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【写真集】2021年全国中学選抜選手権/男子・表彰式

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(2021年11月28日、東京・駒沢屋内球技場 / 撮影=矢吹建夫)


《男子・表彰式》

【38kg級・表彰式】

優勝=横田大和(神奈川・大森第三中1/NEXUS WRESTLING TEAM YOKOSUKA)、2位=前田悠樹(東京・光が丘二中1/グロリアクラブ)、3位=松實海斗(和歌山・緑ヶ丘中2/新宮ジュニア)


【41kg級・表彰式】

優勝=古澤大和(大阪・大体大浪商中1)、2位=松本勇莉(石川・志賀町ジュニア教室3)、3位=椎名遥玖(千葉・南部中2/チームリバーサル)


【44kg級・表彰式】

優勝=久保音晴(東京・第一中1/GOLD KIDS)、2位=清水悠希(静岡・小川中1/焼津ジュニアスクール)、3位=赤木烈王(兵庫・西山田中3/猪名川クラブ)


【48kg級・表彰式】

優勝=吉田アリヤ(東京・稲付中3/JOCエリートアカデミー)、2位=小川大和(長崎・西有家中3/南島原クラブ)、3位=安威永太郎(東京・松ノ木中2/GOLD KIDS)


【52kg級・表彰式】

優勝=北村春斗(兵庫・猪名川中2/猪名川クラブ)、2位=大串一世(高知・片島中3/すくもクラブ)、3位=本多正虎(神奈川・衣笠中2/NEXUS WRESTLING TEAM YOKOSUKA)


【57kg級・表彰式】

優勝=松原拓郎(佐賀・鳥栖中3/鳥栖クラブ)、2位=川路悠介(神奈川・生田中3/TEAM BISON’S by SENSHU-UNIV.)、3位=久田虎徹(青森・六戸中3/十和田クラブ)


【62kg級・表彰式】

優勝=伊藤海里(北海道・第四中3/帯広クラブ)、2位=八隅士和(東京・芦花中3/LOTUS世田谷)、3位=小林冴祐(北海道・清田中3/帯広クラブ)


【68kg級・表彰式】

優勝=瀧澤勇仁(東京・瀬田中3/自由ヶ丘学園Jr.アカデミー)、2位=神谷樹生(三重・大安中3/INABEアカデミー)、3位=田中陸(東京・上祖師谷中2/WRESTLE-WIN)


【75kg級・表彰式】

優勝=三浦修矢(佐賀・鳥栖中3/鳥栖クラブ)、2位=吉田泰造(香川・高松北中3)、3位=石田悠稀(熊本・岱明中3/タイガーキッズクラブ)


【85kg級・表彰式】

優勝=岡澤ナツラ(茨城・水戸四中3)、2位=西山脩人(長崎・諫早高附中3/島原スクール)、3位=辻川耕平(福井・春江中3/ハコビースポーツ福井)


【110kg級・表彰式】

優勝=藤田宝星(茨城・牛久一中3/猛禽屋クラブ)、2位=リボウィッツ和青(東京・カイス・エレメンタリーアンドミドル・スクール2/第六機動隊少年部)、3位=福島煌天(東京・早稲田中3/BRAVE)


【勇退記念・回想】伝統の強さを、私にも注入してくれた福田会長、心の金メダルをもらった(下)…編集長・樋口郁夫

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《「上」から続く》

 機関誌運営の窮地に対し、福田会長は、経営を協会に戻し、協会職員として編集を続けることを提案してくれ、それに従うことにした(最終的には、編集を請け負う形へ)。この時、自叙伝「勝利はいつも美しい」の中に書いてあった福田会長の壮絶な借金返済人生のことを聞いてみた。30歳をすぎた頃に事業を始めたがうまくいかず、約2億円の借財を背負いながら、そこからはい上がったことだ。昭和40年代後半の2億円だから、今の貨幣価値なら10億円以上だろう。

福田会長の生きざまと日本スポーツ界再建の思いが込められている自叙伝「勝利はいつも美しい」

 私も借金返済に追われる生活に直面していた。福田会長がどうやってその苦境を乗り越えたかを知りたかった。嫌な思い出だろうが、時おり懐かしそうな表情を浮かべて話してくれた。「数百万円の借金を苦に自殺、なんてニュースを聞くけど、そんなくらいで命を落とすな、と言いたいよ」という言葉が胸にしみた。

 私の場合、命を落とそうという気持ちは微塵もなかった。反社会勢力からの高利な借金はなかったこと、質素な生活は苦でなかったことのほか、私の人生に大きな影響を与えた“心の師”アントニオ猪木さんが、借金をしてでもやりたいことをやる人生を歩んでいたことも大きかった(私とはケタが2つ違うが…。あの闘魂は、借金返済がエネルギーだ!)。

 しかし、雲の上の人。身近な存在の福田会長の生きざまと言葉の方が支えになった。福田会長は、協会からの収入だけでは足りないだろうと、ユニマット(社名変更)からアルバイトの仕事を与えてくれた。仕事らしい仕事はできなかったが、1年半ほど同社のお世話になっており、その収入はすべて借金返済にあてた。

 福田会長だけではなく、何人かの方からの厚情を受けていた。命を捨てたり、逃げ出したりなどできるはずがない。「この苦境から絶対にはい上がる。必ず恩返しする」という気持ちだった。

どん底だった日本レスリング、その原因は?

 当時、日本レスリングの成績はどん底だった。協会と密接になったことで、その理由はすぐ分かった。協会の上層部に名誉と肩書にすがりつく老理事が居座り、改革や発展を望むべくもない状況だったからだ。まだ理事の定年制はなく、80代が何人かいたように記憶する。いるだけで動こうとはせず、危機感もない。選手や大会の成績はおろか、5分1ピリオドになっていた試合時間すら知らない理事もいて、これで王国復活があるはずもない。

ともに多くの人を勇気づけた福田会長とアントニオ猪木さん。共通項は、常識にとらわれずに挑戦する姿勢であり、苦難からはい上がった強さ

 私は福田会長に「会長をやって協会を改革してください」と訴えたが、ユニマットの社長に就任し、多忙のため協会とは距離を置かれてしまった。それでも訴え続けたところ、「社員の家族も含めて何万人もの人間を路頭に迷わすわけにはいかないんだ」と語気を強められた記憶もあるから、けっこうしつこく言っていたようだ。

 そうなると、私の心の底に眠っていた反骨精神がもたげてきた。「50歳は鼻たれ小僧」というタテ組織で、選手として何の実績もない30代前半の私が「協会から老害をなくさないとなりません」などとストレートに口にするものだから、反発はすごかった。

 煙たがる、を通り越し、憎悪の目でにらみつけてくる理事もいた。 “いじめ”としか思えない仕打ちも受けたが、心は折れなかった。福田会長の教え(生意気の勧め)を、私ほど馬鹿正直に実践していた人間もいないのではないか。

福田会長の強じんさを思い出し、見習った

 話はさかのぼるが、福田会長は1992年4月、裕子夫人を病気で亡くされている。私にとっては晴天の霹靂(へきれき)という知らせだった。ごく身近にいる人ですら「交通事故かと思った」と言うほどで、夫人の病気を周囲に悟られないようにして仕事や協会の活動をこなしていた。

2003年3月、福田政権が誕生。左は高田裕司専務理事、右は富山英明強化委員長

 機関誌問題でよけいな神経を使わせたのは、夫人の闘病中のこと。申し訳ない気持ちでいっぱいで、葬儀では何度も目頭をぬぐった。

 それから十数年後、このときの福田会長を思い出すことがあった。借金も完済し、遅ればせながら家庭を持った私は、第一子の誕生を迎えたが、妻の胎内にいる子が自分の体でへその緒を圧迫し、栄養が行き届かない状態になった。死産の可能性もあるとのこと。医師の勧めにより、予定より大幅に早く帝王切開で取り出して保育器で育てることにした。

 未熟児で生まれた長男は、酸素吸入のチューブや何本かのコードにつながれて保育器の中にいた。現代医学を信じたが、きちんと育ってくれるのだろうか、という不安が消えなかった。そのときに思ったのが、福田会長が夫人を亡くされたときに見せた強さだった。

 このことで仕事をおろそかにはしない、と心に決めた。女子の世界合宿、学生の新人戦、社会人オープン選手権とあったが、手は抜かなかった。最悪の悲報が来ても、うろたえたり、慌てふためいたりすることがないよう自分自身に言い聞かせた。

福田会長からもらった“心の金メダル”!

