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イラン女子レスリング事情…UWW女性委員会メンバー、ファルナス・パナヒザデフさんに聞く(上)

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 イランで女子レスリングが解禁されてから約1年が経った。オリンピック・レスリングではなく、世界レスリング連盟(UWW)がレスリングのスタイルとして認めている「アリシュ」(ベルト・レスリング)と関節技のあるレスリングの「グラップリング」だが、当初は10人程度だった選手数が、現在では100人を超えているいという。

 3年前にオリンピック競技からの除外の危機を迎えたレスリングが、オリンピックの中核競技として認められるためには、国際オリンピック委員会(IOC)の掲げる男女平等の理念を遵守することが必要。その最後の壁がイランの女子レスリングだと言われている。

 アジア選手権(タイ・バンコク)に、UWW女性委員会のメンバーとして参加していたファルナス・パナヒザデフさん(34歳=イラン協会国際部門ディレクター)に、イランの女子レスリング事情を聴いた。(聞き手=樋口郁夫、朝日新聞記者/通訳=武田明子)


《関連記事》

■2015年2月26日: イラン女子がベルト・レスリングに参加! 12月にはイランで女子の世界選手権

■2015年3月18日: イランの女子レスラー、4月にロシアで“デビュー”!

■2015年5月31日: イラン女性のレスリング進出が加速…ファルナス・パナヒザデフ氏がUWWメンバーへ

■2015年11月1日: イラン女子選手が世界グラップリング選手権(トルコ)に初出場

■2016年1月28日: イランに専任の女子コーチが誕生


 ――イランでは長い間、女子のレスリングが存在しませんでした。現在のイランの女子レスリングの事情を教えてください。

 パナヒザデフ「アリシュと呼ばれているトラディショナル・レスリングで女子の取り組みが始まりました、世界レスリング連盟(UWW)がレスリングのスタイルとして認めているアリシュは、トルコやトルクメニスタン、タジキスタンなど中央アジアで盛んに行われているレスリングのスタイルです。イランの女子が取り組むことになったのは、肌の露出がないからです。イスラム教の教えで、私たちは肌を露出することができません。そのため、女性はレスリングをやることができませんでした。しかし、アリシュならやることができます。同様に、UWWのスタイルのグラップリングも肌の露出がないので、最近、取り組み始めました。昨年はトルコで行われた世界選手権に初出場し、銅メダルを3個取っています」

 ――イスラム教の教えでは、女性がレスリングをやること自体を禁止しているわけではないのですね。

 パナヒザデフ「禁止していません。髪の毛と肌の露出がいけないのです。他のスポーツでも、髪と肌の露出はできませんので、必ず隠しています。しかし、レスリングのシングレットはどうしても肌が出てしまいます。そのため、やることができなかったのです。イランの女性がレスリングをやるとしたなら、アリシュやグラップリングなど道着を着てのレスリングになります。やっとスタートしました」

 ――オリンピック・スタイルのレスリングが、肌が露出しないようなシングレットなら、できるわけでしょうか。

 パナヒザデフ「昨年のラスベガスでの世界選手権の際、UWWに対して体のすべてを隠すようなシングレットを提案しました。まだ提案の段階で、UWWからの回答はありません」

 ――同じイスラム教が主流の国でも、エジプトやトルコなどでは女子のレスリングをやっています。カタールで行われた2010年のアジア大会でも女子が行われました。イスラム教の教えに反しないのですか?

 パナヒザデフ「同じイスラム教であっても、それぞれの国でオピニオン(考え)があります。外出の際にスカーフを着用するのは共通の義務ですが、一部の国は仲間内では必要ないなど、ゆるやかになっています。昨年の世界選手権の時、エジプトの選手がスカーフを着用してマットに上がりましたが、ルールでは認められていないので、外して闘いました。ジャーナリストは許されていないので、私は常にスカーフをしていました」

 ――イランでは、女子の水泳などもやっていないのですか?

 パナヒザデフ「女性だけの会場でやっています。男子禁制の場所です。肌の露出がある競技には、男子は入ることができません」

 ――レスリングも、男子禁制の場所でやればいいのではないですか?

 パナヒザデフ「そうですね。なぜ、やらないのでしょうね…。おそらく、イランの女性はレスリングのシングレットを着ることに抵抗があるのだと思います。そのため、女性の方から『レスリングをやろう』という声があがらないのだと思います」

 ――女性が会場でレスリングを観戦することも禁じられていると聞いています。

 パナヒザデフ「見ることはOKとなりました」

 ――え? 観戦は解禁されたのですか?

 パナヒザデフ「以前は禁止されていました。最近、OKとなりました」

 ――いつから解禁されたのですか?

 パナヒザデフ「詳しくは覚えていません。昨年のワールドカップ(男子グレコローマン=5月)からだったような気がします。女性へのレスリングの開放は、ゆっくりですが、一歩一歩進んでいます。急に変わることはないと思います。一歩一歩やっていくことが大切だと思っています。時間はかかりますね」

 ――ロンドン・オリンピックの試合会場の観客席で、スカーフを着用していないイラン女性を多く見かけました。

 パナヒザデフ「国内では義務づけられていますが、外国へ行った時は本人の意思に任されています」

 ――その理論からすれば、イラン女性が外国でシングレットを着てレスリングをやることは問題なし、となりますね。

 パナヒザデフ「(苦笑)。現段階では、イランの協会が大会への出場を認めないでしょうね…。国際大会に出場することはできないと思います」

《続く》



 


タレント発掘・育成コンソーシアム事業報告(9)「国内育成プログラム 第2回女子カデット世代育成キャンプ

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JWF タレント発掘・育成コンソーシアム


 2016年1月15日(金)~1月17日(日)の期間、タレント発掘・育成コンソーシアムの一環にて、第2回女子カデット世代育成キャンプを至学館大学において実施した。本キャンプは、女子カデット世代の優秀なタレント17名(中学生5名、高校生12名)を対象に、高品質な機会を提供した。

※タレント発掘・育成コンソーシアムの受託概要については、下記をご参照ください。

http://www.japan-wrestling.jp/2015/05/26/69916/

 第1回女子カデット世代育成キャンプにおけるマット練習では、世界で勝つために必要となる基本スキルの習得に注力したプログラム構成にて展開した。本キャンプにおいては、これまでの育成プログラムにて習得したスキルの習熟度を確認する実践機会として位置付けており、オリンピック金メダリストや世界選手権、世界ジュニア選手権等のメダリストが多数所属している至学館大学を育成プログラム実施拠点として選定した。

 マットトレーニングにおいては、至学館高等学校、至学館大学、至学館大学OG選手ら現役の日本代表選手等を相手に、スパーリングを中心としたメニューを行った。

 マット練習後には、担当コーチより、各選手へのスキル的要素、体力的要素に関してフィードバックが行われた。高いレベルの相手とトレーニングすることで、課題を抽出し、改善に繋げることがタレントのステップアップには求められるため、有意義な機会を創出できた。

 今後も、本プログラムの内容やタレントの適応を評価したうえで、さらに洗練された育成プログラムを開発していくことが肝要となる。

 本プログラムにおいては、大学のトップ選手や現役の世界チャンピオンといったメンバーを相手に徹底した実践トレーニングを行ったことに加え、同メンバーが普段行っているフィットネストレーニングを経験することができた。本プログラムにて、世界のトップと競う中で、タレントそれぞれが現在の課題を抽出することに繋がったことは、大きな成果であった。

 また、今回参加したタレントに対してキャンプ前に行ったヒアリングによると、大学等でのトレーニング機会が少ないという実情があった。女子カデット世代にとって、世界のトップとのトレーニング機会を得たことはもちろん、トップ選手と生活を共にすることで食事の摂り方や大学の施設等を見学することで得た知見も大きかったと考える。

 今回の国内育成プログラムを開催するにあたり、プログラム実施環境を提供いただいた至学館大学及び至学館大学レスリング部の皆様、コーチ、スタッフの方々に多大なご尽力をいただいた。ここに記して、深く感謝申し上げたい。

フィットネストレーニングの様子(1)

フィットネストレーニングの様子(2)

マット練習の様子(1)

マット練習の様子(2)

志土地翔大コーチによるコーチング

世界トップレベルの選手がそろう環境にてプログラムを実施



 

キューバが5階級で優勝、米国は3階級…パンアメリカン選手権(男子グレコローマン)

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 パンアメリカン選手権最終日は2月28日、米国・フリスコで男子グレコローマンが行われ、キューバが130kg級など5階級を制覇。米国が3階級で優勝した。130kg級はオリピック3連覇を目指すミハイン・ロペス(キューバ)ではなく、若手選手が制した。

 2位はメキシコが2階級のほか、米国、コロンビア、プエルトリコ、アルゼンチン、ベネズエラ、ブラジルが1階級ずつ入った。

 各階級の成績は下記のとおり。

 3月4~6日は同所でリオデジャネイロ・オリンピックのパンアメリカン予選が行われる。


 ◎男子グレコローマン

 【59kg級】
[1]Javier Dumeingo Gonzalez(キューバ)
[2]Ali Soto Macias(メキシコ)
[3]Sam Jones(米国)
[3]Jancel Pimentel Gonzales(ドミニカ)

 【66kg級】
[1]Miguel Martinez Palacio(キューバ)
[2]Alejandro Sancho(米国)
[3]Raiber Rodriguez Orozco(ベネズエラ)
[3]Manuel Lopez Salcero(メキシコ)

