する。本大会はこれまでジュニア世代(U-20)のカテゴリにて実施していたが、今大会は、U-23年齢カテゴリにて開催される。


 ◎スタッフ

【チームリーダー】清水聖志人(JWF2020TAコンソーシアム)

【フリースタイル監督】田南部 力(警視庁)
【グレコローマン監督】飯室雅規 (自衛隊)

【総    務】筒井 穣(日本レスリング協会)
【トレーナー】梶尾安正 (あみはりきゅう接骨院)
【帯同審判】内山一栄 (同志社香里中学校高等学校教)

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 ◎選手 

男子フリースタイル57kg級 : 藤田雄大(三重・いなべ総合学園高等学校)
男子フリースタイル61kg級 : 乙黒圭祐(東京・帝京高等学校)
男子フリースタイル65kg級 : 米澤 圭(秋田・秋田商業高等学校)

男子グレコローマン59kg級 : 瀬野春貴(愛知・星城高等学校)
男子グレコローマン71kg級 : 櫻庭功大(秋田・秋田商業高等学校)
男子グレコローマン75kg級 : 武田光司(専修大学)


 

男子グレコローマンの全日本選抜チームがハンガリー遠征へ出発

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 男子グレコローマンの全日本選抜チームが2月23日、成田空港発のオーストリア航空でハンガリー遠征へ出発した。欧州各国の選手が参加する合宿に参加したあと、3月7日(土)~8日(日)にソンバトヘイで行われる「ハンガリー・グランプリ」に出場。10日(火)に帰国する。

 西口茂樹監督(拓大教)は26日に出発。それまで指揮をとる豊田雅俊コーチ(警視庁)は「合宿は多くの国の選手が参加することで有名。その中で自分の力を試してほしい。大会は、『これがオリンピック最終予選だ』というくらいの気持ちを持って臨ませたい」と話す。

 同コーチも冬のハンガリー遠征には何度か参加しており、合宿と大会のレベルの高さは十分に知っている。「簡単に結果を出せないことは認識している」としながらも、「最高の緊張感をもってほしい」と、結果にこだわる姿勢を示した。

 大会では、グレコローマンの新ルールがテストされることが予想される。テスト・ルールは学生選抜が参加した先月末の「デーブ・シュルツ国際大会」(米国)で実施されており、そこで得た情報を先週の全日本合宿で分析。対策に取り組んできた。豊田コーチは「スタンド戦が中心になっていくと思うが、基本は自分のレスリングを崩さないこと」と話し、過剰な意識は避けたいもよう。

 「グラウンド戦が得意だった選手には不利になる」と言われているが、「そうした選手は、スタンド戦が不得意、というより、勝負していないだけのことが多い。スタンド戦が弱いということはない」と話し、勝負どころを変えることで乗り切れると見ている。

■スタンド戦中心の闘いに挑む金久保武大(ALSOK)

 “グラウンドが得意”という選手の一人に、この遠征の主将に推され、昨年に続いて4度目の参加となる75kg級の金久保武大(ALSOK)がいる。ルール変更は「うれしいことではない」としながら、「ネガティブ(否定的)な気持ちはない。挑戦する、という気持ち。自分だけが不利というわけではなく、そんな選手はたくさんいる。スタンドの練習を増やすだけです」と、悲壮感はない。

 その意味でも多くの外国選手と練習できるこの遠征は貴重と考えている。「合宿も大会も、これまで以上の緊張感をもって参加することになる。新鮮な気持ち、挑戦者の気持ちで臨みたい」と話した。

 2009年に初参加した時は最年少選手だったが、今回はオリンピック選手の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)とともに最年長(注=学年は松本が1年上)。「自覚を持ちたい。何度も参加させてもらっているので、成果を出したい」と話した。

 冬の遠征は選手を厳選することが多く、最重量級の選手がこの遠征に参加するのは2009年以来6年ぶり。それだけの期待をかけられている130kg級の園田新(拓大)は「合宿で外国選手に慣れて大会に臨みたい。大会では、去年の世界ジュニア選手権(5位)の時くらいの内容の試合をやりたい。今までやってきたことを出し切り、悔いのない試合をやりたい」と目標を話す。

 今月19日の男女合同練習(公開練習)の際、最後の記念撮影で真っ先に最前列中央の吉田沙保里選手らの横に陣取り、その写真がスポーツ新聞数紙に掲載されて顔が全国に売れた(?)。しかし、「そんな形で掲載されるのではなく、自分の力で掲載されたい。オリンピックの予選だと思って頑張ってきます」と気合を入れた。

 遠征チームは下記の通り。参加予定だった泉武志(愛媛県協会)は負傷のため取りやめた。


 ◎役員

 【監督】西口茂樹(拓大教)、 【コーチ】豊田雅俊(警視庁)

 【トレーナー】川崎淳(ハンズコーポレーション)

 【帯同審判】芦田隆治(大阪・市立中央高教)

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 ◎選手

▼59kg級 太田  忍(日体大)
   〃   文田健一郎(日体大)
▼66kg級 松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)
   〃   堀後雄太(拓大)
▼71kg級 井上智裕(三恵海運)
   〃   屋比久翔平(日体大)
▼75kg級 金久保武大(ALSOK)
   〃   阪部  創(神奈川大)
▼80kg級 角  雅人(自衛隊)
   〃   前田祐也(拓大)
▼85kg級 岡  太一(自衛隊)
▼98kg級 大坂  昂(三菱電機)
   〃   志喜屋正明(国士舘大)
▼130kg級 園田 新(拓大)


 

【VTR】男子グレコローマン・ワールドカップ/3位決定戦(イラン-トルコ)

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(2月20日、イラン・テヘラン)


《男子グレコローマンW杯・3位決定戦》イラン○[6-2]●トルコ
 

【59kg級】Mohsen Haji Poor(イラン)○[フォール、6-0]●Ayhan Karakus(トルコ)


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【66kg級】Afshin Biabangard(イラン)○[不戦勝]●Atakan Yuksel(トルコ)

=なし=
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【71kg級】Payam Boyeri(イラン)○[6-0]●Yunus Ozel(トルコ)


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【75kg級】Emrah Kush(トルコ)○[7-2]●Yousof Akhbari(イラン)


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【80kg級】Habibollah Akhlaghi(イラン)○[警告、10-2]●Alsan Atem(トルコ)


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【85kg級】Davoud Abedin Zadeh(イラン)○[2-0]●Metehan Bashar(トルコ)


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【98kg級】Mahdi Aliyari(イラン)○[1-1]●Fatih Bashkoy(トルコ)


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【130kg級】Riza Kayaalp(トルコ)○[Tフォール、10-2]●Behnam Mahdi ZADEH(イラン)


 

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