 幸い、体重3000グラムを超えるまでに育って退院の日を迎えた。もう安心となって、周囲にメールや手紙で第一子の誕生と連絡が遅くなった理由を伝えたところ、ある人から「全く気がつきませんでした。レスリング魂ですね」という返信をいただいた。

 日本レスリングを復活させた福田会長は、八田イズムから福田イズムへと継承された伝統の強さを、私にも注入してくれた。人生に自信を持てなかった私に勇気を与え、周囲が認めてくれるまでに育て、首から金メダルをかけてくれた。

 私にしか見えないけれど、オリンピック・チャンピオンが受け取る金メダルに勝るとも劣らない輝きがある。レスリング界には、こうした“心の金メダル”を福田会長から受け取った人間が、数多くいると思う。

 ブダペストのホテルで初めてじっくり話をさせてもらってから35年。日本レスリング史に残る偉大なリーダーの実像を後世まで伝えるべく、書きしるさせていただいた。

 本当にありがとうございました。私がレスリング界で活動できる期間も限られてきましたが(「老害」とは絶対に言われたくない!)、福田イズムの継承に貢献したいと思っています。

【勇退記念・回想】伝統の強さを、私にも注入してくれた福田会長、心の金メダルをもらった(上)…編集長・樋口郁夫

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 「周りから『生意気だ!』と言われるくらいでなければ駄目だぞ。上司から、『貴様、生意気だ!』と言われないようなヤツは、大物にはなれないぞ!」

 1986年10月、運動記者になって3年目の秋、見聞を広めるため自費で世界選手権の取材に行ったときに、ハンガリー・ブダペストのホテルで福田富昭会長(注=当時の肩書にかかわらず、本ページではすべて「会長」と記載します)の部屋に呼ばれ、言われた言葉だ。私がレスリング界の末席を汚していたことは伝えてあったが、マンツーマンでじっくり話をしたのは、これが最初だった。

福田会長の存在を知り、畏敬と驚嘆の気持ちを持った1984年秋の週刊誌記事

 評判通りの人だと思った。福田会長の存在を知ったのは、その2年前のロサンゼルス・オリンピックで、某レスリング代表選手の開会式カメラ持ち込み事件に際し、チームの監督として日本選手団のお偉方と徹底的にやり合ったことだった。大会後の週刊誌で「体協の石頭どもに物申す」という手記を発表し、日本体育協会の古い体質を糾弾。

 「勝利はいつも美しい」という自叙伝を出版され、「このままでは日本のスポーツは滅びる」ことをアピールした。その本の「あとがき」に記されていた言葉は、私の心に強く刻まれた。「生意気と言われようが、誰が何と言おうが、私はいっこうにかまわないし、下がることは絶対にない。(中略)私はスポーツを愛する人たちとともに戦い続けるつもりだ」-。

 上下関係の厳しいスポーツ界において、こんなふうに上に向かって行く人って、いったい、どんな人なんだろう、という興味はあったが、卒業大学は違い、簡単に話しかけられる立場の人ではない。それが、ブダペストのホテルで福田会長から「○号室に来てくれないか」との電話をもらった。緊張の気持ちを抱えながら向かうと、「日本のレスリング復活に必要なことは何だと思う?」などと聞かれた。

 私ごときが答えられる質問でない。何と答えたか、まったく覚えていない。心に残ったのが、ひとしきり話が終わったあとにかけられた冒頭の言葉だ。

畏敬と驚嘆のまなざしで見ていた福田会長からの言葉

 学生時代までの私はといえば、高校時代まで熱中した野球でも、プロレス好きが高じて大学入学後に始めたレスリングでも、何の成績も残せず、体力と運動神経のなさ、精神力の弱さを痛感。人生に自信が持てない人間だった。それでも、国際通信社である共同通信社に運動記者として合格。少し自信めいたものが出てきた。

1984年、43歳にしてオリンピック日本選手団の安斎実副団長(右=72歳)と大ゲンカした福田会長(写真は、帰国後の慰労会で和解を求めてきた?シーン)=撮影・宮澤正幸

 そんな時期に、畏敬と驚嘆のまなざしで見ていた福田会長からの言葉。「生意気と言われるくらいの度胸が必要なんだ」と自分に言い聞かせ、それまでの反動もあって突っ張った行動が多くなった。上司からは扱いづらい社員だったと思う。

 ブダペストでの世界選手権で世界のレスリングに魅せられた私は、その3年半後に脱サラし、レスリング協会から機関誌編集の委託を受け、経営と記者の双方に挑んだ。いわゆるバブル経済の絶頂期。銀行の2年定期預金の利率は7%くらいだったから(現在は0.002%!)、今では考えられない好景気だ。

 機関誌の販売収入は少なくとも、「税金に持っていかれるくらいなら」と、広告を気前よく出してくれた会社に支えられてスタートできた。福田会長からも、重役を務めていたユナイテッドスティールのほか、つながりのある企業を紹介してもらうなどお世話になった。

 それも束の間。バブル経済が崩壊し、広告を出してくれた社が次々と手を引いていった。経営はあっという間に苦しくなり、借金を余儀なくされ、その金額が増えていった。

福田会長の言葉を「座右の銘」にした私だが…

 景気の悪化だけが原因ではない。私の性格が経営者に向いていなかった。経営に携わる企業人は、とにかく腰が低い。取引相手との人間関係に細心の注意を払い、神経を使う。自分を押し殺さねばならず、非礼があって相手を怒らせてしまえば、会社の規模にもよるが、何百万円、何千万円という損失を被る。

希望に燃えて創刊した「月刊レスリング」だが、筆者の未熟さのゆえ、命は短かった

 記者はどうか。総理大臣やスター選手を取材するとき、ぞんざいな態度で接する記者はいない。非礼がないように神経を使うが、記者になる人間の根底には反骨の血が流れている。権力や権威に向かっていくのが常だし、言葉はストレートで遠回しの言い方は苦手。自己主張が強く、「ジャーナリストたるもの、敵が何人もいて当たりまえ」くらいの気概があるのが普通だ。

 敵をつくらないことを念頭においた取材や行動の下、 ちょうちん記事(媚びへつらう記事)しか書かない記者は、人の心を揺さぶる記事も書けない(こういう人は「記者」「ジャーナリスト」とは呼ばない)。経営者と記者とは、究極の反対位置。大谷翔平のようなマルチの才能を持っていても両立は不可能だと思う。記者としての仕事を前面に出していた私が、経営に行き詰まったのは当然のことだった。

 経営の窮地を福田会長に相談すると、経営とはどんなことかについて説明してくれた。私は姿勢を改める必要を感じる一方、胸の内にあったことを言わせてもらった。「福田さんに言われたことで、座右の銘にしている言葉があるんです」と切り出し、ブダペストのホテルで言われた言葉を伝えた。

平身低頭で協賛金集めをしていた福田会長

 「会社員時代は、上司に突っかかっていく人間でした。本当に『生意気だ!』とも言われましたが、これでいいんだ、と自分に言い聞かせていました。でも…。経営は違うんですね」