 【71kg級】
[1]Patrick Smith(米国)
[2]Jair Cuero Munoz(コロンビア)
[3]Jose Sanchez Betancourt(エクアドル)
[3]Jefrin Mejia Sambula(ホンジュラス)

 【75kg級】
[1]Geordan Speiller(米国)
[2]Luis Centeno Rodriguez(プエルトリコ)
[3]Alvis Almendra Jimenez(パナマ)
[3]Luis Avendano Rojas(ベネズエラ)

 【80kg級】
[1]Cheney Haight(米国)
[2]Maximiliano Prudenzano(アルゼンチン)
[3]Enrique Cuero Ortiz(アクアドル)
[3]Carlos Munoz Jaramillo(コロンビア)

 【85kg級】
[1]Alan Vera Garcia(キューバ)
[2]Alfonso Leyva Yepez(メキシコ)
[3]Yorgen Cova(ベネズエラ)
[3]Patrick Martinez(米国)

 【98kg級】
[1]Yasmany Lugo Cabrera(キューバ)
[2]Luillys Perez Mora(ベネズエラ)
[3]Oscar Loango Solis(コロンビア)
[3]Kevin Mejia Castillo(ホンジュラス)

 【130kg級】
[1]Oscar Pino Hinds(キューバ)
[2]Eduard Soghomonyan(ブラジル)
[3]Luciano Del Rio(アルゼンチン)
[3]Toby Erickson(米国)


 

田代拓海(福岡大)有元伸悟(近大)玉岡拓海(福岡大)が銅メダル…ペトコ・シラコフ&イバン・イリエフ国際大会(ブルガリア)

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 ブルガリアへ遠征している西日本学生選抜チームは2月26~28日、ソフィアで行われたU-23(23歳以下)の大会「ペトコ・シラコフ&イバン・イリエフ国際大会」に出場、男子フリースタイル57kg級の田代拓海(福岡大)、同61kg級の有元伸悟(近大)、同70kg級の玉岡拓海(福岡大)の3選手が銅メダルを獲得した。

 他に、男子フリースタイル65kg級の田辺雄史(同志社大)と同125kg級の山口直人(徳山大)、男子グレコローマン66kg級の影山大洋(九州共立大)が3位決定戦に進んだが、敗れて5位に終わった。 

 大会は、世界レスリング連盟(UWW)の敗者復活戦方式とは違う、だれもが2敗を喫するまで闘える敗者復活トーナメントで行われた。

 各階級の成績は下記の通り。 

(写真はチーム提供)

57kg級銅メダルの田代拓海(右端=福岡大)

70kg級銅メダルの玉岡拓海(右端=福岡大) 


 ◎男子フリ-スタイル

 【57kg級】田代拓海(福岡大)   3位=8選手出場
3決戦 ○[不戦勝]Mehmed Feraim(ブルガリア)
敗復2   ○[10-4]Constantin Sergiu(ル-マニア)
敗復1   ○[3-1]Donu Raul(ル-マニア)
1回戦   ●[2-9]Murtskhvaladze Levani(ジョージア)

------------------------------

 【61kg級】有元伸悟(近大)   3位=9選手出場
3決戦  ○[Tフォール、10-0]Dobre David(ル-マニア)
2回戦  ●[Tフォール、2-12]Dimitar Ivanov(ブルガリア)
1回戦  ○[Tフォール、12-1]Raif Kamberi(マケドニア)

------------------------------

 【65kg級】田辺雄史(同志社大)   5位=12選手出場
3決戦  ●[0-11]Todua Shmagi(ジョージア)
敗復2  ○[4-2]Jakub Sykora(スロバキア)
敗復1  ○[12-8]Shyukri Shyukriev(ブルガリア)
1回戦  ●[9-10]Chachua Mamuka(ジョージア)
 ------------------------------

 【70kg級】玉岡拓海(福岡大)    3位=8選手出場
3決戦   ○[6-2]Oktay Salim(ブルガリア)
敗復戦  ○[8-7]Presiyan Mihov(ブルガリア)
1回戦   ●[4-7]Miroslav Hristov(ブルガリア)

------------------------------

 【86kg級】榎本凌太(同志社大)    7位=8選手出場
敗復戦  ●[3-6]Evelin Rusev(ブルガリア)
1回戦   ●[4-8]Veliko Velikov(ブルガリア)

------------------------------

 【97kg級】広瀬郁也(同志社大)    8位=10選手出場
敗復戦  ●[0-8]Iren Yurukov(ブルガリア)
1回戦   ●[4-6]Balazs Juhasz(ハンガリ-)

------------------------------

 【125kg級】山口直人(徳山大)    5位=6選手出場
3決戦  ●[3-0]Nergun Dzhinali(ハンガリ-)
1回戦  ●[フォール、2-10]Marian Todorov(ブルガリア)


 ◎男子グレコロ-マン

 【59kg級】田中暁大(中京学院大)    15位=25選手出場
敗復2  ●[0-3]Fidakhmetov Yernar(カザフスタン)
敗復1  ○[Tフォール、11-1]Katish Daulet(クロアチア)
2回戦  ●[0-3]Tchitava Khvicha(ジョージア)
1回戦   BYE
 ------------------------------

 【59kg級】田中敬祐(徳山大)    14位=25選手出場
敗復2  ●[8-11]Zoltan Levai(スロバキア)
敗復1  ○[Tフォール、8-0]Nedyalko Petrov(ブルガリア)
1回戦  ●[Tフォール、0-8]Sultangali Aidos(カザフスタン)

------------------------------

 【66kg級】影山大洋(九州共立大)    5位=23選手出場
3決戦  ●[3-4]Bekenov Merey(カザフスタン)
4回戦  ●[2-5]Otto Losonczi(ハンガリ-)
3回戦  ○[Tフォール、8-0]Martin Gerginov(ブルガリア)
2回戦  ○[Tフォール、12-4]Dumitru Ovidiu(ル-マニア)
1回戦  ○[Tフォール、10-2]Stoyan Kubatov(ブルガリア)

------------------------------

 【71kg級】森 俊樹(九州共立大)    15位=16選手出場
敗復戦  ●[0-4]Murat Dag(トルコ)
1回戦   ●[2-5]Maykal Izmirliyski(ブルガリア)

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 【75kg級】花山尚生(福岡大)    14位=14選手出場
敗復戦  ●[5-2]Mukhan Aidos(カザフスタン)
1回戦   ●[0-1]Rosian Dermanski(ブルガリア)

------------------------------

 【80kg級】加藤一人(日本文理大)    12位=14選手出場
敗復戦  ●[Tフォール、2-10](ブルガリア)
敗復戦  ●[不戦勝]Mario Dotzin(ブルガリア)
1回戦   ●[Tフォール、0-8]Gavasheli Nika(ジョージア)



 

イラン女子レスリング事情…UWW女性委員会メンバー、ファルナス・パナヒザデフさんに聞く(下)

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《上から続く》   (聞き手=樋口郁夫、朝日新聞記者/通訳=武田明子)


 ――現在、世界選手権とアジア選手権は3スタイル同時開催というきまりがあるため、イランは強豪国であり、レスリングに満員の観客が集まる国でありながら、10年以上、世界選手権もアジア選手権も開催されていません。これは世界のレスリング界にとって大きな損失だと思います。分離開催をUWWに求めているのでしょうか。

 パナヒザデフ「申請はしています。イランで世界選手権を開催するとしたら、女子は他国でやってもらうことになります。その場合は日本が最適の国だと思っています。ぜひとも日本が女子を引き受け、イランで世界選手権を開催させてください」

 ――今回のアジア選手権には、何の役目で来られたのでしょうか。

 パナヒザデフ「私はUWWの女性委員会のメンバーです。国際大会に参加することで、女子レスリングの現状を見て、他国の女子選手や女性スタッフがどんなふうに活躍しているかを知り、今後に役立てるために参加しました。世界のレスリングを発展させるためには、女性の登用が欠かせません。有能な女性のコーチ、審判、協会役員は多くいると思います。その方たちを発掘し、コミュニケーションをとり、サポートしたいと思っています。イランでは協会の会長(ラスール・ハデム=1996年アトランタ・オリンピック金メダリスト)が私の活動に理解があり、派遣してくれています」

 ――ふだんは、どんな活動をやられていますか。

 パナヒザデフ「アリシュとグラップリングの国内大会がスタートしましたので、その普及と広報に努めています。UWWはウェブサイトをつくり、You Tubeに動画をアップし、SNSを使って宣伝に努めるなど、あらゆる努力をしてくれていて、それに全面的に協力しています。先週はベラルーシで女子の合宿があり、3月末にはアリシュの大会があります。そうしたことの手配や国内のトーナメントの管轄などをやっています」

 ――国内に女子選手はどのくらいいるのでしょうか。

 パナヒザデフ「正式にやっている選手となると、100人を超える程度だと思います。それでも、1年前の90パーセント増といったところです」

 ――アリシュとグラップリングも、目標はオリンピック入りでしょうか。

 パナヒザデフ「もちろんです。1階級でも2階級でもオリンピックの種目となり、イランの女子レスラーが闘うことを夢見ています。アリシュはアジア・インドア大会で行われたこともあります(2009年ベトナム大会)」

 ――アリシュやグラップリングの振興に関し、なぜ日本を巻き込まないのでしょうか。日本は2013年ユニバーシアードで実施されたアリシュで優勝選手も輩出しています(76kg級に出場した阿部梨乃選手)。

 パナヒザデフ「それはいい考えですね(笑)。今の段階では、トルコや中央アジアなど、アリシュやグラップリングが盛んな国とともに普及と発展を目指しています。日本の女子は(オリンピック・レスリングで)多くのメダリストを生んでいます。(同じレスリングなので)イランに来てくれて女子を指導してくれれば、選手のモチベーションはぐっと上がると思います。ぜひ日本のサポートがほしいところです」

 ――パナヒザデフさんの目標は、アリシュとグラップリングのオリンピック種目入りですか? 現在のオリンピック・スタイルへのイラン女性の参加は目指していませんか?