 「そうだなあ…。オレもなあ、オリンピック委員会では、上に突っかかって行く人間だ。煙たがっている人間は何人もいる。でも、ユナイテッドスティールの人間として取引に臨むときは、ペコペコの連続なんだよ。○○党なんて大嫌いなんだ、口ばかりで行動が伴わないから。この前、その党本部に自動販売機を置いてもらう交渉したときは、最初から最後まで頭の下げっぱなしだった」

福田会長(当時副理事長)の尽力で実現した1990年の男子フリースタイル世界選手権(東京体育館)

 「そうなんですか…。あのとき、経営者は違う、ということまで教えていただきたかったです」

 「まさか、共同通信を辞めるとは思わなかった…」

 協会会長に就任後のみならず、当時も協会の協賛金集めは福田会長(当時は副理事長だったと思う)に頼りっ切りという状況で、周囲には「福田さんなら簡単に金を集められる」というイメージすらあった。簡単なことではなかった。協会のため、ひたすら頭を下げて協賛金を集めている福田会長の姿勢と努力には、敬服するしかなかった。

 姿勢を改めた私だったが、世の中の景気は悪化するばかり。年間300万円以上もの広告を出してくれた2つの企業を筆頭に、大口に相次いで撤退されてはたまらない。負債は“8けた”に達した。「登山者の本当の勇気とは、登る勇気ではなく、下りる勇気である」という言葉を胸に、協会機関誌の請け負いをやめることを決意。まず福田会長の元を訪れて「限界です」と伝えた。

《続く》

【2021年西日本学生秋季リーグ戦・特集】大体大が37年ぶりの一部昇格! だが、王座奪還の通過点

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 37年ぶりの一部リーグ昇格! 2021年西日本学生秋季リーグ戦の二部リーグで大体大が6戦全勝をマーク。1992年以来の二部リーグ優勝を飾るとともに、来シーズン、1984年秋季以来となる一部リーグでの闘いを決めた。

 帝塚山大(昨季一部リーグ)、天理大(昨季2位)には4-3という接戦を勝ち抜いての優勝。姫路文博監督は「選手が気持ちで闘って勝ってくれたと思います。僕らはチャレンジャーですから、思い切り行くだけでした」と闘いを振り返った。

二部リーグで全勝優勝、来季の一部リーグ昇格を決めた大体大。後列右端が姫路文博監督、左から2人目が淵本隆文部長

 選手の激闘をねぎらったその目には、大粒の涙が。「(一部昇格は)いつ以来なんでしょうか。私が(学生で)やっていたときも一部には上がれなかったんです」。再浮上を目指してからの日々が脳裏を駆け巡ったのだろう。

 もうひとつの理由もある。淵本隆文部長(大学副学長=西日本学生連盟副会長)が今年度いっぱいで定年を迎え、部長としてリーグ戦を見るのが最後だったからだ。「最後に恩返しすることができた、と思ったら、感極まってしまいまして…」と涙の理由を説明した。

 同部OBで大体大の一部リーグ春夏連覇も経験している淵本部長は「最高のプレゼントをしてもらいました」と感無量の表情。終盤に逆転して勝った試合が多かったことを指摘し、「技術もさることながら、スタミナをつける練習がよかったと思う。スタミナは裏切らない」と、猛練習の成果を勝因として挙げた。

 表彰式では、普通なら会長か理事長が務めるプレゼンテーターを勇退記念で任命され、有終の花道が用意された。連盟上層部も、どん底からはい上がった大体大と同部長の努力をしっかり見ていた。

リーグ戦優勝のほか、オリンピアンを輩出した大体大

 大体大は、かつては西日本を代表するチームだった。1970年代には一部リーグ優勝を3度達成。1981年には石森宏一が西日本の大学の選手として初めて全日本学生選手権を制し、1984年ロサンゼルス・オリンピックのフリースタイル100kg以上級に出場した。

第5試合の大石佳生(61kg級)が勝ってチームの優勝が決定!

 1985年に二部リーグに落ちてからも、1993年までに3度優勝を遂げ(注=当時は入れ替え戦があって一部リーグに上がれず)、姫路監督が2000年西日本学生選手権を制して全日本選抜選手権に出場するなど盛り返したこともあったが、かつての栄光を取り戻すには至らなかった。

 同監督がコーチに就任したあとには、部員不足でリーグ戦出場を辞退したこともあり、部の存続が危ぶまれ、歴史の中に埋もれてしまう可能性もあった。淵本部長は「本当につらかった」と振り返った。

 しかし、幼稚園から大学までを運営する学校法人浪商学園が、2021年に創立100周年を迎えるにあたり、体育大学としてトップアスリートを育てる使命の実現を目指して「DASHプロジェクト」がスタート(2017年)。強化の土壌ができた(関連記事)。

伊調馨選手や日体大OBからも指導を受ける

 この流れに合わせて、神奈川・磯子工高で指導していた西尾直之さん(同志社大OB=2004年西日本学生選手権グレコローマン60kg級優勝)が大体大浪商高の監督に就任。福岡大時代の2011年に西日本学生選手権両スタイル66kg級優勝の黒崎辰馬さんが大学の研究員となり、現在も神戸市の大学の教員として働きながら外部コーチとして指導。中学も含めた一貫強化の中でチーム力をアップさせてきた。

チームを支えた前薗渓主将。勝負どころでもきっちりテクニカルフォール勝ち

 大学と付属高校とが連携して練習するところはあるが、中学から大学までがひとつの“チーム”として活動しているのは、全国で浪商学園だけ。この日はコーチが2人とも不在だったものの、姫路監督は2人の指導者の力が大きかったことを口にした。

 一貫強化を目指した“再スタート”のときには、オリンピック4連覇の伊調馨選手を招き、大阪のキッズ選手を集めてレスリング教室を開催。その後、高校・大学に日体大の湯元健一コーチや日体大OBで福岡大の池松和彦監督が大学の垣根を越えて指導に訪れ、全日本王者でもある高橋昭吾、下山田培の現役選手が指導に来てくれたりもした。

 昨年の西日本学生選手権では、入学後にレスリングを始めた前薗渓が姫路監督以来20年ぶりに優勝し上昇ムードをつくった。同監督は「初心者でも勝てる、というムードがチームに広がった」と、その功績を評価。「大学の垣根なしに多くの方が指導に来てくれました。その積み重ねが、この優勝です」と振り返った。

東京での全国中学選抜大会でも王者が誕生

 体育大学という特性上、スポーツ科学に裏付けられた理論的なトレーニングや減量、メンタルトレーニングを実行しているという自負もある。「大学のバックアップのもと、一貫強化で蒔いた種の芽が、やっと出てきたのかな、と思います。多くの方に感謝したいです」と総括した。

試合後のミーティングのあと、姫路監督の目には大粒の涙

 奇しくも、リーグ戦と同じ日に東京で行われた全国中学選抜選手権では、41kg級で古澤大和選手が1年生王者に輝いた。100周年を好成績で飾り、最高の形で新たな時代のスタートを切れたと言えるだろう。

 一部リーグに上がれば、さらに厳しい闘いが待っている。入れ替え戦なしの“自動昇降”のルールなので、一部リーグで最下位になれば二部リーグに戻る。それでも、「私たちは挑戦者です。目先の勝った負けたではない。落ちても、また上がれるよう、半歩でも一歩でも進むことを考えて強化したい。いずれは頂点に、と思います」ときっぱり。

 大体大が最後に一部リーグ優勝を遂げたのは、1975年秋季。さすがに「47年ぶりの優勝」ができるほど勝負の世界は甘くないだろうが、半世紀を待たずに大体大のチャンピオン奪還が実現するか-。

《お知らせ》12.16~19全日本選手権/監督会議について

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《pdfファイル》

令和3年12月2日

所属代表者 各位

公益財団法人日本レスリング協会
実 行 委 員 会

「天皇杯」令和3年度
全日本レスリング選手権大会「監督会議」の開催について

 平素より、本協会の諸事業につきましては、格別なるご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、標記につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、Webでの開催となりますのでご案内申し上げます。

 つきましては、監督会議に参加する所属出席者は、「①所属名、②出席者名等を以下の申込フォームからお申込みくださいますようお願い申し上げます。お手数をお掛けしますがよろしくお願い申し上げます。

1.大会名:「天皇杯」令和3年度全日本レスリング選手権大会

2.日  程:令和3年12月13日(月) 18:00~(午後6時00分~)

3.会議名:監督会議

4.会議形式:Webでの参加型会議(後日、資料等は所属出席者あてにメールします)

5.締切日:令和3年12月9日(木)18:00まで

■お問合せは、次のメールアドレスまでお願いします。

E‐mail:jpn-wrestling@nifty.com

《監督会議申込フォーム》
https://forms.gle/L4rbNnDhAhyN7XKe9

【写真集】2021年全国中学選抜選手権/個人賞

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(2021年11月28日、東京・駒沢屋内球技場 / 撮影=矢吹建夫)


【最優秀選手・男子(東京都知事杯)】
三浦修矢(75kg級=佐賀・鳥栖中3/鳥栖クラブ)


【最優秀選手・女子(大会会長賞)】
松田幸々(46kg級=京都・網野中3/網野町少年教室)


【日刊スポーツ賞(男子)】
瀧澤勇仁(68kg級=東京・瀬田中3/自由ヶ丘学園Jr.アカデミー)


【日刊スポーツ賞(女子)】
小野こなみ(62kg級=島根・第一中3/加茂B&Gクラブ)


【最短フォール賞(男子)】
福島煌天(110kg級=東京・早稲田中3/BRAVE)


【最短フォール賞(女子)】
荒川笑舞(36kg級=北海道・南町中1/帯広クラブ)

松井謙(日体大)が55kg級で1位…UWW2021年最終ランキング(男子グレコローマン)

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欧州王者を退けてランキング1位となった松井謙(日体大)=提供・UWW / 撮影:Martin Gabor

 世界レスリング連盟(UWW)は11月29日、男子フリースタイルの2021年最終ランキングを発表。55kg級で世界選手権を制した松井謙(日体大)が1位を獲得し、賞金1万ドル(約113万円)を手にすることになった。

 松井は、世界選手権が2019年以来の国際大会だったが、決勝で欧州王者のエミン・セフェルシャエフ(RWF=ロシア・レスリング連盟)を破って優勝し、ランキング・ポイント「58点」(優勝50点+出場選手数によるポイント8点)へ。

 欧州選手権で優勝しているセフェルシャエフも、ポイントは2大会を合わせて「58点」。世界選手権での結果により、松井が1位になった。同選手は1月のランキング大会「マテオ・ペリコネ国際大会」(イタリア)でも優勝しているが、60kg級での優勝であり、ポイントには加算されなかった。

 各階級のランキングは下記の通り。イランが3階級で1位となり、アジアから4階級がトップを占めた。


男子グレコローマン

 【55kg級】
[1]松井謙(日本) 58点
[2]Emin SEFERSHAEV(RWF)58点
[3]Eldaniz AZIZLI(アゼルバイジャン)39点

 【60kg級】
[1]Victor CIOBANU(モルドバ)76点
[2]Luis ORTA SANCHEZ(キューバ)68点
[3]Zholaman SHARSHENBEKOV(キルギス) 54点

 【63kg級】
[1]Meysam DALKHANI(イラン)78点
[2]Leri ABULADZE(ジョージア)56点
[3]Taleh MAMMADOV(アゼルバイジャン)38点

 【67kg級】
[1]Mohammadreza GERAEI(イラン)128点
[2]Murat FIRAT(トルコ)60点
[3]Mohamed ELSAYED(エジプト)56点

 【72kg級】
[1]Malkhas AMOYAN(アルメニア)78点
[2]Gevorg SAHAKYAN(ポーランド)41点
[3]Sergei KUTUZOV(RWF)40点

 【77kg級】
[1]Tamas LORINCZ(ハンガリー)90点
[2]Roman VLASOV(RWF)72点
[3]Sanan SULEYMANOV(アゼルバイジャン)58点

 【82kg級】
[1]Rafig HUSEYNOV(アゼルバイジャン)70点
[2]Adlan AKIEV(RWF)61点
[3]Burhan AKBUDAK(トルコ)54点

 【87kg級】
[1]Zurabi DATUNASHVILI(セルビア)106点
[2]Zhan BELENIUK(ウクライナ)84点
[3]Kiryl MASKEVICH(ベラルーシ) 58点

 【97kg級】
[1]Musa EVLOEV(RWF)102点
[2]Mohammadhadi SARAVI(イラン)102点
[3]Alex SZOKE(ハンガリー)58点

 【130kg級】
[1]Aliakbar YOUSOFIAHMADCHALI(イラン)92点
[2]Iakobi KAJAIA(ジョージア)87点
[3]Mijain LOPEZ(キューバ)68点

【2021年西日本学生秋季リーグ戦・特集】南九州大が11年ぶりのリーグ戦参加、新旧の指導陣でトップを目指す

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11年ぶりにリーグ戦に復帰参戦した南九州大

 2010年秋季リーグ戦を最後に活動を停止し、昨年復活した南九州大が11年ぶりにリーグ戦に復帰参戦。就職試験のため選手がそろわなかったが、1勝をマークして再スタートを切った。竹田展大監督は「まずは学生に感謝したい」と、初めての闘いに積極果敢に挑んだ選手の健闘をねぎらった。

 高校時代のレスリング経験者が2人だけで、あとは入学後にレスリングに取り組んだ選手。しかも、就職試験で選手を欠いていた。勝つことより、経験として挑んだ初リーグ戦だったので、「こう言ってはおかしいですが、1勝を挙げられたのは予想以上の成績です」と振り返った。

 どんな形であれ、勝つことで選手の気持ちもチームのムードも変わる。「この大会を経て、変わっていってほしいです」と続けた。また、大会に参加することで一部リーグの強豪チームの試合を見ることができ、これも飛躍のきっかけとなることを期待した。

リーグ戦復帰を実現し、唯一の心残りを払拭…西村盛正部長

 1978年に創部し、最高でリーグ戦2位というチームに育てた西村盛正部長は「わくわくと言うか、不安と言うか、その2つが入り混じった気持ちで臨みました」と、久しぶりのリーグ戦参加を振り返った。昨年中には活動を再開し、個人戦へ出場はしていたが、チームとしての出場はまた違った気持ちのようで、「本当によかった」と胸をなでおろした。

闘う選手を見つめる西村盛正部長と竹田展大監督(向こう側右端)

 2014年に大学を定年退職するにあたり(注=名誉教授として75歳となる2024年まで在職が認められる)、唯一の心残りだった部の復活を成し遂げ、コロナ禍で予定より1季遅れたがリーグ戦への参加が実現できた。次は勝って上へ行くこと。「リーグ戦は、流れという独特の雰囲気がある。どの選手にとっても初めての経験」と話し、今回は、6位に終わった結果よりも、リーグ戦のムードを味わったことだけでも十分といったところ。「伸ばすのはこれからです」と力をこめた。

 さらに、「私も日大魂を持っています(注=日大OB)。福田富昭前会長にも電話し、激励してもらいました。残り少ない人生を思い切ってやりたい」と強い口調で話した。

少数精鋭で、まず二部リーグ優勝を目指す

 キャンパス移転によって休部を余儀なくされた同クラブ。部の復活に向けて大学が強力にバックアップし、1億6000万円をかけて新しいレスリング場をつくってくれた。

全試合終了後、選手にアドバイスを送る西村部長

 西村部長は「環境は整った。あとは選手がどれだけやる気を出してくれるかですね」と選手の発奮を期待。「昔は『飴とムチ』で鍛えた。今はそれが難しい時代になっている。若い竹田監督なら、現代に合った指導ができると思う」と、29歳の指導者に期待した。