 パナヒザデフ「そんなことはありません。時間はかかると思いますが、現在のオリンピック・レスリングへの参加を目指しています。日本の女子はメダルを量産していますが、時間はかかったと思います。イランの女子レスリングが確立するのは、もっと長い時間がかかるかもしれませんが、必ずその日がやってくると信じています」

 ――日本では31年前に女子レスリングがスタートしましたが、当時はレスリング界で相手にされませんでした。今の福田富昭会長が『女子レスリングを確立する』という信念のもとに努力を続け、今は日本を代表するスポーツに成長しました。

 パナヒザデフ「イランもそうありたいと思っています。国際オリンピック委員会(IOC)が男女平等の理念を浸透させている今が一番いい機会だと思います。イラン女性のだれにでもチャンスがあるので、多くの女性に参加してほしいと思っています」



 

男子グレコローマンの全日本チームが東京・味の素トレーニングで合宿スタート

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 リオデジャネイロ・オリンピックのアジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)の代表選手を含む男子グレコローマンの全日本チームが2月29日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタートした。22~25日にも日体大で合宿し、息をあげる激しい練習をしたばかり。小休止をはさんで最後の追い込みに入った。

 24日からこの日まで行われたフリースタイルの合宿同様、新品のマット特有の滑りやすさに十分に注意させての練習。西口茂樹・男子グレコローマン強化委員長(拓大教)は「勝てると信じてがんばろう」と選手に伝え、残り3週間を切った決戦へ向けて選手の気持ちを高めた。

 同委員長は「日体大での合宿は20分連続でのスパーリングなど、ハードな練習が続いた。ここではマットを広く使い、最終的な強化練習をしたい」と話す。

 2月中旬のアジア選手権(タイ・バンコク)では、一番手メンバーではなかったがメダルなしという惨敗。この影響が気になるところだが、「出る選手が『負ける』なんて思っていたら、勝てませんよ。『勝てないんじゃないかな』なんて思って練習しても駄目」と語気を強め、代表選手には勝つ気持ちに徹することを求めた。

 勝負の世界に浮き沈みはつきもの。惨敗した時は、それでへこむのではなく、「見てろよ!という意地が一番必要だ」と言う。自身の現役時代にも、グレコローマン・チームの成績が悪い時もあったが、「なにくそ、という気持ちを持った」と言う。

 アジア選手権の成績を見て、「『勝つことは厳しい』ではなく、『オレが日本を勝たせてやる』という気持ちを持つことが大事。コーチだけでなく、トレーニング、映像、栄養…、多くの人が勝たせるために尽力している。その人達を信じ、『勝てる』と信じて闘ってほしい」と強調した。

■日本代表の重さを実感してカザフスタン決戦へ臨む井上智裕(三恵海運)

 旧74kg級から66kg級へ下げてオリンピック出場を目指してきた井上智裕(三恵海運)は「モチベーションは上がっている。あとは減量をしっかりやり、いかにいいコンディションをつくるかです」と、闘いの日を待っている。

 2013年のアジア選手権(インド)74kg級で3位に入った実績を持っている。66kg級での出場となれば、減量面で大変だと思われるが、「大変なのは、体重より立場ですね」と言う。同年のアジア選手権は、ロンドン・オリンピック出場の夢かなわなかったあとで、「第一線は退き、好きなレスリングをもう少し続けられればいいな」くらいの気楽な気持ちでやって転がり込んできた銅メダルだった。「背負うものも、プレッシャーも何もなかった」と言う。

 その後、再度オリンピックを目指すことを決め、激戦を勝ち抜いた今は、日本代表としての責任がずっしり。「負けることは許されない。内容より、結果を求めます」という気持ちとのこと。「試合で緊張しないタイプ。プレッシャーに負けたことは少ないです」と頼もしい言葉が出てきた。

 「自分は出場しませんでしたが、去年の世界選手権(米国)と今回のアジア選手権の結果に悔しい思いを持っている。全日本の一員として、絶対に出場枠を取って帰ってきます」と。カザフスタン決戦へ向けての決意を話した。

 合宿は4日まで行ったあと、7日からは両スタイルとも同所で最終の調整合宿を行い、カザフスタンへ向かう。

練習を指揮する豊田雅俊コーチ

そり投げに磨きをかける59kg級の太田忍(日体大)

松本隆太郎コーチとスパーリングする75kg級の屋比久翔平(日体大)を、笹本睦コーチが指導する

練習後は“栄養講座”。向こう側では若手選手がロープ登りを始めた



 

【報道】3・8女子全日本チーム沖縄合宿 練習公開

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2016年3月1日

報 道 各 位



(公財)日本レスリング協会
  強 化 委 員 会
  広 報 委 員 会


 平素より、当協会へのご支援、ご協力を賜り、御礼申し上げます。

 今夏のリオデジャネイロ・オリンピック、および3月18~20日にカザフスタン・アスタナで行われるリオデジャネイロ・オリンピックのアジア予選に向け、女子の全日本チーム3月5日から11日まで、沖縄県で合宿します

 下記の日程で練習を公開しますので、ご案内いたします。

 取材を希望される社は、申請書に必要事項を記入のうえ、メール: wrestling@japan-sports.or.jp、FAX:03-3481-2356 へ、3月4日(金)正午までに送信ください。

■期日:3月8日(火)午後2時~ オリンピック内定選手、予選出場選手囲み取材
               午後3時~ 練習開始
               (午後1時半から受付します)
      3月9日(水)午前7時 ホテル周辺の海岸をランニングなど、またはホテル内 (詳細な時間は未定)


※日本代表選手の個別インタビューはお受けできません。囲み取材でお願いします。代表以外の選手の個別取材は、できるだけ対応いたします。
※8日夜は全日本コーチと記者の懇親会を計画しています(詳細未定)

■場所:沖縄・豊見城市民体育館
    〒901-0225 沖縄県豊見城市字豊崎5-2  那覇空港から車で約15分

■宿舎:ホテルグランビューガーデン沖縄
    〒901-0225 沖縄県豊見城市豊崎3-82

■参加者:オリンピック内定選手、アジア予選出場選手ほか、全日本コーチ

《問い合わせ》日本レスリング協会事務局(電話:03-3481-2354)      担当:武田明子
 


 

2016年ペトコ・シラコフ&イバン・イリエフ国際大会 日本選手成績

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(2月26~28日、ブルガリア・ソフィア)


 ◎男子フリ-スタイル

 【57kg級】田代拓海(福岡大)   3位=8選手出場
3決戦 ○[不戦勝]Mehmed Feraim(ブルガリア)
敗復2   ○[10-4]Constantin Sergiu(ル-マニア)
敗復1   ○[3-1]Donu Raul(ル-マニア)
1回戦   ●[2-9]Murtskhvaladze Levani(ジョージア)

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 【61kg級】有元伸悟(近大)   3位=9選手出場
3決戦  ○[Tフォール、10-0]Dobre David(ル-マニア)
2回戦  ●[Tフォール、2-12]Dimitar Ivanov(ブルガリア)
1回戦  ○[Tフォール、12-1]Raif Kamberi(マケドニア)

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 【65kg級】田辺雄史(同志社大)   5位=12選手出場
3決戦  ●[0-11]Todua Shmagi(ジョージア)
敗復2  ○[4-2]Jakub Sykora(スロバキア)
敗復1  ○[12-8]Shyukri Shyukriev(ブルガリア)
1回戦  ●[9-10]Chachua Mamuka(ジョージア)
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 【70kg級】玉岡拓海(福岡大)    3位=8選手出場
3決戦   ○[6-2]Oktay Salim(ブルガリア)
敗復戦  ○[8-7]Presiyan Mihov(ブルガリア)
1回戦   ●[4-7]Miroslav Hristov(ブルガリア)

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 【86kg級】榎本凌太(同志社大)    7位=8選手出場
敗復戦  ●[3-6]Evelin Rusev(ブルガリア)
1回戦   ●[4-8]Veliko Velikov(ブルガリア)

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 【97kg級】広瀬郁也(同志社大)    8位=10選手出場
敗復戦  ●[0-8]Iren Yurukov(ブルガリア)
1回戦   ●[4-6]Balazs Juhasz(ハンガリ-)

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 【125kg級】山口直人(徳山大)    5位=6選手出場
3決戦  ●[3-0]Nergun Dzhinali(ハンガリ-)
1回戦  ●[フォール、2-10]Marian Todorov(ブルガリア)


 ◎男子グレコロ-マン

 【59kg級】田中暁大(中京学院大)    15位=25選手出場
敗復2  ●[0-3]Fidakhmetov Yernar(カザフスタン)
敗復1  ○[Tフォール、11-1]Katish Daulet(クロアチア)
2回戦  ●[0-3]Tchitava Khvicha(ジョージア)
1回戦   BYE
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 【59kg級】田中敬祐(徳山大)    14位=25選手出場
敗復2  ●[8-11]Zoltan Levai(スロバキア)
敗復1  ○[Tフォール、8-0]Nedyalko Petrov(ブルガリア)
1回戦  ●[Tフォール、0-8]Sultangali Aidos(カザフスタン)

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 【66kg級】影山大洋(九州共立大)    5位=23選手出場
3決戦  ●[3-4]Bekenov Merey(カザフスタン)
4回戦  ●[2-5]Otto Losonczi(ハンガリ-)
3回戦  ○[Tフォール、8-0]Martin Gerginov(ブルガリア)
2回戦  ○[Tフォール、12-4]Dumitru Ovidiu(ル-マニア)
1回戦  ○[Tフォール、10-2]Stoyan Kubatov(ブルガリア)

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 【71kg級】森 俊樹(九州共立大)    15位=16選手出場
敗復戦  ●[0-4]Murat Dag(トルコ)
1回戦   ●[2-5]Maykal Izmirliyski(ブルガリア)

------------------------------

 【75kg級】花山尚生(福岡大)    14位=14選手出場
敗復戦  ●[5-2]Mukhan Aidos(カザフスタン)
1回戦   ●[0-1]Rosian Dermanski(ブルガリア)

------------------------------

 【80kg級】加藤一人(日本文理大)    12位=14選手出場
敗復戦  ●[Tフォール、2-10](ブルガリア)
敗復戦  ●[不戦勝]Mario Dotzin(ブルガリア)
1回戦   ●[Tフォール、0-8]Gavasheli Nika(ジョージア)


 


タレント発掘・育成コンソーシアム事業報告(10)国内育成プログラム 第2回フリースタイル カデット世代育成キャンプ

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JWF タレント発掘・育成コンソーシアム


 2016年1月23日(土)~1月25日(月)の期間、タレント発掘・育成コンソーシアムの一環にて、第2回フリースタイルカデット世代育成キャンプを国士舘大学と専修大学において実施した。本キャンプは、男子カデット世代の優秀なタレント7名(中学生2名、高校生5名)を対象に、高品質な機会を提供した。

 ※タレント発掘・育成コンソーシアムの受託概要については、下記をご参照ください。

 http://www.japan-wrestling.jp/2015/05/26/69916/
 

 第1回男子カデット世代育成キャンプにおいては、世界で勝つ為に必要となるスキルの習得を目指したプログラム構成にて展開した。本キャンプにおいては、これまでの育成プログラムにて習得したスキルの習熟度等を確認する実践機会として位置付けており、全日本やジュニア世代のトップ選手が集う、国士舘大学と専修大学を実施拠点として選定した。

 マットにおけるトレーニングにおいては、全日本やジュニア世代のトップ選手を相手に徹底した実践トレーニングを行ったことに加え、ナショナルチームコーチが基本技術を指導した。特に、世界の動向やロシアにて実施したカデット世代海外育成プログラムの分析をから得た課題を基に、組際でプレッシャーを与えてからアタックに繋げるためのステップについて徹底したコーチングを行った。

 本プログラムにて、全日本やジュニア世代のトップ選手を相手にすることで、タレントそれぞれが現在の課題を抽出することに繋がったことは、大きな成果であった。

 また、今カデット世代にとって、全日本のトップ等とのトレーニング機会を得たことはもちろん、トップ選手と生活を共にすることや大学の施設等を見学することで、得るものも大きかったと考える。

 今回の育成プログラムを開催するにあたり、プログラム実施環境を提供いただいた国士舘大学レスリング部、専修大学レスリング部の皆、コーチ、トレーナーの方々に多大なご尽力をいただいた。ここに記して、深く感謝申し上げたい。

マットトレーニングの様子2

マットトレーニングの様子3

マットトレーニングの様子4

田南部コーチ(警視庁)によるスキル面の課題確認

馳浩文部科学大臣による激励

和田フリースタイル強化委員長(国士舘大学教員)による激励

トレーニング後のミーティング

 


 

2・26~28西日本学生連盟研修会(福岡市)報告

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西日本学生レスリング連盟理事長 福川敦(立命館大)


 2月26日(金)から28日(日)の3日間、福岡大学において西日本学生レスリング連盟研修会が開催された。加盟16大学から新幹部及び審判資格取得を目指す学生と学連スタッフ約70名が参加した。

 開始にあたり、西日本学生レスリング連盟菅沼会長から開会の挨拶、その後、オリエンテーションと各大学幹部による自己紹介と各部のPRを行った。また、学連の新役員も自己紹介を行った。

 研修会初日は、「姿勢評価」をテーマとして、福岡大学体育学部助教秀泰二郎先生による講義とワークを実施した。「姿勢を観察・評価することは、怪我の評価またはトレーニングを行う上でとても重要である」ことを説明。その後、ペア同士で各自の姿勢評価のワークを行った。

 終了後は、新幹部に対して「2016年度スケジュール会議」を実施。次年度の大会要項や協会・学連・審判登録などの説明・確認を行った。

 研修会2日目は、審判説明会を実施。講師として岡山智紀氏(山口県立田布施農工業高等学校教員)により、講義と実技指導が行われた。

 午後には、グレコローマンスタイルに金久保武大氏、フリースタイルに池松和彦氏をお招きして技術研修を行った。技術はもとより、選手としての心構えや意識の持ち方などの訓話を頂いた。

 最終日も引続き技術研修を実施し、終盤にはスパーリングも交えて研修で学んだ技術を試す機会も提供された。

 研修終了後には、協会事務局武田氏よりこの研修会についての意義や概要を改めて説明頂いた。また、ホスト校である福岡大学長島和幸先生よりご挨拶を頂き研修会を閉会した。

開催地の福岡大

各大学の紹介

秀泰二郎先生の講義1

秀泰二郎先生の講義2

秀泰二郎先生の講義3

岡山智紀審判員による審判実技

岡山智紀審判員による審判講義

技術講師紹介

金久保武大講師によるグレコローマンの技術指導

池松和彦講師によるフリースタイルの技術指導

池松和彦講師によるフリースタイルの技術指導






 

【オリンピック・アジア予選/日本代表選手(1)】男子フリースタイル57kg級・樋口黎(日体大)

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リオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


【男子フリースタイル57kg級・日本代表選手】

樋口 黎(ひぐち・れい=日体大)
  1996年1月28日生まれ、20歳。大阪府出身。茨城・霞ヶ浦高卒。162cm。

 《過去の主な成績(国内)》2014年全日本学生選手権3位、2015年JOC杯ジュニア60kg級優勝、2015年国民体育大会優勝、2015年全日本選手権優勝

 《過去の主な成績(国際)》2015年ブリヤート国際大会3位、2015年モンゴル・オープン3位、2015年世界ジュニア選手権60kg級出場

 《関連記事》
■2015年12月31日:【全日本選手権・特集】日本のお家芸を守るのは19歳!…男子フリースタイル57kg級・樋口黎(日体大)
 


 ◎樋口黎の国際大会成績

 《2015年》

 【8月:世界ジュニア選手権60kg級(ブラジル)】=21位
1回戦 ●[Tフォール、1:48=0-10]Rashidov Gadzhimurad(ロシア)

 【3月:モンゴル・オープン57kg級(モンゴル)】=3位
3決戦  ○[8-5]D Tsogtbaatar(モンゴル)
準決勝 ●[2-4]森下史崇(日本)
2回戦  ○[Tフォール、10-0]D Baljinnyam(モンゴル)
1回戦  ○[Tフォール、10-0]A Munkh-Erdene(モンゴル)

 【3月:ブリヤート国際大会57kg級(ロシア)】=3位
3決戦  ○[Tフォール、11-0]Khash-Erdene Nyambadorzh(モンゴル)
準決勝 ●[7-8]Tcogtbaator Damdinbazar(モンゴル)
3回戦  ○[Tフォール、11-0]赤澤岳(日本=クラスノヤルスク在住)
2回戦  ○[12-3]Dmitri Axenov(ロシア)
1回戦  ○[Tフォール、11-0]Aydarbek Baimuratov(カザフスタン)

------------------------------

 《2014年》

 【3月:ペトコ・シラコフ&イワン・イリエフ国際大会・ジュニア55kg級(ブルガリア)】=優勝
決  勝 ○[Tフォール、10-0]Tyutrin Arian(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、10-0]Grigoriev Eduard(ロシア)
2回戦  ○[14-9]Hasanzada Mircalal(アゼルバイジャン)
1回戦   BYE

------------------------------

 《2013年》

 【8月:世界カデット選手権58kg級(セルビア)】=8位
3回戦 ●[5-7]Uruzbeg Tcomartov(ロシア)
2回戦 ○[Tフォール、1P(9-0)]Jamal Ebadi(イラン)
1回戦 ○[Tフォール、1P(7-0)]Vladislav Grisko(イスラエル)

------------------------------

 《2012年》

 【7月:アジア・カデット選手権54kg級(キルギス)】=優勝
決  勝 ○[2-0(3-0,7-0)]Pooja Dhanda(インド)
準決勝 ○[2-0(TF6-0,TF7-0)]Hojakov Kerim(トルクメニスタン)
2回戦  ○[フォール1P(F5-0)]Idrisov Zafzrdzhon(タジキスタン)
1回戦   BYE