 竹田監督は専大出身で、世界ジュニア選手権出場もある強豪選手(今月の全日本選手権へもエントリー)。初心者集団への指導は「自分がやるのとは違った難しさがある」と話す。卒業後は東京・WRESTLE WINでキッズ選手を教えていたが、キッズの初心者を教えるのとも違うそうで、指導者として日々勉強といったところ。「少数精鋭で頑張り、まず二部リーグ優勝を目指したい」と話した。

 女子の強化にも取り組む予定で、来春、3人の強豪選手が入部する。男女を通じた王国づくりがスタートした。


《お知らせ》全日本選手権の参加料納付は、本日が締め切りです

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 2021年全日本選手権えの出場が認められた選手の参加料(4,000円)の納付期間は、本年11月30日(火)10時00分から同12月4日(土)23時59分までです。

 納付がない場合は申込みが取消され「天皇杯」出場ができませんので、ご承知ください。(本大会実施要項及び手順書をご確認ください)

2022年西日本学生連盟の主催・主管大会の日程決まる

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 西日本学生連盟は、西日本学生秋季リーグ戦の期間中に行われた理事会で、2022年の同連盟主催・主管の大会日程を下記の通り決めた。

5月14日(土)~15日(日):西日本学生春季リーグ戦(大阪・金岡公園体育館)
6月25日(土)~26日(日):西日本学生新人選手権(大阪・金岡公園体育館)
10月14日(金)~16日(日):西日本学生選手権(大阪・泉佐野市J:COM末広体育館)
11月19日(土)~20日(日):全日本大学選手権(大阪・金岡公園体育館)
12月10日(土)~11日(日):西日本学生秋季リーグ戦(大阪・金岡公園体育館)

【特集】女子役員登用率が69%! 審判委員長・副委員長はともに女子審判員! 時代の先端を行く西日本学生連盟

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7割近くが女子学生となる来季の西日本学連・学生委員

 スポーツ庁が各中央競技団体に40%以上の女性理事の登用を求め、下部組織でも女性役員の積極登用が叫ばれて久しい中、西日本学生秋季リーグ戦の期間中に行われた理事会で、西日本学生連盟の来季の学生委員が16人中11人が女子学生ということが決まった。

 女性登用率は、「40%」どころか半数を超えて「69%」。審判委員長と副委員長はともに女子で、これも従来の殻を破る画期的な役員構成。東日本学生連盟では今年度、史上初めて女子委員長が実現したが、西日本学連では2008年と11年に女子学生が委員長を務めている。

 取り組んでいるものの、実現に時間を要しているレスリング界の男女共同参画の先頭を切る活動。双方向からのビデオ撮影実施など(関連記事)、時代の先端をいくのが西日本学連と言えるだろう。

 同連盟によると、特別に「女子役員を出してほしい」と要望しているわけではなく、各大学が積極的に女子役員を出してくれるという。漆原功二・総務副委員長は「女性役員の比率を上げる必要性を、どの大学もしっかり認識しているのだと思います」と説明。

大谷彩歌・審判委員長(天理大)と、天理大監督で東京オリンピックに参加した小池邦徳・国際審判員

 全国大会(全国高校生グレコローマン選手権)を運営している大阪府の高体連で、進行業務に携わっていた女子マネジャーが大学に進学し、レスリング部に入部して連盟に入ってくることもあると言う。「全国大会を運営する大阪高体連の『進行』の血が、大学にも引き継がれている。うれしい限りです」と話す。

 同連盟の福川敦理事長は、2021年の世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数」で日本の順位は156ヶ国中120位と、男女平等に関する後進性を指摘し、「まず学生の間で女性が組織の中に入り、議論の場に加わって活躍してもらうことが、将来、上部組織での女性参入につながると思います」と話す。

 「これほど多くの女子学生が学連委員として参加することは初めて。学生スポーツである以上、勝ち負けだけにこだわるのではなく、組織の一員として、それぞれが使命感をもって行動できる人材を育てていきたい。来年度の学連に期待したい」と続けた。

 来年度の学生委員は下記の通り(すべて来年4月からの学年。★が女子委員)。


2022年度西日本学生連盟/学生委員

【学連委員長】 成田海夢(近大3年)

【同副委員長】★川合真由(立命館大4年)

【審判委員長】★大谷彩歌(天理大3年)

【同副委員長】★津曲紗里菜(南九州大2年)

【競技委員長】★村上寧音(福岡大3年)

【同副委員長】 森村晴豊(徳山大3年)

【会計局長】★南桃(関大4年)

【副 会 計】★河村愛唯(関大3年)

【広報委員長】★藪光流(天理大3年)

【同副委員長】★西留萌々花(帝塚山大2年)

【書記】★野中ひかり(大体大2年)
【  同  】★田中紀衣(南九州大3年)
【  同  】★児玉ひめの(南九州大2年)
【  同  】 磯田凌(桃山大2年)
【  同  】 塩見望朔(徳山大2年)
【  同  】 岩村隆斗(日本文理大3年)

 

 

向田真優(ジェイテクト)と櫻井つぐみ(育英大)が1位…2021年UWW最終ランキング(女子)

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 世界レスリング連盟(UWW)は12月3日、女子の2021年最終ランキングを発表。53kg級の向田真優(ジェイテクト)と55kg級の櫻井つぐみ(育英大)が1位を獲得。50kg級の須﨑優衣(早大)、62kg級の川井友香子(サントリーグループ・ジャパンビバレッジ)、65kg級の森川美和(日体大)、72kg級の古市雅子(自衛隊)が2位となり、53kg級の藤波朱理(三重・いなべ総合学園高)が3位に入った。

 藤波は2位のビネシュ・フォガト(インド)と同じ58点だが、オリンピックの成績のあるフォガトが2位で、藤波が3位となった。この階級の1位は向田で、1階級に同国から2選手が入ったのは、3スタイルを通じてこの階級だけ。

 1位には1万ドル(約113万円)、2位は7,000ドル(約79万1,000円)、3位は3,000ドル(約33万9,000円)の賞金が、それぞれ贈られる。日本は3スタイルを通じ、9選手が3位以内に入った。

 各階級の1~3位は下記の通り。


女子

 【50kg級】
[1]Sarah HILDEBRANDT(米国)82点
[2]須﨑優衣(日本)68点
[3]Mariya STADNIK(アゼルバイジャン)60点

 【53kg級】
[1]向田真優(日本)68点
[2]Vinesh PHOGAT(インド)58点
[3]藤波朱理(日本)58点

 【55kg級】
[1]櫻井つぐみ(日本)58点
[2]Andreea ANA(ルーマニア)39点
[3]Roksana ZASINA(ポーランド)39点

 【57kg級】
[1]Helen MAROULIS(米国)84点
[2]Iryna KURACHKINA(ベラルーシ)76点
[3]Anshu MALIK(インド)76点

 【59kg級】
[1]Bilyana DUDOVA(ブルガリア)76点
[2]Sarita MOR(インド)41点
[3]Shoovdor BAATARJAV(モンゴル)39点

 【62kg級】
[1]Aisuluu TYNYBEKOVA(キルギス)136点
[2]川井友香子(日本)68点
[3]Kayla MIRACLE(米国)56点

 【65kg級】
[1]Irina RINGACI(モルドバ)78点
[2]森川美和(日本)38点
[3]Gaukhar MUKATAY(カザフスタン)26点

 【68kg級】
[1]Tamyra MENSAH STOCK(米国)123点
[2]Meerim ZHUMANAZAROVA(キルギス)114点
[3]Blessing OBORUDUDU(ナイジェリア)90点

 【72kg級】
[1]Zhamila BAKBERGENOVA(カザフスタン)72点
[2]古市雅子(日本)58点
[3]Buse TOSUN(トルコ)35点

 【76kg級】
[1]Adeline GRAY(米国)120点
[2]Aline ROTTER FOCKEN(ドイツ)100点
[3]Epp MAEE(エストニア)86点