 

【オリンピック・アジア予選/展望(1)】インドとキルギスが要注意…男子フリースタイル57kg級

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 リオデジャネイロ・オリンピックの第2次予選として、アジア予選が3月18日(金)~20日(日)、カザフスタン・アスタナで行われ、日本は男子各スタイル6階級、女子1階級で出場枠獲得へ挑む。

 各階級とも、昨年の世界選手権(米国=第1次予選)で出場枠を獲得した国の選手は出場できず、それぞれ2位までの選手に出場枠が与えられる。

 各階級の状況をさぐった。


 《大会日程》
3月18日(金)  男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
    19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
    20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級

《日本選手団》 / 《日本代表選考方法》


《男子フリースタイル57kg級展望

【出場枠獲得済みの国】イラン、モンゴル、北朝鮮、カザフスタン

【状況】
 アジアから4ヶ国が出場枠を獲得しており、残る強豪としては、インド、キルギスなどが予想される。61kg級から降りてくる可能性のある強豪選手は見当たらない。

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 【インド】
 2012年ロンドン・オリンピック55kg級10位、2013年世界選手権55kg級2位のアミト・クマール(22歳)が挑むと思われたが、57kg級に変わってからは2014年アジア大会10位、昨年の世界選手権13位など力を出し切れない。

 2月のアジア選手権(タイ)では、トマール・サンディープ(24歳)がアジア大会王者の北朝鮮選手を破って優勝。インドのウェブ・ニュース「IBN Live」は、「サンディープがアジア予選でオリンピック出場枠を目指す」と報じている。

 アジア選手権の準決勝では、昨年のアジア選手権(カタール)3位、2年連続で「タクティカップ」(イラン)を制しているユネス・サルマスティディザジ(イラン)をも撃破。出場枠獲得の有力候補だ。

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 【キルギス】
 アジア選手権で2014年3位、2015年2位のサマト・ナディルベク(25歳)が、昨年の世界選手権ではパンアメリカン大会王者のキューバ相手に初戦敗退。アジア予選に挑むものと思われる。今年は2月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)で5位。

 2月のアジア選手権では、昨年の世界ジュニア選手権代表のウルクベク・ゾルドシベジフが出場して銅メダルを獲得したが、過去の実績からしてもナディルベクの出場と考えるのが妥当ではないか。

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 【韓国】
 2014年アジア大会でユン・ユンシク(24歳)が銅メダルを獲得しているが、その後の2度のアジア選手権でメダル獲得選手はなし。

 昨年の世界選手権代表のキム・スンクウォン(26歳)、2012年ロンドン・オリンピック55kg級代表で、昨年の世界軍隊選手権で優勝したキム・インチェオル(26歳)、2014年アジア大会3位のユン・ユンシク(前述)のだれかが出場してくると思われるが、インド、キルギスに比べれば一段落ちるのではないか。

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 【ウズベキスタン】
 かつてディルショド・マンスロフが一世を風びした同国の最軽量級。昨年の世界選手権はマクムジョン・シャフカトフ(22歳)が出場して2回戦敗退。2月のアジア選手権にも出てきたが、2回戦でキルギス選手に敗れてメダルには手が届かなかった。シニアになってからは国際大会の上位入賞はなし。

 昨年のアジア選手権で5位だったノディリョン・サファロフ(24歳)が、2月のメドベジ国際大会(ベラルーシ)で3位入賞を果たした。こちらが出場してくる可能性もある。

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 【その他】
 台湾、中国、タイ、シンガポール、パキスタン、トルクメニスタン、タジキスタンには、実績のある強豪はいない。よほど組み合わせに恵まれない限り、決勝進出は難しいことが予想される。

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 《出場可能な国》
日本、インド、キルギス、韓国、ウズベキスタン、台湾、中国、タイ、シンガポール、パキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン

※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。


 

【オリンピック・アジア予選/日本代表選手(2)】男子フリースタイル65kg級・前田翔吾(クリナップ)

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リオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


【男子フリースタイル65kg級・日本代表選手】

前田 翔吾(まえだ・しょうご=クリナップ)  3年ぶり4の優勝

 1987年5月23日生まれ、28歳。愛知県出身。愛知・星城高~日体大卒。170cm。

 《過去の主な成績(国内)2014年全日本選抜選手権4位、2014年全日本選手権3位、2015年国民体育大会優勝、2015年全日本選手権優勝

 《過去の主な成績(国際)》2013年世界選手権60kg級出場、2015年ブリヤート国際大会3位、2015年モンゴル・オープン3位

 《関連記事》
■2015年12月27日: 【全日本選手権・特集】3度の試練を乗り越えての復活優勝…男子フリースタイル65kg級・前田翔吾(クリナップ)


 ◎前田翔吾の国際大会成績(65kg級)

 《2015年》

 【3月:モンゴル・オープン65kg級(モンゴル)】=3位
3決戦  ○[Tフォール、11-0]N Purevdagva(モンゴル)
準決勝 ●[1-6]B Nyamdorj(モンゴル)
3回戦  ○[8-1]B Naranbold(モンゴル)
2回戦  ○[6-3]B Baynmunkh(モンゴル)
1回戦  BYE

 【3月:ブリヤート国際大会(ロシア)】=3位
3決戦  ○[Tフォール、11-1]Sanchir Batsukh(モンゴル)
準決勝 ●[1-2]Bazar Bazarguruev(キルギス)
3回戦  ○[14-8]Grigor Seropyan(ロシア)
2回戦  ○[6-5]Mengi Mortuy-Ool(ロシア)
1回戦  ○[4-1]Nyamdorj Battula(モンゴル)

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 《2014年》

 【10月:ドミトリ・コーキン国際大会(ロシア)】=2位
決  勝 ●[3-3L]Alan Gogaev(ロシア)
準決勝 ○[4-2]Nyamdorj Battulga(モンゴル)
3回戦  ○[Tフォール、15-4]Bulat Ataev(ロシア)
2回戦  ○[Tフォール、11-0]Viktor Serada(ベラルーシ)
1回戦   BYE


 

【オリンピック・アジア予選/展望(2)】バーレーン(元ロシア)とインドが強敵…男子フリースタイル65kg級

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(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


 《大会日程》
3月18日(金)  男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
    19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
    20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級

《日本選手団》 / 《日本代表選考方法》


 《男子フリースタイル65kg級展望

【出場枠獲得済みの国】ウズベキスタン、イラン、モンゴル

【状況】
  3ヶ国が出場枠を獲得しており、2014年アジア大会の上位国であるインド、タジキスタン、中国との争いになるものと思われた。ここに、2月のアジア選手権70kg級に元ロシア世界選手権代表が国籍をバーレーンに変えて出場し優勝した。アジア予選はこの階級での出場が予想され、厳しい闘いが待っている。

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 【バーレーン】
  ロシアの代表として2011年の世界選手権66kg級に出場して5位に入賞、米満達弘も破っているアダム・バティロフ(31歳)が国籍を変え、アジア選手権の70kg級に出場。準決勝で1月のタクティカップ70kg級優勝のイラン選手を破るなどして優勝した。アジア予選は65kg級に出場するものと思われる。最大の敵となりそうだが、65kg級での闘いは未知数とも言える。

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ロンドン・オリンピックのメダリスト、ヨゲシャワー・ダット(インド)

 【インド】
  2012年ロンドン・オリンピック60kg級3位で、2014年アジア大会優勝のヨゲシャワー・ダット(33歳)が、昨年の世界選手権に不出場。しかし、12月にインドで行われたプロ・リーグには出場している。インドのメディアは、負傷で世界選手権を棄権したことを報じるとともに、本人の「リオデジャネイロは私の最後のオリンピック」とのコメントを掲載している。出場枠獲得の有力候補の一人だ。

----------------

 【タジキスタン】
  2012年ロンドン・オリンピック66kg級の代表で、2014年アジア大会2位のゼリムカン・ユスポフ(32歳)が出てくるか。2014年世界選手権は70kg級で5位入賞を果たしたている実力を持つが、昨年の7月以降、世界選手権を含めて国際大会の出場がない。引退か、負傷によるブランクか。代わりの候補は数人いるが、実力はかなり落ちそう。

----------------

 【中国】
  2014年アジア選手権3位のカタル・イェーランビエケ、または2月のアジア選手権3位のマ・チュンジュン(29歳)の出場が予想される。

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 【カザフスタン】
 2年連続で世界選手権代表となっているサヤトペク・オカソフ(24歳)の出場が予想されるが、2月のアジア選手権でヌルラン・ベクザノフ(28歳)が2位に入賞。同時期にベラルーシで行われたメドベジ国際大会にも数選手が参加しており、出場選手が予想できない。

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 【その他】
 2013年アジア選手権60kg級でフアン・リョンハク(北朝鮮=26歳)が優勝しているが、65kg級では実績なし。同国からはキム・ユソン(26歳)が2年連続で世界選手権に出場しているが、ともに10位に入っていない。ずば抜けた強さを持った選手はいないもよう。

 韓国やキルギスも、普通の国際大会でメダルを取る選手はいても、世界・大陸選手権級のメジャー大会でメダルを手にしている選手はいない。

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 《出場可能な国》
カザフスタン、中国、イラク、タジキスタン、北朝鮮、インド、韓国、キルギス、パキスタン、カタール、ベトナム、台湾、トルクメニスタン、スリランカ、タイ

※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。




 

【番組紹介】プロフェッショナルな妻たち…アニマル浜口夫妻(3月5日午後4時、テレビ朝日)

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 夫を陰で支える妻を扱った番組。3月5日(土)に登場するのは、アニマル浜口さんの妻・初枝さん。

 愛娘・京子をオリンピック選手に育て、「気合いだ!」で一世を風びした浜口さんだが、所属していたプロレス団体が倒産し、大けがで選手生命のピンチに見舞われるなど、生活にも困るどん底を経験している。幾多もの困難を支えたのが初枝さん。経験した嘆き、苦労、怒り、涙のエピソードをインタビューや再現VTRを駆使して振り返っていく。

 どんな有名になっても、おごりたかぶることなく、謙虚で控えめ。それがゆえに、多くの人から愛される浜口夫妻の素顔に迫る。

《放映》3月5日(土)午後4時~5時25分、テレビ朝日)

http://www.tv-asahi.co.jp/pr/sphone/20160305_09484.html


《番組ホームページより》

 女子レスリングで活躍する娘・京子選手の試合を「気合いだー!」と大声で応援する姿で知られ、明るく元気なイメージが強いアニマル浜口。しかし、実はこれまで多数の危機に見舞われていた。それらはすべて人生を左右しかねないピンチだったが、夫の性格を知り尽くした妻・初枝さんの機転のきいた対応により、危機を切り抜けることができたという。

 最初のピンチは、プロレスの試合中、リング下の攻防でアニマルが気絶してしまったときのこと。プロレスではよくある軽い失神と誰もが思っていたが、実は固い床に頭部を強打した壮絶な気絶で、繊細で真面目な性格のアニマルは初めての経験に深く落ち込んでしまったという。そんな夫に対し、妻が取った行動とは…!?

 さらに、アテネオリンピックで京子選手が準決勝敗退した際のこと…。アニマルは我を失い、放心状態となってしまう。その際、夫の気持ちを奮い立たせ、彼のメンツをも守った初枝さんの対応とは…!?

 番組では、初枝さんによる夫の性格診断やインタビュー、当時の資料映像、再現ドラマを織り交ぜ、“プロフェッショナルな妻”初枝さんの「夫・操縦術」を紹介! 知られざる夫婦の関係が、今、明かされる…!



 


タレント発掘・育成コンソーシアム事業報告(11) 国内育成プログラム 第2回グレコローマンスタイル カデット世代育成キャンプ

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JWF タレント発掘・育成コンソーシアム


 2016年2月5日(金)~2月7日(日)の期間、タレント発掘・育成コンソーシアムの一環にて、第2回グレコローマンスタイルカデット世代育成キャンプを専修大学において実施した。本キャンプは、グレコローマンスタイルカデット世代の優秀なタレント7名(中学生2名、高校生5名)を対象に、高品質な機会を提供した。

※タレント発掘・育成コンソーシアムの受託概要については、下記をご参照ください。

http://www.japan-wrestling.jp/2015/05/26/69916/

 第1回男子カデット世代育成キャンプにおいては、世界で勝つ為に必要となるスキルの習得を目指したプログラム構成にて展開した。本キャンプにおいては、これまでの育成プログラムにて習得したスキルの習熟度等を確認する実践機会として位置付けており、ジュニア世代のトップ選手が集う専修大学を実施拠点として選定した。

 マットにおけるトレーニングにおいては、大学生の選手を相手に徹底した実戦トレーニングを行ったことに加え、ナショナルチームコーチが基本技術を徹底して指導した。特に、今年度、韓国において実施した海外育成プログラムにて得た知見をもとに、組手の展開に関して徹底したコーチングを行った。本プログラムにて、ジュニア世代のトップ選手を相手にすることで、タレントそれぞれが現在の課題を抽出することに繋がったことは、大きな成果であった。

 また、今回参加したタレントに対し、キャンプ前に行ったヒアリングによると所属にてグレコローマンスタイルのトレーニング機会が少ないという実情があった。グレコローマンスタイルのスペシャリストを育成していくうえで、このような現状を改善していくことも、今後の重要な課題となろう。

 今回の育成プログラムを開催するにあたり、プログラム実施環境を提供いただいた専修大学レスリング部の皆様、コーチ、トレーナーの方々に多大なご尽力をいただいた。ここに記して、深く感謝申し上げたい。

笹本コーチによる基本スキルのコーチング

松本コーチによるコーチング

マットトレーニングの様子2

マットトレーニングの様子3

マットトレーニングの様子4

梶尾トレーナーによるセルフコンディショニングの指導

マットトレーニング後のミーティング

 


 

【オリンピック・アジア予選/日本代表選手(3)】男子フリースタイル74kg級・高谷惣亮(ALSOK)

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リオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


【男子フリースタイル74kg級・日本代表選手】

高谷 惣亮(たかたに・そうすけ=ALSOK)

 1989年4月5日生まれ、26歳。京都府出身。京都・網野高~拓大卒。177cm。

 【過去の主な成績(国内)】2011~15年全日本選抜選手権優勝、2011~15年全日本選手権優勝

 【過去の主な成績(国際)】2012年ロンドン・オリンピック出場、2013年世界選手権7位、2014年世界選手権2位、2015年世界選手権出場

 《関連記事》
■2015年12月24日: 【全日本選手権最終日・特集】優勝選手の声
■2015年9月13日: 【世界選手権/最終日・出場選手の声】男子フリースタイル74kg級・高谷惣亮(ALSOK)


 ◎高谷惣亮の国際大会成績

 《2015年》

 【9月:世界選手権=米国(74kg級)】=14位
2回戦 ●[Tフォール、4:21=0-11]Aniuar Geduev(ロシア)
1回戦 ○[フォール、2:26=8-0]Francisco Daniel Soler Tanco(プエルトリコ)


 【7月:ジオルコウスキ国際大会=ポーランド(74kg級)】=2位
決  勝 ●[0-4]Alireza Ghasemi(イラン)
準決勝 ○[Tフォール、10-0]Martin Obst(ドイツ)
3回戦  ○[Tフォール、14-4]Razaei Ghaleh Morteza(イラン)
2回戦  ○[Tフォール、10-0]Mihaly Nagy(ハンガリー)
1回戦  ○[Tフォール、10-0]Alberto Martinez Navarro(スペイン)

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 《2014年》

 【9月:世界選手権=ウズベキスタン(74kg級)】=2位(32選手出場)
決  勝 ●[2-8]Denis Tsargush(ロシア)
準決勝 ○[3-1]Jumber Kvelashivili(ジョージア)
3回戦  ○[4-0]Murad Gaidarov(ベラルーシ)
2回戦  ○[Tフォール、4:42=15-2]Livan Lopez(キューバ)
1回戦  ○[Tフォール、2:18=12-2]Ramazan Kambarov(トルクメニスタン)

 【3月:ワールドカップ=米国(団体戦74kg級)】
7・8位決戦   ○[Tフォール、10-0]●Murat Erturk(トルコ)
予選4回戦 ●[1-3]○Akhmed Gadzhimagomedov(ロシア)
予選3回戦 ●[1-6]○Giya Chykhladze(ウクライナ)
予選2回戦 ●[2-3]○Purevjav Unurbat(モンゴル)
予選1回戦 ○[9-4]●Giorgi Marsagishvili(ジョージア)

 【2月:ヤシャ・ドク国際大会=トルコ(74kg級)】=9位(28選手出場)   
3回戦 ●[警告失格、3-3]Soner Demartaaz(トルコ)
2回戦 ○[6-4]Cheka M. Chiasi(イラン)
1回戦 ○[Tフォール、12-1]Muhammed Demar(トルコ)

 【2月:タクティ・カップ=イラン(74kg級)】=16位(23選手出場)
1回戦 ●[5-5C]E. Akbarizarinkolaei(イラン)

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 《2013年》

 【9月:世界選手権(74kg級)】=7位(39選手出場)
敗復戦 ●[4-6]Jacob Makarashivili(ジョージア)
4回戦  ●[4-6]Aliashgar Akbarizarinkolaei(イラン)
3回戦  ○[Tフォール、4:01(9-4)]Akzhurek Tanatarov(カザフスタン)
2回戦  ○[Tフォール、5:44(10-2)]Giya Chykhladze(ウクライナ)
1回戦   BYE

 【2月:ワールドカップ=米国(団体戦74kg級)】
7・8位決戦   ●[不戦敗]Nurlan Bekzhanov(カザフスタン)
予選5回戦 ●[不戦敗]Jakob Makarashvili(ジョージア)
予選3回戦 ●[不戦敗]Miroslav Stefanov Kirov(ブルガリア)
予選2回戦 ●[0-2(0-2,1-7)]Jordan Ernest Burroughs(米国)
予選1回戦 ●[0-2(3-5,0-1)]Sadegh Saeed Goudarzi(イラン)

 【1月:ヤリギン国際大会=ロシア(74kg級)】=16位(34選手出場)
3回戦 ●[1-2(1-0,0-1,0-1)]Mostafa Khosejkhani(イラン)
2回戦 ○[2-0(3-0,3-0)]Nyambayar Baatar(モンゴル)
1回戦  BYE