レスリングの高校国体王者・琴裕将(稲垣善之)が十両へ昇進

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2012年の岐阜国体で優勝した琴裕将こと、稲垣善之(奈良・大和広陵高)=撮影・保高幸子

 高校時代にレスリングで国体王者に輝き、大相撲へ進んだ琴裕将(本名・稲垣善之)が、西幕下筆頭で迎えた九州場所で4勝3敗と勝ち越し、11月30日に行われた番付編成会議で十両への昇進が決まった。

 琴裕将は、相撲と柔道を経て奈良・大和広陵高でレスリングへ。2012年にインターハイ120kg級2位、国体グレコローマン120kg級で優勝などの成績を残した。現在、全日本選手権で7連覇中の園田新(現ALSOK)と何度も闘っている。

 2012年の日韓高校交流会のメンバーに、樋口黎や文田健一郎(ともに現ミキハウス)、屋比久翔平(現ALSOK)らとともに選ばれている(関連記事)。法大へ進んだあと、中退して大相撲の道へ進み、2016年春場所に初土俵。5年をかけて関取に昇進した。

2012年全国高校グレコローマン選手権で園田新(滋賀・日野高、現ALSOK)と闘う稲垣=撮影・保高幸子

 レスリングから大相撲と言えば、琴欧洲(現鳴戸親方=ブルガリア)が有名。ジュニアのブルガリア代表だった。外国人には、多少なりともレスリングを経験している力士が多い。日本では1980年モスクワ・オリンピックの幻の代表だった宮内輝和が日大を中退して大相撲へ進んだ。

 現在、大相撲で活躍している力士では、前頭の宇良(本名・宇良和輝)が大阪・エンジョイ出身で、小学校4年生のときに出場した2002年全国少年少女選手権2位の成績。高校からは相撲に専念。前頭の豊昇龍は母国モンゴルでレスリングをやっており、千葉・日体大柏高に留学したあと、相撲に魅せられて転向した。

 幕下では、島根・隠岐養護学校の選手として2010年国体フリースタイル120kg級で優勝して大相撲入りした海士の島(本名・宇野信之)が十両昇進を目指している。


2012年日韓高校交流会での稲垣(後列左)。樋口黎、文田健一郎、奥井眞生、園田平の顔も。

【12.16~19全日本選手権・展望(1)】山本泰輝(自衛隊)が4度目の優勝を目指す…男子フリースタイル125kg級

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《大会要項》 /  《大会日程=各日の実施階級》

男子フリースタイル125kg級・展望(2021年12月16日実施)

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

2年連続4度目の優勝を目指す山本泰輝(自衛隊)

 世界選手権代表の山本泰輝(自衛隊)が大きくリードしている状況と言えよう。2年連続4度目の優勝を目指す。今年はアジア選手権のほか、東京オリンピック世界最終予選にも出場の機会をもらった。国際大会の経験を見せる闘いで勝ち抜けるか。

 全日本選抜選手権2位の福井裕士(天理大大学院)がベテランの味を発揮して、どう挑むか。同3位の森右秀(中京学院大)、全日本学生選手権優勝の出頭海(中大)の学生選手が、山本の牙城に迫れるか。

《歴代優勝選手》=男子フリースタイル 男子グレコローマン女 子


2021年全日本選抜選手権 クリック

 ▼決勝
山本泰輝(自衛隊)○[2-1]●福井裕士(天理大大学院)

 ▼3・4位決定戦
森右秀(中京学院大)○[2-1]●出頭海(中大)


エントリー選手(10選手)

※2021年全日本選抜選手権のこの階級の1~3位以外はアイウエオ順

山本泰輝

福井裕士

森右秀

《2021年全日本選抜選手権優勝/2021年世界選手権出場》
山本泰輝(自衛隊=やまもと・たいき)
1996年10月18日生まれ、25歳。静岡県出身。静岡・飛龍高~拓大卒。182cm。2020年全日本選手権優勝

《2021年全日本選抜選手権2位》
福井裕士(天理大大学院=ふくい・ゆうじ)
1989年3月17日生まれ、32歳。滋賀県出身。奈良・天理高~天理大卒。177cm。2019年全日本社会人選手権優勝

《2021年全日本選抜選手権3位》
森右秀(中京学院大=もり・あきほ)
1999年7月25日生まれ、22歳。愛知県出身。愛知・星城高卒。180cm。2021年全日本学生選手権2位

出頭海(中大=しゅっとう・かい)
2001年5月9日生まれ、20歳。茨城県出身。茨城・鹿島学園高卒。180cm。2021年全日本学生選手権優勝

田場尚幸(南九州大学=たば・たかゆき)
2001年8月5日生まれ、20歳。沖縄県出身。沖縄・北部農林高卒。172cm。2021年西日本学生選手権優勝

對比地旭陽(山梨学院大=ついひじ・あさひ)
2002年8月20日生まれ、19歳。群馬県出身。群馬・大泉高卒。179cm。2021年全日本学生選手権3位

二ノ宮寛斗(不二精機=にのみや・ひろと)
1998年1月23日生まれ、23歳。岐阜県出身。岐阜・岐南工高~明大卒。169cm。2021年全日本選抜選手権級5位

武藤翔吾(中大=むとう・しょうご)
1999年5月17日生まれ、22歳。千葉県出身。大分・日本文理大附高卒。178cm。2021年全日本選抜選手権5位

安田拓斗(国士舘大=やすだ・たくと)
1999年5月6日生まれ、22歳。秋田県出身。秋田・秋田商高卒。180cm。2021年東日本学生秋季選手権2位

山本壮汰(拓大=やまもと・そうた)
1999年8月15日生まれ、22歳。静岡県出身。静岡・飛龍高卒。173cm。2021年全日本学生選手権3位

【12.16~19全日本選手権・展望(2)】園田新(ALSOK)が8連覇を目指す…男子グレコローマン130kg級

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《大会要項》 /  《大会日程=各日の実施階級》

男子グレコローマン130kg級・展望(2021年12月17日実施)

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

8年連続優勝を目指す園田新(ALSOK)

 この階級の第一人者、園田新(ALSOK)が8連覇を目指す。今年は東京オリンピックのアジア&世界最終予選と世界選手権に出場。外国選手相手に着実な進歩が見られるだけに、これまでとは違った強さが期待される。

 昨年2位の奥村聡太(拓大)、全日本選抜選手権2位の貝塚賢史(茨城・霞ヶ浦高職)、全日本学生選手権2位の松岡太一(日体大)らがどう挑むか。キャリア2年半で全日本大学グレコローマン選手権を制した小畑詩音(日体大)がこの階級の勢力を変えるか。

《歴代優勝選手》=男子フリースタイル 男子グレコローマン女 子


2021年全日本選抜選手権 クリック

 ▼決勝
園田新(ALSOK)○[Tフォール、0:44=9-0]●貝塚賢史(茨城・霞ヶ浦高職)

 ▼1回戦
貝塚賢史(茨城・霞ヶ浦高職)○[6-0]●宮内勇真(神奈川大)


エントリー選手(12選手)

※2021年全日本選抜選手権のこの階級の1~3位以外はアイウエオ順

園田新

貝塚賢史

奥村総太

《2021年全日本選抜選手権優勝/2021年世界選手権出場》
園田新(ALSOK=そのだ・あらた)
1994年7月5日生まれ、27歳。滋賀県出身。滋賀・日野高~拓大卒。187cm。2020年全日本選手権優勝

《2021年全日本選抜選手権2位》
貝塚賢史(茨城・霞ヶ浦高職=かいづか・さとし)
1995年5月20日生まれ、26歳。茨城県出身。茨城・霞ヶ浦高~山梨学院大卒。175cm。2020年全日本選手権5位