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 《2012年》

 【8月:ロンドン・オリンピック(74kg級)】=15位(19選手出場)
1回戦 ●[0-2(0-1,0-1)]Ashraf Aliyev(アゼルバイジャン)

 【5月:ワールドカップ=アゼルバイジャン(団体戦74kg級)】
9・10位決戦 ○[2-0(2-1,3-0)]Ivan Bogdanov Deliverski(ブルガリア)
予選5回戦  ○[2-1(3-0,0-1,5-3)]Demirsin Batuhan(トルコ)
予選4回戦  ●[1-2(1-2,1-1,0-3)]Davit Khutsishvili(ジョージア)
予選3回戦  ●[1-2(1-0,0-1,0-1)]Mostafa Mohabbali Hosseinkhani(イラン)
予選2回戦   BYE
予選1回戦  ●[1-2(5-4,1-3,2-3)]Jordan Ernest Burroughs(米国)

 【3月:オリンピック・アジア予選=カザフスタン(74kg級)】=2位(12選手出場)
決  勝 ●[1-2(0-1,2-1,0-2)]Rashid Kurbanov(ウズベキスタン)
準決勝 ○[2-1(3-5,4-0,4-1)]Gombodorj Dorvvaanchig(モンゴル)
2回戦  ○[フォール、1P1:49(F5-0)]Lee Yun-Seok(韓国)
1回戦   BYE

 【2月:デーブ・シュルツ記念国際大会=米国(74kg級)】=4位(26選手出場)
3決戦  ●[2-0(1-0,0-2)]Tyler Caldwell(米国)
敗復戦 ○[2-0(3-0,3-0)]Kamal Malikov (Russia)
準決勝 ●[0-2(0-1,1-3)]Trent Paulson(米国)
3回戦  ○[2-0(1-0,1-0)]Nick Marable(米国)
2回戦  ○[2-0(3-2,5-2)]Lloyd Rogers(米国)
1回戦  ○[不戦勝]Travis Paulson(米国)

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 《2011年》

 【2月:ダン・コロフ国際大会=ブルガリア(74kg級)】=10位(27選手出場))
2回戦 ●[1-2(2-2B,2-0,2-7)]Milan Blagoev(ブルガリア)
1回戦 ◯[2-1(0-6,3-0=2:12,3-1)]Eljan Usubzade(アゼルバイジャン)

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 《2010年》

 【10月:世界学生選手権=イタリア(74kg級)】=7位(18選手出場)
3回戦 ●[1-2(0-1,3-2,0-1)]Deliverski Ivan(ブルガリア)
2回戦 ○[2-0(4-1,3-0)]Reader John(米国)
1回戦 ○[フォール、2P1:21(4-0,3-0)]Oliver Daniel(カナダ)

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 《2009年》

 【8月:世界ジュニア選手権=トルコ(74kg級)】=9位(35選手出場)
3回戦 ●[1-2(1-①,1-0,1-4)]Batuhan Demircin(トルコ)
2回戦 ○[2-1(0-1,2-0,4-0)]Pedro Ceballos Fuentes(ベネズエラ)
1回戦 ○[2-1(1-0,2-1)]Parviz Mammadov(アゼルバイジャン)

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 《2008年》

 【5月:オリンピック世界予選最終戦=ポーランド(74kg級)】=7位(29選手出場)
敗復戦 ●[1-2(1-0=2:06,2-3,0-1=2:29)] Abdulkhakim Shapiyev(カザフスタン)
3回戦 ●[0-2(0-1=2:02,2-3)] Ahmet Gulhan(トルコ)
2回戦 ○[フォール、2P1:54(1-2、F7-0)] Ramesh Kumar(インド)
1回戦 ○[2-1(0-1,1-0=2:03,4-3)] Maximo Blanco(ベネズエラ)

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 《2007年》

 【8月:世界ジュニア選手権=中国(74kg級)】=5位(24選手出場)
三決戦 ●[0-2(5-7,5-5)]Gocha Lomtatidze(ジョージア)
準決勝 ●[0-2(0-6,0-5)]Denis Tsargush(ロシア)
3回戦  ○[2-1(6-3,1-2,5-1)]Iman Mohamadian(イラン)
2回戦  ○[2-0(2-0,2-0)]Dan Palinkas(スロバキア)
1回戦   BYE

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 《2006年》

 【8月:アジア・カデット選手権=タイ(69kg級)】=7位(10選手出場))
1回戦 ●[1-2] Cai Tinghai(中国)

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 《2005年》

 【7月:アジア・カデット選手権=茨城(63kg級)】=5位(10選手出場)
3決戦  ●[0-2(0-5,0-4)] Narsigh P. Yadav(インド)
敗復戦 ○[フォール1P0:51(F7-0)] Lional Moldavsky(豪州)
2回戦  ●[0-2(1-4,0-4)] Uktam Tuyev(ウズベキスタン)
1回戦  ○[2-0(5-0,4-3)] Tserentogtokh Gur-od(モンゴル)


 

【オリンピック・アジア予選/展望(3)】最大の敵はアジア大会王者のラシド・クルバノフ(ウズベキスタン)…男子フリースタイル74kg級

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(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


 《大会日程》
3月18日(金)  男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
    19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
    20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級

《日本選手団》 / 《日本代表選考方法》


 《男子フリースタイル74kg級展望

 【出場枠獲得済みの国】モンゴル、インド、イラン

 【状況】
 3ヶ国が出場枠を獲得済み。アジアの2枠を、世界選手権で上位入賞の実績を持つ日本とウズベキスタンを中心に、カザフスタン、キルギスなどが争う。

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 【ウズベキスタン】
 2014年アジア大会優勝のラシド・クルバノフ(29歳)が昨年の世界選手権でロシア選手に敗れて5位以内を逃した。今年に入って1月のダン・コロフ国際大会(ブルガリア)と2月のメドベジ国際大会(ベラルーシ)でともに3位と実力をキープしている。

 前回のロンドン・オリンピックは、自身がアジア予選を勝ち抜いて出場枠を取りながら、国内予選で敗れてオリンピックのマットに立てなかった選手。その無念を晴らしにくるだろう。

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 【カザフスタン】
 昨年の世界選手権代表のジガー・ザキロフが2月のアジア選手権に出場して2位へ。他に、2014年世界軍隊選手権優勝のガリムザン・ウセルバエフら他に考えられる選手もいるが、ザキロフが第一候補と予想される。

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 【キルギス】
 2014年アジア選手権3位で昨秋のロシアとカザフスタンの国際大会で連続優勝したインノケンティ・インノケンティエフ(27歳)、2015年アジア選手権5位のムスリム・エブロエフ(20歳)、昨年の世界ジュニア選手権代表で2月のアジア選手権2位のサイアクバイ・ウスポフらが候補だが、どの選手も確実に上位に行けるような選手ではない。さすがに、昨年の世界選手権代表で46歳になるヌルベク・イザベコフが出てくることはないと思うが…。、

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 【その他】
 2014年アジア大会代表のアザマト・スフィエフ(タジキスタン)が3位に入っている。過去、これといった成績はない選手で、組み合わせにも恵まれた成績。韓国、中国、トルクメニスタンにも、最近、世界の上位を占めた選手はいない。

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 《出場可能な国》
カザフスタン、キルギス、タジキスタン、イラク、日本、韓国、トルクメニスタン、中国、ウズベキスタン、UAE、パキスタン、スリランカ

※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。



 

【オリンピック・アジア予選/日本代表選手(4)】男子フリースタイル84kg級・松本真也(警視庁)

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リオデジャネイロ・オリンピック・アジア予選(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


【男子フリースタイル74kg級・日本代表選手】

松本真也(まつもと・しんや=警視庁)

  1984年7月16日生まれ、31歳。京都府出身。京都・網野高~日大卒。172cm。

 【過去の主な成績(国内)】2014年全日本選手権3位、2015年全日本選抜選手権3位、2015年全日本社会人選手権優勝、2015年全日本選手権優勝

 【過去の主な成績(国際)】2011年世界選手権84kg級8位、2013年世界選手権84kg級出場、2014年アジア大会出場

 《関連記事》
2015年12月22日:【全日本選手権第1日・特集】優勝選手の声


 ◎松本真也の最近の国際大会成績(シニア以降)

 《2015年》

 【11月:ビル・ファーレル国際大会=米国(86kg級)】
敗復1 ●[Tフォール、0-10]Hyeokbeom Gwon(韓国)
1回戦 ●[3-6]Ryan Loder(米国)

 【1月:ヤリギン国際大会=ロシア(86kg級)】=14位
1回戦 ●[8-9]David Phillip(米国)

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 《2014年》

 【9月:アジア大会=韓国(86kg級)】=13位
1回戦 ●[0-9]Kim Gwanuk(金官旭=韓国)

 【8月:ジオルコウスキ国際大会=ポーランド(86kg級)】=24位
敗復戦 ●[Tフォール、0-10]Mohammadhossein(イラン)
2回戦  ●[Tフォール、0-10]Istvan Vereb(ハンガリー)
1回戦   BYE

 【3月:モンゴル・オープン国際大会(86kg級)】=8位
2回戦 ●[7-12]Purevdorj(モンゴル)
1回戦 ○[8-0]Uitumen Orgodol(モンゴル)
 
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 《2013年》

 【9月:世界選手権=ハンガリー(84kg級)】=33位
2回戦 ●[Tフォール、3:32(0-7)]Serdar Boke(トルコ)
1回戦  BYE

 【4月:アジア選手権=インド(84kg級)】=9位
1回戦 ●[1-2(2-1,3-3,0-1)]Kim Hwan Uk(韓国)

 【2月:ワールドカップ=イラン(団体戦84kg級)】
7・8決戦 ●[0-2(0-1,0-3)]Aslan Kakhidze(カザフスタン)
5回戦   ●[0-2(1-2,4-5)]Nodar Egadze(グルジア)
4回戦   BYE
3回戦  ○[不戦](ブルガリア)
2回戦  ●[1-2(2-1,0-1,0-2)]Phillip David Keddy(米国)
1回戦  ●[0-2(0-4,0-6)]Ehsan Salman Amini(イラン)

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 《2011年》

 【9月:世界選手権=トルコ(84kg級)】=8位
4回戦 ●[0-2(0-1,0-3)]Albert Saritov(ロシア)
3回戦 ○[2-1(0-1=2:03,2-0,4-3)]Alexander Dolly(アイルランド)
2回戦 ○[2-1(1-0,0-1=2:06,3-0)]Andrea Sorbello(イタリア)
1回戦 ○[2-0(2-0,2-0)]Adrian Aboujaoude(ブラジル)

 【5月:アジア選手権(ウズベキスタン)】=10位
2回戦 ●[0-2(0-3、TF0-6)]Yusup Abdusalomov(タジギスタン)
1回戦  BYE

 【2月:デーブ・シュルツ国際大会(米国)】
5・6決戦 ○[2-0(1-0,1-0)]Dejan Bogdanov(マケドニア)
敗復戦   ●[1-2(0-3,2-0,0-3)]松本篤史(ALSOK)
準決勝   ●[0-2(1-3,2-4)]Keith Gavin(米国)
3回戦    ○[2-0(4-2,4-1)]Kamarudeen Usman(米国)
2回戦    ○[2-0(5-0,TF7-0)]Alex Burk(カナダ)
1回戦    ○[2-0(3-0,TF6-0)]Erik Liera(メキシコ)

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 《2010年》

 【5月:アジア選手権=インド(84kg級)】=3位
3決戦  ○[2-0(7-0,6-0)]Lee, Chien-Fu(台湾)
準決勝 ●[0-2(0-2,1-5)]Semyon Emyonov(カザフスタン)
2回戦  ○[フォール、2P(TF7-0,F3-0)]Gabriel Yang(シンガポール)
1回戦   BYE

 【3月:メドベジ国際大会=ベラルーシ(84kg級)】=5位
3決戦  ●[0-2(0-4,TF0-6)]Omargadzhi Magomedov(ベラルーシ)
敗復戦 ○[2-0(3-3,5-0)]Janis Leishavnieks(ラトビア)
3回戦  ●[0-2(0-1,0-3)]Akhmed Magomedov(ロシア)
2回戦  ○[2-0(3-0,5-3)]Omargadzi Ramazanov(ロシア)
1回戦   BYE

 【2月:デーブ・シュルツ国際大会=米国(84kg級)】=4位
3決戦  ●[0-2(1-2,0-4)]Keith Gavin(米国)
敗復戦 ○[フォール、2P1:29(1-3、F)]Ram Vir(インド)
敗復戦 ○[2-0(3-0,6-0)]Brandon Sinnott(米国)
敗復戦 ○[2-0(1-0,2-0)]Jeff Adamson(カナダ)
敗復戦 ○[フォール、1P1:58]James Reynolds(米国)
1回戦  ●[0-2(0-7,3-3)]Feng Zhang(中国)

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 《2009年》

 【9月:世界選手権(84kg級)デンマーク)】=32位
1回戦 ●[0-2(0-1,0-1)]Yavaser Gokhan(トルコ)

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 《2007年》

 【5月:アジア選手権=キルギス(84kg級)】=10位
1回戦 ●[0-2(0-1,5-6)] Lee Du-Soo(韓国)

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 《2006年》

 【12月:アジア大会=カタール(84kg級)】=5位
3決戦  ●[0-2(1-4,2-3)] Magomed Kurugliyev(カザフスタン)
準決勝 ●[0-2(3-8,TF0-5=1:45)] Reza Yazdani(イラン)
2回戦  ○[2-0(5-0,1-0)] Usman Majeed(パキスタン)
1回戦  ○[フォール、2P0:57(0-1,F6-0)] Ganzorig Chagnaadorj(モンゴル)
 
 【9月:世界選手権=中国(84kg級)】=10位
3回戦 ●[0-2(0-1,0-4)] Sokhiev Zaurbek(ウズベキスタン)
2回戦 ○[2-0(1-0=2:04,5-4)] Bogdanov Dejan(マケドニア)
1回戦 ○[2-0(③big-3,3-1)] Gattsiev Soslan(ベラルーシ)

 【8月:ベログラゾフ国際大会(ロシア)】=5位
3決戦  ●[0-2(0-4,1-5)] Abdsalamov Yusup(タジギスタン)
敗復戦 ○[不戦勝] Abdasov Reman(ロシア)
1回戦  ●[0-2(0-3,0-3)] Darid Dichinashivili(ドイツ)

 【2月:デーブ・シュルツ国際大会=米国(84kg級)】=5位
敗復戦 ●[0-2(8-9,3-8)] Gregory Parker(米国)
敗復戦 ○[2-0(6-0,6-2)] Tony Gansen(米国)
敗復戦 ○[2-0(2-2,1-1)] Ryan Lange(米国)
1回戦  ●[1-2(3-0,1-1,0-1)] Bryce Hasseman(米国)

-------------------------------

 《2005年》

 【3月:ダン・コロフ国際大会=ブルガリア(84kg級)】
1回戦 ●[0-2(3-4,0-4)] 磯川孝生(日本)

 【3月:ヤシャ・ドク国際大会=トルコ(84kg級)】=13位
敗復戦 ●[0-2] Ziya Kambar(トルコ) ?
3回戦  ●[0-2(?)] Gokhan Yavaser(トルコ)
2回戦  ○[2-0(1-0,1-0)] Nuri Zengun(トルコ)
1回戦  BYE



 

【オリンピック・アジア予選/展望(4)】モンゴル、ウズベキスタンなどが横一線…男子フリースタイル86kg級

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(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)


 《大会日程》
3月18日(金)  男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
    19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
    20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級

《日本選手団》 / 《日本代表選考方法》


 《男子フリースタイル86kg級展望

 【出場枠獲得済みの国】イラン

 【状況】
 2014~16年のアジア選手権とアジア大会のすべてで優勝のイランのみが出場枠を獲得。アジア選手権やアジア大会の上位国によって出場枠争奪戦が行われる。

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 【モンゴル】
 2012年ロンドン・オリンピック84kg級代表のウイツメン・オルゴドル(26歳)は昨年の世界選手権8位で出場枠獲得を逃した。その後、世界軍隊選手権3位、ダン・コロフ国際大会(ブルガリア)3位、ヤシャ・ドク国際大会(トルコ)9位、アジア選手権2位と精力的に大会出場をこなしている。

 2014年アジア大会8位のウスクバータル・プレビーの可能性もあるが、最近の活動を考える限り、オルゴドではないか。なお、昨年3月のモンゴル・オープンでは松本篤史(ALSOK)が両選手に勝っおり、今回の予選代表の松本真也は2014年モンゴル・オープンでオルゴドルを破っている。

----------------

 【ウズベキスタン】
 2013年アジア選手権84kg級優勝のウミジョン・イスマノフ(26歳)の出場が予想される。昨年の世界選手権はイランに初戦で敗れたが、2014年アジア大会3位、2015年アジア選手権3位の実績を持ち、アジアで上位に食い込む力は十分。

----------------

 【カザフスタン】
 2014年アジア大会2位のイエスボラト・ヌルズンバエフは昨年の世界選手権に不出場で、その後も国際大会に出ていない。昨年の世界選手権代表のアディレット・ダブルムバエフは、その1ヶ月後の世界軍隊選手権3位、今年2月のメドベジ国際大会(ベラルーシ)で上位入賞ならず。2014年世界選手権5位のアズラン・カキーゼ(27歳)は今年2月のアジア選手権で3位。だれが出てくるか予想できないが、だれもが優勝戦線に加わる力はある。

----------------

 【韓国】
 2014年アジア大会3位のキム・グウォンウク(25歳)が、昨年のアジア選手権、世界選手権、世界軍隊選手権に連続出場。同国の一番手と思われる。しかし3大会とも上位入賞はできず、ずば抜けた強さはない。2月のアジア選手権で3位入賞を果たしたクウォン・ヒョオクベオン(22歳)の抜てきがあるか。

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 【その他】
 2月のアジア選手権5位のアイベク・ウズポフ(キルギス=27歳)は2013年アジア選手権84kg級2位の選手なので要注意。昨年の世界選手権代表のナレシュ・クマール(インド=27歳)は、2014年世界選手権で7位に入った選手なので実力はある。

 中国、タジキスタン、トルクメニスタンなどには、これといった選手はいない。

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 《出場可能な国》
モンゴル、韓国、カザフスタン、キルギス、インド、日本、ウズベキスタン、中国、タジキスタン、スリランカ、ベトナム、トルクメニスタン、シンガポール、台湾

※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。



 

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