《2021年全日本選抜選手権3位》
宮内勇真(神奈川大=みやうち・ゆうま)
2001年4月1日生まれ、20歳。静岡県出身。静岡・伊豆総合高卒。177cm。2021年全日本学生選手権3位

奥村総太(拓大=おくむら・そうた)
2000年11月19日生まれ、21歳。滋賀県出身。滋賀・栗東高卒。183cm。2020年全日本選手権2位

小畑詩音(日体大=おばた・しおん)
2001年8月4日生まれ、20歳。宮城県出身。宮城・柴田高卒。183cm。2021年全日大学グレコローマン選手権優勝

河野隆太(あづまフーズ=こうの・りゅうた)
1987年8月13日生まれ、34歳。三重県出身。三重・朝明高~青山学院大卒。181cm。2020年全日本選手権3位

佐々岡誇仁(中京学院大=ささおか・たかと)
2003年2月21日生まれ、18歳。岐阜県出身。岐阜・岐阜工高卒。180cm。2021年西日本学生選手権優勝

鈴木翔真(拓大=すずき・しょうま)
1999年3月25日生まれ、22歳。茨城県出身。茨城・鹿島学園高卒。174cm。2020年全日本選手権4位

谷内渓祐(国士舘大=たにうち・けいすけ)
1999年7月20日生まれ、22歳。青森県出身。青森・八戸工大一高卒。182cm。2021年東日本学生秋季選手権優勝

西村麻凜(国士舘大=にしむら・まりん)
2000年12月8日生まれ、21歳。三重県出身。三重・松阪工高卒。175cm。2021年東日本学生春季選手権優勝

松岡太一(日体大=まつおか・たいち)
1999年6月1日生まれ、22歳。岡山県出身。岡山・おかやま山陽高卒。188cm。2021年全日本学生選手権2位

山田康瑛(山梨学院大=やまだ・こうえい)
2002年5月21日生まれ、19歳。岐阜県出身。岐阜・岐南工高卒。188cm。2021年全日大学グレコローマン選手権3位


【12.16~19全日本選手権・展望(3)】松雪泰葉(至学館大)と鏡優翔(東洋大)の激戦が再現されるか…女子76kg級

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《大会要項》 /  《大会日程=各日の実施階級》

女子76kg級・展望(2021年12月16日実施)

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

鏡優翔(東洋大)に3連勝中の松雪泰葉(至学館大)。前年のリベンジなるか

 東京オリンピック5位の皆川博恵は不出場。昨年優勝の鏡優翔(東洋大)と、今年の全日本選抜選手権とプレーオフで雪辱した松雪泰葉(至学館大)の闘いが再現されるか。

 10月の全日本学生選手権決勝では松雪が勝ったが、いずれの試合も大接戦。終了間際に勝負が決まった試合もある。今回も最後の1秒まで目が離せない試合になるか。

 全日本選抜選手権3位の齋藤未来(小田開発工業)、4位の長島水城(大東文化大)が優勝争いに割り込めるか。

《歴代優勝選手》=男子フリースタイル 男子グレコローマン女 子


2021年全日本選抜選手権/プレーオフ クリック

 ▼世界選手権代表決定プレーオフ
松雪泰葉(至学館大)○[5-0]●鏡優翔(東洋大)

 ▼決勝
松雪泰葉(至学館大)○[3-1]●鏡優翔(東洋大)

 ▼3・4位決定戦
齋藤未来(小田開発工業)○[3-2]●長島水城(大東大)


エントリー選手(5選手)

※2021年全日本選抜選手権のこの階級の1~3位以外はアイウエオ順

松雪泰葉

鏡優翔

齋藤未来

《2021年全日本選抜選手権優勝/2021世界選手権8位》
松雪泰葉(至学館大=まつゆき・やすは)
1999年11月5日生まれ、22歳。愛知県出身。愛知・至学館高卒。173cm。2020年全日本選手権2位、

《2021年全日本選抜選手権2位》
鏡優翔(東洋大=かがみ・ゆうか)
2001年9月14日生まれ、20歳。山形県出身。JOCエリートアカデミー/東京・帝京高卒。167cm。2020年全日本選手権優勝

《2021年全日本選抜選手権3位》
齋藤未来(小田開発工業=さいとう・みく)
1996年12月8日生まれ、25歳。千葉県出身。東京・安部学院高~日本文理大卒。163cm。2019年全日本選手権4位

長島水城(大東文化大=ながしま・みずき)
2001年10月30日生まれ、20歳。静岡県出身。東京・安部学院高卒。174cm。2021年全日本選抜選手権4位

山本和佳(至学館大=やまもと・のどか)
2002年6月20日生まれ、19歳。三重県出身。愛知・至学館高卒。167cm。2021年全日本学生選手権3位

【12.16~19全日本選手権・展望(4)】石黒峻士(新日プロ職)がこの階級での初優勝を目指す…男子フリースタイル97kg級

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《大会要項》 /  《大会日程=各日の実施階級》

男子フリースタイル97kg級・展望(2021年12月16日実施)

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

アジア3位の実力を見せられるか、石黒峻士(新日本プロレス職)

 世界選手権代表の石黒峻士(新日本プロレス職)が再度、日本代表の座を勝ち取るか。2017年に92kg級で優勝しているが、この階級では初優勝を目指す。

 今年は、アジア選手権では銅メダルを獲得し、世界選手権ではオリンピックV2のアブデュラシド・サデュラエフ(ロシア・レスリング連盟)と対戦。それらの経験を活かせるか。

 全日本選抜選手権3位の園田平(自衛隊)、同4位の山崎祥平(早大)、全日本学生選手権優勝の吉田ケイワン(日大)らが挑む。吉田は全日本大学選手権では125kg級を制覇。実力をつけている。

《歴代優勝選手》=男子フリースタイル 男子グレコローマン女 子


2021年全日本選抜選手権 クリック

 ▼決勝
石黒峻士(新日本プロレス職)○[7-0]●伊藤飛未来(日体大)

 ▼3・4位決定戦
園田平(自衛隊)○[不戦勝]●山崎祥平(早大)


エントリー選手(7選手)

※2021年全日本選抜選手権のこの階級の1~3位以外はアイウエオ順

石黒峻士

園田平

山崎祥平

吉田ケイワン

《2021年全日本選抜選手権優勝/2021世界選手権代表選手》
石黒峻士(新日本プロレスリング職=いしぐろ・たかし)
1997年6月17日生まれ、24歳。東京都出身。埼玉・花咲徳栄高~日大卒。180cm。2020年全日本選手権2位

《2021年全日本選抜選手権3位》
園田平(自衛隊=そのだ・たいら)
1995年11月27日生まれ、26歳。滋賀県出身。滋賀・日野高~拓大卒。184cm。2020年全日本選手権4位

伊藤慧亮(明大=いとう・けいすけ)
2001年1月10日生まれ、20歳。長野県出身。長野・小諸商高卒。167cm。2021年東日本学生秋季選手権優勝

奥田歩希(九州共立大=おくだ・いぶき)
2002年5月22日生まれ、19歳。滋賀県出身。滋賀・日野高卒。180cm。2021年西日本学生新人選手権優勝

品田陽平(法大=しなだ・ようへい)
2002年10月8日生まれ、19歳。東京都出身。東京・日本工大駒場高卒。173cm。2021年全日本学生選手権3位

山崎祥平(早大=やまさき・しょうへい)
2000年12月20日生まれ、20歳。茨城県出身。茨城・土浦日大高卒。180cm。2021年全日本選抜選手権4位

吉田ケイワン(日大=よしだ・けいわん)
1999年4月4日生まれ、22歳。千葉県出身。埼玉・花咲徳栄高卒。175cm。2021年全日本学生選手権優勝

【12.16~19全日本選手権・展望(5)】奈良勇太(警視庁)に階級を上げた鶴田峻大(自衛隊)挑む…男子グレコローマン97kg級

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《大会要項》 /  《大会日程=各日の実施階級》

男子グレコローマン97kg級・展望(2021年12月18日実施)

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

87kg級世界選手権代表の挑戦を受ける奈良勇太(警視庁)

 東京オリンピックアジア&世界最終予選に出場した奈良勇太(警視庁)が、東京オリンピック出場を逃した後の全日本選抜選手権に出場して優勝するなど、すぐにパリ・オリンピックを目指す体勢をとった。その姿勢を活かせるか。

 全日本選抜選手権87kg級優勝で世界選手権にも出場した鶴田峻大(自衛隊)が階級を上げて挑む。初の97kg級での試合はどうか。昨年優勝のベテラン、天野雅之(中大職)が再浮上するか。

 全日本選抜選手権2位の仲里優力(日体大)が学生二冠王者(全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権)に輝くなど実力をつけている。ベテランと若手が入り混じっての闘いは、だれが勝ち抜くか。

《歴代優勝選手》=男子フリースタイル 男子グレコローマン女 子


2021年全日本選抜選手権/プレーオフ クリック

 ▼世界選手権代表決定プレーオフ
奈良勇太(警視庁)○[3-1]●天野雅之(中大職)

 ▼決勝
奈良勇太(警視庁)○[6-1]●仲里優力(日体大)

 ▼3・4位決定戦
志喜屋正明(自衛隊)○[Tフォール、0:56=8-0]●天野雅之(中大職)


エントリー選手(11選手)

※2021年全日本選抜選手権のこの階級の1~3位と、世界選手権代表以外はアイウエオ順

奈良勇太

仲里優力

鶴田峻大

天野雅之

《2021年全日本選手権優勝/2021年世界選手権出場》
奈良勇太(警視庁=なら・ゆうた)
1996年3月7日生まれ、25歳。東京都出身。埼玉・花咲徳栄高~日体大卒。185cm。2020年全日本選手権3位

《2021年全日本選抜選手権2位》
仲里優力(日体大=なかざと・ゆうり)
2000年2月26日生まれ、21歳。沖縄県出身。沖縄・北部農林高卒。180cm。2021年全日本学生選手権優勝

《2021年全日本選抜選手権87kg級優勝/2021年世界選手権87kg級出場》
鶴田峻大(自衛隊=つるだ・たかひろ)
1995年12月7日生まれ、26歳。沖縄県出身。沖縄・沖縄尚学高卒。182cm。2020年全日本選手権87kg級3位

天野雅之(中大職=あまの・まさゆき)
1988年9月14日生まれ、33歳。福岡県出身。東福岡高~中大卒。183cm。2020年全日本選手権優勝

加藤大翔(国士舘大=かとう・だいしょう)
2003年1月27日生まれ、18歳。茨城県出身。茨城・鹿島学園高卒。172cm。2021年東日本学生秋季新人戦優勝

芹川力亜(日体大=せりかわ・りきあ)
2001年10月11日生まれ、20歳。佐賀県出身。佐賀・鹿島実高卒。176cm。2021年全日本学生選手権3位

髙橋三十郎(九州共立大=たかはし・さんじゅうろう)
1999年10月31日生まれ、22歳。山梨県出身。山梨・農林高卒。165cm。2021年全日本大学グレコローマン選手権3位

中原陸(大東文化大=なかはら・りく)
2002年8月1日生まれ、19歳。栃木県出身。鹿児島・鹿屋中央高卒。179cm。2021年全日本学生選手権3位

山中彬(中大クラブ=やまなか・あきら)
1998年10月2日生まれ、23歳。広島県出身。広島・広島国泰寺高~中大卒。176cm。2021年全日本大学グレコローマン選手権3位

山本純大(拓大=やまもと・よしひろ)
2001年5月3日生まれ、20歳。奈良県出身。奈良・大和広陵高卒。187cm。2021年全日本学生選手権2位

吉村海里(国士舘大=よしむら・かいり)
2000年10月17日生まれ、21歳。鹿児島県出身。鹿児島・鹿屋中央高卒。176cm。2021年東日本学生秋季選手権優勝

【12.16~19全日本選手権・展望(6)】進藤芽伊(クリナップ)がチャンピオン返り咲きを目指す…女子72kg級

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《大会要項》 /  《大会日程=各日の実施階級》

女子72kg級・展望(2021年12月17日実施)

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

日本一返り咲きを目指す進藤芽伊(クリナップ)

 5月の全日本選抜選手権優勝で世界選手権も制した古市雅子は68kg級にエントリー。2019年優勝の進藤芽伊(クリナップ)が昨年の68kg級3位を経て2年ぶりの優勝を目指す。全日本選抜選手権は古市に敗れての3位。チャンピオン奪還を目指す。

 昨年2位の小林奏音(専大)、全日本選抜選手権2位で全日本学生選手権では1年生チャンピオンに輝いた新倉すみれ(神奈川大)らが進藤のチャンピオン返り咲きを阻止できるか。

《歴代優勝選手》=男子フリースタイル 男子グレコローマン女 子


2021年全日本選抜選手権 クリック

 ▼決勝
古市雅子(自衛隊)○[フォール、1:38=4-0]●新倉すみれ(神奈川大)

 ▼3・4位決定戦
進藤芽伊(クリナップ)○[Tフォール、1:49=10-0]●小林奏音(専大)


エントリー選手(7選手)

※2021年全日本選抜選手権のこの階級の1~3位以外はアイウエオ順

新倉すみれ

進藤芽伊

小林奏音

《2021年全日本選抜選手権2位》
新倉すみれ(神奈川大=にいくら・すみれ)
2003年3月15日生まれ、18歳。神奈川県出身。東京・安部学院高卒。157cm。2021年全日本学生選手権優勝

《2021年全日本選抜選手権3位》
進藤芽伊(クリナップ=しんどう・めい)
1998年5月4日生まれ、23歳。滋賀県出身。大阪・香ヶ丘リベルテ高~日体大卒。162cm。2019年全日本選手権優勝

小林奏音(専大=こばやし・かのん)
2000年7月10日生まれ、21歳。群馬県出身。群馬・太田高卒。167cm。2020年全日本選手権2位

塩沢和(育英大=しおさわ・やわら)
2000年12月4日生まれ、21歳。長野県出身。長野・佐久平総合技術高卒。162cm。2021年全日本学生選手権3位

藤倉優花(東京・安部学院高=ふじくら・ゆうか)
2003年4月4日生まれ、18歳。群馬県出身。161cm。2021年全日本選抜選手権5位

水島京香(日体大=みずしま・きょうか)
2000年4月4日生まれ、21歳。富山県出身。富山・滑川高卒。170cm。2020年全日本選手権3位

和地美咲(日体大=わち・みさき)
2001年9月12日生まれ、20歳。埼玉県出身。埼玉・埼玉栄高卒。164cm。2021年JOCジュニアクイーンズカップ3位

《お知らせ》12.16~19全日本選手権/入館登録について

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令和3年12月6日

天皇杯・参加選手関係者 各位

(公財)日本レスリング協会
実 行 委 員 会

「天皇杯」
令和3年度全日本レスリング選手権大会入館登録について(ご案内)

 令和3年度「天皇杯」は無観客で開催されます。それに伴い「明治杯」と同様に会場への入場は、以下の申請フォームから入館手続きが必要となります。

【対象】監督、コーチ、パートナー、トレーナー、所属関係者

※監督、コーチ、パートナーは入力時に令和3年度日本協会の登録番号が必要となります。
※それぞれの申請数は、参加選手数によって異なります。

《令和3年度天皇杯申請フォーム》=7日(火)13時にアップ

【申請期間】令和3年12月7日(火)13時~13日(月)13時

この期間内に申請しないと入力はできません。

■申請フォームは、12月7日(火)13時に日本協会ホームページにアップします。

■その他、エントリー選手にもメールでご案内します。

以 上

 

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